2024夏 スイスたっぷり20日間の旅 (8) ～ ツェルマット日帰りハイキング (サースフェー編)

2024/07/05 - 2024/07/05

スイス旅行11日目。サースフェー３日目にツェルマットへ日帰りで行ってきました。

3年前のスイス旅行は3日間滞在のツェルマットでしたが、緊急事態のため夫だけ1日滞在となりました。残り2日間、私一人でハイキングしてました。夫には私同様ツェルマットを満喫して欲しかったので、サースフェーから日帰り計画を立てました。サースフェーからツェルマットまで1回乗り換えで２時間ほど。

ところが直前のツェルマット周辺の災害で鉄道が一部不通となり、2回乗り換えとなりました。でも日帰りできそうです。

そして、ツェルマットでどこへ行く？　ゴルナグラードの次に行くとしたら、、、マッターホルンが美しく見えるスネガ・パラダイスとロートホルン・ハラダイスということになりました。

2021年のツェルマット旅行記：https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11893927/

なお、7/4の続き、ハンニックでのハイキングの様子は、このあとサースフェーの滞在記をダイジェストにすることにしたので、そこでまとめます。
旅行記を少しスピードアップしますね。だらだら長すぎてすみません。

7/5の交通費 : 74.40フラン
　 　総歩数 : 31,678歩


＜スケジュール＞
6/25 JFK - LHR
6/26 LHR - ZRH チューリッヒ空港からルツェルンへ移動 <The Hotel > ３泊
｜　
6/29 インターラーケンへ移動　<Hotel Interlaken > 4泊
　｜
7/3 サース・フェーへ移動 <Aparthotel Feehof Saas-Fee > 6泊←ココ
　｜
7/9 サンモリッツへ移動　< Hotel Reine Victoria > 4泊
　｜
7/13 ポントレジーナへ移動　< Hotel Muller Mountain Lodge> 2泊
　｜
7/15 ミラノへ移動　<Starhotels E.c.ho.> 1泊

エリア ツェルマット(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩

7/5 (金曜日)

おはようございます！ミシャベル・アルプスのモルゲンロートです。今日は朝から快晴です。只今午前5時40分。気温9度。冷たい空気が気持ちいいです。

サース フェー 山・渓谷

もう素晴らしいとしか表現できません。すみません。かなり語彙が貧弱です。

サース フェー 山・渓谷

「ミッテルアラリン」

サース フェー 山・渓谷

でも、実際に見えるのはこんな感じ。笑

朝食を済ませて、バスターミナルへ向かいます。

サース フェー 山・渓谷

バスターミナル前の撮影ポイントから。

サース フェー 山・渓谷

7:30発のポストバスで「Stalden」までいきます。

チケットは前日のうちに買っておきました。サースフェーからツェルマットまで往復43.40フラン。（ハーフフェアカードと宿泊者カード割引込み）パスの予定表も印刷してもらいました～。

サース フェー 山・渓谷

お天気は上々。大きな荷物もないので、遠足気分でバスに乗ってます。方角が変わると、もう山の名前がわかりませ～ん。

30分ほどで「Stalden」に着きました。ここは鉄道駅です。でも今列車は運休中。
ここでフィブスから来る「テーシュ」行きの代行バスを待ちます。人影もまばら。本当にここでバスを待っていていいのか不安になります。

時間通りバスはやってきました。「臨時バス」なので、一応行き先を確認してから乗り込みます。

「テーシュ」に着くとこんな表示と沢山の係員がいるので、誘導されるがままに進みます。

ツェルマットもガソリン車乗り入れ禁止の町で、車利用の人はここで列車に乗り換える必要があります。そのため「テーシュ」はもともと大きな駅のようで、こうい非常時に便利なんだと納得しました。

