岳人28号さんのクチコミ(24ページ)全934件

藩主が園で過ごすときのための居間として建てられたもので、もとの建物は昭和20年の空襲で焼失しました。現在の建物は昭和35年に復元されたものです。ここから沢の池を眺めると、近くに白砂青松の砂利島が見え、池の向こうに唯心山、遠くに操山が借景となって非常に美しいです。建物の前にある小さな庭もなかなか見ごたえがあります。

後楽園の中心的存在で、園内の池のなかでは一番大きいです。池を一周すると後楽園の見所の三分の一くらいは見たような気になります。池には島茶屋のある中の島や御野島、砂利島の３つの島があり、景観に変化があって楽しいです。

後楽園の中心あたりにある高さ６ｍの築山。山上には六角形の唯心堂という東屋があります。沢の池方面に展望が開けていて眺めが良いです。反対側は樹木が生い茂って、森のような雰囲気になっています。小さな築山ですが、登路によっていろいろ景観の変化があっておもしろいです。

ちょうど梅林の梅が満開になるころに後楽園が無料開放される開園記念日（3月2日）があります。梅が見ごろの時期には、園内のあちこちに設置されている案内図にも梅林の位置が目立つように印がされていて、門を入って迷わず梅林に行くことができました。

岡山城側の南門から後楽園の縁にある通路を通って梅林へ向かうと途中にあった小さな池。花交の滝という小さな滝が流れ込んでいます。ただし、滝は樹木にさえぎられてあまりよく見えませんし、垂直に流れ落ちる滝ではなく、斜めに流れるものです。また、池の水は濁っていて、あまりきれいに見えません。

毎年3月2日は開園記念日で入園無料になります。ちょうど梅林の梅が見ごろになる時期でもあり、梅の花目当てに訪れました。園内のところどころに設置してある地図板の梅林のところに目立つしるしがつけられていて、わかりやすかったです。

吉備津神社の境内の外の池の小島にある小さな社で、祭神は全国にある稲荷神社と同じ宇迦之御魂神です。宇賀神社のある池には、水面に大きく枝を張った見事な松の木があります。ここまで横にきれいに枝を伸ばした松は、なかなかないと思います。

ＪＲ桃太郎線（吉備線）の吉備津駅から吉備津神社に至る参道がずっと松並木になっています。駅を出てしばらく行き幹線道路を横断したところからは、参道が並行する車道とは別になっていてゆったりした気分で歩けます。

本殿は入母屋造りの千鳥破風を二つ並べた比翼入母屋造りという全国唯一の建築様式で、同じ形の二つの建物が融合したような独特の外観になっています。しかも、かなり大きいです。接続している拝殿とともに足利義満の時代に再建されたもので国宝に指定されています。

吉備津駅からまっすぐ行ったとき表側にあたる門。室町時代後期の建築で国指定重要文化財。古風な桧皮葺の屋根の上には、苔や草がたくさん生えています。吉備津神社のような由緒ある大きな神社で、国の重要文化財指定まで受けているにもかかわらず、屋根を掃除せず放置して苔や草が生えるにまかせているのは、なにか理由があるに違いありません。個人的には、きれいに整っているのより、苔や草が生えてるほうが好きです。

天正七年（1579）の再建で県指定重要文化財。ゆるやかな坂道になって南随神門から境内の端までつながっており、全長360ｍもあります。正面の北随神門から入る場合、拝殿で参拝した後、南随神門から回廊を通って出るのが通常の順路だと思います。下はコンクリートなので土足で歩けます。回廊沿いの斜面には梅林などがあります。

大垣駅北口から正面の通りを歩いてすぐのところにあり便利。泊まった翌朝が雨でしたが、駅までの距離が近いので、無料サービスの朝刊を頭上にかかげて歩いたら、ほとんど濡れませんでした。ビュッフェ形式の無料朝食は洋食メインというか和食メニューは皆無。そもそも品数自体が少ないです。牛乳やヨーグルトがあるのは良かったですが、野菜が生のサラダだけなのはちょっと物足りない気がしました。

国宝指定の拝殿・本殿があるほか、長い回廊や梅林、あじさい園などもあり、見所の多い神社です。回廊沿いの斜面にある梅林は、後楽園などより開花が遅いようで、後楽園ではすでに満開でしたが、ここはまだ咲き始めでした。

吉備の中山の中腹にある長さ100ｍくらいある前方後円墳ですが、第七代孝霊天皇の皇子吉備津彦命の陵墓として宮内庁が管理しているので、墳丘内は立入禁止になっているうえ、樹木が生い茂った山の中なので、墳丘の形は見た目ではわかりません。ちなみに吉備津彦命は吉備の中山の麓にある吉備津神社・吉備津彦神社の主祭神です。

吉備線の備前一宮駅のすぐ近くにあります。拝殿・幣殿・本殿は縦一列に並んでつながっており、社殿の右側から左側へは、床下の通路をくぐって反対側に抜けられるようになっています。社殿の裏山にあたる吉備の中山には古代の磐座（いわくら）があり、現在も毎年5月の磐座祭では、ここで神事を執り行うそうです。吉備の中山にはほかにも経塚遺跡やダイボーの足跡と呼ばれる謎の窪地、中山御陵などさまざまな見所があり、それらを見ながらハイキング道を歩くと山の向こう側にある吉備津神社まで行けるようになっています。

ホテルズドットコムの10％割引でシングル1泊5400円（税込）でした。ＪＲ高山駅・濃飛バスセンターの目の前にあって、非常に便利なうえ料金も手ごろ。1階にはコンビニのファミリーマートが併設されおり、1階の入口はファミリーマートのある正面ではなく、左側面の目立たないところにあります。以前に泊まったときは客室に備え付けのスマホがありましたが、今回はそういうものはありませんでした。サービスをやめたのか、客室によってあったりなかったりするのか、そのへんは不明です。

霞ヶ池の畔にあるわりと大きな築山で、頂上に向かって道が螺旋状につけられていることから、さざえ山と名づけられたそうです。樹木が多く見晴らしが良いとはいえませんが、螺旋状の道からの霞ヶ池の眺めは絶景です。頂上には唐傘に似た形の避雨亭があります。

兼六園にある唯一の滝で、瓢池に流れ込んでいます。ちょうど海石塔の向こう側に見えます。瓢池は水が濁っていてあまり美しさが感じられませんし、海石塔は造形の優美さに欠ける印象がありますが、翠滝があることで景観が引き締まり、救われていると思います。

曲水と呼ばれる小川の曲がりくねったところの近くにある、小川の中の小さな島です。橋がかけられていないので渡れません。島には「三社」の扁額のかかった鳥居がありますが、鳥居の向こうに本来あるべき祠や社殿などはありません。

兼六園のなかで最も人が多くにぎわっている霞ヶ池からは少し離れたところを流れる小川で、このあたりは比較的人が少なく静かで落ち着きます。曲水というと、曲がりくねった小川に酒盃を浮かべて流し、その盃が自分の前を通り過ぎるまでに歌を詠む「曲水の宴」が、昔、貴族の遊びとしてあったそうですが、ここでもそういうのがあったのでしょうか？