２０２４年春の旅 １３ －志度内信号場－大地沢信号場－

2024/03/09 - 2024/03/09

東北横断鉄道乗り直し巡り

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

線路は左右に振れながら勾配を登り始める

同じく盛岡へ向かう国道４６号線は峠越えになるようで、すでにはるか高みに至っている

線路はあるので人跡未踏ではないが

人家の途切れた山中をひたすら進む
落石覆いかスノーシェッドが国道にかかっているのが見える
地図を見ると国道にはかなり多くトンネルか覆いか視界の利かない区間があり、高度は低いが鉄道の方が眺めはよさそうだ。と、少しでも鉄道のよさそうなところを探してしまうのは鉄道好きの性であろう

右窓も切り立った崖

川ももはや源流域の自然な姿で流れる

やはり車窓の友は川に尽きる

志度内信号場に停車
予め、停車する旨と「こまち」とすれ違う旨が車内放送され、本来乗客には無縁のことなので、これは乗っている趣味人たちへのサービスだろうか

やがてやってきた下り「こまち」と右側通行で離合を行う
一線スルー式の構内で通過列車が直線側を通るからだが、日本国内でもいろんな事情で関係なく右側通行の駅や鉄道もある
一説には島式ホームで運転士がタプレット交換しやすいようにした名残というのもあるらしい

いよいよ谷が詰まり県境が近付くが、肯定的な意味でこんな山奥でも治水事業が行われている

細い流れを最後に見て仙岩トンネルへ

サミットの仙岩トンネルを抜けると、ポイント部分を守るスノーシェルターを通り、岩手側の大地沢信号場へ
スノーシェルターはもちろん志度内信号場にも設置されていた
無人の信号場でポイント不転換が起きたら大事であろう
新幹線の運転台から乗務員がスコップを持ってポイントの雪を掻い出しに出てくるなんてコントにもならない

こちらも停車する旨放送されていたが、すれ違いはなく一時停止したのみですぐ動き出す
保線要員も使うとおぼしき短いホームから崖下に道が続いているのか、少なくとも車道はないようだ

右側には信号施設の建屋と上りと同じ短いホーム、それに旅客駅と同じ様式の駅名標も立っている