さいたまさんのクチコミ(124ページ)全2,813件

フィリピンの独立の原動力となったホセ　リサール博士は、肖像が紙幣に印刷されたり、衛兵が警護する記念公園が設置される等、国民的英雄として尊敬されています。
リサール博士は、１８８８年スペインへの再訪問の途上、来日しましたが、日本の自由民権論者との交流により、予定を変更し、日本在留を延長しています。
日本人との交流を通じ、知日の念を深めていきました。
フィリピン独立に対する精神的な基盤とされた論文は、今も息づいています。　

日比谷公園の大噴水は、公園の中心的な施設です。
公園の中心に近いという特性と広い面積を有している利便性から、多目的な方面に利用されています。
明治３５年に日比谷公園が開設された後、長期間が経ってから大噴水が造られ、完成したのは、昭和３６年となります。
大噴水の周りには、ベンチ等が設けられていて、近傍に勤務する会社員等が、昼食の場所、憩いの場所として利用する姿が見られます。
盆踊り等にも使われています。

カレッタ汐留は、旧国鉄貨物線の汐留駅跡地の再開発された地域のうち、電通が本社を置く高層ビルの低層部と最上階部の部分を総称しています。
地下５階地上４８階のうち、地下２階～地上３階及び４６階と４７階の部分が、カレッタ汐留です。
主として、レストラン、ショッピングそして展望台等からなっています。
周囲への眺望を得るために浜離宮に面した部分を曲面としたブーメラン形状にしているのが特徴です。

日比谷公園の国会議事堂に近い位置に、かもめの噴水があります。
鉄製のかもめの像を中心として、噴水の輪がかもめの像を囲んでいます。
時間の経過に従い、噴水の吹き出す高さや間隔が変化し、見ていても楽しい気持ちになります。
霞が関に勤務している会社員等が、かもめの噴水の周りのベンチに腰を卸し、かもめの池を憩いの場として、親しんでいます。
黒色のかもめの像と白色の噴水の調和が、心の休まる雰囲気を醸し出しています。

新橋駅から約５分弱の日テレ本社の２階の壁面に、大時計が掲げられています。
宮崎駿がデザインしたそうですが、幅１８ｍの大きな時計です。
１枚の銅板から叩き出され、４年間の歳月をかけて手造りで製造され、３２ケ所の仕掛けが連動するからくり仕掛けが人気を呼んでいます。
時計のメロディーに乗って、１日５回定時に、３分間の一連のからくり演技が繰り返され、観客を魅了しています。
汐留の名所となっています。

数寄屋橋の交番の裏手に、関東大震災十周年の碑と銅像そして解説の案内板があります。
まさに交番の裏手にありますので、まったく目立ちません。
皮肉なことに、交番で場所を訪ねたのですが、まったく解りませんでした。
兜を被った銅像とその台座の基に碑文が設置されています。
銅像の台座には、全国からの声に基づき「不意の地震に不断の用意」との標語が掲げられています。
台座の基にも、同じ文言が強調されています。

日比谷公園には、二つの野外音楽堂があります。
明治時代に、最初の音楽堂が開設された後、大正時代になって二つ目の音楽堂が開設されました。最初から小音楽堂と称されていたわけではなく、後になって建設された音楽堂が大きかったため、後で、大音楽堂と小音楽堂との区別が付けられました。
いずれにしても、小音楽堂は、日本最古の野外音楽堂です。
音楽の催しもののみならず、各種の集会にも利用されています。

日比谷公園では、イベントが催されていたり、周辺の会社員が憩いの場所として利用している光景を目にしますが、子供向けの遊具が用意されている区域があります。それは、草地広場です。その他、展示等にも利用される多目的の広場でもあります。
草地広場は、日比谷公園の北側にあり、霞門と自由の鐘の間の広場です。
広場の中及び周囲は、日比谷公園の管理のもと、年を通じて、四季の草花等が育てられています。

米国から寄贈された自由の鐘が、日比谷公園の一角に置かれています。
米国の匿名有志から、連合軍総司令官に贈られ、それが日本新聞協会に寄贈されたそうです。
自由の鐘を吊るす鐘楼は、日本新聞協会が建てたそうです。
新聞協会は、新聞こそ自由の擁護者だと称していますが、新たに制定された憲法のもと、日本国民との関係が未だに不明です。
占領下の日本における歴史の一コマです。

日比谷公園の中の祝田橋交差点の出入口に小高い丘があります。三笠山と言います。
元々、日比谷公園の造成の折に、残土を集めて作られた人工の丘で、標高が１０ｍとなっています。
テニスコートの工事等で、多少、形が変わったことがありますが周囲への眺望は、変わりません。
斜面部には、樹々が植えられていますが、頂上は平坦かつ開豁していて、四方への眺望が開けています。
尾根沿い的に、西側へ自由の鐘の地区に続いています。

