2011/10/12 - 2011/10/12
17位(同エリア60件中)
サンルカさん
本日はリミニから南東に約30キロに位置する
音楽の街ペーザロに宿を取ることになっています。
美しい砂浜が続く避暑地として知られるペーザロ。
アドリア海に面した海岸通り沿いには、
部屋の窓から広大な海を望むことができる
絶景のホテルが延々と並んでいます。
それらのホテルも今の季節なら繁忙期の何分の1という
格安料金で泊まれるのではと思いますが、
シーズンを終えたイタリアのリゾートホテルは
それはもうウラ寂しいってものではありません。
そこで今回はちょっと思考を変えて、
街を見下ろせる丘の上にある宿を探してみました。
タヴッリアからクルマを走らせること30分ほどで、
ペーザロの街を見下ろす丘に建つ今日の宿に到着です。
レセプションで鍵を受け取り、部屋に入ってみれば……。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー
-
アドリア海に育まれる温暖な気候となだらかな起伏が作り出す自然の美。
そんなマルケの丘陵のあいだを走り抜けて宿を目指します。 -
たどり着いた本日の宿はちょっと面白い構造!?
らせん階段で上下につながっている部屋なのですが、
上層階にあるベッドルームがどうにも凄いのなんのって。 -
な、なんと、ぐるりと360°全面がマド〜!!!
窓というより、これはまさに壁がない部屋!?
まるでベッドが空に浮いているみたいです。
マルケの風景の中に浮かんだこのベッドに横になれば、
例えようがない不思議な感覚に包まれます。 -
ベッドから見えるペーザロの街。
その向こうにちょこっとアドリア海が見えています。
目の前の松の木がもう少し低ければもっと見晴らしが良くなるのですが、
伐採したくても役所の許可が下りないのかもしれません。
無秩序な日本と違ってイタリアは建物や景観に対する規制が厳しから。 -
こちらは海とは反対側の景色。
目の前にはオリーブ畑が広がっています。
木々に隠れた先にはプールもありますが、どこまでがこの宿の敷地なのだか? -
らせん階段をさらに登ったらこんなテラスに出ます。
暖かな日差しとさわやかな風を浴びながら、感動的な時間を過ごさせてくれます。 -
ベッドルームの下のフロアーはこのようになってます。
ここはまるで空飛ぶ露天ブロ〜!!!!
壁の3面が全開にできる窓なので、カーテンを開けたら外から丸見え!?
それはもう開放感があり過ぎってものです。 -
その下がテレビのある小さなリビング。
このソファーはベッドとしても使えます。 -
そして小さなキッチンが付いたダイニングルームとなっています。
各種カトラリーや食器から調理器具はもちろんのこと、
調味料類も揃っているから簡単な料理なら作れちゃいます。
でも、まわりに美味しいもの魅力的なものが溢れているというのに、
ここでいつものおうちご飯を作るなんていうのはNGですよ!!
スーパーで買ってきたお総菜で晩餐なんてのも悲しすぎ!!!
せっかくイタリアにまで来てるのですから……。 -
18世紀に建てられたという屋敷を改修した本日の宿。
真ん中に飛び出ている塔の部分が我々の泊まった部屋ですね。
2階がリビング&ダイニングで、3階が空飛ぶ不思議体感のバスルーム。
その上の最上階が360°見渡せる天空ベッドルームです。
宿代は朝食なしで一泊90ユーロと今回の旅最高額!!
我々にしては大奮発といったところです。 -
屋敷の裏側にはかわいい教会が付属していました。
ときどき結婚式とかにも使われるようです。 -
宿の探検にすこし時間を掛けすぎました。
すでに日も傾きつつあるので、そろそろ午後の行動を開始しましょう。
ということで麓のペーザロPesaroにやってきました。
どうやらここが街の中心となっているポポロ広場?
あてはないけどぶらぶら街歩きでもしてみましょう。 -
広場に設置されていた巨大な看板は、週末に行われるトリュフ祭りの案内です。
マントバ近郊と同じくここマルケも良質な白トリュフの産地として有名なのです。
この地でも半世紀近くも昔からトリュフの収穫祭は行っていたようですが、
アルバのように観光客を呼び寄せる過剰なパフォーマンスはしないようですね。 -
噴水を見てると心が和みますなぁ。
-
ペーザロはオペラなどが盛んな音楽の街として有名だから……?
噴水の中にいる人も昔の楽器を吹いています。
足元のイルカも力強く水を吐き出してますが、
あれっ、もしかして彼は城みちるの祖先? -
ぶらぶら歩いていたら海までやって来ました。
静かに波が押し寄せるアドリア海のリビエラも、
まもなく夕闇に包まれようとしています。 -
アドリア海では太陽は山側に沈んでいくから、海に落ちていく夕日は見れないのだ。
それでも夕暮れ時は美しいものです。 -
今日は海に面したレストランでシーフードディナー!?
って、それはあまりにもベタすぎでしょう。
海辺にテラスを張り出しているこれみよがしの観光レストランなんて、
値段が高いだけで味の保証はかぎりなくゼロだと思うのですが?
