2009/12/07 - 2009/12/07
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朝のナイル西岸熱気球ツアーを終えて、この日の昼はナイル東岸の見所を回ろうと思っているSUR SHANGHAIとその旦那。
手始めにルクソール博物館の見学をした後は、東岸の観光の目玉のカルナック神殿やルクソール神殿を訪れてみます。
12月上旬のルクソールは、朝は長袖が無いと寒いと感じるくらい、昼には日差しは強いもののそんなに暑さが気にならない気候で、遺跡巡りにはピッタリ。
暑がりで普段歩きたがらない旦那も、ここでは結構歩いてくれたので大助かり。
さ、エジプトで初めて見る神殿は、どんな姿?
今も残る古代エジプトの彫像や浮き彫りが見てみたいんだけど…。
表紙の画像は、カルナック神殿のアムン大神殿で見つけた浮き彫り。
細腰の女性像(ハトホル神?)と、頼もしいファラオ像が美しい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
早朝のナイル西岸熱気球ツアーから戻った後は、ナイル東岸にある見所から回ってみようと思っているSUR SHANGHAIとその旦那。
まずは、ナイル川東岸のほとりにあるルクソール博物館へ。
カイロにあるエジプト考古学博物館に比べると規模はずっと小さいですが、ルクソール博物館は建物も展示方法も新しくて質が高い博物館。展示されている文物はルクソールがテーベと呼ばれて栄えていた頃の物が大多数で、新王国時代の品だそうです。
画像の建物がルクソール博物館の外観。画像右手のブースでチケット(80エジプト・ポンド)を買った後、スキャンを通って敷地内へ。博物館内部の撮影は禁止なのが残念。
1時間あれば一通り見終わると思います。
出口にはカフェやギフト・ショップあり。ギフト・ショップの品揃えは今ひとつ。
所在地: ナイル川東岸で、最寄の有名ホテルは300mほど離れたメルキュール。
町の中心にあるルクソール神殿からはちょっと離れているので、カルナック神殿への行き帰りに寄ってみるのがいいかも。 -
さて、ルクソール博物館のあとは、市街地からさらに北郊外にあるカルナック神殿へ移動します。
タクシーで行こうか? バスで行こうか? それとも馬車で?
ルクソール博物館の裏手にはカルナック神殿が通っていて、カルナック神殿行きの交通手段があれこれ揃ってますよ。
これは、カルナック神殿通りへと向う道筋。
ナイル川クルーズ船ツアーのお客さんが、船に乗り込むためにゾロゾロと船着場へ向う光景。 -
ルクソール博物館の裏手のカルナック神殿通りへ行くと、タクシーや馬車のほか、カルナック神殿方面行きを含むミニバスが多数通っています。
あてずっぽうに「カルナック行き?」と聞いてみたところ、「そうだ!」の答えがあったので乗ってみました。
ミニバスだけに限りませんが、エジプトの運転手さんたちは運転が乱暴。
乗り降りの際には振り落とされたりしないようにご用心。
ミニバス車内には乗車定員は無いかのようにお客さんがぎっしり乗り込んできます。手荷物には一応注意を払ったほうがよさそうです。
こんなにぎっしり混んで、運賃は誰にどうやって払うんだろうと見ていると、後の席に座った人からは小銭が手渡しで前の方へとどんどんリレーされていました。
SUR SHANGHAIたちは1人1エジプト・ポンドを払いました。(これが正規料金なのかどうかは分かりません。)
市の中心からカルナック神殿までは4km位。
どこで降りていいのか分からずに乗り越してしまいましたが、運転手さんが気付いて停まってくれ、「500m位後だよ!」の言葉が印象的でした。
下の画像の女性が被っている黒いヒジャブ(髪を覆うスカーフ状の布)には、CK(カルヴァン・クライン)のロゴが、地模様になって入ってるんですが…。(~_~;)
この画像だと、ちょっと見えないのが残念。 -
同じミニバスに乗っていた男の子。
その日、その時、一瞬の縁で出会ったこの子は今どうしてるかな。 -
