ずーくさんのクチコミ(8ページ)全202件

これまでオペラは鑑賞したことがなかったのですが、ブダペストのオペラ座はさほど敷居も値段も高くないとのことで、初めて挑戦してみました。演目はシェークスピア原作、ヴェルディ作曲のオテロOtello。18時開演で、22時前に終演でした。

席は4階バルコニー席の最前列。その高さには圧倒されますが、ステージはよく見えます。チケットはオペラ座のウェブサイトでオンライン予約できるのですが、その際に座席を自分で選ぶことができました。チケットは1人HUF8300だったので、当時のレートで3500円くらいでしょうか。

1階席はドレスアップした人の姿も結構あったのですが、バルコニー席はラフな格好の人も大勢いました。私たちもちょっとだけいい格好をして鑑賞。

セリフは基本的にイタリア語で、ハンガリー語の字幕が付きます。いずれにしても分からないので、原作を勉強していきました。

インターミッションではバーコーナーで飲み物を買い、飲みながらテラスでのんびり、あるいは館内を少し見学。オペラ自体も非常に素晴らしく、優雅なひと時を過ごすことができました。

ブダの顔が王宮の丘なら、ペストの顔はこの聖イシュトヴァーン大聖堂になるでしょうか。対岸の王宮の丘、漁夫の砦から眺める大聖堂は存在感があります。

夕方だったためか、教会内も教会前の広場も、あまり人は多くありませんでした。教会内中央に祀られているのは、キリストではなく聖イシュトヴァーン。この国にどれほど大きな影響を与えた人物なのかをうかがい知ることができそうです。

内部は極めて広く、天井のフレスコ画やステンドグラスも見応えがあります。

改札や検札が厳しく罰金も高額という情報を至る所で見かけましたが、確かに利用した駅の全てのエスカレータに係員が立ち、切符をチェックしていました。

もちろん切符を持っていれば怖がる必要はないのですが、係員はエスカレータの乗り口ではなく降り口に立っているので、『この先に切符売り場があるだろう』と思って乗ってしまうと引っかかってしまわないとも限りません。切符購入の手間を省くという意味でも、24時間乗車券や48時間乗車券を活用されることをお勧めします。

ウィーンからRailJetでブダペスト東駅に到着。フォリントを持っていなかったので、レートが悪いのを承知で駅構内の両替所で両替しました。

EUR140がHUF29,405でしたので、EUR1がHUF210くらい。為替相場だとEUR1=HUF270～280くらいですので、かなり悪いレートですね。

そう言えばRailJetでの到着時、タクシーの客引きをほとんど見かけませんでした。偶然なのか、それとも最近減ってきているのでしょうか。

トラムや地下鉄があるので市内観光で利用する機会はあまり多くないかもしれませんが、地下鉄のクバニャ・キシュペシュトKobanya-Kispest駅と空港とを結ぶ200E系統と、デアーク広場と王宮の丘とを結ぶ16系統は利用価値があると思います。

どちらも市内交通の24時間券や48時間券等の乗り放題乗車券が利用できるので、地下鉄やトラムも利用される方は乗り放題乗車券を購入されることをお勧めします（地下鉄駅などで買えます）。

王宮の丘、マーチャーシュ教会の南にあるレストラン。ガイドブックにも載っているよく知られたレストランで、食事時にはかなり混みあうそうです。私たちも12時半に昼食を頂いたのですが、他の席はほぼ埋まっていました。

ここではハンガリー料理もいただけます。グヤーシュとパプリカチキン、デザートと飲み物でHUF6900。パプリカチキンは量が多く、グヤーシュとあわせて2人で分けてちょうど良いくらいでした。天気の良い日には外のテラス席で食事を楽しむこともできます。

王宮の丘は観光客が多い割にレストランをあまり見かけませんでしたので、食事はちょっと早めにとるなどの工夫が必要かも知れません。

ブダペスト西駅のすぐ脇にある、世界一豪華と言われるマクドナルド。

確かに普段見掛ける店舗とは、外見、内装ともに豪華さのレベルが違います。もちろん客席自体はマクドナルド仕様なので、あまり期待しすぎるとがっかりするかも知れません。

メニューも（当然ながら）他の店舗と同様です。セット2つでHUF2440だったので、日本より少し安い程度でしょうか。店員さんには英語も通じたので、話のネタに、また食べ慣れた物を欲した時に立ち寄ってみると良いと思います。

地下鉄デアーク広場駅からも近く、ゲッレールト温泉方面へのトラム乗り場も目の前にあるという、移動には本当に便利な場所にあります。エクスペディアで予約して、ダブル1泊USD138でした。

