ミロヒさんのクチコミ(72ページ)全2,910件

京都御苑は南北は今出川、丸太町通り、東西は寺町、烏丸通りに囲まれた広大な京都の一角に宮家、公家の邸宅が集まった町でした。現在は京都御所を中心に迎賓館、公家の邸宅跡、庭園、9つの御門、公園、広場、井戸等が点在する巨大な公園となっています。
特に蛤御門の等、幕末期の歴史に関する場所が多くあり、それらを巡るのが面白く、歩いて全部見て回ると半日はゆうに掛かります。

京都御苑の北側、今出川通りに面した所、同志社大学の今出川キャンパスの敷地に食い込むような形で冷泉家住宅があります。藤原定家の血筋を引く歌道の名門としられる公家の住宅で、普段公開はされていませんが、公家住宅の特徴を遺す住宅です。歩道からは薬医門と白壁しか見られませんが、薬医門には玄武が置かれるなど格式が高い住宅だとすぐに分かりました。

今出川御門から京都御苑に入った右手西側に近衛邸跡があります。五摂家筆頭であった近衛邸跡には近衛池位しか残っていません。九条池の様な池が見られると思っていたのですが、訪れたときは水が抜かれ近衛池は空池になっていました。そのため、九条邸跡の様な見ごたえはありませんでした。

京都御苑の北西部、乾御門から入った左手に進んだ所に児童公園があります。御苑の中にある唯一の児童公園で、広場とは異なり、滑り台、シーソー、ブランコ、砂場、雲梯が設置されている他、休憩用の東屋も完備。御苑内散策で疲れた際の休憩設備にも使えます。しかし、観光地ではありません。

京都御苑の中宮内庁京都事務所の西側に縣井があります。京都三名水の一つに数えられ、和歌にも詠まれた名水の井戸でしたが、現在は枯れてしまっており、その名残りが残っているだけです。
現在、中立売御門側からは通路が閉鎖されており、乾御門側から行くしかありません。

烏丸下立売交差点の角に煉瓦造りのゴシック風教会があります。これが日本聖公会 聖アグネス教会です。平安女学院の礼拝堂で明治31年に建てられた由緒ある教会です。一見中は入り辛そうですが、礼拝が行われて居なければ自由に中を見学することもできます。内部が綺麗な教会なので、是非中を覗いて見てください。

烏丸下立売交差点を少し下った所に菅原院天満宮神社があります。この地は菅原院（菅原家の邸宅）があった所であり、菅原道真もこの地で生まれたとされ、道真生誕地として知られる神社です。境内には御産湯の井があるほか、勿論、牛の像も置かれています。京都で道真といえば北野天満宮だけだと思っていましたが、生誕地の神社があるとは知りませんでした。

現二条城の北東焼き1㎞の京都御所の近くにある平安女学院の一角に旧二条城跡の碑が建てられています。現二条城は徳川家が創建したものなのに対し、旧二条城は織田信長が築城したもので別物です。平安女学院の敷地が正に旧二条城のあった場所に位置します。行ってみて疑問に思ったのは二条にないのに何で二条城？なのか。

明治37に建てられ昭和46年まで京都府庁の本館として使われた日本最古の建物は煉瓦造りの近代洋風建築です。正面玄関を中心に左右対称に作られた姿は、とても美しく見応えがあります。現在は中も公開されており、旧知事室や旧議場などみると、髭を生やした議員が出て来そう。それだけ気品もある建物なので、映画等の撮影現場としても良く使われている様です。どこかで見かけたことがある場所が見つかると思います。

四条通りの新京極を上がった路地裏にある小さな寺院です。これまで何度も四条通りを歩いたことがありますが、まさかこんな所にあるとは思いませんでした。染殿地蔵院の入口は何と、甘栗で有名な「林万昌堂」の店内を通り抜けた先にあります。
安産祈願でお参りされる寺院で、境内では犬印の御守り、絵馬などが所狭しと並べられていました。吊り下げられた提灯も可愛いです。

京都御苑に9つある御門の一つで、御苑の西側にある御門の北から2番目にある御門です。蛤御門の北側にあり、禁門の変の際には筑前藩が守っていたこの中立売御門を長州藩が突破して御所に侵入しました。
現在、中立売御門の先は工事中で御門を潜ることはできますが、御苑内には入ることはでいません。駐車場は東側しか使えません。