カルナック神殿通りと神殿入り口の間にはとても大きな広場があって、個人で行くとどこにチケット売り場があるのか戸惑います。
神殿に向かって右手にお土産屋さんが並んでいて、チケット売り場もその合間にありました。画像の建物がそう。奥に見えているのが神殿入り口。
神殿見学時間は、夏季は6:00〜17:30、冬季は6:00〜16:30で、チケットは65エジプト・ポンド。
カルナック神殿では日中の見学とは別に夜間は≪音と光のショー≫も開催していて、そのプログラムも出ていました。興味のある方は要チェック。
ちなみに09年12月上旬現在のプログラムは18:00(月〜日曜日)、19:45(月〜日曜日)、21:00(月、水、木、土、日曜日)。
同じ時間から始まるショーでも曜日によって使用言語が変わるので要注意。この時のプログラムによると、日本語でのショーは火曜日の18:00のみでした。
カルナック神殿の敷地内は広大。このチケット売り場のあたりには飲み物の売店やトイレも多数あったので、準備万端整えてから見学に行くのがお勧めです。トイレ用のペーパーは持参するといいですよ。
カルナック神殿敷地内にはいくつもの神殿があって、隅々まで見て回ろうと思ったら2時間あっても足りない感じ。観光の目玉になっているアムン大神殿にポイントを置いて見て回るのがいいかも。 -
さて、カルナック神殿前の広場でチケットを購入した後は、いよいよカルナック神殿の敷地内へ。
カルナック神殿は、テーベ(現ルクソール)の守護神だったアムン神の神域に、第18王朝・第19王朝を中心とした歴代のファラオたちが増築を重ねて巨大になった神殿なのだそう。
内部には神殿がいくつもあるんですが、中心になるのはアムン大神殿で、見所が集中していました。
ここでも、他の観光地と同じように入り口にはスキャンがあるので、そこをくぐってのご入場。
本当に作動してるのかな、と思ったりもするんですが、カイロの考古学博物館では、たまたまホテル引越しの途中で持ち歩いていたPCが引っかかって、疑惑の対象になったSUR SHANGHAI。(~_~;)
説明した後は何のお咎めも無くそのまま持ち歩けましたが、バッグやポケットの中身にはご注意を。
無事にスキャンを済ませたら、スフィンクス参道を通って、カルナック神殿の最大の見所アムン大神殿へ。
立ちはだかるような大きい壁は第一塔門。
その奥のアムン大神殿方向を見ると、すでに大勢の観光客。
SUR SHANGHAIたちもその中に混じって内部を見てみます。
カルナック神殿前に並ぶスフィンクス参道のスフィンクスは、ヒツジの頭とライオンの身体を持っています。
これは、ヒツジの頭を持つ姿として描かれることもあるアムン神と関係あるのかも?
間違っていたら、すみません。m(__)m
そのヒツジの頭のそれぞれの顎の下にある小さい像は、ラムセス2世なんだそうです。 -
これは、カルナック神殿の第一塔門をくぐった所にあるラムセス3世神殿の中庭の一部。
オシリスの角柱と呼ばれる柱と像が並んでいます。
像の保存状態はあんまりよくないようですが、カルナック神殿に入って最初に目にする巨像はこれ。
その足元に座っている人の姿と比べると、その大きさが分かります。 -
これも、カルナック神殿の第一塔門をくぐった所にあるラムセス3世神殿の中庭に立つパネジェムの巨像。
パネジェムと言うのは、アムン神に仕えていた大神官、かつ第21王朝のファラオでもあった人物。
このパネジェムの巨像は、高さが15mあるという立像。
後ろに立っているナツメヤシの葉っぱが、冠の羽飾りのように見えてます。 -
イチオシ
上の画像と同じパネジェムの巨像のお足元。
足元の小さい女性像は、死者の保護者のイシス神という話を聞いたことがあるような…。
SUR SHANGHAIの思い違いだったらごめんなさい。 -
イチオシ
カルナック神殿内のアムン大神殿のあちこちに残る浮き彫りの壁画たち。
これは第二塔門をくぐった後の大列柱室の壁画だったかな。
柱の影も壁に落ちる静かな眺め。