全室スイートルームを謳うホテルで、値段の割にかなりの広さです。入って脇にはバスルームのほかにキッチン、奥にはソファ、そしてさらにその奥にベッドと広めのクローゼットがあります。長めの滞在にも良さそうです。テレビはベッド方向とソファ方向の2台置かれています。洗面台上の天井の隙間から虫が1匹落ちてきたのにはびっくり。客室が良かっただけに、この点は残念です。

ちなみにホテルからデアーク広場に向かって歩いてすぐのところにMATCHというスーパーがあるので、食材の購入にも困らないと思います。水のペットボトルが1本HUF100くらいでした。

2つの尖塔がシンボリックなシュテファン寺院。残念ながら一部外装工事中で、工事部分には元の外観を模したシートがかけられていました。

正面のシュテファン広場には大勢の観光客の姿がありましたが、それに混じってモーツァルト（？）のカツラをかぶって何かの勧誘をしている人の姿もチラホラ。オペラ座周辺でも見かけましたが、何の勧誘だったんでしょう。

一方で教会内部では人は少なく、祈りを捧げている人が数名いる程度でした。訪問したのが夕方だったからでしょうか。パイプオルガンも立派で、華麗なステンドグラスを通った夕日の光が教会内に美しい影を描いていました。中の人の少なさや光の美しさという意味では、夕方の訪問もよいかも知れません。

15時半からの見学ツアーに参加しました。チケットは現地で購入、EUR6.50でした。

ツアーはいくつかの言語に分かれ、日本語ツアーは参加者が他と比較して多めでした。ガイドさんは若い現地の女性。当日がガイド2回目という新人さんでしたが、日本語での説明は聴きやすく分かりやすく、一生懸命さも伝わってきて好感が持てました。恐らくかなりの訓練を受けて来たのでしょう、このあたりからもオペラ座の高い水準が伺えます。

見学中は撮影OKでした。ちょうど『ドン・ジョヴァンニ』の公演の準備中で、舞台の上で下で作業されている様子を見学することができました。次回は見学ツアーだけでなく公演を見に訪れたいと思っています。

長らくハプスブルク家の住まいであったのがこの王宮です。銀器コレクションには銀器と言いつつさまざまな種類の食器が並び、中には伊万里焼まであります。それ以上に圧倒されたのは豪華なテーブルピースの数々。当時の食卓の準備はさぞかし大変だったろうと思わずにはいられません。

そしてフランツ・ヨーゼフ１世とシシィの部屋は、衣装や家具、内装など、どれも豪華そのものでしたが、前日に見学したばかりのシェーンブルン宮殿と頭の中で混ざってしまったのも正直なところ。

入場料はEUR9.90。音声ガイドを聴きながら見学したのですが、じっくり見て回るといくら時間があっても足りません。私たちも多少早めに進みましたが、それでも3時間近くかかりましたので、十分な時間を確保の上見学されることをお勧めします。

残念だったのは正面が工事中だったことと、内部の撮影ができなかったことくらいでしょうか。

ペスト撲滅を記念して建てられたのがこのペスト記念柱。ブダペストにある三位一体像など、同様の趣旨で建てられた像がいくつかあります。それだけペストが広範囲にわたり脅威だったのでしょう。

この付近の通りは歩行者天国になっており、カフェやショップも多く、のんびり散歩するには良さそうです。

教会自体よりその地下にある皇帝納骨所で知られるカプツィーナー教会。外見は茶色く極めて質素で、ここにお墓があることを物語っているかのようです。

納骨堂の見学料はEUR5。中には数多くの棺が文字通り並べて安置されています。地位や年齢によって棺の大きさはまちまち。特にマリア・テレジアやエリーザベト夫妻の棺は非常に立派なものです。

教科書にも載っているような人物の棺を目の当たりにするのは何とも不思議な、でも歴史を身近に感じられるような空間です。

ウィーン中心部のオペラ座や博物館、王宮、議事堂や公園など、多くの見どころがリンク沿いに集中しています。

このリンクを1周する観光用の黄色いリンクトラムが走っていますが、私は通常のトラムでリンクを半周しました。1周するには1系統と2系統を乗り継ぐ必要がありますが、リンクトラムでなくともウィーンの雰囲気に触れ、数々の沿線の建物を楽しむことができます。

フリーパスを持っていれば、ちょっと面白そうな所でちょっと下車して立ち寄るのも簡単ですね。

ミュンヘン～ウィーン～ブダペストと、RailJetの1等車で移動しました。座席は横3列で幅も広く快適（ただし方向転換はできません）、キットカットとジュースのサービスもありました。

