2026/04/12 - 2026/04/12
268位(同エリア412件中)
元杜鉄工さん
この旅行記スケジュールを元に
群馬県の館林駅から北へ延びて栃木県佐野市へ至る東武佐野線。
終点の葛生(くずう)は石灰の産地で知られ、化石も多く産出します。入館無料の化石の博物館は驚きの充実した内容でした。
館林のついでに訪問しましたが、いつかちゃんと時間をとって廃線跡散策や洞窟探検ハイキングもしてみたい。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
館林駅から分岐する佐野線に乗ります。
かわいい「さのまる」ラッピングの電車。 -
って、これ西小泉行きじゃねーか。なんで佐野線じゃなく小泉線運用なの!?
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というわけで乗るのはこちら。1番線、切り欠きホームから出発する2両編成のワンマンカー。
(なんか残念な気分になりました。)館林駅 駅
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車内広告。自治体もVデビューの時代か。
なお、足利に向かうのは伊勢崎線なのです…。 -
小泉線、伊勢崎線は渡らない渡良瀬川を佐野線は渡って栃木県に。
東武佐野線 乗り物
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佐野市駅、佐野駅は並んでいて間違える人がいるのだろう。JR乗り換えについて注意のアナウンスがあった。
佐野駅を過ぎると乗客は減る一方。終点の2つ手前、田沼駅はラッピング駅名表。「さのまる」がいました。 -
数人を乗せて終点に到着。館林から35分。
隣の駅は多田(タダ)といっても157円。葛生駅 駅
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駅舎はこんな感じ。アーチの明り取り窓があるおしゃれな建物は駅事務所で旅客は中に入れない。手前のプレハブが駅構内の通路。
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駅前の路地を小川に沿って北に歩くこと10分弱。
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葛生化石館に到着。
隣には図書館や美術館があり、旧葛生町(2005年に佐野市に合併)の文化施設が集まる地域。葛生化石館 美術館・博物館
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建物前に鉄道車両がありました。
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黄色い機関車の後ろに貨車と客車が連結されています。小さくてかわいい。
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客車の中には入れませんが、中はこんな感じでした。
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説明によれば鉱山で使用されていたガソリンカーだそうです。貨車(鉱車)を22両もつないで走っていたらしい。
引退の理由は閉山ではなく輸送力不足を解消のため「カプセルライナー運搬設備」なるものに鉄道が置き替えられたため。
参考リンク(PDF):https://www.jcassoc.or.jp/cement/4pdf/jg3_13.pdf -
屋外展示は他に国歌に出てくる「さざれ石」がありました。地元の企業の寄贈品。
石灰石から溶け出したカルシウム分が小石の隙間を埋めることでできるらしい。 -
それでは入館。受付のお姉さんから簡単に案内を受ける。本当に入館無料でした。
入って右手の展示室は15時までなので先に入るように促される。 -
展示室は、主に里山に暮らす野鳥と小動物のはく製の展示でした。
個人が趣味で集めた標本をもとに博物館を作ったらしい。その一部がここで展示されていました。 -
一部とはいえなかなかの数。こんな感じのテーマごとのジオラマが4区画ありました。
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図鑑の写真で見るよりも剥製の方がその生き物の特徴がよくわかります。
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展示室を後にして化石館へ。
佐野では古生代ペルム紀、中生代三畳紀、ジュラ紀、新生代更新世の化石が産出するらしい。それだけで見ごたえがありそうな予感。
内陸だけどここも付加体なのね。 -
まずは古生代の化石。カタスミエンシス。なんと2018年に報告された新種!
二枚貝のような殻がある腕足動物の仲間。
アメリカテキサス西部でも共通種が発見されていて、当時は同じ海流の影響を受けていたことが示唆されます。今では地球の裏みたいな位置関係ですが、もっとご近所だった時代もあったのか。 -
他にもここで見つかった新種がいくつか。クズウエンシスはもちろん葛生が由来。
さきほどのカタスミエンシスも片角という地名が由来。 -
こちらは日本初報告!
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NHK「チコちゃんに叱られる」に出演したという標本。
古生代にいた巨大なトンボ「メガネウラ」。さすがにフランス産のレプリカ。 -
いきなり色々見せられて大満足な無料の博物館。ほかにも何組か見学者が来ておりました。
葛生にも興味が出てきたので地図をもらいました。結構歩かされそうだけど行ってみたい。 -
その先のフロアには、、、白っぽい石がずらり。
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日本全国の石灰石が集められています。
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地域によって時代が異なり成分も違うみたい。
石灰岩は日本で唯一自給自足できる鉱物資源だそう。 -
石灰岩といえば鍾乳石。
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石灰の用途や工場の紹介もありました。
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石灰っていろんなものに使われているんだね。
ミニカーにテプラで「自動車」ってのがまた面白いけど(自動車の鋼材を精錬するときに石灰が使われます)。 -
化石館というだけあって他にも化石がいろいろ。こちらはニッポンサイ。日本にもサイがいたらしい。
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ナウマンゾウ。世界最小サイズの個体の化石らしい。
石灰鉱山で化石がたくさん取れるのは、石灰の地形は割れ目が多くそこに落ちた動物が化石になるため。 -
なんと人間の化石も出てきました。
調査の結果、旧石器時代のものでマンモスを駆っていた原人のものとされ「葛生原人」と呼ばれます。それが昭和20年の話。
ところが平成になってから放射性炭素法で確認したところ中世のものであることが判明。原人は幻となってしまった。 -
化石館を後にして隣の伝承館へ。こちらも無料。
葛生伝承館 美術館・博物館
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4月に訪れたので五月飾りの展示がメインでした。
鎧兜、五月人形(江戸初期)、鯉のぼり(江戸中期)の順で登場したらしい。鯉のぼりの素材は初めはこの展示のように紙だった。 -
こんな感じの展示施設で、ここともう一部屋くらいの広さ。化石館よりはだいぶ小さい。
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満足したので葛生駅に戻ってきました。きれいなトイレが設置されています。外壁にプレートがついています。
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東海道新幹線の車両のリサイクル品らしい。アルミニウムの原料ボーキサイトを輸入に頼っているこの国ではリサイクルは大事ですね。
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葛生15:41>>東武鉄道佐野線館林行き>>館林16:15
この駅にはたくさんの線路があり、今はここが行き止まりになっていますが鉱山鉄道がかつて伸びていました。
廃線跡や幻の原人などロマンあふれる葛生でした。
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