kiyoさんのクチコミ(16ページ)全1,467件

突き出した岩や崖など地形をたくみに利用した街並みは、トルコのカッパドキアの洞窟住居を思い起こさせるものがありますが、そこにスペインならではの白い住居の街並が加わり、見事な景観を描き出しています。小さな町なので、さっと見るだけなら数時間ですみますが、入り組んだ坂道を上り下りするので、意外と体力が必要です。

セテニルは細い道が入り組んでいるので、散策する際には観光案内所で地図をもらったほうが便利です。ただ、バス停から観光案内所までは距離があり、事前に観光案内所の場所を確認しておいたほうが良いと思います。それから、私が訪ねた時は朝10時頃でしたが、観光案内所は閉まっていて、お昼頃に通りかかったら開いていました。ですので、開閉時間にはご注意ください。

シングルを予約していきましたが、ツインに宿泊させていただきました。しかも朝10時前だったのに、こころよくチェックインさせてくれました。部屋は古臭い感じですが、一泊30ユーロですから当然と言えば当然でしょう。清掃はしっかり行き届いています。窓の外は向かいの建物の部屋が見えるだけで眺望は期待できませんが、寝るだけなら問題なし。バスルームはバスタブつきで、お湯もしっかり出ました。無料Wi-Fiの接続状況も良かったです。

ヌエボ橋が見える部屋と広場に面した部屋があり、その中でもバルコニーが付いている、付いていないなど、さまざまなタイプの部屋があります。
私が宿泊したのは、ヌエボ橋が見える部屋でバルコニー付き。バルコニー付きも、柵のあり、なしと分かれているので、予約の際は部屋のタイプをよく確認したほうがよいと思います。
ちなみに、ヌエボ橋はパラドール側はライトアップされておらず、ライトアップを部屋から見えるのはこのホテルだけのようでした。

午前中からお昼頃にかけては、団体ツアー客が多く、闘牛場前は混み合っています。
夕方近くになると、かなりすいていました。
また、闘牛場前には、5600頭以上の牛と戦い、一度も大ケガを負わなかったという伝説のマタドール、ペドロ・ロメロの像があり、記念撮影する人も多かったです。

闘牛場のすぐ目の前にあります。お昼近くに訪れたら、大混雑。番号札を取って順番を待ちました。ロンダの地図は二種類あり、簡略版はご自由にどうぞとカウンターに置いてありました。けれど、もっと詳細なロンダの地図は並んで順番を待った人だけがもらえるようで、係りの人に頼むと出してくれます。ロンダの町を自由にあちこち歩き回りたい方には、この詳細版の地図のほうが役に立つと思います。また、ロンダから各地へのバスの時刻表ももらえました。

ロンダ慈悲聖母教会 （Iglesia de Nuestra Senora de la Merced Ronda）近くの入口から入って公園内をつっきると、渓谷を見下ろす遊歩道が南北に向かって伸びています。北側はあまりパッとした景色ではないので、パラドールのある南側へ歩いていくほうがおもしろいと思います。高さは100mくらいあり、すぐ足元を覗き込むと、かなりスリルがありました。

ロンダに三泊して、毎日、いろいろな場所から見ましたが、その都度、表情が変わり、見飽きることのない景色でした。時間があれば、ぜひ渓谷の下へ下りてみることをおすすめします。特に日没時。11月は17時過ぎから18時前まで、それは美しい景色が見れました。ただ、足場が悪いので、歩きやすい靴で。水がしみ出している場所もあるので、防水してあると、なお良いです。

グアダレビン川に沿ってできた深い峡谷。その上に立っているのが、ロンダの町とヌエボ橋です。メディアで取り上げられるのはヌエボ橋の景色ばかりですが、その土台となっている断崖は、じっと見ていると動物の姿や人の顔が浮かび上がってくるようで、見る者の想像力を刺激してくれる場所でした。