例えばミュンヘン～ウィーンとウィーン～ブダペストに乗車する場合、2つの区間の切符をそれぞれ別々に購入するよりも、ミュンヘン～ブダペストの切符でウィーンでストップオーバー（途中下車）するという形にしたほうが、ミュンヘン～ブダペストの通しの値段で済んでしまうので安く上がります。

私もDBのウェブサイトで、ミュンヘン～ウィーンと2日後のウィーン～ブダペストの切符をこの形で購入しましたが、料金はミュンヘン～ブダペストの通しの切符と同じになり、しかもEuropa-Spezial Ungarnという割引切符が適用されたため2区間合わせてEUR69という値段で移動することができました。

ガイドブックで見たターフェルシュピッツが食べたい！ということで、公式サイトで日本から予約を入れて行きました。

平日の18時でしたがその時点でほぼ満席、その後は予約客を除きほとんど入店できないという状態でしたので、検討されている方は事前の予約をお勧めします。

注文したのはパンと前菜の盛り合わせ、ターフェルシュピッツ2人前、デザートのムース。前菜はサラダと生牛肉のペーストでしたが、これがとろけるようで美味！

そしてターフェルシュピッツですが、目の前のテーブルに肉・スープの鍋と付け合わせの鍋が並び、店員さんが取り分けてくれます。これがもう絶品でした。肉のエキスがしみ込んだスープを最初にいただき、その後肉をいただくのですが、柔らかく煮込まれた肉がサワークリームやアップルソースによく合いました。付け合わせもたくさんあるので、ターフェルシュピッツ目的で行かれる場合にはその他の注文を控えた方が良さそうです。結局私たちも難儀しながらムースまでを食べ終えました。

値段は全部合わせてEUR66.50。大満足の夕食でした。

ホテルザッハーと人気を二分するザッハトルテの名店。最近では国内のデパートでもここのザッハトルテを見かけるようになってきました。

平日の13時頃入店しましたが、列ができており案内されるまでに20分ほど待ちました。

飲み物は席で注文しましたが、ケーキは店内の一角のケーキコーナーで注文するよう促され、行ってみると色んな種類のケーキがたくさん！結局ザッハトルテをいただいたのですが、それ以外のケーキにも目移りしそうなほど。

ザッハトルテが1個EUR3.70、ホットティーがEUR4.50。思ったほど高くなく、美味しいザッハトルテがいただけて大満足でした。

2011年5月に利用。ホテルの公式サイトで予約して、朝食付きダブルルーム2泊でEUR254でした。シェーンブルン宮殿に似た黄色の外観、そして室内には宮殿ゆかりの人物の肖像が飾られており、宮殿のすぐ近くにいることを実感させてくれます。

Uバーンのシェーンブルン駅から徒歩5分くらい。道には歩道もあるのでスーツケースを押していても大丈夫です。シェーンブルン宮殿までも近いので宮殿観光にはオススメですが、ウィーン中心部まではUバーンで20分ほどかかるので、中心部しか観光されない方には多少不便かも知れません。

西駅やミッテ駅からシェーンブルンに向かわれる場合、UバーンのLaengenfeldgasse駅での乗り換えはホーム反対側に向かうだけなので、大荷物でも心配ありません。マイドリング駅からシェーンブルンへの場合は、同駅で階段やエレベータを使って隣のホームに移動する必要があります。

ご存知ルートヴィヒ2世の居城、そしてディズニーの眠れる森の美女の城のモデルともなった美しい白亜の城。このお城を建てた際、ルートヴィヒ2世は金をふんだんに使用したこのお城あまりの豪華さから『狂っている』と言われたそうですが、その見栄え、貫禄はロマンティック街道の終点にふさわしいものがあると思います。

5月に訪れたのですが、あいにく天気が悪く、マリエン橋の上は強風でものすごい寒さでした。

先にホーエンシュバンガウ城を見学してからこのお城を訪問する方も多いと思いますが、どちらも内部撮影禁止ということもあって、何がどちらかすぐにごっちゃになります。心して見学してください。

現地のチケットブースでこのお城とノイシュバンシュタイン城の2城の入場券を購入すると、先にこちらの城に行くよう指定されます。日本語の音声ガイドもあるので、チケット購入時に日本語希望と伝えておきましょう。

ノイシュバンシュタイン城もそうですが、内部撮影できないのが残念でなりません。こちらはルートヴィヒ2世の幼少時代の城で比較的小ぢんまりしているのですが、なかなかの見応え。そして立て続けに2つのお城を見学するので、どちらがどんな感じだったのか、あっという間にごっちゃになってしまいます。