さいたまさんのクチコミ(129ページ)全2,813件

山王切通坂は、日枝神社の裏の参道から始まり、途中、日比谷高校の南側を通りながら、山王坂に続いている坂です。
あたかも日枝神社の周囲を、巻いて囲むような形になっています。
また、坂の途中は、切通しのようになっていて、坂の両側が切り立っています。
坂の歩道部分の切り立った断崖は、石垣が積まれている所が目に付きます。
この山王切通坂が出来た時期は、古いものではなく、明治５年から１０年の間であろうと推測されています。

桜坂は、江戸中期にできた坂で、昔、桜の大木があったことから桜坂と呼ばれるようになったとのことです。
現在も、桜の木が繁っていて、花見のシーズンには賑わうことでしょう。
坂を上り、右に曲がっていますとサントリーホールのある地域になります。
アークヒルズを含めたこの地域は、みどりの樹々が多く、落ち着いた雰囲気がします。
周りには、南にスペイン坂もあり、観光地的な感じもします。

ニッショーホールの入っている日本消防会館は、虎ノ門２丁目にあり、地下鉄虎ノ門駅からすぐの場所です。
日本消防会館には、消防活動に関する各種紹介や情報プラザ、展示会等が催されています。
また、ニッショーホールでは、７００余名を収容可能な多目的ホールにおける講演会、演芸・公演の会場として利用されています。
大小の会議室やレストランもあり、各種の会合やイベントに利用されています。

汐見坂が上がり切った三差路から南西方向に、霊南坂が延びています。
アメリカ大使館とホテルオークラの間の坂です。
江戸時代に、高輪東禅寺の開山の師であった嶺南和尚が、嶺南庵と号していましたが、その名前を坂の名前にされたそうです。その後、名前がいつしか霊南坂となったそうです。
ライオンズクラブの建立した碑によると、住居表示の改正のため、霊南坂の名前のみが残っているそうです。

アメリカ大使館の南で、榎坂、霊南坂及び汐見坂が合流しています。
その合流している交差点の傍の歩道上に汐見坂の標識柱が建てられています。
江戸時代中期以前には、江戸の海が展望できた坂だそうで、南側に川越藩主であった松平大和守の藩邸があり、その名前から大和坂とも言われていました。
汐見坂は、南西方向に緩やかな勾配で下っています。
途中で、江戸見坂と合流しています。

江戸見坂は、虎ノ門のホテルオークラの南側にあり、急な勾配の坂です。
江戸時代には、江戸の街並みを見ることが出来たことから、江戸見坂との名づけられたようです。
ホテルオークラの東側の汐見坂、北側の霊南坂とともに、ホテルオークラの周囲を囲むような位置関係になっています。
ホテルオークラは、現在、工事中であり、工事車両の駐車及び走行により、急な坂の勾配とも相まって、注意を要する坂となっています。

南桜公園は、江戸時代の大名の堀田正睦の中屋敷跡地に設置されています。
昭和４年の関東大震災の後、復興事業の一環で、小学校とともに公園として開設され、港区の管理する公園となっています。
緑の樹々に囲まれた公園は、周囲の商業区域内における憩いの場として利用されています。
公園内には、水資源の循環システムが設置されていて、実証的検証の場となっています。

永田町の新坂は、明治１０年代に新しくできた坂だったため、新坂と呼ばれたようです。
新しくできたという面で、他の場所にも、同様に新坂という坂が各所にあります。
永田町の新坂は、勤務先に急ぐ多くの人たちが利用したことから、遅刻坂とも言われたそうです。メキシコ大使館横を屈曲して永田町方向に通ずる細い坂です。
坂の途中には、プルデンシャル社の建物が出来ています。

三べ坂は、江戸時代、坂の付近にあった岡部屋敷、阿部屋敷そして渡辺屋敷の屋敷に共通する三つの「べ」を文字って、三べ坂と言われたと言い伝えられています。
あまり広くない坂が、首相官邸方向の南側に延びています。
また、谷地状の坂の東側には、衆議院及び参議院の議員会館があります。
三べ坂の先は、山王坂に通じていて、日枝神社にも行くことが出来ます。
国会議事堂の裏手である国道２４６号線の南の坂になります。

諏訪坂は、平河町の都道府県会館の西側に在る比較的短く、緩やかな坂です。
富士見坂をはさみ、参議院議長公邸の向い側にあります。
この地は、江戸時代の旗本の諏訪家の所有する屋敷地域で、その名前から諏訪坂と言われているようです。その他、紀州藩邸があったころの故事から達磨坂とも言われているとのことです。
近くには、千代田放送会館があり、北側の麹町中学校を経て、新宿通りに至る間の坂です。

華族女学校遺跡の碑は、青山通りの平河町交差点から南西方向に少し離れた場所にあります。
参議院議長公邸の東門のすぐ横にあります。
青山通りから、やや細い下り坂に、少し入っているため、青山通りの喧騒の感じがしません。
公邸の樹木に囲まれた静かな環境下にあり、落ち着いた雰囲気の記念碑です。
石の碑に緑の苔がうっすらとむしていて、歴史を感じることが出来ます。