京都の台所、錦市場の東側に老舗料理店の料理人も使う和包丁や和料理器具を扱うお店です。そんなに広い店ではないですが、片側の壁には沢山の種類のワ包丁がずらりとならんでおり、店内の約半分のお客は海外から和包丁を買い求めに来た外人さんです。今回の親しい人へのプレゼントに包丁を買いに行きました。店員さんも親切に対応してくれ万能包丁の三徳を購入。包丁には無料で名も入れてくれました。
少しお高いですが、料理好きに親しい人へのプレゼントで喜ばれると思います。

京都御苑に9つある御門の一つで、御苑の西側にある御門の一番北にある御門です。御苑西側にある4つの御門はいずれも禁門の変に深く関わる御門で、乾御門は長州藩を打ち返した薩摩藩が護っていた御門です。一つ南側にある備前藩が護る中立売御門から侵入した長州藩を薩摩藩はここから援軍し撃破しました。
御門自体は他の御門とかわらないですが、明治維新に関わる歴史的御門として見物です。実際に御門を見ると大人数の戦いではなかったことが分かります。

乾御門から京都御苑に入った右手、京都御所の皇后門の西側に一條邸跡があります。一條家は二条家、鷹司家、近衛家、九条家と並ぶ五摂家の一つで公家の要職を務める公家の家柄です。その邸宅跡は大きな広さですが、緑地になっており、何も残っていません。唯一御所側の角に大イチョウが印象に残るだけです。このイチョウぐらいしか見物はありません。

青葉台駅からバスで8分程の所にある海鮮和食レストランです。店の裏には広い駐車場があり、車の利用が便利。お店はチェーン店の様ですが、この青葉台店が本店の様です。
土曜夕方5時半に行きましたがそれでも結構混んでました。
座席はコンパートメント形式で仕切られており、他のお客さんを気にすることはありません。頂いたのはステーキ御膳ほか一品料理。鉄板で約ステーキはもう少し量があると良いのですが、味は美味。一品料理が無いと私には物足りない位でした。
この味でこの値段であれば、青葉台にある和食レストランではコスパが良いと思います。

京都御苑の北部中央に四世襲親王家の一つに数えられる桂宮邸跡があります。柵で閉ざされた門の前に碑が建つだけで中は覗けません。地図で見ると現在中は御苑の官舎になっている様です。ですので、桂宮邸跡がここにあったという以外見応えはありません。では桂宮邸はなくなったのかと言うと、二条城の本丸に移築され見学することができます（外観のみ）。昨年二条城に行った際に見学しましたが、この様な屋敷が京都御苑には多数あったことが分かるので、是非二条城にも行くと良いです。

京都御所の築地塀の北東部角だけが他の角と異なり凹んでいます。ここが猿ヶ辻です。京都等の古い町は風水に基づいて作られていますが、猿ヶ辻は風水の鬼門の方角である北東部を護るために設けられています。その様な特徴のある所でありますが、幕末期の歴史でも猿ヶ辻の変が起きた現場でもあります。公家の姉小路公知が攘夷派の薩摩藩の田中新兵衛によって殺害された歴史に残る場所です。
京都御所にはこの様な幕末期の歴史に関わる場所が多く残っており面白いです。

京都御苑内、御所北東部の先に中山邸跡があります。中山邸は明治天皇の母親 慶子の実家、権大納言中山忠能の邸宅で、明治天皇はこの中山邸で生誕されたそうです。中山邸の中にある祐井は、明治天皇の幼名、祐宮に因んで名付けられています。
京都御苑に中には明治時代に関わる史跡が多くあり、散策していた面白いです。

京都御苑内、御所北東部の先に中山邸跡があります。その黒い柵の内側に京都御苑三大名水の一つに数えられる祐井（さちのい）があります。柵の中の為近寄って見ることは出来ず、柵の外からの見学しかできません。祐井と彫られた井戸の上には竹の簾が掛けられ、その上で猫がねており、猫の寝床となってました。
見応えはそんなにありませんが、明治天皇はこの井戸の水を使ったのでしょうか？

京都御苑の北西部、石薬師御門から京都御苑に入ってすぐ右手にある広場が今出川広場です。南西部にある富小路広場よりは狭いですが、こちらも野球などを行うことが出来る広場です。特に何かの跡と言う訳でもなく、ここは観光地とは言えません。運動などをしない限り行く必要はない場所です。