《東京から日帰り》#28　徳島県　横断！祖谷渓・大歩危小歩危～鳴門

2015/05/30 - 2015/05/30

東京から日帰りで全都道府県めぐりの
第28回目は徳島県です。

今回は、前半は徳島の西、
山深い「祖谷渓」と
吉野川の美しい渓谷「大歩危・小歩危」周辺を訪れ、
後半は徳島の東にある鳴門に向かうという
徳島一日横断旅行です。

前半の祖谷渓は本当に秘境！
山道で、一台しか通れない幅員なのに一方通行でなく、
大型トラックと鉢合わせになってしまい、
すれ違えずバックで対応するような悪路です。。

大歩危小歩危の方が片側一車線で全然開けていますが、
小歩危は観光用の駐車場がなく路上に停車させなければならず
やや不便。。

うってかわって鳴門は完全に観光地。
渦潮を船からも橋からも見学します。

渦潮を見たい方は事前に潮見表をみて
時間調整をしたほうがよいでしょう。
この日は10:00干潮、16:30満潮。
16:30頃からのを見る予定ですが、小潮時。
大きいのは期待できなさそうですが見られるかな？

今回の行程はこちらです。
7:20（定刻） 羽田空港　
　↓NH531
8:36（1分遅れ） 高松空港
9:00 レンタカーを借りて出発
　↓レンタカー
【祖谷渓地域】
10:58～11:00 祖谷渓展望台
11:12～11:14 小便岩（小便小僧）
11:39～12:35 かずら橋・琵琶の滝・昼食
12:48～13:00 平家屋敷民俗資料館
13:15～14:00 大歩危・小歩危
　↓レンタカー
【阿波】
14:59～15:15 阿波の土柱
　↓レンタカー
【鳴門】
16:20～17:00 鳴門の渦潮を船から見る
17:22～17:50 鳴門の渦潮を橋から見る（「渦の道」）
18:00～18:12 千畳敷展望台から大鳴門橋を見る
　↓レンタカー
18:52 レンタカーを返す
19:06 徳島ラーメンを食べる
20:10（定刻） 徳島空港
　↓JL464
21:38（13分遅れ） 羽田空港

この日は東京で地震があり山手線が止まっている関係で
この後が大変でした。。

エリア 祖谷渓・かずら橋・大歩危(徳島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 1.0

6:34

おはようございます。

この日の東京は朝から良く晴れてやや暑い！
遠くにスカイツリーやお台場が見えます。

今日乗る飛行機はこちら。
無駄にB787でした。


NH531
7:20（定刻） 羽田空港
→8:36（時刻表は8:35）　高松空港
B787
旅割75 \11,990

左側の座席だったのですが
富士山の真上を飛んだのか見えずじまい。

そのかわり井川湖（静岡県）が良く見えました。

ほぼ定刻に高松空港についたのはいいのですが
レンタカー営業所までが遠い・・・ｗ

結局出発は9:00になってしまいました。


レンタカー
\13,756（乗捨料金含む）

香川の平地っぽいところをひた走り
琴平を通過すると、徐々に山っぽくなります。

やや長めのトンネルを通過したら
徳島に入りました！

でもかずら橋まではまだ46kmもあります。。

JR土讃線祖谷口駅近くの橋を渡って
少し行ったところです。
Google mapだとこのへん→33.966594,133.777399

山肌にへばりつく家々。
ちょっと電線が邪魔ですが
なかなかいい風景です。

このあと、県道32号線を行くのですが
かなり道幅が狭くてすれ違えない場所も多く、
その割りにトラックが通ったりもするので、
運転上級者だとしてもあまりおすすめできません。
バスがここを通るというのが信じられない・・・