描かれているのは、左側が奴隷で、右が日輪を頭に載せたラー神かな。
当時の人々がとっくに死に絶えた後も、同じポーズを取り続けて残っている壁画はミステリアス。 -
カルナック神殿内のアムン大神殿の片隅にいたのは、壁画修復のスタッフらしきグループ。
エジプトって遺跡がありすぎるから、保護する手も足りないんじゃないでしょうか。 -
カルナック神殿内のアムン大神殿では、太い石柱が林立する大列柱室が圧巻。
第二塔門と第三塔門の間のスペースに、134本もの柱が立っています。
ここは必見の場所になっているので、団体客が来るとごった返します。
そういう時にはちょっとタイミングをずらして、グループが去った時に見て回るのが○。
ずらりと柱が並ぶそこここに、地元の人がたたずむ風情がいい所。 -
カルナック神殿内のアムン大神殿にある大列柱室。
びっしりと柱で埋め尽くされた空間。
柱の高さは23mあって、パピルスの茎と花を模しているんだそう。
柱の上に渡した石材の太陽が当たらない部分には、今も色鮮やかな絵が残る。
今にも落ちて来そうな石材もあってちょっと怖い。 -
パピルスの茎の上の花を模したという柱と柱頭。これは開花式の柱頭。
そう言われれば、花びらを支える萼(がく)のような模様もうっすら見えている。 -
カルナック神殿内のアムン大神殿にある大列柱室からさらに先に進む通路。
SUR SHANGHAIの前を行く二人連れと、柱の大きさを比べて見て下さいね。 -
イチオシ
カルナック神殿内のアムン大神殿で見つけた浮き彫りの女性像と男性像。
女性の方は、ウシの角と太陽円盤を頭の上に乗せているようだから、ウシの女神のハトホル神?
男性の方は、このカルナックを造成した歴代のファラオの一人なのかも。
浅い浮き彫りながらも、若さに溢れた姿形が美しい。
2人はもうどのくらいの間、手を取り合ってきたんだろ。(*^。^*) -
カルナック神殿内部のアムン大神殿の外に出てみる。
この画像だと確か左手に神官が沐浴したという聖なる池もあって、テーベが繁栄していた当時の神殿が偲ばれるのに、今は崩れかけたその姿。
高くそびえているのは、ハトシェプスト女王のオベリスク(画像右手)やトトメス1世のオベリスク(画像中央奥)。
元々はこのほかにもオベリスクはあったらしいんですが、現存しているものはこの二つくらい。
すらりと針のように尖ったオベリスクはどちらも赤大理石製。
ハトシェプスト女王のオベリスクは高さ30m、トトメス1世のオベリスクは23mだそうです。
これもよくこの形に切り出してここまで運んできたな、と思う。 -
カルナック神殿内部のアムン大神殿の外から見るハトシェプスト女王のオベリスク。
元々はもう一本、対になって建てられたんだそうですが、今は一本だけ。
ハトシェプスト女王は、古代エジプト第18王朝の5代目ファラオだった人物。
ルクソールのナイル西岸にはその葬祭殿もあるので、翌日行ってみます。
画像左手に見えている石柱は、これもパピルスの茎と花を表しているんだそうですが、これは花が開いていない状態で閉花式(未開花式)なんだそうです。
そう言われて見てみると、上部が膨らんだつぼみのよう。 -
雲一つ無く晴れ上がったルクソール上空。
その空を背景にして一本だけすらりと立つハトシェプスト女王のオベリスクがシュール。
カルナック神殿の遺跡の合間からその姿を撮るのは、SUR SHANGHAIだけではありません。 -
エジプトの遺跡のヒエログリフや彫刻に出てくるアンク(エジプト十字)。
これは、女性が手や腕にアンクを捧げ持っている浮き彫り。
アンクは十字の上部が取っ手のようになっているので、取っ手付き十字とも呼ぶそうです。
アンクと言う言葉自体が≪生命≫と言う意味らしくて、その名の通り生命を象徴する十字。
現代の十字架とも違う神秘な形が美しいと思うSUR SHANGHAI。
今ではエジプト中のアクセサリー屋さんで、さまざまにアレンジされたアンクが売られています。
お気に入りを探してみては? -
カルナック神殿のアムン大神殿の外に立っていた像。
これは神殿に仕えていた神官?