ここから列車に乗って、ツェルマットへ向かいます。珍しく改札がありました。

この列車がツェルマットとテーシュの間を往復しています。

3年ぶりにやってきました。ツェルマット！マッターホルンの存在感は格別です。やっぱり、いいね。

そしてすごい人。これがオーバーツーリズムというやつですね。

ツェルマット駅 駅

いいお天気。もうすでに気分最高です。

スネガへ行くケーブルカー乗り場に向かいます。この辺り、まだなんとなく記憶にあります。

ツェルマット駅 駅

チケット売り場で「ロートホルンからハイキングするから片道で」というと、係の人が「雪が多くてハイキングは無理よ。ブラウヘルトからにしたら。」とアドバイス。もうちゃんと素直にアドバイスは聞きますよ。

ということでチケットは、ツェルマットからブラウヘルトまでは片道。そこからロートホルンは往復チケット。一人あたり計31フラン。

スネガ エクスプレス その他の交通機関

たった5分ほどで到着です。

スネガ エクスプレス その他の交通機関

「スネガ・パラダイス」

お天気にも恵まれて、本当に綺麗です。そして美しい姿のマッターホルン。

スネガ 山・渓谷

今までで日本人グループを一番多く見かけました。ここからハイキングされるようです。私も3年前は一人でツェルマットまでハイキングしました。とてもいいコースだったと記憶しています。

