はちのすけさんのクチコミ(69ページ)全3,564件

　コスモスが咲き誇ることで知られるコスモス広場の隣接地にあるＪＡの直売所だ。比較的小ぶりで、野菜と加工品の売り場に分かれている。この日は10月下旬だったが、岡山県南に比べて遅くピークがくる瀬戸ジャイアンツ、シャインマスカットなどのブドウが店の前に特設売り場を広げていたほか、黒豆の枝豆、白菜、シイタケなどが売り場を彩っていた。また、ここは鯖寿しが名物のようで、多数陳列されていた。これはおいしそうだ。

　後醍醐天皇がその美しさを称賛したとされ、巨木の桜が一本そびえる姿でも知られる醍醐桜。道の駅の名称はその桜にちなんでつけられたようだ。桜の木をモチーフにした「醍醐の里」という巨大な看板がともかく目立つ。道の駅としては旧落合町の情報発信がメイン。併設する産直施設は広さも十分に確保されており、多種多様な産品が並んでいた。レストランは定食系だ。住民向けの施設もあり、スタンダードな道の駅という感じだ。

　標高450メートルの山中にある名刹だ。ふもとの木山神社とともに「木山宮」として設立され、その後、廃仏毀釈で分離した経緯があり、山門の前には堂々とした鳥居がある。現在は真言宗のお寺で、唐破風が印象的な本堂、大師堂、風格がある客殿など伽藍は整っている。春の桜、夏のあじさいも有名。訪れた時は境内に植わっている紅葉の巨木が色づき始めていた。

　国立公園・大山の鏡ケ成から蒜山にかけてよくある施設だ。ヤマメの養殖場で、釣り堀とレストランを兼ねている。釣った魚を持ち帰ることもできるし、その場でさばいて焼き魚などにしてご飯と一緒に満喫することができる。家族連れにいい施設だと思う。釣り堀とはいえ、ヤマメを釣り上げる体験は子供にとって一生の思い出だ。

　蒜山高原にある１９基の円墳群で、１６基が現存しているという。その中に特別に大きな古墳が４基あったことから「四ツ塚」の名がついた。１９５２（昭和２７）年に実施された発掘調査では鶏や家の埴輪などが数多く出土した。蒜山は夏はともかく冬は極寒の地。これだけの古墳群を所有するほどの勢力は、冬をどうやってこの地で過ごしたのだろうかと思いを馳せる。

　鏡野町の県立森林公園に向かう途中にある。一年間に七回も色を変えるので七色樫の名前がある。背景が桧・杉の植林なので、色が目立つのが特徴だ。説明によると、ウラジロガシの変種だという。理由は不明だが、取り木や挿し木もできないという。岡山県指定天然記念物だ。

　山田養蜂場のブンブンファクトリーやホームセンターなどが近くにあり、鏡野町の商業の中心のような場所にある施設だ。農産品・農産加工品の「青空市」のほか、定食系のレストラン、特産品売り場などので構成される。町民にとっては研修や会議、イベント広場でもあるようだ。観光客にとっては農産品・農産加工品の直売が一番の目玉だろう。売り場は結構広い。

　11月中旬の紅葉観賞期を目がけて午後に訪問したが、駐車場が満車で残念ながら断念した。ただ、駐車場に至るまでの紅葉は素晴らしく、短時間だが紅葉狩りを楽しむことができた。紅葉、青紅葉のシーズンともに散策を楽しめる施設だ。駐車場の少なさは残念だが、閑散期のことを考えると、過度な整備は求めにくい。

　岡山城天守閣内にある文化教室だ。備前焼の一種である「緋襷（ひだすき）」の制作を体験できる。毎日数回の教室を開いているほか、干支の置物やクリスマスリースなどテーマを設けた製作体験を募集することも。思ったよりも簡単にできるので、観光客には好適だ。作品は焼成後、送ってもらえる。

　2020年度はコロナ禍のため中心になったが、本来は夏のうらじゃ踊り・花火大会、秋の岡山城を舞台とする祭り、冬のライトアップ＆イルミネーションを総合して「おかやま桃太郎まつり」と呼ぶ。このうち花火は会場に難があるためしばらく中止になっている。うらじゃ踊りは「よさこい」と似たイベントで、歩行者天国にしたメインストリートを数多くの連が踊り歩く。また、冬のイルミネーションは西川緑道公園が中心で、師走の雰囲気を盛り上げている。

　吉井川の上流に建設された苫田ダムのダム湖だ。当時の自治体名が「奥津町」だったことにちなんで奥津湖と命名された。沿岸にある観光案内所「みずの郷奥津湖」から観賞すると、しばし見入ってしまう。この施設には奥津湖の広報展示館があるほか、カヌー体験などの受付をしている。人造湖ではあるが、鏡野を代表する観光資源だ。

