さいたまさんのクチコミ(126ページ)全2,813件

新坂という名称の坂は、２３区内に６～７ｹ所あるようです。
その中でも、市ヶ谷の新坂は、ＪＲ市ヶ谷駅の傍にあることかもしれませんが、賑やかです。日テレ通りとの標示があるように日テレに通じています。
勾配もそれほどきつくなく、道行く人もあまり坂を認識していないような感じです。
市ヶ谷駅から二七通りの標示がある通りの間に、坂の標識柱がありますので、新坂としては、二七通りまでになっているのかもしれません。

伝統芸能情報館は、伝統芸能の保存と振興を目的とする情報発信の核心として設立されています。
独立行政法人日本芸術文化振興会が、国立劇場等とともに運営する組織ですので、同じ敷地内に建てられています。
日本芸術文化振興会は、舞台芸術の総合センターとして、また、文化庁と並ぶ文化芸術活動に対する公的支援機関として、日本の芸術その他の文化の向上に寄与するとともに、伝統芸能に関する情報を提供する役割のもと活動しています。

国立演芸場の名称は、国立演芸場とされていますが、国立演芸場の入口には、国立劇場演芸場と記されています。入口の石碑にも国立劇場演芸場と刻されています。
独立行政法人日本芸術文化振興会法及び省令からは、正式名称が出て来ませんが、日本芸術文化振興会のホームページの沿革には、昭和54年に、国立演芸資料館(国立演芸場)が開場した旨の記述があります。国立演芸資料館が正式名称かもしれません。
いずれにしても、場所は、国立劇場の南側にあります。

隼町の鍋割坂は、国立劇場の北側にあり、内堀通りから西に入る坂です。
鍋割坂の勾配は、緩やかで、内堀道路側を除いて、あまり傾斜を感じません。
内堀通りからの入口部分には、ホテルがあります。
また鍋割坂の西端には、駐在所があります。
鍋割坂の西端を南北に通じている道路には、国立劇場通りとの名前があり、道路標識も建てられています。
鍋割坂の両側は、ホテル、高級住宅や道路公団の施設があり、静かな環境下にあります。

渡辺崋山は、三宅坂にあった三宅家上屋敷に生まれました。
渡辺崋山は、蘭学者として有名ですが、画家としても高名でした。渡辺崋山は、三河国田原藩の家臣の三宅家の子として生まれましたが、困窮する家のため絵を描き、家計を助けたと言われています。
後に有能な才能を認められ、活躍の場を与えられましたが、蛮社の獄を契機に蟄居を命ぜられ、失意のうちに世を去りました。
現在、渡辺崋山の生涯を顕彰する説明文が、生誕地の三宅坂小公園に建てられています。

広告記念像は、千代田区が管理する公園内に建てられています。
内堀通りと青山通りが交差する三宅坂交差点のすぐ西側にあります。
広告記念像は、日本電報通信社(現在の(株)電通)が作製したもので、広告の日本文化に対する貢献を顕彰しています。
公園自体は、国有地を東京都が借用しているもので、隣接する最高裁判所とは、全く関係がありません。
３人の少女が台座の上に立ち、天空に夢を求める感じのする像です。

祝田橋は、内堀通りと晴海通りの交差点にある構造物です。日露戦争の勝利を祝うための凱旋道路を建設し、祝田橋と命名しましたが、橋としての構造ではなく、皇居のお堀である日比谷濠を埋め立てた道路です。従って、橋一般が有する下部通行部分の構造がありません。
日比谷濠の石垣の状況と祝田橋の石垣部分は、積み上げ方がまったく異なり、祝田橋部分が、後になって作られたことが窺い知れます。
祝田橋の名前は、当時の行政区画の祝田町から来たものと思われます。

日本の高さの原点は、東京湾の平均海面高とされていますが、実用上、陸上の固定点として、日本水準原点が用いられています。
この日本水準原点を収めているのが、憲政会館の敷地内にある日本水準原点標庫です。
この標庫の中の水晶板の中心が、日本の高さの原点であり、常時、東京湾の平均海面の高さとの関連を把握されています。
因みに、日本の水平方向の緯度経度の原点は、麻布の狸穴にある日本経度緯度原点です。

稲荷坂の入口は、赤坂通りの乃木坂の手前、赤坂小学校から北に入った所にあります。
稲荷坂の登り口を右に見つつ、道なりに進み、しばらく歩くと、カンボジア大使館に続きます。
稲荷坂は、新坂と並行していますので、そのまま北に進むと青山通りに至ります。
稲荷坂の南からの登り坂は、最初、比較的、勾配が急ですが、北に進むにつれて勾配が緩やかになってきます。地形全般が、南から北方向に行くにつれ、高くなっている地形の由縁でしょう。

新坂と称する坂は、処々にあります。近くは、永田町、市ヶ谷にもあります。
共通的に、新しく開かれた坂として名付けられています。
赤坂の新坂は、ドイツ文化会館の南にあります。
閑静な住宅地域内の坂で、勾配もあまり急ではありません。
道幅は、広くない坂で、かつ車の行き来も少なく、落ち着いた感じを受ける坂です。
南に向いている坂ですので、日当たりが良く、幹線道路から離れた、静かな環境下にある坂です。