他の方が口コミに書いていらっしゃる通り、ヌエボ橋に比べると、大きさの面では見劣りする橋です。けれど、団体客が少ないせいか、周囲の景色とあいまって、こちらほうが往時の雰囲気をよく残している気がしました。

ヌエボ橋を渡り、アルミニャン通り（Calle Arminan）からDomingo通りへと左折し、坂を下りていくと、このフェリペ5世門が見えてきます。この門越しに見えるビエホ橋の眺めは、現代から一気にタイムスリップしたような気分が味わえ、記念撮影する人たちもたくさんいました。

ヌエボ橋を渡り、旧市街を南へ歩いていくと、この大きなアルモカバル門があります。
この門へのアクセスで私のおすすめは、遠回りになりますが、アラブ浴場から城壁を右に見上げながら、ぐるりと歩いてサン・アカシオ通り（Calle San Acacio）へ出ると、その先にこの門が立ちはだかっているのが見えてきます。こちら側から見るほうが迫力があり、ロンダが城壁に囲まれていたというのを実感しやすいと思いました。

最初に登る階段が急で、手すりもなく、一部、崩れかかっている所もあるので、多少、注意が必要です。滑りにくい靴で行ったほうが無難かもしれません。
城壁の上からは、白い街ロンダや広々とした大地や山脈が見え爽快感が味わえます。

アルモカバル門の南側から旧市街のサンフランシスコ地区と呼ばれる場所へ入っていくと、ほどなくして右手に教会が見えてきます。
ヒハーラの城壁の上からも、その全容を見ることができます。ただ、私がお昼2時過ぎくらいに教会を訪れた時は、門は固く閉ざされ、中を見学することはできませんでした。

宿泊していたホテル ロイヤル（Hotel Royal）の目の前にあったので、ロンダに3日間の滞在中、何度か足を運びましたが、一度も入口が開いていることがありませんでした。ここで販売しているクッキーが有名とのことですが、販売に関する告知もどこにも貼りだされておらず、他の方が書かれているように、私も購入する機会を得ることはできませんでした。ここで購入できた方は、かなりラッキーなのではないでしょうか。

このカルロス5世門 （Puerta de Carlos V）は、旧市街の端にあるので、ここまで来る観光客は少ないと思います。私が訪れた時も、観光客はおろか地元の人の姿も見かけませんでした。けれど、オーストリア ハプスブルク家の紋章が刻み込まれ、16世紀のルネッサンス様式で造られた門の前に立つと、ヌエボ橋周辺とはまったく違うロンダの景色を見ることができます。時間のある方は足を伸ばしてみると良いと思います。

バスでここを訪れた際には、ビジターセンターにドゥーランやリスカナー、エニス、リムリックへ向かうバスエーランの時刻表なども貼り出されているので、帰りのバスの時刻をチェックすることができます。
また、トイレは二ヶ所ありますが、一階のトイレは男女共用で、行列ができていました。二階にあるトイレのほうが数は少ないですが、男女別で、比較的、空いていました。

モハーの断崖には南側と北側、二ヶ所のトレイルコースがあります。
どちらも歩いていると、川原で見かけるような小さな虫が集団で飛んでいて、目や鼻に入ってきます。それを避けるために、サングラスは必須。マスクもあると、なお良いかもしれません。

2日間に渡って観光しましたが、たった一日違うだけで、気温がかなり違いました。
初日はダウンが必要なほど寒かったのに、翌日はTシャツ一枚でも暑いくらい。断崖絶壁の上なので、風による体感温度の違いも大きいと思います。ここを訪れる際は、調節しやすい服装にしたほうが無難です。

入口は一階と二階にあり、ツアーなどで利用する際は、指定された集合場所への出入口がどちらなのか確認しがほうがよいです。私が参加したツアーでは、前日に入口を間違えた人がいたらしく、集合場所に現れないのでおいていかれたとのことでした。ご注意ください。