スネガ 山・渓谷

ついつい何枚もマッターホルンを撮ってしまいます。

スネガ 山・渓谷

私たちはこれからゴンドラに乗って「ブラウヘルト」まで行き、さらに乗り換えて「ロートホルン・パラダイス」まで行きます。

スネガ エクスプレス その他の交通機関

ゴンドラからの空中散歩も楽しい。マッターホルンをずっと眺めてました。

スネガ エクスプレス その他の交通機関

「ロートホルン・パラダイス」(3,103m) に到着しました。

ロートホルン パラダイス 山・渓谷

見晴らし、最高。

この尖ったマッターホルンが素晴らしく綺麗です。

そしてここはなぜか人がかなり少ないです。

ロートホルン パラダイス 山・渓谷

のんびり山の名前を確認していきます。

ロートホルン パラダイス 山・渓谷

パネルと同じ角度で。

ロートホルン パラダイス 山・渓谷

たまに見かけるこの赤いフレーム「グランド・ツアー」

いい感じに写真が撮れました。

またマッターホルン。

こんなに美しい姿をしている山は、マッターホルンと富士山だけと勝手に決め込んでます。

マッターホルンの左サイドもいい感じです。

青空と白銀のアルプスと緑の森林。自然がつくったコントラストがいいわ。

このゴツゴツ剥き出しの岩と雪も綺麗。

チケット売り場の人が言っていた通り、残雪がすごいです。そしてゴンドラの中からも見ていたのですが、かなりの傾斜と岩肌が厳しそうでした。

とても私たちにはハイキングは無理そうなので、途中駅「ブラウヘルト」まで降ります。

ロートホルン パラダイス 山・渓谷

5分ほどで「ブラウヘルト」です。

ロートホルン パラダイス 山・渓谷

ハイキングを始める前に、腹ごしらえ。景色最高のレストランです。

ブラウヘルト 山・渓谷

赤いヘリコプターが、すごい砂埃を巻き上げて飛び立っていきます。

最初は観光用かドクターヘリかと思ったのですが、何度も行き来していたので、資材を運搬していたようです。

ブラウヘルト 山・渓谷

マッターホルンに乾杯！

ありゃ、グラスにマッターホルンが映るはずなのに、、。

ブラウヘルト 山・渓谷

続いて若者をマネして、マッターホルンをつまむはずが、、。
ピントが違うわ。

どうもこういうのが、うまくできない私たち。

ブラウヘルト 山・渓谷

ここは景色も最高ですが、レストランのお値段も最高です。一番控えめお値段のソーセージとパン。

ブラウヘルト 山・渓谷

レストランの近くに現れた山羊たち。観賞用に飼われているようです。

ブラウヘルト 山・渓谷

では、ここからハイキング開始。「リッフェルアルプ」を目指します。

ブラウヘルト 山・渓谷

同じコース上に５つの湖を見るコースとマーモットトレイルもあるようです。これは楽しみ。

ブラウヘルト 山・渓谷

マーモットの巣穴はあちらこちらにありましたが、肝心なマーモットの姿はありませんでした。

もう午後だったし、ハイキングしてる人もかなりいます。そんな中ではマーモットも出てきませんね。

ブラウヘルト 山・渓谷

最初の湖「ステリゼー」が見えてきました。

その向こうは「フィンデル氷河」と「オーバーロートホルン」(3,414m)。

ブラウヘルト 山・渓谷

湖の水が透明です。

ブラウヘルト 山・渓谷

振り返るとマッターホルン。

なかなかいいところです。

ブラウヘルト 山・渓谷

コースの向きが変わって、マッターホルンの方に向かって進みます。いい眺め。

ブラウヘルト 山・渓谷

二つ目の湖。「グリンジぜー」

ブラウヘルト 山・渓谷

小さな川を渡ります。ここからもマッターホルンが見えます。

３つ目の湖「グリュンゼー」。水の色がエメラルドグリーン。

私たちのハイキングコースでは、最後の湖となりました。残り二つはどこにあるのかしらね。

ブラウヘルト 山・渓谷

湖に流れ込む水。ここでお水の補給。

ブラウヘルト 山・渓谷

さらに進みます。ここで地図で位置確認をしようとした時に気がついてしまいました。老眼鏡を忘れた。あのブラウヘルトのレストランだわ。でも引き返すには歩いてきすぎた。ツェルマットからもう一度ケーブルかーに乗って取りに行くには、チケットが高すぎる。泣く泣く諦めることにしました。安いけれどお気に入りだったので、残念無念。

でも奇跡的に予備を持ってきてたので、翌日からはなんとかなりました。私にしては珍しく準備が良かった。（←自画自賛）

「リッフェルアルプ駅」に着きました～。只今の時刻は3時半。３時間もかかりました～。

ここからツェルマットまで鉄道で帰るつもりだったのに、ツェルマットまで歩いて下りようと言い出した夫。

標識を見るとツェルマットまで標準時間で１時間20分の距離。結構あるではないの！

このコースはこのあとすぐに森林の中へ入って行くので景色もなし。トレーニング中の若者が走ったり、バイクに乗っている人が多かったです。

結構今日は歩いて疲れているので、だんだん機嫌が悪くなってきます。ぐちぐち文句を言っていたら、日本語が聞こえてきました。小グループの人たちが和気藹々とハイキング中。私の愚痴もここで強制終了。絶対、きこえちゃったよね。恥ずかし～。ツェルマットでは日本語の喧嘩はダメですね。

「マッターフィスパ川」にかかる橋。

この橋はマッターホルンを眺める絶景ポイント。

今日一日、いろんな場所からマッターホルンを見ることができました。

「キルヒ広場」にあるマーモットの泉。

「バーンホフ通り」

3年前よりも人が多いと思います。

3年前にお世話になった「シュヴァイツァーホフ」ホテル。

マックのお向かい。外観は地味ですが、大変いいホテルでした。

ホテル シュヴァイツァーホフ ツェルマット ホテル

ツェルマット駅に戻ると、すぐにシャトルがあり、テーシュでのバスもすぐに出発。トントンいい感じでステルデンまで帰ってきました。

ここで朝バスを降りた同じ場所で、サースフェー行きのバスを待ちます。やっときたバスは運転手に「ダメダメ」とジェスチャーで拒否され、置いて行かれてしまいました。「え？なんで？」

