2026/01/22 - 2026/01/22
3105位(同エリア6755件中)
かすぱるさん
冬の岩手県は大変興味深いことに、同じ県内でも内陸と太平洋岸で気候が全く異なります。
今回は岩手県をヨコに結ぶ山田線/釜石線/北上線、太平洋岸をタテに結ぶ三陸鉄道に乗り、その風土の特色や各地域の見所を満喫しました!
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早朝6時過ぎ、盛岡駅2番線。
雪をまとった2両編成の気動車がエンジン音を響かせながら入線してきました。 -
まず乗車するのは、盛岡から太平洋岸の宮古を結ぶ山田線。
山田線は全国でも指折りのローカル線で、盛岡から宮古まで走る列車はなんと1日3本しかありません!
そして途中駅全てに停まる普通列車に至っては、早朝6時32分発のこの列車のみ! -
車内中央はボックスシート、車端部はロングシートで構成されています。
せっかくなので旅情あるボックスに座ることに -
盛岡を出ると、白雪を冠した住宅街を走っていきます。
上盛岡、山岸までは盛岡都市圏が続きますが、その先は山間へと入っていきます。 -
特に景観が素晴らしかったのは、上米内を出てから区界までの区間!
ここは山田線でも屈指の秘境エリアで、人里離れた山林を走っていきます。 -
この駅間には元々2つの駅があったのですが、ほとんど利用客がおらず廃止になったほど。
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周辺に人家や田畑も見受けられず、車窓に見えるのは白雪と黒い樹木ばかりです
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このように川を何度も渡るので、車窓の左右双方で雪渓の景観が楽しめます
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盛岡から1時間25分、川内駅に到着。
行き違い設備こそありますが、本数が極小なのでそのまま発車していきます -
蛇行する閉伊川を、何度も直線的に渡っていきます。
川面は凍り付いていて、眺めているだけで渓流の極寒さが伝わってきます -
山を下ってポツポツと人里を通るようになると、この通り雪の量も落ち着いてきました。国道も完全に除雪されています
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盛岡から2時間5分、途中駅としては最も大きな茂市に到着。
ホームには屋根があり、留置線には事業車が停まっています。
かつては岩泉線というJR東日本屈指のローカル線が分岐していましたが、災害で不通となってからそのまま廃止されてしまいました -
太平洋岸に近づいてきたので、この通り地面の雪はほとんどなくなってきました
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宮古には9時1分に到着。
ここで三陸鉄道に乗り換え、釜石へ南下します。 -
改札を出たところに立ち食い蕎麦屋があり、お腹が空いていたのでラーメンをいただきました。
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この時間に開いてる飲食店は駅近くにはあまりないので、入れ替わり皆さん注文していました笑
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釜石方面は次が9時56分、その次が12時31分。
しかしその間の11時5分に臨時列車「洋風コタツ列車」があり、これに乗れば宮古・釜石とも観光タイムをとれるため、三陸鉄道の窓口で聞いてみることに。 -
本来はネットで5日前までに予約しなければならないのですが、当日窓口でも申し込めました。
ただし海側は全て予約で埋まっていて、私だけ山側の席となりました。 -
駅に隣接して、三陸鉄道のグッズショップもあります。
三陸鉄道バージョンの「かもめの玉子」3個入りが売っていたので、こちらをお土産に買って帰りました笑 -
そして宮古では楽しみにしていたお食事がありました。
それがこちらの「瓶ドン」!
瓶に入った海鮮をセルフで丼の上に取り出していただくという、宮古オリジナルの海鮮料理です笑 -
今回は宮古駅前の「蛇の目本店」さんへ10時の開店と同時に入店し、瓶ドンをいただきました!
瓶に入ったさまざな海鮮もさることながら、小皿のカニや和え物も美味しかったです笑 -
海鮮を堪能し、10時55分の改札には余裕をもって間に合いました。
紫を基調として金縁が彩られたラッピングで素敵です笑 -
車内は大正レトロを感じさせる、温かみのある雰囲気。
コタツ列車というだけあって、テーブルはそれっぽい仕様になっています。
(ただしテーブル下にヒーターはなく、足元がぬくぬくするという訳ではありませんでした) -
線路は複雑な海岸線のリアス式海岸を直線的に通るため、半島部分は内陸を、入り江の部分は海沿いを走ることになります。
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岩手船越の前後辺りから、海岸沿いを走行!
