水で火を制する村。蒼坡は李氏一族の村だ。五代十国時代、後周の顕徳２年（995年）に李氏の先祖が閩中（現在の福建省）の戦乱から逃れ、福建の長渓から永嘉霊山に移ってきたとされている。まずは周氏の娘婿となり、その後、東へ１キロほど移動し、現在の蒼坡の場所に邸宅を建て、子孫の繁栄に伴い村が形成されていった。蒼坡は、南宋<br />の国師だった李時日が区画整理した。彼は「五行風水」を重んじて東に池を２つ造り、周りに水路を設けてみずを村に引き込み、水で火を制する村作りをした。(中国・江南　古鎮遊）より<br />

江南の楠渓江・蒼波古鎮・西池

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2011/07/05 - 2011/07/05

18位(同エリア22件中)

エリア

温州(中国)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

ホテル: 2.0

グルメ: 3.0

交通: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 高速・路線バス

旅行の手配内容: 個別手配

岩頭古鎮の観光案内所にあった蒼坡古鎮の地図。
帰りのバスを途中下車して蒼坡古鎮への道を歩いて行きます。前方の森が蒼坡古鎮です。徒歩１０分。遠くから、蒼坡の大門が見えた。ちょうど、村の入口を守る大きな錠のようだ。
蒼坡の大門は、宋代の典型的な木造建築の威風を放つ貴重な古代建築物で、中国の古代建築の発展を研究する上で中様な意義がある。
案内書はありません。
門を押し開けると、廟の中央には小さな四角形の池があり、建物に四方を囲まれているため薄暗い。
李氏大宗の額にある「氏」という文字には点が一つ多いが、これは書き間違いでなく、村には李姓を名乗らない人も生活しているため、点には別姓の人たちも受け入れるとの意思を込めたという。
戯台の左右の壁に絵が描かれている。
祖廟には他と同様に戯台もあり、普段は村人の娯楽の場となっている。普段はひっそりとしている。
戯台の左右の壁に絵が描かれている。
仁済廟の広さは五間で、３面が水に囲まれている。廟というよりむしろ、手がこんで美しい庭園の趣だ。廟の造りは一般的に厳格だが、蒼坡の李氏はこだわりがなく、それより芸術性と美しさに重点を置いた。周処を祭っている。
祖先が使った農機具などが展示されている。
独特な造りの小さな望兄亭がある。１１２８年に建ったこの亭から、東南方面にみえるのが、蒼坡とは兄弟村といえる方巷だ。
この村には送弟閣という名の閣があり、この２つは縦横無尽に広がる田畑を隔てて向き合い、かつての深い関係を偲ぶことができる。
奥に水月堂が見える。
水月堂は水に囲まれ、優雅な環境の中にある。
織物の展示館。
織り上げた布地が展示されています。
澄んだ水をたたえる西池は、永年にわたり、蒼坡の人々の「硯」として理解されてきた。この「硯」通りを隔てて、李氏祖廟（大宗祠）がある。
李時日が蒼坡を整備した際には、通りを筆に見立て、村の外の筆架山と対峙させた。通りの脇には四角形の池を掘ったが、これは硯だ。硯の傍には数塊の巨大な石板があり、これは墨を意味する。
この建物の両サイドが飲料などを販売してます。店内では地元の人々が集まりトランプで遊んでいます。
西池の畔の東屋。筆街の両側は、村民が時間をつぶす最適な場所だ。
天井の木組み。
売店でビール、２元を買って涼しい東屋で飲みながら一休み。
村の姿に大きな変化はなく、宋の時代にに建てられた砦の塀、道、住宅、亭（東屋）、祖廟、池柏の古木などが残っている。
細微な彫刻が施された石の門。
古村内の道
民居の外側の路地と塀には一律、青い玉石が用いられ、まるで石の城のようだ。村の路地をくまなく行き来}すると楠渓江一帯の人々の生活に、石がどれほど重要かがわかる。
石の門は沢山残っているが、木造の門は少ない。
古村内の道
民居の大部分は木造で、中庭が一つで２間、あるいは２，３の中庭からなる四合院で、物干し場のみならず脱穀場でもあり、様々な穀物や干草、薪などがほされていた。
Ｓ字に続くこの路地は石畳で、両側の塀からは山野の荒々しさと素朴な息遣いが伝わってくる。
昔は井戸は大切に使われていました。
石門の屋根に草が茂っていて、年代を感じさせる。
民居の大部分は木造で、中庭が一つで２間、あるいは２，３の中庭からなる四合院で、物干し場のみならず脱穀場でもあり、様々な穀物や干草、薪などがほされていた。
村の一部の民居は、地元政府により蒼坡の民俗博物館に指定されていて、観光客も自由に出入し、蒼坡の祖先が使っていた農具などを見学できる。
古家具が並んでいます。時間は１２時少し前、輪タクで８元岩頭へ帰りました。
お昼に名物を食べて見ました。
中身は葉ものを炒めたもの、野沢菜みたいにショッパイ。旨い物
ではありません。
１０元。老人票は無料ですが、券がありません。