さいたまさんのクチコミ(127ページ)全2,813件

豊川稲荷東京別院の歴史は、大岡越前守が豊川稲荷神社の江戸参詣所を開いたことで始まりました。
大岡家は、三河時代から豊川稲荷を信仰しており、江戸入府以降も屋敷内に社を置いていました。
その後、江戸参詣所は、豊川稲荷神社の直轄の東京別院として、赤坂に創建されました。
信仰者の間には、旗本から大名に栄進した大岡家にあやかり、立身出世、盗難・火災予防への効験が評判となっています。

牛鳴坂は、青山通りを挟んで、豊川稲荷神社の向かいにある上り坂です。
斜め南向きに上っています。
青山通りから赤坂通りに向かう厚木通りの北側にある坂です。
江戸時代の路面が悪かった時代に、荷車を曳く牛が苦しさから鳴いたという故事から、坂の名前となったそうです。
現在は、舗装され、道幅も広くなっていて、とても通り易い坂となっています。
近傍に、階段ですが、丹後坂という坂があります。

弾正坂は、青山通りから下がっている坂で、豊川稲荷を東側に、赤坂離宮を西側に見つつ
北側に下がっている坂です。
下る途中で、九郎九坂と合流して来ます。
西側に、代々、弾正大弼に任ぜられていた吉井藩松平家の屋敷があったことから、弾正坂との名付けられたとのことです。
２車線の広く、そして勾配も緩やかな坂で、通り易い坂となっています。
赤坂離宮の傍にあるため警備が厳重となっています。

九郎九坂は、青山通りから直角に曲がり、北方向に延びている坂です。
九郎九坂の西側の傍に、赤坂の豊川稲荷神社があります。
九郎九坂の名前は、江戸時代の一ツ木町の名主の先祖である秋元九郎九の名前から、名付けられたと言われています。
青山通りを挟んで九郎九坂の向かいにも、一ツ木町が含まれていて、通りの名前に一ツ木通りの名前が残っています。
九郎九坂は、比較的勾配が緩やかで、通り易い坂です。

写真工業の発祥の地であるとの標識柱が、新宿中央公園の中に立てられています。
標識柱は、緑の樹木と植栽に囲まれています。
日本の写真工業は、小西本店(後の小西六写真工業)が、日本で初めて写真感光材料国産化のために研究製造拠点を設けたことに始まります。
その拠点が、発祥の地とされていて、標識柱が立てられています。
その敷地は、淀橋浄水場とともに、新宿中央公園として姿を変えています。

新宿中央公園の西に熊野神社があり、その本殿の東側に、大田南畝(蜀山人)の書による銘文が刻された水鉢があります。
大田南畝は、江戸幕府の勘定方の要職等を務め、甲科及第首席合格の成績を残した旗本の逸材でした。
大阪の銅座に赴任した際、中国で銅山を蜀山と呼ぶことに倣い、蜀山人と号しました。
狂歌や随筆に優れた業績を残しています。
その大田南畝の書による銘文が刻された水鉢が、現在まで保存されています。

新宿の熊野神社の歴史は、古く、室町時代に、紀州の熊野神社の神官であった豪商が、社を開いたとの由来が伝わっています。
その後、豪商は中野長者として財を成し、熊野権現の十二社を全て移すことに努力しました。
江戸時代には、現在の新宿中央公園周辺の地域に、神社の他、料亭、茶屋等が１００軒以上が連なり、一大花街として発展したとのことです。
明治時代に入り、淀橋上水道の設置により、敷地が少なくなってきました。

新宿副都心計画の一環として、熊野神社、淀川浄水場、小西六写真工場等の敷地を利用して、新宿中央公園として整備されました。
面積は、８万１千5m²もあり、新宿の緑地地域としては、新宿御苑、明治神宮外苑、戸山公園に次ぐ面積であり、新宿区立公園の中では最も広い公園です。
近隣のサラリーマンの憩いの場、付近在住の子どもたち向けの遊び場等、公園として充実した機能を備えています。

東京都庁の第一庁舎の４５階に、無料の展望フロアーがあります。
晴れた日には、遠くまでの素晴らしい眺望を目の当りにすることが出来ます。
スカイツリーや近傍の高層ビルを見ることが出来ました。
天候の関係で、あいにく富士山を見ることはできませんでした。
眼下の中央公園の様子も、手に取るように見え、素晴らしい施設です。
外国人観光客の姿も多く、国際的な観光スポットになっています。

雁木坂は、麻布台１丁目にあり、桜田通りと外苑東通りに近く、狸穴のロシア大使館の北側です。
桜田通りから霊友会会館への道を入り、会館の前の広場を過ぎると、道の正面に、雁木坂の階段があります。
階段状になった坂を、一般的に雁木坂というようです。
城郭においては、石垣や土塁に、昇降するために付設された石階段をいうことから、坂でも、雁木坂との名前になったようです。
麻布台の雁木坂は、急な勾配になっています。