アンク(エジプト十字)を両手に持って、胸の前でその手を交差させている姿は、古代の宗教儀式の一場面を髣髴とさせる。
どちらの像も顔部分だけが壊れているのは偶然?
それとも後世に意図的に破壊されたんだろうか。
今ではそれも古代の謎? -
カルナック神殿の遺跡群の後は、お昼を兼ねた休息のためにルクソール市街地へ。
カルナック神殿からだと4kmだけなのに、客待ちタクシーのおにいちゃんたちの言い値は高い!結局10エジプト・ポンドにしてもらったけど…。(−−〆)
ナイル川東岸のルクソール市街地にあるルクソール神殿。その広場側には、ルクソール神殿全体の眺めが楽しめるマクドナルドがあります。
ファストフード店からの眺めとは思えないこの景色はお勧め。
このあたりの観光ついでの休憩で寄ってみるといいですよ〜。
2階だと窓そばに吹き抜けのスペースがあるので眺めは今ひとつ。
3階だと、画像のように神殿の全景がばっちりです。 -
ルクソール神殿脇のマクドナルドで頼んだのはマック・アラビア。
マック・アラビアは、アラビア式の平たいゴマ入りパンに、パテと野菜(レタス、トマト、玉ネギ)、そしてマヨネーズ・ソースを挟んだ物。パテはチキンとコフタの2種から選ぶようになっていました。
注:コフタと言うのは、牛肉や羊肉のミンチをソーセージ状にまとめて串焼きにした食べ物。マック・アラビアのコフタは牛肉使用。ハンバーガーのパテと同じ平たい円形でした。
ポテトSとソフト・ドリンクSを付けたセットは、10%の税込みで19.54エジプト・ポンド。ポテトとソフト・ドリンクをLにしたセットだと、税込みで23.18エジプト・ポンドだったと思います。
左の画像はチキンのマック・アラビア。マック・アラビアは箱入りでした。
ちょっとその中身を見てみたのが、右の画像。
コフタの方は牛肉を使ったパテの色が違うだけであとは同じでした。
このまま縦にして食べ進むと、下の方から中身がはみ出して食べにくいのが難。横にして、左右均等に食べ進むのがいいかもです。
さて、肝心のお味の方はと言えば、う〜ん…、パンも中身も普通のバーガーの方がいいかなあと言う感じ。
パンには噛み応えはあっても味らしい味が無いし、チキンの方は玉ネギの辛味が強くて、肉の味が感じられませんでした。
個人的にはコフタの方がまだよかったような気がします。 -
ルクソール神殿脇にあるマクドナルドでは、特製バスタオルとTシャツが売られていました。
左の画像のバスタオルは、ビッグマックの図案と≪STOP STARING AT ME LIKE I’M SOME PIECE OF MEAT !≫のジョーク付き。これは40エジプト・ポンド。
それと同じ図案とジョーク付きの半袖Vネックの白Tシャツは、Mサイズで20エジプト・ポンド。
右側の画像のバスタオルも同じ店舗で販売されていた物で、ピラミッドとラクダのシルエットの図案。これは画像に出ているように色違い有り。大判のせいかお値段は55エジプト・ポンド。
タオルにはハルガダ、シャルム・イッシェーフ、ルクソールの都市名が出ているので、これら三つの都市での限定販売なのかも?後で行ったアスワンのマクドナルドには置いてありませんでした。
商品はどれも、エジプト・ポンド以外にも、米ドル、ユーロでも価格が表示されていました。
ラクダ模様のタオルが欲しくても、バッグに空きが無くて断念。スポーツ・タオル程度の大きさの物もあるといいお土産になったと思います。
結局はTシャツだけ購入。Mサイズでもちょっと大きめ。女性用に別の図案や小さめサイズもあるといいなあと思った品。 -