この時はまだそんなことは知らなかったので
どんどん進んでいきます！

10:59

運転に疲弊しそうになった頃
突然祖谷渓展望台が現れました。

一応駐車場もありますが4台のみなので
いっぱいだったら路駐するしかありません。


祖谷渓展望台
見学自由
駐車場無料

山！

祖谷渓というくらいで渓谷なわけですが
肝心の沢はほとんど見えません。。ｗ

手入れちゃんとしてほしいけど
無料だししょうがないのかな。

上の写真の右方向。

山！！

さらに右。

山！！！

渓谷というより山を見にきたみたい。。

11:13

祖谷渓展望台から約10分。
ウワサの小便小僧の像を発見。

駐車場はなく、谷側に駐車できるスペースがありますが
数台停められるくらいです。


小便岩
見学自由
路上駐車のみ（バス停「風呂ノ谷」前）

小便小僧 名所・史跡

向こう側に建物が見えますが
祖谷温泉というそうです。

こんなところに温泉・・・

銅像自体をよく見ると
ちょっとこの子口あけてるんですね。

なんともいえない表情ですｗ

小便小僧の後、しばらく道を下ったところに
「ひ」の字の渓谷が見られる場所があるのですが
特に目立つ看板もなく、スルーしてしまいました。。
Google mapだとこのへんです→　33.909163, 133.818483

11:32
祖谷大橋に差し掛かりました。
天気が良くて緑が鮮やか！

11:39

かずら橋付近にやって来ました。
駐車場は橋の手前に大小いくつかありました。

橋にいる人が何やら見ていますが→


祖谷のかずら橋近くの駐車場
\300

かずら橋！
本当に吊橋だ・・・！

平家の落人がこの地に潜んでおり、
攻められてもすぐ切り落とせるように
造ったものなどと言われるそうです。

祖谷のかずら橋 名所・史跡

11:44

通行料を払い、いざ渡ってみます。


祖谷のかずら橋
\500（JAF割引利用。通常\550）

歩くたびにミシミシいうので
それなりにみんなスリルを感じつつ渡っている様子。

歩いてみて分かったのは
木が細いのと、隙間が少し広めなので
歩きにくいためにスリルが感じられること。

下の川や岩場が丸見えで、
確かにそこそこ怖いかも。

橋からの眺め。

祖谷川の色がとってもきれい！

反対側は岩っぽくて
全然川の表情が違います。

ふとつなぎ目を見ると
ワイヤーらしきものが。。ｗ

木だけで作って観光客に事故でもあったら
責任取れませんもんね。。

ちなみに3年に1度架け替えているそうです。

あっという間に渡りきりました。
これで550円を高いと見るか、高いと見るかｗ
高いと思うけど、改修とかが大変そうだし、
仕方ないのかな。

ちなみにこの写真にもワイヤーが写っています。。

橋のすぐそばにあった「琵琶の滝」。

案内パネルによると、
平家の落人が昔日の古都の生活を偲びながら
滝の下で琵琶を奏で、慰めあったんだとか。

滝は、細いけど線はきれい！

12:01

滝の隣にあった食堂でお昼にします。

店頭では、魚を串にさして焼いているみたいですが
この辺りのお店では比較的良く見かけました。

いやそば、あめごの塩焼き、でこまわしを注文。

いやそばは、この地方独特のそばで
そばの配合割合が多く切れやすいのが特徴だとか。
ただ、そばの香りはあまりせず、柔らかいので、
茹での問題のような気もしないでもないかも。。
味は普通です。

