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幹線道路からとり残された古鎮。古の楓林は交通の便が比較的良かったことから、岩頭よりずっと栄えていたという。ところがその後、楠渓江一帯の幹線道路は楓林を迂回して、向かいの岩頭を通り抜けけるようになり、岩頭は発展して楓林は衰退。幹線道路からとり残された鎮になってしまったが、そのおかげで古鎮としての魅力が保てた。現在楓林の主要道路はすでに整備されているが、往来する自動車の数は少ない。<br />(中国・江南 古鎮遊より)<br />

江南の楠渓江・楓林古鎮・聖旨門街

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2011/07/05 - 2011/07/05

16位(同エリア22件中)

中国の風景

中国の風景さん

幹線道路からとり残された古鎮。古の楓林は交通の便が比較的良かったことから、岩頭よりずっと栄えていたという。ところがその後、楠渓江一帯の幹線道路は楓林を迂回して、向かいの岩頭を通り抜けけるようになり、岩頭は発展して楓林は衰退。幹線道路からとり残された鎮になってしまったが、そのおかげで古鎮としての魅力が保てた。現在楓林の主要道路はすでに整備されているが、往来する自動車の数は少ない。
(中国・江南 古鎮遊より)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
2.0
グルメ
3.0
交通
4.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 観光化していませんので、入場料も要りませんが、地図も案内所もありません。<br /><br />

    観光化していませんので、入場料も要りませんが、地図も案内所もありません。

  • <br />30度を越す暑さの為、永い昼休みをとり午後3時頃出発。行きは輪タクで15元、帰りは岩頭行バスを見つけて乗りました。2元。岩頭の楓林行バス亭は芙蓉よりにあります。<br /><br />


    30度を越す暑さの為、永い昼休みをとり午後3時頃出発。行きは輪タクで15元、帰りは岩頭行バスを見つけて乗りました。2元。岩頭の楓林行バス亭は芙蓉よりにあります。

  • 輪タクを降りたが古鎮を表す物は何もない、運転手はこの路地の奥だと言うので、路地を歩いて行く。楓林にはこのような路地がたくさんある。両側の建築は新旧が交ざり合い、時代の返還を感じさせる。<br />

    輪タクを降りたが古鎮を表す物は何もない、運転手はこの路地の奥だと言うので、路地を歩いて行く。楓林にはこのような路地がたくさんある。両側の建築は新旧が交ざり合い、時代の返還を感じさせる。

  • 突然プーンと臭う火事現場跡に出ました。

    突然プーンと臭う火事現場跡に出ました。

  • <br />木造の古い民居だけに良く燃えたのでしょう。かなり広い範囲が燃えたようです。<br />


    木造の古い民居だけに良く燃えたのでしょう。かなり広い範囲が燃えたようです。

  • 北宋の崇寧5年(1106年)に、徐氏の八代目に当たる祖公儀が、嶼北から柯氏に婿いりした。しばらくすると、柯氏は火災が原因で没落し、徐氏の勢力が増した。その後、鎮には徐の姓を名乗る者だけとなり、清朝時代には、1000戸以上の鎮となり数千人の成人男子が暮らしていた。火災は禁物です。<br />

    北宋の崇寧5年(1106年)に、徐氏の八代目に当たる祖公儀が、嶼北から柯氏に婿いりした。しばらくすると、柯氏は火災が原因で没落し、徐氏の勢力が増した。その後、鎮には徐の姓を名乗る者だけとなり、清朝時代には、1000戸以上の鎮となり数千人の成人男子が暮らしていた。火災は禁物です。

  • 楠の木の大木も半面焦げています。この木は住民の徐定超の一族が、彼の功績を記念して植えたもので、樹齢30〜40年に達する。<br />

    楠の木の大木も半面焦げています。この木は住民の徐定超の一族が、彼の功績を記念して植えたもので、樹齢30〜40年に達する。

  • 通りを進んで中ほどまで行くと、片側に池がある。池の傍にはガジュマルの木がそびえ、小さいながらも精微な亭(東屋)が建てられている。環境が素晴らしく、村の老人の暇つぶしと、子供達の遊び場になっている。<br />

    通りを進んで中ほどまで行くと、片側に池がある。池の傍にはガジュマルの木がそびえ、小さいながらも精微な亭(東屋)が建てられている。環境が素晴らしく、村の老人の暇つぶしと、子供達の遊び場になっている。

  • 東屋の脇の壁。<br />

    東屋の脇の壁。

  • 村の西側にある大門から足を踏み入れ、古い塀沿いに南へ500m程進むと、村の幹線道路、聖旨門街に着く。聖旨門街の由縁は、かつて皇帝の聖旨(天子の教え)がかかれた牌楼(装飾用の建物)があったからだ。牌楼は文化大革命で壊されました。<br />

    村の西側にある大門から足を踏み入れ、古い塀沿いに南へ500m程進むと、村の幹線道路、聖旨門街に着く。聖旨門街の由縁は、かつて皇帝の聖旨(天子の教え)がかかれた牌楼(装飾用の建物)があったからだ。牌楼は文化大革命で壊されました。

