高速バスで行く金沢・高岡　春の週末旅行

2021/03/26 - 2021/03/28

2泊3日の金沢・高岡の旅。金沢は2度目、高岡は初めて訪れました。
交通費と宿泊費は1万円以内に抑え、経済的な旅行を楽しみました。

エリア 石川

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

３月26日　金曜日

JR西日本の高速バスで関西から金沢へ向かいます。
運賃は5日ほど前に予約して行きは2600円、帰りは2250円でした。

前回は青春18きっぷで行きましたが、高速バスのほうが安いことが多いかも。
できるだけ安く済まそうという学生時代からの癖が抜けません。
新幹線もめったに乗らない…この性分は変わらないのだろうか。

食べ物などには浪費しているのですが。

日本海が見えてきた。

いつも思いますが、こんな長時間たくさんの人を乗せて運転できる運転手さんを尊敬します。私はペーパードライバーでAT車の運転もできないのに。

宿泊したのはトリフィートホテル＆ポッド金沢百万石通。

ファーストキャビンだった建物を買い取ったホテルです。
（ファーストキャビンではない）ドミトリーは何度も泊まったことがありますが、この広さの部屋は初めて。1泊目は防音のことを油断していたので、深夜のチャック開閉音で起きてしまいました。耳栓をもらいに行くのも面倒でうだうだしていたので睡眠不足で朝を迎えました。
2泊目は耳栓をしていたのでよく眠れました。

トリフィート ホテル＆ポッド 金沢百万石通 宿・ホテル

宿泊前に問い合わせたら連泊のタオル交換はないといわれましたが、部屋に戻ったら掃除とタオル交換がされていて驚きました。
サウナもあって快適でした。

18時頃。夕飯を食べに出かけました。

尾山神社を背にして撮影。
沈む夕日が大きかった。

せせらぎ通り。
素敵なお店が並びますね。

なんて思っていたらお目当ての店への道に迷いました。

路地を入ってグリルオーツカが見えました。
前回は向かいの「ちくわ」に行ったのですが、グリルオーツカの店構えが気になっていました。旅行後に調べると有名な老舗洋食店ということがわかり、今回到着日の夕食にしてみました。

カウンターに案内され、ハントンライスを注文。

割れたガラスを補強するテープや格言がいい味を出しています。こんな格言、実家の湯呑みにあったわ。

グリルオーツカ グルメ・レストラン

味の濃い、昔ながらの洋食。
ずっと残っていてほしい味。
メニューにボリュームがあるので女性は（小）をおすすめします、とありましたが欲張って普通サイズを頂きました。

お会計のときに「全部食べたの、元気ね～」とおかみさん（？）に言われました。

満腹になったので腹ごなしに金沢城公園のライトアップを見に行きました。
陸軍が駐屯していた関係で重要文化財以外のものは北陸新幹線開通に合わせて再建・整備されたそうです。

人がおらず、怖いところもありました。

やっぱり夜桜はきれい。

３月27日　土曜日

加越能バスで高岡に向かいます。

金沢と高岡の往来はIRしか知りませんでしたが、金沢駅近くにある金券ショップの自販機で金沢→高岡への回数券が700円で売られていたので行きはバス、帰りはIRで移動しました。IRの乗車券も自販機で売られており840円のものを810円で購入しました。

富山県は通過したこともなく、初めて訪れます。
回転寿司がある志貴野中学校前で下車。街の雰囲気は親戚が住んでいる茨城県日立市によく似ている気がしました。昭和の面影が色濃く残る工業都市という共通点がありますね。日立にはここ10年くらい行っていませんが。

粋鮨　高岡店に行ってみました。

土曜の昼ということもあり、地元の方で混雑していました。
満腹ランチというものを注文しましたが、一般的なネタ中心。観光客としてはThe 氷見という富山ならではのものを頼めばよかったとあとから思いました。

氷見回転寿司 粋鮨 高岡店 グルメ・レストラン

越中中川駅から目指す雨晴駅に着く氷見線は12時7分のあと13時50分発。
12時7分の電車には乗れなかったので気長に散策して待ちましょう。
焦っていてはこの春の日差しに似つかわしくない。（いつもわりと焦っているので自分に言い聞かせます）