祝田橋交差点の入口から日比谷公園に入りますと、小高い丘があり、その階段の下に、馬の水飲み場跡があります。
その他、鶴の噴水池の東側にもあります。他にもあるかもしれません。
新宿駅北口広場にもあります。
馬が重要な運搬手段であった頃は、各所に、馬の水飲み場が造られていました。
日比谷公園の馬の水飲み場は、デザインが斬新であったため、各所の水飲み場に比し、名前が通っていたそうです。

日比谷公園に、幼児が狼の乳を飲んでいる銅像があります。
昭和１３年に、イタリアから東京市に寄贈されたものです。
このルーパロマーナの像は、ローマ帝国の建国伝説にちなんだもので、現在でもローマ市の象徴とされています。
幼い王子兄弟は、王を殺され、川に流されました。兄弟は、雌狼に助けられ、その乳を飲んで成長しました。立派な若者に成長した兄弟は、ローマを統一しました。これがローマ帝国の始まりとされています。

３～５千万年前の植物が水中に没した後、珪酸質化したものを珪化木というそうです。
北九州の炭鉱の炭層の中に、珪化木が埋まっている場合、それらを松石と称されています。
日比谷公園の松石は、福岡市街の亀山炭鉱の地下３００ｍから掘り出されたものだそうです。
一本の長い状態のものが掘り出され、その一部が、日比谷公園に展示されています。
日比谷公園の松石は、２本が展示されていて、それらには年輪等が確認できます。

日比谷公園の中央の東、皇居側に広い第一花壇があります。
緑の芝生の第一花壇の東側に、一対のペリカンが水を出している噴水があります。
周囲には、各種の季節の花々が咲き誇っています。
第一花壇の周りには、ベンチが設けられていて、近傍に勤めている会社員等の寛ぐ姿が見られ、憩いの場となっています。
ペリカンの噴水には、お互いに向き合っている白色のペリカンの口から噴水として、水が出し続けられています。

日比谷公園の心字池の北側の道沿いに、南極から持ち帰られた石が、南極の石として保存されています。
南極の石は、日本の南極観測拠点である昭和基地の近くの東オングル島の慎太郎山から持ち帰られたものです。
日本の南極観測隊が、南極観測船『ふじ』に乗せ、持ち帰りました。
重さは、約１５０ｋｇもある片麻岩という種類の石だそうです。
昭和４１年に、日比谷公園に設置されました。
近くには、解説の案内板が建てられています。

日本の酒情報館は、西新橋１丁目にあります。
日本酒造会館の１階にあります。酒プラザという施設名になっています。
酒造会館の入口標示や館内配置図には、４階にもあるようになっていますが、４階は、事務所と倉庫のみになっていますので、日本の酒情報館は、１階のみです。
１階の酒情報館の中には、びっくりするような日本酒の展示コーナーがあります。
なにしろ、こんなに多数の種類・銘柄があるのかと感心するほどの多数の日本酒が展示されています。

日比谷公園の心字池は、もともと日比谷見附の北側にあったお堀でした。
日比谷公園の造成の折に、お堀を埋め立てた段階で、上空から見ると「心」の字に見える事から心字池と名づけられました。
日比谷見附跡の石垣と日本風の心字池が、日比谷公園の名所となっています。
特に、松を主にする手入れの行き届いた埴栽と池の水面に映された風景は、独特の趣があるとの声があります。
心字池の周囲には、各種の文化的史跡や施設が配置されています。

見附とは、一般的に城郭を守るための施設で、城郭の門に設けられるものです。
江戸城には、約３０もの門があり、それぞれに見附があったようです。現在も四谷や赤坂の御門の見附跡が残っています。
日比谷見附の跡には、城郭の一部の石垣が保存されています。
日比谷御門は、桜田御門と同じような枡形門があったようですが、石垣部分のみが残されています。
江戸城の門の前には、堀を渡るための橋があったようですが、日比谷御門には、橋が無かったとことです。

大正１０年、時の内閣総理大臣原敬は、東京駅構内にて暴漢に襲われ、死亡しました。
その遭難現場に、今も経緯を記した説明文と事件現場を示すプレートが残されています。東京駅丸の内南口の一角に、事件の概要を記した説明文が壁に掲げられています。
また事件が起きた場所には、小さなプレートが埋め込まれています。
遭難の記録は、丸の内南口の券売機の横にあります。
東京駅の改修がなされていますが、遭難の記録は、形を変えつつも、保存されています。

明治生命館は、明治安田生命の本社ビルの一角であり、昭和初期の歴史的建造物として重要文化財として指定されている部分です。
昭和初期時代の建物部分を保存しつつ、新たに建造された部分との節調を図っています。
終戦後は、ＧＨＱにより接収され、また東京駅改修中は、外国大使の信任状奉呈式の出発点として使用される等歴史の中において重要な役割を果たしてきました。
現在は、明治生命館として、歴史の一部を展示するため公開されています。