2011/10/14 - 2011/10/14
50位(同エリア60件中)
サンルカさん
モンダヴィオ郊外で見つけたレストランで
これまた最高の料理を味わってしまい、
お腹も心も感激、感動、大満足です。
今日は夜にシーフードの店を予約しているので
それまで近隣の町を見て回ることにしましょう。
先日ガルーダ湖近くのスーパーで買った地図には
見どころある町が緑のアンダーラインで記されています。
ということで地図を見て選んだのがコリナルド。
ふたたび起伏ある丘陵地を抜けてクルマを走らせます。
前情報が何もなくたどり着いたコリナルドでしたが、
立派な城壁を目にしてワクワク感が昂ってきました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
モンダヴィオから10分ほど走ったでしょうか。
緑の丘の向こうにきれいな町が見えてきました。 -
ここはコリナルドCorinaldoという町。
保存状態の良い美しい城壁に取り囲まれています。
城門近くの駐車スペースにクルマを停めたら、
歴史地区の探索に出かけてみましょう。
イタリアでは大都市からこんな田舎の村まで、
旧市街へは許可されたクルマ以外進入禁止です。
右隅に小さく見える赤マル標識があれば要注意です。 -
時間は3時をすこし回ったところですが、まだまだ町は昼休みのまっただ中。
通りはどこもひっそりと静まり返っています。 -
先ほどから見えていた塔を目指してきたら、こんな教会の前にまでやってきました。
手に入れたパンフレットによると、
11年と8ヶ月という短い生涯で殉職した
聖人マリア・ゴレッティを奉る聖地だとのこと。
教会ではなく巡礼者のための礼拝堂なのでした。 -
町はまだ午後の営業を始めていないので、珍しく礼拝堂の中に入ってみました。
きれいに修復されている内装は、白とベージュのシンプルで上品な装飾。
天井の小さな窓から差し込む光が、建物内を明るく包み込んでくれています。
彼の地の巡礼者たちにとっては重要な聖地のひとつらしいのですが、
ここでも我々以外には誰もいません。 -
入り口側の壁には金色の装飾で縁取られたパイプオルガンが鎮座しています。
-
正面の祭壇に奉られているサンタ・マリア・ゴレッティの横たわる像。
聖人の本物の骨も見ることができます。 -
礼拝堂をあとにして小さな町をぶらぶらと散歩。
丘の上に作られた旧市街からは起伏あるマルケの風景が広がって見えます。
手前の車止めの柱の影になっていますが、坂道(109段の階段)の真ん中に
コリナルドの見どころのひとつであるポレンタの井戸が見えています。 -
派手やかなミツバチや花に飾られたとある民家の窓。
キリリとした目のアヒル? も並んでいます。
他の町でも同じようなものを目にするのですが、
イタリアの人たちってこんなの好きですよね。 -
なになに? ボランティア祭りだって?
何でもかんでもお祭りにするのは良いけれど、これはまたなんとも……。
でも彼らの演奏はちょっと聞いてみたいかも!? -
この町にはどうもお店らしいお店が無い?
この時間は数件のバールしか開いていませんが、
お昼休みはいつまで続くのでしょうか?
観光するポイントもよく分からないまま、
探検気分でついには工事現場にまで潜入……。
ここはなにかの宮殿だったみたいです。
古い建築物をきれいに修復するのも大切だが、
歴史の面影をもう少し残しておいて欲しい……。 -
クルマを停めておいた城門まで帰ってきました。
トンネルの脇にある暗くて細い通路を入ると
城門の横にある小さな見張り台? や城門の上に出ることができることを発見!!
昼下がりの時間をこの町でのんびり過ごしました。
見どころ満載の観光地も良いのですが、
我々の旅にはこんな寂しさすら感じる場所が合っている気がします。
イタリアは田舎がやっぱり楽しいです!! -
城門の先にはこれまたのどかな風景が……。
これぞイメージしていたマルケ!! という雄大な光景。
隣の丘にはオストラ・ヴェテーレの町が見えます。
たった1時間半ほどの滞在でしたが、
コリナルドをあとに次の町へ向かうことにします。 -
やってきたのはアドリア海に面したファーノFano。
昨日訪れたペーザロから南東に10キロほどにある、
美しい砂浜が広がるツウ好みのリゾート地です。
ローマ時代にはフラミニア街道の拠点として栄え、
現在は商業と漁業が盛んな地方都市なのです。
旧市街の外れの通りにクルマを停めて街探索の開始。
ここは旧市街の中心である9月20日広場でしょうか。
16世紀に造られた幸運の泉に市民が集まっています。
奥に見えている塔のある建物は裁判所。 -
夕刻が近づくにつれ街に人々が戻ってきています。
街の中心を貫くアルコ・ダウグスト通りに面した
サン・ドメニコ教会の裏で面白い店を見つけました。
どう見ても教会の側面にくっ付いていますよね。
テーブルにお客さんがたむろするそのお店はピアディーナ屋さんでした。 -
ショーケースの中に並べられたピアディーナは作り置きなのか? それとも見本なの?
できれば注文してから焼いて欲しいですね。
ラベンナあたりで出されるピアディーナはもっと薄く焼かれていましたが、
この辺ではずいぶんと分厚く焼くのかな?
それともこの店が特別なのか?
つい食べたくなりますが、ファーノにきた目的はおいしい魚料理を
お腹いっぱい食べるためなので、ここはぐっとガマンです。 -
とびっきりの魚料理を安く食べさせてくれるという、
目的のトラットリアがあるのはファーノの町外れ。
住所は調べてきましたが、そこはいったいドコにある??
