２０２４年春の旅 ５ －荒屋新町－田山

2024/03/09 - 2024/03/09

東北横断鉄道乗り直し巡り

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

車内はほとんどが空席になっても、もちろんロングシート部に居残る

気の向くまま左右の車窓を眺めに渡り歩く

荒屋新町で二度目の上下列車の離合

ここで初めて一名の乗車客がいた
一日の乗降客数は二ケタ台だという
線内では拠点駅といえる、かつては機関区を擁したこの駅も無人化されてしまった
ホームに張り出す庇から垂れ下がる氷柱もそのままである

ふと座席下を見ると、ポイント不転換グッズという恐ろし気な名称の道具がしまわれているのに気付く
鉄道はポイントが換わらないと絶対運行できないので、この季節の北の鉄旅人にはポイント不転換はスケジュールを崩壊させる恐怖の的だ
この後も各線車内でいろいろな名称で同じ用途の道具がしまわれているのを見かけた

横間駅
テレ東の沿線歩き旅花輪線編でしか取り上げられたのを見たことがない駅な気がする
とりとめて何があるというわけでもない山間の駅で、ホームは薄く雪がまぶされて、朝から誰も使っていないこともわかる

田山駅
駅好きな歴史鉄のバイブル本、小学館発行国鉄全線各駅停車「奥羽・羽越」編の巻頭カラーグラビアページでその、ローカル線の田舎の交換駅の見本のような姿を箱庭のように見せてくれていた

古い駅舎、多くの様々な乗降客、タブレットを持つ駅長、腕木式信号機、長編成の国鉄型気動車

その全てが今はなく、交換設備も廃止されて久しい