２０２４年春の旅 ２１ －南新庄－長沢－東長沢－

2024/03/10 - 2024/03/10

東北横断鉄道乗り直し巡り

エリア 山形

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 交通手段: JRローカル

新庄駅を出ると奥羽本線もすぐ単線になり、二路線が単線並列でしばらく続く
平野の中、雪除け・風除けの柵もある
最上川下流の羽越線橋梁で特急が突風に煽られて脱線転覆したのはそう昔のことではない
中流域であっても、その役割は重要だろう

朝の穏やかな郊外の眺め

本数の多い奥羽本線側にはホームがなく、停まらずの駅で知られる南新庄
この駅ができるまで陸羽東線と奥羽本線はこの地点の信号場で合流していた
なぜ単線並列かつ奥羽本線に駅が設置されなかったのかは不明と

南新庄を出ると奥羽本線と別れ

細道に踏み出す

まだ平野は続くが

山に向かうと雪の量はまたもやはっきりと増えてくるのがわかる

長沢駅

なぜか、国鉄時代は南新庄－長沢間で秋田鉄道管理局から仙台鉄道管理局へと管轄が変わっていた
仙台の権勢がここまで及んでいたということか、山形が弱小扱いなのは変わらない
山形県民はよくこういう自虐を言う。私も山形市生まれなので身の程を知る心を飼っている

広域合併自治体に飲み込まれず残っている模様の舟形町、長沢集落
それなりに多くの家屋が立っている

陸羽東線といえば、花輪線に続いて存廃が問われている路線の一端で、沿線の現状も気になることの一つだ

次駅までの短い駅間に

最上川の支流小国川を渡る

水田の中に集落が

点在し

この付近の三つの集落の真ん中に設置されたといわれる東長沢駅
かつての乗降客数は長沢駅と肩を並べるほどだったようだが、今はどうなのだろうか
待合室はしっかり建っていて、国鉄末期のようにローカル線駅舎が惨憺たる状況になっていることは少なく、この点はＪＲに軍配が上がる