「みかも山万葉公園・かたくりの里」のカタクリ_2024_既に満開、見頃でした（佐野市）

2024/03/27 - 2024/03/27

栃木県佐野市の東部、「みかも山」の北の端、「万葉公園・かたくりの里」ヘ、カタクリを見に行きました。カタクリは咲き揃っていて、ほぼ満開でした。前日の雨の影響なのか、下向いて閉じている花がありましたが、陽が当たる場所ではきれいに開いた花を見られました。平日でしたが人出は多く、園内の通路（階段）は、渋滞することがありました。

エリア 佐野(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

栃木県の南西部、佐野市と栃木市に跨がって「三毳山」があります。南半分は「みかも山公園」として知られていて、園内には「万葉庭園」や「かたくりの園」があります。

でも、この日にやって来たのは、「三毳山」の北の端にある「万葉公園」の「かたくりの里」です。佐野市の東端が栃木市に喰い込んでいるところで、ギリギリ佐野市内です。写真は管理センター、右の小屋はトイレ、この右（東）と左（西）に駐車場があります。

駐車場から南へ歩いて、「三毳山」の北斜面を目指します。

林の中にＹ字路があります。左が「かたくりの里」、右はハイキングコースで、三毳山を経由して「みかも山公園」に行かれます。

その先に野外ステージがあり、観客席の後方が「三毳山」の北斜面です。

野外ステージを右に見て、左へ歩くと「かたくりの里」のゲートがあります。「かたくりの里」は（害獣侵入防止のため？）フェンスで囲まれています。

ゲートからは階段です。階段を上った先の斜面が「かたくりの里」です。

階段の両側の斜面に、カタクリが咲いています。

雨上がりだからなのか、朝だからなのか、多くのカタクリが下向いて閉じています。

葉には、水滴が残っています。

花びらにも水滴が残っています。陽が当たると、開き始めるようです。

中には、花びらが反っている花もあります。

良く見ると、斜面全体にカタクリが咲いているのですが、分かり難いですね。

階段には、まだ人が少ない時間帯です。

上の写真の右下付近にも、カタクリが沢山咲いているのですが、よく分りませんね。

近寄ってみると、こんな風に勝手に咲いています。ここにも水滴が残っています。

雨上がりだからなのか、多くの花が下向いてます。

下向いてますが、陽が当たると、花びらが開き始めるようです。

花びらが、反り返り続けます。

こんなに反り返ってしまいます。こんなになっても、ムシ達を呼び寄せる効果はあるのでしょうか。

花びら半分だけ反り返ってます。

こういう開き方がオサレ……　ってことではないですよね。

通路（階段など）のすぐ傍までカタクリが咲いているので、しかも全体が急な斜面なので、背景に青空を入れることが出来ます。

北側の斜面なので、陽陰になる場所もあります。

陽が当たり始めて時間が経っているのに、下を向いたまま開く気配がない花たち……
、カタクリ界の抵抗勢力でしょうか。

花びらの上に、クモ(?)が居ます。後で気付きました。

”カタクリらしい”形って、この様な形でしょうか。

このくらいの開き具合だと、シャープに感じますね。

階段をだいぶ上がってきました。右（西）を見ると、丸太を組んだ”お立ち台（展望台？）”の様なモノがあります。

斜面にはカタクリが咲いています。

階段はまだ上に続いていますが、カタクリが咲いているのは、この辺までです。

上ってきた階段を、上から見下ろしています。階段の両側に、カタクリが咲いています。

周りのカタクリの花を見ながら、上がってきた階段を下ります。

陽が当たっているところの花は、こんなに反り返りました。

このくらいの開き方の方が、”花らしい”と思いますが、偏見でしょうか。

どの花も、太陽に背を向けて咲いてます。ヒマワリとは逆の生き方なんですね。

先端が白くて、三つに分かれてるのが雌しべで、その周りが雄しべですよね。

で、どの花も、周りの雄しべよりも、中央の雌しべの方が長い、と思ってましたが、そうでもなさそうです。（右の花は、雌しべが短い）

この花は、雌しべが長いんです。

右手前の花は、雌しべが短いんです。

そんなことを思いながら、階段を下りていきます。

北側の斜面に咲いてるので、見上げると、どれも逆光になってしまいます。

階段の途中に、木道が分岐していて、群落の中に入れます。

大勢の人が集まってみていたので、皆さんがいなくなってから覗いたら、白い花が（一輪だけ）咲いてました。

下を見たら、多くの人が階段を上がってきています。この後、人はもっと増えて、階段は渋滞していました。

上ってくる人波に逆らいながら、階段を下りていきます。

北向き斜面の林の中ですが、少しだけ見えている青空が、花を引き立ててくれます。

自然の群生地なので、周りには（カタクリ以外の）色々なモノがあります。

それにしても、こんなに下向きに咲くんですね。

カタクリの花の中にムシが居るの、初めて見ました。種類が限られてるのでしょうか。

雲が流れてきて、陽が陰りました。

陽が陰ると、反ってた花びらは、元に戻るのでしょうか。

どうなるのか、見ていたい気もしますが、先へ進みます。

反ってた花びらが戻ろうとしている……　のかな。

水滴は前日の雨です。まだ、こんなに残ってるんですね。

階段の中ほど、「みかも山公園」のハイキングコース方向へ分岐するところに、”背の低い”ピンクのドアがありました。ドアを開けると、向こう側の斜面が見えるだけで、人は向こう側に行かれませんし、とにかく小さい（背が低い）んです。

いろんな人がこれを見て、「どうするんだろう？（どう使うんだろう、or　どうやって撮るんだろう）」と悩んでいました。

その西側の斜面です。雲が流れていって、陽が射してきました。

分岐から西へ、少し歩いて振り返った景色です。

このくらいの形が、かたくりとしては、”らしい”形かもしれません。

でも、いろいろな形があって、どれも頑張って咲いているんですよね。

花びらの先が黄色っぽくなっているのは、枯れ初めかもしれません。

カタクリの花の寿命って、どの位なのでしょうね。

いつまでも咲いてるような気がしますが、そんな訳ないですよね。

どの花も、元気そうに見えます。

雄しべや雌しべが萎れてくると、”枯れ始め”の兆しかもしれません。

この形、空飛べば、速そうに見えます。

こうなると、飛べるようには見えません。

たくさん咲いてても、（みんな揃って、ではなくて）それぞれ勝手に形を変えるんですね。

だから、たくさんの花、一つ一つ見てると面白いんです。

すぐ近くで花を見られるのが、この場所「かたくりの里」の良いところだと思います。

通路にはみ出すほどの近さで、咲いてる花もあります。

来年も綺麗な花をたくさん見られることを期待して、これで帰ります。

（　おしまい　）