あめごは、かなり淡白。
やわらかいので、小骨も食べられます。

でこまわしは、ジャガイモ・豆腐・こんにゃくの
焼き田楽のようなもの。
1つ1つが大きい！ｗ
味はいかにも田舎って感じでした。

ごちそうさま！


昼食＠滝美食堂
いやそば　\500
あめご塩焼き　\500
でこまわし　\300

食後、川原で一休み。
いい景色！

12:48

道路を走っていたら
「平家屋敷民俗資料館　あと200m」とか
「あと100m」とか看板が立っていました。

カウントダウン根性に乗って
寄ってみることに。

しかし、道路から駐車場に上がってくるまでの道が
とんでもない坂で、しかも細い。。


平家屋敷民俗資料館
入場料　\450（JAF割引利用。通常\500）

平家屋敷民俗資料館 美術館・博物館

お屋敷はこちら。
とんでもなく山深い場所でこのクオリティ！

それもそのはず、
ここは京都から平家一族と一緒に来た西岡家の邸宅。
創建当初の姿を残しているそうです。

古い匂い！

間仕切りがとられており
平屋造りの屋内を一望（？）できます。

所狭しと様々な展示物があります。

大きなそろばん！

使いづらそうｗ

パネルによると、内部は全部けやきの大木を
組んで造られているそうです。

こちらは「末広がりの床柱」。
木目が上向きなので上の方が
広がっているように見えるんだそうです。

たぶん実際に上のほうが若干幅が大きいように思いますが。。

平家の軍旗、赤旗。
これは貴重そう！

いろりもあります。

ここだけ柱が燻されて黒くなっています。

暗くてよく見えませんが
床下に穴がありました。

いもつぼ（芋の貯蔵庫）だそうです。

思ったより広くてびっくり！
どれだけ芋を保存していたんだろう。

この辺で切り上げて次へ向かいます。

13:15

車で15分ほど。
道の駅大歩危の駐車場に停めます。


道の駅　ラピス大歩危
駐車場　無料

わあ！きれい！！

これがウワサの大歩危です。

道の駅 大歩危 道の駅

反対側はこのような感じ。

水の色がきれいすぎ！

ラフティングしてる！
気持ち良さそう！

よく見ると向こう側には
こいのぼりらしきものがあるみたい。

行ってみなきゃ！

おー！こいのぼり！

川の上にあると泳いでいるのがイメージできますね。

13:46

そのまま車で北上するとやがて小歩危エリアに入ります。
小歩危は目立った駐車場がないので
道路脇などに適当に停めて見学する形式のようです。

小歩危駅近くに赤川橋というのがありました。
そばに数台分の駐車スペースがあります。

橋の前には「水源管理と森林管理を主とした市道であり
観光等の通行で万一事故が発生しても、
管理者は一切の責任を負いません」という注意書きが。

えー。じゃあ、軽くチラ見程度にしておこうかな。


赤川橋
たぶん散策自由
駐車場　たぶん無料

橋はおんぼろでなかなか揺れますが
景色は最高！

これが小歩危の景色。
大歩危より開けている印象で、
渓谷っぽさがややゆるいので「小」歩危なのかな。

反対側。

これはこれでいい景色だと思います。

13:56

さらにもう少し進んだところにあった
道路脇のスペースに車を停めて
小歩危見学。

無駄にパノラマ写真とか撮っちゃいましたｗ

飲み物を飲みながらぼーっと休憩。

でもそろそろ次のエリアへ行かなくちゃ！

14:59

徳島自動車道に乗って
途中の脇町ICで一旦出場し、
阿波の土柱に行ってみました。

後から知ったのですが、
阿波PAから歩いて行くこともできるそうです。
そっちの方がよかったかな。。


徳島自動車道
井川池田IC〜脇町IC \720（ETC料金）

阿波の土柱
散策自由
駐車場　無料

阿波の土柱 自然・景勝地

坂を上がっていった先の展望台と
駐車場からすぐの展望台があり
まずは後者へ。

誰もいません。。

えー・・・これ・・・？

何かの掘削跡の間違いでは・・・

坂の上の展望台にも来てみました。

うーん。。

雨も降ってきたし戻るか。。

16:21

気を取り直して鳴門にやってきました。
まずは鳴門の渦潮を船から見ます。


徳島自動車道
脇町IC〜藍住IC　\710（ETC料金）

高松自動車道・神戸淡路鳴門道
板野IC〜鳴門北IC　\460（ETC料金）

うずしお汽船
駐車場　無料

うずしお汽船 乗り物

16:23

ぎりぎり乗船に間に合いました。
小雨が降っていますが決行するようです。

