２０２４年春の旅 １ プロローグ

2024/03/08 - 2024/03/08

東北横断鉄道乗り直し巡り

エリア 石川

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線

年末年始にやや長めの旅に出たのでしばらく大人しくしているつもりだったが、うっかりいつの間にか切符を買ってしまった
はじめは単純に未乗の北陸新幹線区間を日帰り往復のつもりだったが、時刻表検索をすると当日中に東北の中まで行けてしまうようだ
気付くと二泊三日の旅程ができてしまっていた

いいかげん、旅することについては古狸の部類に入っている私だが、旅立ち、特に長距離列車の出発の瞬間はいまだ胸躍るものがある
といっても、新幹線なのに準備に手間取ったのか発車二分前にドアがようやく開くという今までにない慌ただしさだったから動悸かもしれない

指定席なのに争うように乗り込む人々
自由席の方が空いているようだった
このあたりの駆け引きは当日でないとわからないので難しい

夜に大宮に戻り「はやぶさ」に乗り換え
こちらも指定席を取っていた

「やまびこ」で仙台まで自由席で移動し、「はやぶさ」に乗り換えても考えていたが、四分前に出た「やまびこ」自由席車は車内通路まで立客が見られて、下手したらずっと立ちんぼになっていたかもしれず、危なかった(といっても通路に座ってしまうだろうが)
ずっと満席だった「はやぶさ」が前日に空席が出たので指定席を取れたのだが、こちらのルートでは実に正解だった
これで一時間早く着いて、一時間多く寝られるわけだ
乗車する号車の入り口は人で溢れていたので、別の車両から乗り通路を移動する
人をかき分けて遅れて客室内に入るのは、「実は私、指定席客なんで！」という安い優越感を感じてしまう

座席に落ち着いてから流れる車内放送では「本日満席」とのことで、運がよかった
全席指定が増えた今、座るのにも根気と努力が必要になっている
自由席があれば並べば座れるので、良し悪しでいえば「悪し」だろう

ひたすら東北を北上し盛岡へ
わずか二時間で、は早過ぎる

最近の新幹線は事故やハプニングでやたら止まるので、また例のごとく翌日の出発地点に前日からいないと成立しない旅程のため、辿り着けて安心する
かつてなら夜行でどうにかなったが

本日新函館北斗まで行く最後の列車の後姿を見送り、一駅移動して投宿する