赤坂見附の交差点から、急な勾配の富士見坂となり、平河町交差点付近まで、その勾配が続いています。
平河町交差点からは、勾配が緩やかとなり、その後降り坂になります。
富士見坂は、西側に向いていて、天候によっては、富士山が見られるそうで、名前の由来となっているそうです。
富士見坂の南側には、衆議院及び参議院議長公邸が、それぞれあります。
富士見坂は、他に比し、比較的長い坂となっています。

桜田門から千鳥が淵方向に、皇居を廻るように向かう内堀通りは、最高裁判所付近で、青山通りと別れます。
その分岐の付近の坂を三宅坂と言います。桜田門から緩やかに昇り勾配になっています。
東側に皇居のお堀を見つつ、最高裁判所を正面にし、北に向かっています。
三宅坂の三差路で、青山通りが西側に別れていきます。
青山通りには、高速道路が走っていて、平河町方向に向かっています。

梨木坂は、江戸時代の井伊家の屋敷や旧陸軍省の建物の傍の坂としての歴史を持っています。
現在は、国立国会図書館の東側の横を、国会議事堂(参議院)から青山通りまでの坂となっています。
江戸時代から続く石垣が、梨木坂の両側に残っています。
静かな環境のもと、緩やかな勾配とも相まって落ち着いた感じがする坂です。
国会図書館の門からの道が、梨木坂の中間付近に続いています。　　　

三年坂は、各地にありますが、霞が関の三年坂は、桜田通りから首相官邸方向に登る坂です。
霞が関坂、潮見坂そして三年坂の３本の坂が、霞が関の桜田通りから並行して、北に向かって延びています。

三年坂が一番短く、落ち着いた雰囲気を持っています。
三年坂は、桜田通りから北方向に昇り始めて、勾配も緩やかに延び、高速道路に近づくにつれ、下がり始めています。

財務省の建物の三年坂側の入口には、国税庁の標識が取り付けられています。

霞が関坂は、官庁街の国道１号線の桜田通りから北側の国会議事堂に向う坂です。
同じ方向に潮見坂と三年坂の３本の坂が、並行して昇っています。
いずれも、江戸時代の大名屋敷の間を通っていた坂です。
霞が関坂は、同じく総務省前に設置されている霞が関跡の標識柱の傍から、坂が始まっています。
ゆるやかな坂で、勾配はあまり気になりません。
千代田教育委員会が設置した標識柱が建てられています。
その標識柱には、霞｢が｣関と平仮名になっています。地名標示の｢が｣に合わせているのでしょう。因みに、霞が関を片仮名の霞ヶ関と記しているのは、地下鉄と郵便局です。
郵便局でも、局によっては、平仮名の｢が｣を使っていて、バラバラです。

エプソンギャラリーは、新宿の中央通りの動く歩道沿いにあります。新宿三井ビルの地下１階に入っています。動く歩道からそのまま入れる形になります。
従来は、エプソン製品の紹介が主のような感じでしたが、現在は、来場者主体の作品発表の場から進化し、広く映像を鑑賞するような感じになりました。
写真のみならず、動的なイメージが感じられます。
具体的には、やや抽象的な面もありますが、明るい海洋的な映像を始めとする広がりが多くなっています。変わりつつある感じです。

霞が関は、一説によりますと、日本武尊が蝦夷に対して備えた関所という伝説に由来しています。その関所がどこにあったかは、諸説があるようです。
現在の碑は、江戸時代の武家屋敷跡にあったとの説に基づき、設置されているようです。
いずれにしましても、現在の霞が関は、いろいろな中央行政機関が集まった区域で、行政の中枢の代名詞になっています。
地籍上の地名標示は、霞「が」関と平仮名が使われていますが、地下鉄等では、霞「ケ」関と片仮名が使われています。

日枝神社に参拝するための山王女坂は、山王男坂が勾配が急な階段なのに比し、ゆるやかな傾斜の坂です。ゆるやかな傾斜で同じ高さに昇るため、長い距離を必要とする関係上、坂道は、大きく迂回しています。
階段を昇れない人々は、もちろんのことですが、車両も山王女坂を利用してます。
山王女坂を利用して昇る場合は、昇りきった時点で、日枝神社の山門の横において表参道に合流することになります。
山王女坂は、樹々に覆われていて、静かな坂になっています。

山王男坂は、赤坂の日枝神社の本殿に参拝する際、昇る階段を言います。
昇るべき階段が、坂と称されている珍しい例です。
東向きに建設された日枝神社の本殿の参道及び鳥居は、山王男坂に連接しています。
山王男坂の勾配が急となっている関係上、女性等が昇るための勾配が緩やかな山王女坂が、北側に、別に設けられています。
山王男坂の名称は、いろいろな場所に載せられていています。