　港の近くにあるいわば＜海の駅＞のような施設。海産物を扱っていて、外には屋台が、内には魚屋さんが並ぶ。施設外にもカキオオの店やここで買った魚をバーベキューできる施設があり、大勢の人でにぎわっていた。この日は正午過ぎに行ったが、数店は売り切れていて閉店していた。カキオコを食べた後に足を運んだので購入しなかったが、カキ入りの味ご飯はとてもおいしそうだ。

　備前焼の窯元や作家でつくる陶友会の事務所などがあり、二階は各作家別に作品が展示即売されている。各窯元・作家のアンテナショップといった観がある。普通の店と違うのは作家と作品を結び付けて観賞できるところだ。ここで何か感じたら、ぜひとも窯元や作家のところ、または街中の店へ足を運んでみればいい。ここで買ってしまうのも便利でいいが、やはり作り手、売り手との会話も楽しみたいものだ。

　水産物のダイナミックなスーパーだ。海産物ゾーンと小売りゾーンとテナントに分かれており、観光であれば海産物ゾーンがおすすめ。大きな体育館のような建物では、いけすの中で魚や貝、エビなどが販売されているほか、三枚におろされた切り身やさばかれた刺身、焼きアナゴ、寿司、天ぷら、練り物などが所狭しと販売されている。総菜は量り売りというのか、好きなだけパックに詰めて買うスタイル。傑作なのは但し書きだ。「レジを通すまでは食べないでください」と書いてある。魚の爆買いができる雰囲気が売り物のようだが、併設されているスーパーのマルナカはイオン系列なので＜ワオン＞で買い物ができるスマートさも。

　備前焼まつりで鷹取醤油の醤油ソフトを買って食べた。意外な味の取り合わせを気に入り、それでは一度本店に行ってみようと訪ねた。本店はおそらくは古い醤油店の造りだったのだろうが、ショールームをきちんと整備。駐車場も広く取っており、受け入れ大勢はばっちりだ。各種の醤油のほか、だし、ドレシング、ポン酢などアレンジ商品まで多種多様なラインナップが説明とともに即売されており、試味もできる。肝心のソフトクリームは食べ損ねたが、醤油味だけでなくポン酢味もあった。また、持ち帰り用にアイスも売ってあった。

　三木ケ原は蒜山の「中心」といった感じのスポットだ。一帯は雄大な牧草地で、周辺には遊園地やバーベキュー、レストラン、ホテル、別荘などの施設が取り囲むように建っている。標高は500メートルから600メートルで、遠くに蒜山三座を望むなだらかな高原だ。ここを散策すると、本当に高原に来た気がする。

　蒜山地域の伝統産業である「郷原漆器」の魅力を発信する施設だ。郷原漆器は６００年の歴史があるが、戦時中に漆が統制品となり、生産が衰退。有志により、２０年ぐらい前から復活したという。吸い物椀、深皿のほか、ぐい飲みなどがある。山栗の木を材料としており、とても木目が美しい器だ。

　悲劇の舞台の跡に建つお寺だ。豊臣秀吉の養子となり関白に上り詰めた秀次だが、さまざまな思惑の中で失脚し、自身は高野山で切腹。残された一族もことごとく処刑され、39人もの女子供が三条河原の露と消えた。死骸が埋められた塚に建てられたのが、この瑞泉寺だ。悲劇から16年後、豪商・角倉了以が高瀬川を開削した際に、死骸を集めた塚が荒廃しているさまを見つけ、寺院建立を決意したという。境内には秀次や妻子、側室の墓が並び、涙を誘う。境内の参拝は自由。場所は三条木屋町から少し下った高瀬川沿いだ。

　岡山市北区御津から吉備中央町に抜ける山道にある渓谷で、紅葉の名所だ。宇甘川沿いに広がっており、赤く色づいた木々を散策しながら楽しむ。とくに、川に架かる赤いつり橋が舞台装置としてとても効果的だ。また、川柳の石碑が点在する「せんりゅうのこみち」、外壁が流れ落ちる滝になっている公衆トイレ「岩戸のかわや」などが整備されており、面白い。

　地元の観光ホームページには「隠れた紅葉名所」と紹介されていたが、行った時はぞくぞくと車が止まっていた。みな、写真ファンかカップルのようだ。真っ赤な紅葉とイチョウの黄葉、背景として神社の本殿が見事な競演を繰り広げている。しかも色づいた木々は一本ずつしかないので写真撮影の滞在時間は短く、周辺に渋滞などは生じていない。かつては神仏習合の神である牛王天王を祭っていたが、牛王天王が本地とされるスサノオノミコトなどを祭っている。