はちのすけさんのクチコミ(68ページ)全3,564件

　明治大正期の京都で成功した商人の三宅安兵衛の遺言で建てられた碑の一つだ。宇治川ラインと大書。碑文では平等院、縣神社、浮島十三石塔、橘寺、宇治神社、興聖寺が案内され「昭和四年秋稟京都三宅安兵衛遺志建之」とある。安兵衛は遺言として京都のために使ってほしいと1万円を息子に託した。息子は安兵衛が家督を譲ったのちに諸国漫遊を楽しんでいたことにちなんで京都市などに観光案内の碑を建てた。その数、約400におよぶという。平安時代末期の創業で知られる「通圓」の近くにある。

　ＪＲ宇治駅から平等院に向かう表参道沿いにある和菓子店だ。奥さんが宇治観光のお土産として「お茶」にちなんだものを探していた時、ここの茶だんごに白羽の矢を立てた。だんごといっても串に刺さっておらず、一個一個が箱に収納されている。お茶を凝縮したような風味と甘過ぎない味わいがいい。賞味期限が長くないので注意。

　吉備中央町の高原に忽然と現れる集落「円城ふるさと村」の中核をなすのがこのお寺だ。山門をくぐるといきなり鳥居と本堂が見えるという、岡山によくある神仏習合の寺院。開山1500年を超す古刹で、往時は一帯に伽藍を配した大寺院だったという。「ふるさと村」の集落はお寺の門前町として栄えた場所だ。ただ、現在では末寺が残るのみで、往時を知る由もない。円城寺の鎮守が提婆宮で、祭られている提婆天（ダイバダッタ）は人を懲らしめるご利益があるという。お寺だけでなく、エリア一帯に雰囲気がある場所だ。

　普通の直売所のイメージは、少し器量は悪いが味は流通品とそん色ないものが安くーといったものだが、ここは器量のいい果物がそろっている。消費者と生産者をつなぐ場を目指しているという。通常の直売所の生産者が玉石混淆なのに対し、プロフェッショナルな生産者が供給しているからかもしれない。通常の野菜やコメのほか、夏の桃、秋のブドウは贈答用ラインナップが充実している。イチジク、黒枝豆、黄ニラといった特産品も質がいい。

　大型店や通販でのセールスに力を入れている山田養蜂場の直営ショップだ。鏡野町の中心市街地の交差点に面しており、ショップの屋根に展示されているハチのオブジェが目印だ。女王バチと働き蜂が屋根の上にとまっているオブジェだが、結構迫力がある。ショップ内は山田養蜂場のアンテナショップという感じ。ショップ内でははちみつをはじめ、健康食品や化粧品、ジェラート、贈答品などが陳列されており、同社のビジネスの奥行きがわかる内容だ。

　美咲町の中心部、卵かけご飯の「食堂かめっち」や運動公園が近くにあるエリアだ。もともとＪＡの事務所か何かだったであろう建物で、横長の広い施設だ。根菜、葉物などわかりやすく分けてあり、とても選びやすいショップだ。

　題名通り、ポイントにはまると安い直売所だ。果物は強い。桃、ブドウ、カキは最盛期に売り場の半分を占めるほど品ぞろえが豊かだ。しかも、安い。とくにブドウは品ぞろえがよく、シーズンも長い。野菜もいい。午前10時過ぎまで続々と新しい野菜が供給され、お買得の品が次々と変わる。そんなに広くないので爆発的な品ぞろえではないが、当たればお得だ。個人的には野菜のほか、ブドウ、黒枝豆、柿、栗がお勧めだ。

　このエリアには「宮本武蔵休憩所」など武蔵の名を冠した施設が目白押しだ。この茶屋もそのひとつだが、メニューまで武蔵だ。「武蔵二刀流めん」のほか、武蔵そばに武蔵うどん。寒いときはぜんざい、暑いときはかき氷と多彩なメニューを繰り出してくれる。

　川柳でまちづくりを進める久米南町のシンボル的な公園だ。小高い丘の上にあり、最寄駅から歩いてくると「川柳の小径」があり、歩を進めると「日だまり広場」「木もれ日広場」という二つの広場からなる川柳公園がある。戦後に結社を立ち上げて川柳の普及活動を展開。昭和52年に３０基弱の句碑を設置したのが公園の発祥で、現在は300基前後の句碑が置かれているという。ちょうど桜の季節に行ったが、ポケットパーク的な整備がしてあり、心地よい時間が過ごせた。ただ、ＪＲ駅から歩いてくるにはかなり時間の余裕が必要だろう。