昼間ならそれも風景代だと割り切れますけど……。
今夜は宿でイチオシされている食堂に行こうと決めていますので、
魚はまたの機会ということで……。 -
なんですかこれは?
よく分からないけどキレイですね。 -
面白いから反対側からももう一枚。
ヴァチカンや箱根にも似たものがあるとのこと。
行ったことはありませんけど……。 -
旧市街まで戻ってきました。
歩き疲れたのでバールでひと休み。
店内に入ってから気づいたのですが、
なんともオシャレなカッフェじゃないですか。 -
店内も装飾もオシャレなら、メニューもオシャレ。
てなことで、オシャレにカッフェレモーネなるものを注文。
早い話がレモン風味のカッフェとのことだったのですが、
これはこれで美味しい? ん、ユニークな味?
まぁオシャレですね。
テーブルに映るシャンデリアの灯りまでオシャレにハートの形をしています。
このカッフェが一杯3ユーロ。
それにひとり0.50ユーロの席料がプラスされます。
席に座ると料金が高くなる店は久しぶり。 -
すっかり暗くなったペーザロの街。
ロッシーニの像もライトアップされています。 -
夜の噴水も心が和みますねぇ。
-
マリア様の電飾に照らされてそろそろ夜ご飯を食べに向かいましょう。
このマリア様が今夜と明日、我々に美味しい幸運をもたらしてくれるのです……。
さて、宿で強力に推してもらった安くて美味しいという人気店ですが、
そこはペーザロの街から少し離れています。
文字どおり“旨いものは郊外にあり”ですね。
クルマに乗って街を抜けて山を越え、街灯すらない道をアクセル踏んで進みます。
駐車場を出てから20分ほど走ったでしょうか。 -
そうしてたどり着いたのが、丘の上の小さな村にある看板もない食堂。
店を照らす灯りだけを頼りに見つけましたが、
ペーザロでマリアの店といえば知らない人はいないほどの有名店らしいです。
ここも例のごとくメニューブックというものは無いのかな?
お店を切り盛りしているおかみさんが早口のイタリア語で説明してくれるのですが、
もともと品数は少なく端的にプリモとセコンドを食べるかどうかだけ?
ここまで来ていらぬと言うはずもなく、プリモもセコンドも両方頂くことにします。
でもコントルノまでは無理そうなのでパス。
ワインは地産の赤。ようするにデッラカーザを1リットル。 -
大皿にドバッとやってきたのがご当地B級グルメのインゲン豆のタリアテッレ。
ラグーのタリアテッレも選べましたが、それはお昼に食べたのでこっちをチョイス。
このマリアおばあちゃんの手作りタリアテッレは、
みんながこれを目当てにクルマを飛ばして食べに来るのが納得できる、
絶妙な美味さです。
2人でも食べきれないような量ですが、これでも一人前。
そして、そのお値段はなんと7ユーロ。
これは予約してでも通いたくなる気持ちがわかりますよ!!
気が付けば平日にも関わらず広い店内はお客さんで満員。
そしてみんなこの卵たっぷりタリアテッレをモクモクと口に運んでいます。
やっぱりイタリアに来たらフレッシュのパスタを食べなくちゃ!! -
そしてセコンドとして運ばれて来たのが子羊、豚、ソーセージの炭火焼グリル。
一人前でこれだけ盛られても10ユーロ。
普段なら一人分のお皿をふたりで分けることはしないのですが、
この店の盛りではさすがに2人前を注文するのは無謀。
そして、この地方の名物ピアディーナを頬張りながら、
豪快に肉をムシャムシャ。
満腹でこれ以上はもう食べられません……。
それでもドルチェとカッフェをしっかり頂いて、
トータル金額は32ユーロという安さでした。 -
お店の入り口になるホールの壁には感謝の手紙やサインが額に飾られています。
それらが誰のかはよくわかりませんが、きっと有名スポーツ選手や芸能人でしょう。
こんなところが田舎の食堂っぽくて良いですね。
この左側がバールコーナーで、帰る前にグラッパやカッフェを頂くところ。 -
収穫の秋のイタリア。
そして美食のマルケと期待はしていましたが、
これほど美味しいものに出会えるなんて!!!
ペーザロに来たら絶対にこれを食べないと……。
ここはぜひまた来てみたい店リスト入り決定です。
カウンターのマリアおばちゃんに別れを告げ、
さあ、山を越え谷を越えて頑張って宿まで帰ることにしましょう。
でも、そういえば一体ここはドコ? って状態です。
もちろんカーナビなどはありませんが、無事に帰ることはできるのでしょうか?
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この旅行記へのコメント (1)
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- lemonteaさん 2018/03/07 13:10:48
- ステキなホテル
- 初めまして。よろしくお願いします。
来年こそはイタリアへ行きたいといろいろ計画しています。ペザロでの、サンルカさんが宿泊されたステキなホテルに是非泊まりたいと思いました。
ホテルの名前を伺いたいのですが、このような事を聞くのは常識外れなのでしょうか。ここ4トラベル初心者なのでまだ微妙なことが分かっていません。もしも気分を害されたらすみません。無視してください。
やっと子離れ出来そうなので、憧れのイタリアへ行ってみたいといろいろ検索していたらヒットしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
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