違うバスを待っていた人に聞いてみると、あっちのバス停じゃないかと教えてくれます。20mほど先の高台にもバス停がありました。

私たちはたった20m離れていたせいで、バスに置いていかれました。次のバスは１時間後。

運転手も言ってくれれば、そこまで走ってでも行ったのに！なんという対応。真面目すぎるというのか、意地悪というのか、、。

次のバスに乗って、無事サースフェーに戻ってきました。夕飯はオーブンで焼いただけのピザ。

眼鏡を無くしたり、最後のバスが感じ悪かったりしましたが、それでもこのツェルマットでハイキングをして、大変満足な1日になりました。今日は私たちにしては歩きました。3万歩越え。疲れました～。

サース フェー 山・渓谷

この旅行記へのコメント （6）

• Exclevelanderさん 2024/09/16 09:56:43

  マッターホルン絶景ですね！

  Emmyさん、こんにちは。
  
  スイスの旅行記楽しく拝見させていただいています。
  写真でも、マッターホルンの絶景の素晴らしさが伝わってくるので、実際に見てみたらもっと綺麗なのでしょうね!
  
  スイスにもいつか行ってみたいと思っているので、是非色々と参考にさせていただきたいと思います。
  いつか、Emmyさんのような優雅な旅行をしてみたいです!
  
  Exclevelander

  Emmyさん からの返信 2024/09/16 11:13:29

  Re: マッターホルン絶景ですね！

  Exclevelanderさん、こんばんは！
  
  拙旅行記にご訪問、ありがとうございます。マッターホルンはこんな写真より、何百倍も美しいですよ。もちろんお天気がいいのが条件ですがね。
  
  スイス、機会があれば是非訪れてみてください。アメリカ生活経験後は、スイスは高くないとお感じになるかも。（アメリカのインフレが異常なだけですが。）
  
  この夏はちょっと散財してしまいました。毎年できるわけでもないのは重々承知です。冥土の土産集めの一貫です。笑
  
  Emmy

• ユーユさん 2024/09/12 14:21:10

  大好きなツェルマット

  Emmyさん
  
  こんにちは♪
  
  ツェルマットへの日帰り旅行
  お天気にも恵まれて3万歩も歩かれたんですね。
  マッターホルンは写真で見ても最高です♪
  私の中でも富士山とマッターホルン別格で美しいです(^^)
  もうスイスに行ってから6年が過ぎちゃったけれど、いまだにツェルマットでの思い出は色濃く残っています。
  やはり、日本人の観光客は多いんですね。
  
  眼鏡をなくされたり、心配りの出来ないバスの運転手さんに出くわしたり残念な事があっても・・・素敵なお天気の中のハイキングで吹き飛びますね(^^♪
  それにしてもご主人健脚ですね、素晴らしい^^
  
  ユーユ
  

  Emmyさん からの返信 2024/09/13 02:17:34

  Re: 大好きなツェルマット

  ユーユさん、おはようございます！
  
  ツェルマット弾丸日帰りでしたが、行った甲斐がありました。やはりいいですよね～。ツェルマットと富士山、ユーユさんも私と同じだなんて嬉しいです。
  
  ハイキングは私の方がずっとヘタレです。夫は普通のスニーカーで歩いてるんですよ。
  
  Emmy

  Emmyさん からの返信 2024/09/13 02:24:49

  Re: 大好きなツェルマット

  ユーユさん、続投お許しください。
  
  ニューヨーク旅行の準備は進んでますか？もうこちらはすっかり、秋めいてきてますよ～。朝夕はちょっと寒いくらいです。何か羽織るものがあった方が安心かもです。
  
  Emmy
  

  ユーユさん からの返信 2024/09/13 11:20:40

  Re: 大好きなツェルマット

  Emmyさん
  
  ありがとうございます。
  日本はまだまだ暑い日が続いていてますよ(^^;
  
  ニューヨークは北海道と同じくらいの気温かなと思って色々準備する予定です。荷物が増えそうです。
  
  ユーユ