阿波の土柱をすぐに出発した甲斐がありましたｗ

うずしお汽船
\1,550

出航！

淡路島の発電用の風車が良く見えます。

大鳴門橋の下まで来ました。

なにここ、潮の流れがおかしい。。

小潮時とはいえやはり満潮。

小さくてあまり形がきれいではないものの
渦が巻いていました。

あっちにも！

こっちにも！

よく見ると、
波っぽくなっているところは一直線になっていて
他は水面が滑らかな感じ。

潮の流れの影響だと思いますが不思議ですね。

しかし渦は神出鬼没で撮りにくい！ｗ

目立った渦はあまり見えなくても
海の表情をみているだけでもまずまず楽しめました。

20分ほどでクルーズは終了。

次は橋から渦を見るため鳴門公園に向かいます。

17:18

鳴門公園の駐車場に車を停め
大鳴門橋を上から眺めます。

奥に見えるのは淡路島。
さらにその奥にあるのは紀伊半島です。


鳴門公園駐車場
有料

17:22

橋から渦を眺めるのはこちら。
その名も「渦の道」。

17:30までの入場なのでぎりぎりセーフ！


渦の道
入場料　\510

徳島県立渦の道 自然・景勝地

橋の下に歩行者用の道を作ったようです。

橋脚の骨組みがすごい！

通路は壁ではなくて金網になっており
強い海風が通り抜けます。

冬とか寒そう。

ふと目をやると沖のほうにぽつんと小島が。

潮の流れが速くて、風が強くて、小島ときくと
なんとなくサンフランシスコのアルカトラズとかぶります。

展望室までやってきました。

所々、床がガラス張りになっていて
海を真上から見られます。

どうやらガラス床から渦が見えるのは
干潮のときらしく、
このときは満潮だったので渦は見えませんでした。

ガラス床からは見えませんでしたが
遠くのほうには渦っぽいのが見えました。

渦というか、波というか。。

18:00

渦の道のそばにある千畳敷展望台からは
大鳴門橋が一望できるそうです。


千畳敷展望台
見学自由

橋は壮観！
ですが、結構雨が降ってきちゃいました。。

そろそろ空港に戻ろうかな。

18:58

およそ30分で徳島”阿波おどり”空港に到着です。

なんですか、阿波おどり空港って。。


神戸淡路鳴門道
鳴門北IC〜鳴門IC　\150（ETC料金）

ガソリン
8.03リットル　\1,196

徳島阿波おどり空港 空港

阿波おどりモニュメントもある！

阿波おどり空港ってこういうこと・・・？

19:09

空港で徳島ラーメンなるものをいただいてみました。

事前情報では生卵が入っているとの話だったのですが
入ってなかったので煮卵を追加ｗ

味は・・・奇をてらわずオーソドックスな感じ？

ごちそうさま。


徳島ラーメン＠空港
徳島ラーメン　並　\670
煮卵　\100

では東京に戻ります〜！


JL464
20:10（定刻） 徳島空港
→21:38（13分遅れ） 羽田空港
ウルトラ先得→クラスJ　\12,890
B767-300

21:46

羽田空港に到着〜

まとめです。

祖谷渓展望台
・木が覆ってしまいせっかくの渓谷が見えない。。
・道中の県道32号線は、運転にちょっとでも不安のある人は
　避けたほうがよい。
・わざわざ寄る必要はなさそう。

小便小僧
・像自体は小さいが、山の中にぽつんとある姿はシュール。
・ここからは渓谷が見え、「祖谷渓」を楽しめる。
・駐車スペースが狭いので注意。

祖谷のかずら橋
・木の幅が狭く空いており、揺れるため、それなりにスリルあり。
・一方通行な上、距離が短いため、若い人には物足りないかも。
・橋からの眺めや周囲から橋を見るのも一興。

平家屋敷民俗資料館
・建物自体の保存状態はまずまず。
・展示は細々とあるが、目立つものは多くない。

大歩危・小歩危
・渓谷美に尽きる。
・川がとてもきれいで、時間があればラフティングもよさそう。
・大歩危は道の駅があるのに対し小歩危は駐車場がないのが難点。

阿波の土柱
・単なる掘削跡にしか見えない。周辺も寂れており、行くだけ時間の無駄。
・阿波PAから歩けるらしいので、運転の休憩にはいいかも。

鳴門の渦潮
・船から見るのは、渦潮が間近に見えるのでお勧め。
・橋から見るのは、運がよければ真上に見られるっぽいのと手軽さがよい。
・千畳敷展望台からは渦潮はあまり見えなさそうだが、橋が一望できる。

東京から日帰り旅行　徳島県　おしまい！
おつかれさまでした。