この区間はデッキに立って海を眺めました -
列車には駅員さんや観光協会の方がガイドさんとして沿線の案内をしてくれます。
特に印象深かったのは、震災関連のお話。
鵜住居(うのすまい)駅周辺は平地が甚大な被害を受け、現在の駅周辺は震災後に新たに整備された町の様子がよく分かります。 -
宮古から1時間15分ほど、終点・釜石に到着!
釜石では1時間半ほど暇があるので、駅周辺をぶらぶらすることに。
製鉄で栄えた町というのは知っていましたが、駅を出てすぐに製鉄所があるのは驚きました笑 -
駅すぐの周辺にはめぼしい観光施設もないので、郷土資料館へ。
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興味深かったのは戦時中の展示。
釜石は製鉄所がある重要な工業地域だったことから、日本で初めて連合軍による艦射砲撃を受けた町だったそうです。
実際に触れる砲弾の欠片がありましたが、大きさに対してずっしりして、こんなの食らったらひとたまりもないなと実感しました。 -
釜石からは、釜石線の快速はまゆり6号に乗車します。
釜石線の車両が(鉄道好きには不評な)ロングシートの新型車両に置き換わるので、その前に従来の風情ある乗車体験をしたいというのが、今回の旅のそもそもの動機でした笑 -
ダイヤ改正まで残り1ヶ月半ということで、想定通り多くの鉄道ファンが乗ってきます。
快速はまゆりは、かつての急行時代の名残で3号車に指定席があるのが特徴。この指定席もダイヤ改正で廃止されるので、鉄道ファンは大体みんな指定席をとっていました。
かくいう私も3号車へ。
前日予約ですが窓側を確保できました。 -
指定席はクロスシートが並んでいて、これなら急行時代のサービス水準と遜色ないというのも納得。
キハ100・110は東北や信越など広く運用されていますが、定期列車でクロスシートがあるのはここくらいです。 -
沿線の見所が多いという前評判でA席にしましたが、これは判断ミスでした。
というのも、真西に向かう列車の左側ということは向いている方向が南西で、午後の列車だとモロに直射日光が差してくるのです、、、
そして案の定ではありますが鉄道ファンが多く、やや混雑気味。
朝乗った山田線と比べるとやや落ち着かない感じが続きました。 -
内陸に入るにつれ雪は積もっていますが、山田線のように無人地帯を走行するというような区間はほとんどなく、民家や田畑のある光景が続きました。
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花巻で東北本線と合流。
快速はまゆりは盛岡まで乗り入れますが、私はここで下車します。 -
列車を見送り、20分ほど待機。
東北本線上り普通列車に乗り換えます。 -
花巻から2駅先、北上で下車。
ここで北上線に乗り換えます。
乗り換え時間4分なので急ぎ目に0番線ホームへ。 -
こちらもキハ100、地元の方も多く、どのボックスシートも全て1人以上座っている状態でした。
立川目、横川目あたりまで郊外エリアが続き、その先から山間に入ります。
とはいえこの辺りに着く頃にはすっかり暗くなり、窓の外は夜闇が続きます。 -
和賀仙人、ゆだ錦秋湖、と長い駅間が続き、ほっとゆだ駅に到着!ここで降ります。
私含め6人くらいはここで降り、2両編成の車内に残っていたのは5,6人くらいでした。
カメラでもはっきり分かるくらいの大粒の雪が降るなか、列車は横手へ向けて出発。 -
さて、ほっとゆだ駅にて下車した理由は、この駅に温泉があるため。
日本全国温泉の最寄り駅は数あれど、駅舎に温泉が入っているのはかなり珍しく、一度は来てみたかったのでした笑 -
入湯料は440円とお手頃。
お湯が「ぬるめ」「ふつう」「あつめ」と分かれているのもありがたいです笑
そしてこの温泉の最大の特徴は、浴室内に信号があること!
列車の出発時間が近づくにつれ、点灯なし→緑→黄→赤と変わります。
私が入ったときは赤で、実際しばらくしてから踏切音と列車のディーゼル音が響き渡りました笑 -
入湯後は2Fで列車が来るまで休憩。
コンセントでスマホも充電でき、その間のんびりと寛げました笑 -
湯上がりから1時間、雪が舞う中を列車がやってきました。
この列車はほっとゆだ止まり。ここで折り返して北上へと向かいます。 -
北上で東北本線に乗り換え、盛岡まで戻ってきました
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という訳で盛岡を起点に朝から夜まで岩手県を周遊し、なかなか充実した旅になりました笑
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