三年坂という坂は、京都をはじめとして数多くあり、２３区内でも、永田町、市ヶ谷にもあります。
麻布台の三年坂は、桜田通りと外苑東通りに近く、狸穴のロシア大使館の北側にある小さな坂です。階段と中央の勾配の路面が併設されている坂です。
坂を登って行くと、霊友会会館の裏手に突き当たります。
坂の長さは、それほど長くありません。
階段があり、中央に車止めがある坂なので、車は通ることが出来ません。

寄席坂は、六本木通りから東に登っている坂で、坂の途中に曲がり角があります。
標識柱の説明によると、明治から大正にかけて、坂の途中に福井亭という寄席があったことから、寄席坂と呼ばれるようになったとのことです。
坂の前半は、勾配が急になっていて、登るのがつらい感じがします。
途中の２回の曲がり角を過ぎると、勾配が緩やかになり、平坦な道になります。
標識柱は、登り始めの六本木通りと２回目の曲がり角の地点に建てられています。

地下鉄六本木一丁目駅の西側に、大規模な再開発事業が進んでいますが、その地域の西側に、なだれ坂があります。
なだれ坂の東側には、従来、六本木プリンスホテルがありました。
その後、ビジネスホテルが開業していましたが、２０１１年以降、再開発計画事業が推進されています。
現在は、なだれ坂は、六本木通りに向けての一方通行となっていますが、地下鉄六本木一丁目との通行を含め、新たな姿に生まれ変わることになると思われます。

丹波谷坂は、六本木通りの東側の谷状の場所から登る坂の一つです。
東の方向に登っている坂です。
江戸時代の旗本の岡部丹波守の屋敷が、谷状の地域にあり、丹波谷と言われていました。
明治時代に、東に向けて、坂が開かれました。
その坂の名前を付ける際、丹波谷からの坂の現況から、丹波谷坂と言われるようになったとの由来があります。
比較的、勾配が急で、坂の幅もそれほど広くありません。
生活道路という範疇でしょう。

饂飩坂は、外苑東通りの南側の坂です。
六本木交差点から外苑東通りを５００ｍほど行きますと、南側に坂が下りて行きます。
それが饂飩坂です。
昔、この地に、天明年間、松屋と言う饂飩屋があったことから、饂飩坂と言われるようになったとのことです。
饂飩坂は、距離が比較的短い坂ですので、坂下に連接している芋洗坂と混同されることが多いと言われています。
現実問題として、饂飩坂の下は、ロータリー状になっていて、下の芋洗坂と区別がつきにくいです。

市三坂は、六本木通りの三河台の近くの坂を言い、名主の名前をとった市兵衛町の市と
三河の三を結びつけた名前を付けられています。
場所的には、六本木通りと外苑東通りの交差点である六本木交差点から三河台公園の間の付近を言います。
坂自体は、勾配も全体としては緩やかですが、三河台公園付近の勾配がややきついかもしれません。
六本木通りと高速道路の高架部分に沿っている坂で、やや圧迫感を感じる坂です。

転坂は、赤坂６丁目にある坂で、昔の路面は悪く、転んでしまう人が多いことから転び坂と言われるようになったとのことです。
現在の路面は、舗装されている上に、滑り止めを付けてあります。
それでも、勾配が急となっています。
転坂を上がり、道なりに進むと地下鉄赤坂駅の赤坂サカスに通ずる道路に当ります。
赤坂サカスは、赤坂にある数多くの坂を指して、坂の複数サカスとしたと言われています。

本氷川坂は、氷川神社の南側にある坂で、下って行った先には勝海舟の旧宅があります。
本氷川坂は、北側の、広くまっすぐになっている氷川坂と異なり、曲がりくねった急な坂です。
氷川神社の周辺の本氷川坂は、閑静な屋敷が続き、静かな環境となっています。
落ち着いた色の土塀と歴史を感じさせる建物や門があり、周りの緑の樹々とも相まって、静かな雰囲気が漂ってきます。

赤坂氷川神社の創建は、古く天暦５年と言われています。当初、現在の赤坂４丁目付近に建てられましたが、享保１５年、将軍徳川吉宗の命により、現在地に遷されたそうです。
現在の社殿はこの時に造営されたもので、東京都の有形文化財に指定されています。
氷川神社の名称は、広く使われていて、麻布、渋谷等の氷川神社と区分するため、赤坂の名前が付けられています。旧の神社の社格としては、府社となっています。

氷川坂は、氷川神社の北側にある坂です。
赤坂通りから六本木通りに抜ける道路の一つとして利用されていて関係上、交通量が多いです。
氷川坂は、赤坂通りに向けてまっすぐに延びていて見晴らしが良く、気持ちの良い坂です。また、広くかつ勾配も緩やかな坂です。
坂の上部には、氷川神社への北の入口があり、氷川神社に向かうことが出来ます。
氷川神社の一部が工事中でした。
氷川坂の中間付近に転坂の入口があります。