　宮本武蔵関連の施設を観光して岡山市内へ向かう途中、吉野川沿いを車を走らせているときに見つけた。野菜を中心とする直売所で、山野草の寄せ植え、工芸品、日用品などが売ってあった。午後で品数は少なかったものの、白菜とカブが新鮮で安く、買い求めて帰った。地域に住む高齢者の皆さんで運営しているようだが、あまり駆け引きがなくいいものが安価に置いてあると思った。定期的に「朝市」を開いているという。ちなみに「きんちゃい」は、「おいで」の方言とか。

　コロナ禍で苦戦はしているが、備前焼の企画展を鑑賞するために訪れた。市中にあり、交通の利便性は高い。岡山城や後楽園、他の文教施設も近くにあり、時間さえあればゆっくり巡ってみたいところだ。企画展の評価はさておき、館独自の試みとして併催されていた「岡山県ゆかりの展示会」は評価したい。県民とのつながりを重視することは地方の公立美術館の大切な役割だからだ。

　道の駅「蒜山高原」の一角にある施設だ。道の駅にあるホテル蒜山ヒルズと同じく２０２０年１０月に訪ねたら営業を休止していた。コロナ禍による観客減が理由とみられる。もともと冬の間は営業をしていないので、再開は２０２１年の春以降になるだろう。すぐ近くを走るサイクリングロードは健在だった。

　２０２０年１０月末に行ったが、ホテル蒜山ヒルズとレンタサイクルの貸し出しは営業を停止していた。ホテルの中のレストランや土産物ショップも同様にしまっていた。訪れる時はホームページなどでの確認が必要だ。開いているのは情報ロビーやトイレ、駐車場だけだった。

　国史跡の四ツ塚古墳群や蒜山エリア内から移築・保存されている古墳、復元した竪穴住居のほか、せせらぎが流れる散策エリアが設けられている。近くには蒜山郷土博物館、蒜山文化伝承館もあり、しばらく時間消費できるエリアだ。

　蒜山エリアの観光以外の素顔を知ることができる施設だ。冷涼な地域だけに、旧石器時代に多くの住民がいたことや、多くの古墳を築く勢力が存在していたことは少し意外だった。こうした歴史に加え、古風な形式を残す大宮踊など民俗資料館としての側面もある。一見、観光と縁遠い施設だが、蒜山には室内型観光が少ないだけに、悪天候時は貴重な存在かもしれない。

　岡山県を貫流する旭川の水源地として知られる塩釜冷泉の周辺に展開するキャンプ場だ。テントサイト、シャワー、洗濯などおしゃれに設備が整っており、人気を呼びそうだ。周辺のアクテビティーもいい。冷泉の周辺にカフェ、釣り堀、ディナー用の地元の高原野菜の直売店があるほか、蒜山全体でさまざまなアトラクションが用意されている。個人的には蒜山のワイン、肉、野菜を買いこみ、ここでキャンプすると最高だろうと思う。

　久しぶりに訪ねたが、周辺でグランピングの整備が進んでおり、景観が一変しているのでとても驚いた。昔はヤマナの釣り堀があり、ひなびた水車を経て泉源にたどりついた。今はどうだろう。地元の会社が進めるグランピング整備の中で、おしゃれなカフェやレストランが点在するエリアに変わっていた。泉源はぐるりと回るスタイルで昔と変わりはなかった。

　国立公園・大山の南側に広がる高原の観光地だ。夏は冷涼でグリーンを満喫。秋は紅葉、冬はスキーと四季を通じて自然を満喫できる。ジンギスカン、バーベキュー、洋食、蒜山うどん、ワイン、チーズ、高原野菜と食も満載だ。乗馬など体験型観光も。中国横断道も通っており、自動車でのアクセスもいい。ホテル、ペンションのほか、近年はグランピングの聖地としても整備が進む。家族連れ、夫婦、カップルと幅広い年代が幅広い体験型観光を満喫できる。

　湯原温泉は露天風呂の砂湯が有名だ。「西の横綱」と呼ばれて人気だが、混浴だ。下湯原温泉は平成に入って掘り当てられた温泉で、この施設は男女別の露天風呂を整えて女性が利用しやすくしているのがポイント。ペットブームを反映して貸切のペット専用の温泉も。道の駅よろしく農産物の直売所や土産物売り場、手打ち体験もできるそば店を併設している。

　横に長いつくりの道の駅だ。直売所や観光案内所、ラーメン店、レストランなど色々な棟が連なって横に長くなっている。紅葉の最盛期に訪ねたため、入り口には長蛇の列。大人気の道の駅だ。鏡野のラーメン店は人気店が多く、どこも列ができている。少し高台にあるが、ここから見下ろす奥津温泉街はきれいだ。