まずは市街地の地図を手に入れたいのでインフォメーションを探してみましたが、
なんと見つけたインフォメーション、平日は午前のみのオープンだったのです。
仕方なく同じ建物の奥にあった町の役所に入って、地図が無いかと伺ってみると……。
なぜだか張り切ってくれた役所の方が、地図はもとよりこの街の観光資料を
これでもかというほど探し出してきて、見どころを親切丁寧に教えてくれます。
ファーノ博士になれそうなぐらいに手渡された資料の数々には申し訳ないが、
これ以上この町の観光はしないのだなぁ。 -
ファーノの地図を無事に手にでき、トラットリアの場所も確認できたので、
時間がちょっと早い気もするけどぼちぼち向かってみることにします。
お店は中心地から離れた住宅地にあるようです。 -
ちょうど帰宅ラッシュの時間と重なり、町から郊外へと向かう道はどこも大渋滞。
先ほどの地図を膝の上に置き、右から左から突っ込んでくるクルマをかき分け、
裏道という裏道を駆使してほどなく到着です。
ナビを他人に委ねるのはケンカの元ですからね。
でもまだ少し開店時間には早すぎたかな。
素直に渋滞に巻き込まれていても良かったかも……。 -
たどり着いたお店の外観は……。
ここはもしや場末のスナックか?
なによりも、この店の評判や評価を知らなければ、
ここの前を通りかかったとしてもまさか入ろうとは考えないでしょう。
食事にこだわりのない通りすがりの客には、足を向けさせない作戦なのでしょうか?
今夜もまたマリアという名の店ですけど、これで3回連続ってことになります!? -
近所に時間が潰せそうなバールも無く、ちょっと早いのですがお店に入ってみます。
トビラを開けた先に待ち受けていたのは、
これがまた何かの間違いかと疑うほど摩訶不思議な光景だったのです。
まるで中央線沿線にでも紛れ込んできた雰囲気?
これはこれで嫌いじゃないですけど……。 -
壁にはサイケデリック風な絵が飾られテーブルを照らすキャンドルはごらんの通り。
店内にはバロック的なクラシックとか環境音楽系が流れています。
それもかなりの音量で……。 -
そして極めつけで目を疑ったのが、テーブルの下から我々を見守るこの子犬。
ギャグなのか、本気なのか?
いったい何があったのだろうか?
でも、こういうのは好きなんですよね。 -
気を取り直して? 料理を楽しむことに……。
席に着いて聞かれるのは、ワインは赤か白かだけ。
でもここで赤を注文する人っているのでしょうか?
そして、こんなボトルに入って出てきたのは、
ファーノの郊外モンテマッジョーレにある、
マリオッティ・チェザーレという作り手のもの。
これでもD.O.C.のビアンケッロ・デル・メタウロで、
爽やかな青リンゴのような香りで飲みやすい。
そしてこのお店もメニューは無いようです。
提供される料理はその日のコース1本のみ!! -
まず最初に出てきたのは、オリーブオイルのみで味付けしたブルスケッタ。
これがまたオイルが旨すぎる!!
ワインと同じ作り手のモノだということですが、これだけですでに脱帽ものです。
そして写真のお皿は薄く焼いたポレンタに刻んだエビとアサリ添えたもの。
外がカリカリで中がふわりと仕上げたポレンタがまた美味しいのなんのって!!!
マルケってどうしてこんなに旨いものだらけなの? -
そして登場したのが本日のメイン!!
蒸した魚介の大盛り盛り合わせです。
2人だけだというのにこの驚きのボリューム!!
奥にあるスプーンの大きさと比べてみてください。
大エビ、小エビに、イワシ、シャコやヒラメなどなど、
すべてがファーノの港に今日あがったばかりの完全地元食材を、
料理したての熱々のまま頂きます。
このお店は、前日までに予約をした人数分だけを当日仕入れるみたいで、
予約なしでやってきた人たちは席ががら空きにも関わらず断られていました。
味付けはうすい塩味とオリーブのみで胡椒もなし。
素材の味で勝負しているのでしょうが、これは完全に作り手側の勝利というべきか。
美味しすぎてあっという間に完食。
お腹も満パンでお昼に続いて大満足の連続です。 -
てっきり先の料理で終わりだと思っていたら、
「次はトマトの料理です」とお店の人……。
で、出てきたのがこれ!!
大きな土鍋の中でグツグツ煮えているのは、
この地方を代表する伝統料理のブロデットです。
中身は先ほどの蒸し料理と同じ魚のようですが、
大小いろいろなタイプのトマトが入っていて、
ピリッと辛い複雑な味付けになっています。
ひとくち食べるとこれが美味しすぎるのです。
すでにお腹はいっぱいなのにフォークは止まらず、
こちらも完食どころか、まだまだ食べたいぐらい!!
イタリアの神髄はここにありって感じで、
これまで高いお金を払って食べてきたシーフードがバカらしくなる感動の味です。 -
ドルチェはココアのスポンジに刻んだリンゴと洋梨をのせてシロップをかけたもの。
-
ドルチェのあとテーブルにドンと登場したのは、
キリッと冷えた自家製のオレンジリキュール。
さっぱりと甘いのどごしが満腹感をやわらげてくれます。
お会計のときにマリアおばあちゃんから「どこに泊まっているの?」と聞かれ、
「ペーザロ」だと答えると、
「ペーザロよりもファーノの方が良いから次はファーノに泊まって」と。
すると隣のテーブルで食べていたカップルがすかさず、
「いやいやペーザロで正解」と、にわかにプチ地元推奨大会勃発!?
お互いにおらが街自慢を言い合って引きません!!
そんなこんなで最後に、
マリアおばあちゃんと給仕をしていた娘さん? とハグをしてお別れ。
レモンチェロをお土産にもらって帰路につきます。
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