赤坂区民センターは、赤坂コミュニティぷらざの３階以上にあり、受付は３階です。
赤坂コミュニティ―ぷらざは、公共機関の建物には珍しく、洒落た外観の建物です。
赤坂区民センターの階には、大きなホールがあり、かなりの人数を収容できます。広い待合スペースもあり、ゆったりとした設計になっていますので、各種のコンサートや文化的な公演の企画・実施が可能となっています。
また、窓からは、緑に囲まれた赤坂御用地も見ることが出来、落ち着いた雰囲気の施設です。

薬研坂は、青山通りに向けて、下がってそして登っている坂です。
谷の部分を真ん中にした形が、薬を調合する薬研に似ていることから薬研坂と言われているそうです。
薬研坂を登り、青山通りに出ると、右側には赤坂区役所があります。
また、青山通りをはさんで北側には、緑の樹々に囲まれた赤坂離宮があります。
薬研坂は、広くそして見晴らしの良い坂で、気持ちが晴れ晴れとする感じの坂です。

三分坂は、赤坂通りから青山通りに向かう道路の赤坂通りに近い部分の坂です。
途中で、直角に曲がる坂で、とても勾配が厳しい坂です。多分、紀尾井坂とともに最も勾配が急な坂の一つかと思います。
三分坂の標識柱の解説文には、坂が急勾配なため、車の乗車賃が、銀三分(さんぷん)余計にかかったという説を紹介しています。別の説もあるようです。
いずれにしても、坂の勾配が急であることは、共通しています。

旧淀橋浄水場の閉鎖に伴い、主要な施設の一部を保存し、旧淀橋浄水場の果たした役割を顕彰するため、六角堂を新宿中央公園に移設しました。
世界的に評価の高い東京の水道システムは、明治時代の初期、玉川上水道を拡充するとともに、淀橋浄水場を開設することにより、発展して来ました。
東村山浄水場の完成により、淀橋浄水場は、新都心整備計画に基づき、超高層ビル群として、姿を変えることとなりました。
六角堂が移設される契機となりました。

世界に有名になっている東京の水道システムは、旧淀橋浄水場の役割を理解ることなく、語ることはできません。
現在の衛生的で安心できる日本の水道は、旧淀橋浄水場の開設によって実現しました。
その後、東村山浄水場の開設に伴い、淀橋浄水場は、その活動に幕を閉じ、跡地は、新宿の超高層ビル群となりました。
旧淀橋浄水場の蝶型弁は、浄水場で活躍していた蝶型弁をそのまま、記念碑として保存してあるものです。

赤坂のさくら坂は、地下鉄赤坂駅からすぐの所です。
赤坂サカスのすぐ横を通っています。
さくら坂の両側には、街路樹が植えられ、植栽と芝生が整備されています。
また路面は、周辺の環境に配慮された色調となっていて、気持ちの落ち着く坂です。
勾配がやや急な場所がありますが、概してきついという感じはありません。
桜の季節になりますと、名前の通り桜の花が見ものになるものと推測されます。

円通寺は、佛智山と号する日蓮宗の寺院です。佛壽院日通上人という僧侶が、寛永年間初期に開山したそうです。
元禄の頃の火災にあい、赤坂の地に遷座したとのことです。
円通寺坂を登り切る付近の南側にあります。
円通寺の敷地内の表通りに面した場所には、円通寺ガデリウスビルが建てられています。
円通寺の本堂は、円通寺ガデリウスビルの裏手にあるような感じです。
円通寺の鐘は、歴史を感じさせるものがあります。

地下鉄の赤坂駅から出て、赤坂サカスの北側から円通寺坂公園に降りる小路があります。
赤坂サカスの北側のさくら坂から降りることが出来ます。
円通寺坂に面していますが、南側のさくら坂と階段で繋がっています。
北向きの斜面の底部が、円通寺坂公園となっています。
昔の町名では、赤坂一ツ木町となっていましたが、現在は、赤坂５丁目となっています。
港区立の公園となっています。
比較的、こじんまりとした公園です。

円通寺坂は、赤坂５丁目にあり、赤坂サカスの北側を東西に延びています。
円通寺坂の登り切った付近に、円通寺が位置しています。
また、坂の途中の南側に、円通寺公園があります。
全体として、やや緩やかな勾配が続きますが、円通寺付近に近づきますと、勾配が急になります。
円通寺坂の途中から、南側に折れると、赤坂サカスの北にあるさくら坂に繫がっています。
青山通りからの丹後坂を下がると円通寺坂に通ずる位置関係です。

丹後坂は、階段部分が多い坂です。
階段を坂と称している例は、かなりあります。
日枝神社男坂、市ヶ谷亀岡神社、雁木坂、麻布三年坂等の実例を見てきました。
丹後坂も、階段状です。
丹後坂は、江戸時代初期に開かれた坂で、急勾配だった関係で、階段状となったものと推測されています。
坂の東北側に、米倉丹後守の屋敷があったことから、丹後坂と呼ばれるようになったそうです。
やはり急な坂です。