２０２４年春の旅 １６ 盛岡－北上－横手

2024/03/09 - 2024/03/09

東北横断鉄道乗り直し巡り

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

盛岡からは今晩の宿泊地、横手にただただ移動するのみ
田沢湖線も下りの最終で大曲駅まで戻れるが、それは芸がないだろうということで、北上線を経由する
といっても、北上からはほぼ闇の中だが

さらにひと工夫で、花巻まで釜石線直通の快速「はまゆり」に乗る
盛岡から仙台間の普通列車はほぼロングシート車にしか乗れず、車窓を眺めるなら当然クロスシート席、しかも前向きに限る
盛岡発の上り在来線でこれを叶えるとしたら「はまゆり」乗車一択だ
かつて急行「陸中」用として製造された気動車のデッキ間の座席は転換クロスシートだが、進行方向が変わる花巻から前向きになるようにすでにセッティングされ、それまでは皆大人しくそのまま後ろ向きに座っている
一人だけ座席を転換すると、知らない人とうっかり対面し互いに気まずくなりそうだが、車端部には固定の四人ボックス席があり、そこを占めれば誰はばかることなく前向きに座れるのだ

花巻まで車窓を楽しみ、釜石線に惹かれつつも予定通り下車し、北上行きを待ち乗り換え
またしばらく待ち北上線の横手行きへ

北上線は地図を見れば一目瞭然だが、東北本線から秋田への最短ルートで、かつては上野からの直通列車も走っていた
存廃が俎上に上がるも、今でも東北新幹線から大曲では北上線経由でもたいして所要時間は変わらず、路線の輸送密度など鉄道会社の匙加減一つだということがわかる
もとより、田沢湖線が改軌で不通の期間は北上線を経由して秋田への特急が運転されていたのだから、距離も短いので、運賃も安く済むはずだ

北上線の無料開放日にはすし詰めだったらしい列車も、今日は地元の帰宅客と少人数の旅人だけで、移動手段としての鉄道で始発駅から終点まで乗り通し横手到着

横手の市街地を少し歩く
満天まではいかなくても、中天くらいの星々が見られたが、私のカメラでは何も映らなかった