  • 洗い場と下水。

    洗い場と下水。

  • 石門、門構えを見るとかなりの大邸宅だったようです。屋根の彫刻が精微です。<br /><br />

    石門、門構えを見るとかなりの大邸宅だったようです。屋根の彫刻が精微です。

  • <br />農家のようです。広い庭で作業をしていたようです。<br />


    農家のようです。広い庭で作業をしていたようです。

  • 中国風と西洋風を合体させた飾り窓。楓林には多くの飾り窓がある。この2つの窓は独特なデザインで、西洋の影響も見られる。<br />

    中国風と西洋風を合体させた飾り窓。楓林には多くの飾り窓がある。この2つの窓は独特なデザインで、西洋の影響も見られる。

  • 西洋風の窓。<br />

    西洋風の窓。

  • 石門。<br />

    石門。

  • 農家の小さな庭には、平和な空気が流れる。老人は陽光を浴びて、のんびりとたたずむ。色とりどりの衣服が、錦のはたのように干され、暮らしの心地良さ、幸せをアピールしているようだ。<br />

    農家の小さな庭には、平和な空気が流れる。老人は陽光を浴びて、のんびりとたたずむ。色とりどりの衣服が、錦のはたのように干され、暮らしの心地良さ、幸せをアピールしているようだ。

  • まだら模様の塀は、青煉瓦や石を重ねて造られている。多くは近くの楠渓江から運ばれ、何の装飾もせずそのまま用いられており、石に残る模様は自然が作り出したものだ。<br />

    まだら模様の塀は、青煉瓦や石を重ねて造られている。多くは近くの楠渓江から運ばれ、何の装飾もせずそのまま用いられており、石に残る模様は自然が作り出したものだ。

  • 村の城壁にある西門。<br /><br />

    村の城壁にある西門。

  • 西門脇にある水場、ガイドブックには洗濯をする女性達の」話があるが、今は汚く洗う人もいない。<br />

    西門脇にある水場、ガイドブックには洗濯をする女性達の」話があるが、今は汚く洗う人もいない。

  • 小さいがしっかりとした造りです。<br />

    小さいがしっかりとした造りです。

  • どの様に使われたのか?<br />

    どの様に使われたのか?

  • <br />古い井戸と池が60以上ちらばり、「披星載月(星に月がかかる)」の形になっている。金色の鍵の形をした獅渓は、鎮の東端で魁星塘(池)に流れ込み、平行して流れる3本の水路に分かれて、鎮の東から西へと貫いている。また、東西に3本の主要道路が走り、南北には10本の路地がある。玉石を重ねてつくられた城壁が民居を一周し、そこに9つの門が設置され、氏族の自然村落を形成している。<br />


    古い井戸と池が60以上ちらばり、「披星載月(星に月がかかる)」の形になっている。金色の鍵の形をした獅渓は、鎮の東端で魁星塘(池)に流れ込み、平行して流れる3本の水路に分かれて、鎮の東から西へと貫いている。また、東西に3本の主要道路が走り、南北には10本の路地がある。玉石を重ねてつくられた城壁が民居を一周し、そこに9つの門が設置され、氏族の自然村落を形成している。

  • 新築の東屋を工事中です。<br />

    新築の東屋を工事中です。

  • 村の北側に大きな川が流れています。<br /><br />

    村の北側に大きな川が流れています。

  • 北側の山の中腹に寺が見えます。昔は山に楓の林があったので楓林と名付けた。今は柏(中国檜)の木ばかりです。<br />

    北側の山の中腹に寺が見えます。昔は山に楓の林があったので楓林と名付けた。今は柏(中国檜)の木ばかりです。

  • 石の塀と石畳の道。<br />

    石の塀と石畳の道。

  • 道教の観だったようですが、今は民家です。<br />

    道教の観だったようですが、今は民家です。

  • 石門<br />

    石門

  • 木造の大きな民居。<br />

    木造の大きな民居。

  • 楓林には、縦横無尽に走る古い路地と、塀の高い民居がある。現在まで残る建築物の約半数は、明朝と清朝時代に建てられたものだ。まだら模様の塀は、青煉瓦や石を重ねて造られている。多くは近くの楠渓江から運ばれ、何の装飾もせずそのまま用いられており、石に残る模様は自然が作り出したものだ。<br />

    楓林には、縦横無尽に走る古い路地と、塀の高い民居がある。現在まで残る建築物の約半数は、明朝と清朝時代に建てられたものだ。まだら模様の塀は、青煉瓦や石を重ねて造られている。多くは近くの楠渓江から運ばれ、何の装飾もせずそのまま用いられており、石に残る模様は自然が作り出したものだ。

  • 二階建て、地元の人々が涼みに集まっています。<br />

    二階建て、地元の人々が涼みに集まっています。

  • 永嘉県文物保護単位<br />

    永嘉県文物保護単位

  • 1935年始建。<br />

    1935年始建。

  • バスに乗って戻ってきました。

    バスに乗って戻ってきました。

  • 蒸したての小龍包はおいしいです。<br />

    蒸したての小龍包はおいしいです。

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