同じルクソールにある神殿でも、カルナック神殿は広大すぎて酷暑の時期には見て回るのが大変そうと思いましたが、ルクソール神殿は手頃な大きさで歩きやすいと思います。
オベリスクがある入り口辺りからだと一番奥の至聖所まで300m位。
ナイル東岸の市街地中心にあるので便利な立地。最寄の有名ホテルはメルキュール・インやウィンター・パレス・ホテルです。
チケットは50エジプト・ポンド。
ルクソール神殿の見学時間は夏は6:00〜22:00、冬は6:00〜21:00まで。
これは、マクドナルドもある広場側から見たルクソール神殿の一部。
ここでは、画像右手の第一塔門の裏側と、神殿内にあるガーマ・アブー・イル・ハッガーグと言うモスクが見えています。 -
マクドナルドがある広場側の出入り口からルクソール神殿敷地内に入ると、スフィンクス参道の辺りにカフェがあるので見学前後の一休みもOK。
このスフィンクス参道は、かつては4kmほど離れたカルナック神殿まで続いていたんだそうです。これは、ルクソール神殿がカルナック神殿のアムン大神殿の付属神殿として建てられたからと言う説明でした。
あれ? さっき行ったカルナック神殿前のスフィンクス群はヒツジの頭を持っていたのに、ルクソール神殿前のスフィンクスは人間の頭を持っている。 -
SUR SHANGHAIたちが行った12月上旬の午後2時頃は、ルクソール神殿の正面から奥方向を見ると逆光でした。出来れば午前中に行ってみては。
ルクソール神殿敷地内には、ガーマ(モスク)やコプト教(初期のキリスト教がエジプトで独自の発展を遂げた宗教)の教会もあって、小粒ながらも不思議な風格を持つ神殿だと思います。 -
イチオシ
ルクソール神殿の奥の方から戻って来る人々。
黒い衣装を着込んだ女性たちのシルエットが、逆光の中でさらに黒い影。
影法師が歩いて来るような午後。 -
ルクソール神殿を奥に進んで行くと、コプト教の教会だったと言う部分に出ます。
コプト教は、初期のキリスト教がエジプトで独自の発展を遂げた宗教。
このルクソール神殿内のコプト教会は廃墟になっていますが、カイロには今も人々が礼拝に訪れるコプト教会が多数。
その様子を見てみたい方は、下記の旅行記も併せてご覧ください。
★エジプト記(1) −ドイツからエジプト到着、オールド・カイロへ
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10450983/ -
ルクソール神殿の奥にあるコプト教会だった部分の壁を見上げる。
天井は落ちていても周囲の壁は残っていて、太陽が直接当たらない部分には色鮮やかな壁画も残っていました。
ここだけ見ると、ローマ帝国の遺跡に来たような気分。 -
ルクソール神殿の石組み。
天井が崩れて出来た空間からは青い空が覗く。
日向ぼっこにやって来て、気持ちよさそうに目を閉じるハト。
遠い時間の流れを感じさせる遺跡に、今はハトが住んでいるのもちょっと物悲しい。 -
フォトジェニックで撮影場所には事欠かないルクソール神殿。
一番奥の至聖所まで行くとユニークな撮影スポットがあります。
至聖所の壁には豊穣神であるミン神の浮き彫りがあるんですが、その神様は勃起した男性器を持つ半裸姿で表わされていてとてもユーモラス。
左の画像のミン神は、目線よりちょっと上にある浅い浮き彫りの像なので注意して見てみるといいですよ。大きさはほぼ等身大。その神様と一緒に記念撮影する女性多し。
ミン神=豊穣神は、子孫繁栄の神様でもあるのかも?
