岳人28号さんのクチコミ(22ページ)全934件

日曜の午前は信者の方の礼拝が行われているので一般の観光客は入れませんが、それ以外は9時から17時の間、自由に入って見学できます。石の表面に直接「迫害石」と大書して陳列されているのが、なんだか何かの冗談みたいで面白いと思いました。

指定区域の通り沿いには、同じような土色の土塀の家ばかり並んでいて、江戸時代からこうなのか、それとも観光向けにデザインされたものなのか、どっちなんだろうと思いましたが、空き地になって土塀と門だけ残っているところもあるので、観光向けのデザインではなく、もとからある土塀のようです。

川沿いが桜並木になっていて、春の桜の時期には花見の名所になりそう。古い石垣の水路でなかなか風情があります。5月に訪れたときには川にキショウブが咲いていました。ところどころ階段があって水辺に下りることもできます。

もともと足利尊氏が全国につくらせた安国寺のひとつで、正式名称は安国頼久禅寺となっています。山すその石垣の上に建てられており、同じ市内の薬師院や松連寺などと同様、出城的な役割も期待されていたのかもしれません。境内は無料ですが、小堀遠州作の枯山水の庭（国指定名勝）と伽藍の拝観は有料（400円）です。

山城なので山中にもともとある天然の岩と人工的に切り出して加工した石を巧みに組み合わせて石垣を積んでいます。とくにＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」のＯＰ映像にも使われたという、大手門跡の高く聳え立つ巨岩と組み合わされた石垣は実に見事です。

園の中央あたりにある石橋でアーチ型の特徴的な形をしており目立ちます。記念撮影の定番スポットのようで、いつも人がいる感じでした。アーチの傾斜がかなり急角度なうえ、階段の一段一段も平らではなく傾斜がついており、滑り止めなど何もないので、渡るときは注意が必要です。

訪れたのは5月9日で、このとき園内で一番目立っていた花はあやめでしたが、残念ながらすでに盛りを過ぎていました。あやめ園のほか池のほとりや通路沿いなどにもあるので、最盛期ならかなり見ごたえがあっただろうと思います。梅林や紅葉の時期に良さそうなカエデなどもあって四季折々楽しめそうです。

名物のねぎそばは、かなり歯ごたえのある縦切りのねぎがたくさん入っており、母（入れ歯）には食べにくかったようです。透明なスープはやさしい味わいで、前菜からのコースの料理を何品も食べた後なのに、いくらでもいけそうな気がしました。

広島城の本丸にありますが、もとからそこにあったわけではなく、戦後になって移転再建されました。現在の社殿は平成になってから建てかえられた新しいものです。コンクリート造りのかなり大きい神社が城のど真ん中といって良い場所にあるのは、正直いって違和感があります。プロ野球広島カープとゆかりの深い神社でもあり、昇鯉の像などがあります。

本丸にある小さな池で、広島市に上水道が敷設されたのを記念してつくられた池だそうです。ただ、あまり水のきれいな池ではありません。5月に訪れたときにはスイレンが咲いていました。池の水面上にビニールの糸が多数張り巡らされているのは、鳥よけでしょうか？これもあまり見た目の良いものではありません。

もともと天守台にあった礎石が天守閣の再建にあたって別の場所に移されています。木造復元の表御門や平櫓などはもとの礎石の上に建てられますが、鉄筋コンクリートで再建するのに礎石は使えません。コンクリートで天守閣を再建した城では、広島城に限らずどこでもあります。

外観復元の鉄筋コンクリート造りで、内部は博物館（有料）になっています。江戸時代に建てられた城はどれも白壁ですが、秀吉時代に建てられた広島城の天守閣は黒っぽくて渋い見た目をしています。内堀に面した本丸の隅に天守台があるので、堀の外側の道路をバスで通るときにもよく見えます。

二の丸の南東隅を守る二階建ての櫓で、南西隅の平櫓と多聞櫓でひとつにつながっています。現在の建物は平成になってから木造で復元されたもので、内部を無料で見学できます。太鼓櫓は見学者入口から多聞櫓の内部を端まで歩いたずっと奥のほうにあり、一段高くなったところに太鼓が置いてあります。

内堀を渡って広島城の表御門へ行くとき通る橋。表御門は広島城の正門にあたる門なので、この橋も観光客が大勢行き交います。風情のある木の橋で、木造で復元された表御門や平櫓などの景観とマッチしており、いかにも入城するという感じがして、渡るときテンションがあがります。

広島城は二の丸も本丸もそれぞれ周囲を内堀に囲まれており、ほかの城に比べ堀をより近くに感じられる城だと思います。堀の幅も広くて立派です。内堀をめぐる遊覧船が運航されており、二の丸の外にある観光バス駐車場の端にのりばがあります。

一般的な城の二の丸と違って本丸に隣接しておらず、本丸と狭い通路でつながった出島のようになっています（こういうのを「馬出し」というそうです）。面積もかなり狭いです。木造で忠実に復元された表御門、平櫓、多聞櫓、太鼓櫓があるおかげで、ここだけでもかなり見ごたえのある景観になっています。

二の丸の南西隅を守る平櫓と南東隅を守る太鼓櫓を連結している長屋部分。表御門や平櫓・太鼓櫓とともに木造で忠実に復元されており、無料で内部を見学できます。中には櫓の復元工事に関することなどさまざまな展示があります。

表御門に隣接し二の丸の隅を守る櫓です。表御門といっしょに木造で復元されました。一重なので平櫓と呼ばれます。多聞櫓、太鼓櫓とつながっていて、内部に入って見学（無料）することができます。高さがない分、単体で見ると迫力に欠ける感はありますが、表御門や多聞櫓、太鼓櫓と一体となった景観は見ごたえがあります。

二の丸の入口にあり現在の広島城の正面玄関にあたる門で、観光客のほとんどがここから入ります。平成3年に完成したわりと新しい建物ですが、木造で内部構造も含め忠実に復元されており、本物らしい風格を感じさせます。

観光地となっている城跡では、近年、安全のため必要以上に立入禁止エリアを設けているところが多い気がするのですが、広島城は立入禁止エリアがないうえ、景観や雰囲気をそこなう柵などの設置もなく、ありのままの姿の城跡を自由に歩き回ることができます。