たまたまSUR SHANGHAIたちが見学に行った時、中国人団体を引き連れていた現地ガイドさんが流暢な普通話(北京語)で、「このミン神こそ、この神殿の神秘中の神秘。」と言って笑いを取っていたのが印象的でした。(^◇^)
右の画像のミン神は、至聖所の壁の高い所にあるので、気付かない人もいるかもです。 -
さ、そろそろ一旦ホテルに帰ろうか。
これは、ルクソール神殿の列柱廊。オベリスクがある入り口と一番奥の至聖所とのちょうど中間点にあります。
その高い石柱が通路に沿って並ぶ。
ここも完全な形だった時には、どんなに荘厳な神殿だっただろう。 -
ルクソール神殿の列柱廊を見上げると、柱の上には危ういバランスで石材が残っている気がする。
柱自体も、達磨落しのように岩を積み上げているから、大きい地震が来たらひとたまりもなさそう。 -
ルクソール神殿内のガーマ・アブー・イル・ハッガーグというモスク。
ここだけは補修されていて、礼拝の人々も訪れているようでした。
ルクソール神殿入り口のあたりやオベリスクは、ライトアップが始まる頃にまた来て撮ってみよう。
まだちょっとホテルに帰るには早いから、近くのミイラ博物館に行ってみる? -
ルクソールのナイル川東岸にはきれいに整備された遊歩道があって、お散歩ついでの観光も楽しめます。
ミイラ博物館もその遊歩道の途中にありました。ルクソール神殿あたりからだと数百mの距離。
遊歩道の一段下に造られた小さい博物館なので、遠くからはどこなのかよく分かりませんが、出入り口付近は画像のようになっていて看板も出ています。
もう一つ注意したいのは開館時間。昼休みが長いので要注意。
夏季の開館時間は: 9:00〜14:00、昼休みを挟んで17:00〜22:00。
冬季の開館時間は: 9:00〜14:00、昼休みを挟んで16:00〜21:00。
チケット50エジプト・ポンド。
内部は撮影禁止なので画像はありません。
新しい設備と展示方法で、ミイラのほか、カノプス壺、ミイラ作りの道具などが並んでいます。
ただ、規模がとても小さいのですぐに見終わってしまい、ずいぶん高い見学料金のような気がしました。
出口にはギフトショップもありましたが、商品内容は一般のお土産屋さんとあまり変わりありません。 -
一旦ホテルに帰って一休みの後、ライトアップが始まりそうな時間帯にルクソール神殿へ出直したSUR SHANGHAIとその旦那。
昼にルクソール神殿の見学を済ませた方も、夜には敷地の外からライトアップされた姿を見てみるといいですよ。
これは、列柱廊と第一塔門の夜景。黄金色に染まる列柱が見事。
ルクソール神殿の周りは車道で大きく取り囲まれていて、徒歩での一周も可能です。一周1kmちょっと位。
ただし、スフィンクス参道側の道は暗くて馬車がたむろしていたので、暗くなった後の女性の一人歩きはお勧めしません。 -
イチオシ
ルクソール神殿の夜景。
これは、午後には逆光で撮るのをあきらめた第一塔門と、その前に立つ花崗岩製のオベリスク。
元々は2本あったと言うオベリスクのうち、右側の1本は1833年にフランスに贈られ、パリのコンコルド広場に立てられています。
そのオベリスクを見たことがある人は多いのでは? -
ルクソール神殿の夜景。
その第一塔門の入り口脇にはラムセス2世像が鎮座してるので、ラムセス2世塔門とも呼ばれるんだそうです。
ラムセス2世って、本当に自分の姿を彫らせるのが好きだったんだなあ。(^^ゞ
遠くから見ると、つるっとした石柱のように見えるオベリスクも、近くから見ると、ヒエログリフが一面に彫ってある。
これはSUR SHANGHAIにとっては新しい発見。 -
ルクソール神殿の夜景。
これは、その敷地にあるガーマ・アブー・イル・ハッガーグというモスク部分。
この部分は補修されて今も実際に礼拝も行われているモスクのようなので、そこだけ内部の明かりも点いて生き生きしています。 -
ルクソール神殿の夜景。
ガーマ・アブー・イル・ハッガーグへ通じる階段を密やかに上って行く人がいる。
それだけのことなのに、色々とストーリーを感じさせてくれるルクソール神殿の夜。 -
いや〜、今日は朝からずっと見学が続いてちょっと疲れたけど、充実した一日だったね。
あれ? ウィンター・パレス・ホテル前に警備のおにいちゃんたちがいないよ。
泊まっていたムバラク大統領は、昼のうちにルクソールを去ったみたい。
じゃ、明日のナイル西岸見学は、入場制限とか無さそうだね。
明日もあちこち歩き回る日になりそうだから、早目にリタイヤしようか。
…というわけで、この日のルクソール編はおしまいです。また明日。(@^^)/~~~
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