高岡古城公園の桜見物。

高岡古城公園 公園・植物園

車に乗っている子どもに手を振り返したり、小型犬に振り向かれたりしながら歩いていると氷見線の線路発見。

きれいな単線の線路です。

青井記念館美術館や高岡市美術館の藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーを観覧しました。

この街の独特の雰囲気がアニメにも生かされているのでしょうか。
デビュー作『天使の玉ちゃん』で藤子・F・不二雄氏の優しさを感じ、手塚治虫氏への憧れも伝わりました。
特別展「ゲラゲラ笑える話」が催されていて原画を観ることができたのですが、人やモノの役割が入れ替わったり、逆になったりするものが多いんだな～などと考えながら美術館を後にしました。
もちろん現実離れしていますが、よい物の捉え方の一案のように思いました。

高岡市美術館 美術館・博物館

越中中川駅。

越中中川駅 駅

このような駅で「雨晴まで大人1枚ください」と言うことに旅情をおぼえる。
椅子に手作りの座布団が敷いてあるなど、優しい雰囲気の駅でした。

雨晴駅に到着。

雨晴駅 駅

雨晴海岸。
雲のように見えるのが立山連峰。

近くをウォーキングしている方とお話ししたら2～3日前はとてもきれいに立山連峰が見えたとのことでした。
翌日は雨天、さらに黄砂も飛んでいて悪条件が重なり残念と言われました。
それでもきれいな光景です。

能登半島国定公園雨晴海岸 公園・植物園

私は太平洋側の人間なので、日本海をこんなによく見るのは初めてです。

え、泳ぐ人いるの？

貝殻がたくさん。100均で売ってそう。

女岩のほうに近づいてみました。

山が少し大きく見えるかな？あの山に登る人がいるんですよね。

帰りの電車まで少し時間があったので近くを散策してみました。

魚を釣るボートの整備がされていました。のどかな風景。
もうちょっと奥まったところまで行ってみたかったのですが「イノシシ出没注意」の看板があったのでびびって引き返してきました。

雨晴駅に戻りました。駅からの眺めも素晴らしい。

電車に乗る前に駅員さん（委託している方のようでした）とお話しして、よく晴れた冬の日に再訪しようと思いました。
と言っても予定と天気が合うかわからないのですが…。天気がよければいいっていうものでもないらしいですし。運ですね。

名残惜しい。

高岡駅にて。氷見線の電車。

高岡駅 駅

IRで金沢に戻りました。

金沢に戻り、近江町いちば館の地下にて。
旅行に出る前の自分の血の気が引いた顔がひっかかっていたのでステーキを食べようと決めていたのですが、たまたま見つけた北陸ならではのお寿司が安く売られていたので夕飯はこちらにすることに。

ヤリイカのお寿司と甘エビの天ぷらです。

おそうざいの夢屋 グルメ・レストラン

こちらも北陸ならでは。

高級料理店が例年のようには営業できないため、生産者を応援するという目的も兼ねて販売しているそうです。
普通のおにぎりの2倍のお値段がしますが、美味しいのでたくさん買ってしまいました。

３月28日　日曜日

食べ物の話が続きます。

ひがし茶屋街にある吉はし菓子店。
金沢に行ったら必ず行こうと思い、約1週間前に予約していた上生菓子を受け取りに行きました。

いつも丁寧に応対されます。
前回の金沢旅行では到着後すぐに受け取ったため、ホテルで上生菓子を頂きましたが、今回は帰る直前に受け取ったので家でゆっくりと頂くことができました。

吉はし菓子店 グルメ・レストラン

頂くと幸せな気分になる和菓子。ありがたい。

左上から若菜、春霞、花かがり
　　　　菜の花巻、都の春、草餅
　　　　

その帰り、金沢駅に向かう途中で見つけた四知堂（スーチータン）Kanazawa　

本店は台北にあるそうです。100年ほど前の塗装用品店を改装して昨年夏に開店したとのこと。

四知堂 カナザワ グルメ・レストラン

時間の制約があり、店内では食べられなかったので胡椒餅2個をテイクアウトしました。
店内を見ていると待っている時間も楽しめます。

こちらも接客が丁寧で退店時にわざわざ扉を開けていただきました。

帰宅し、胡椒餅を温めていただきました。
八角の香りは控えめですが、スパイシーでおいしかったです。

金沢は何度訪れてもいいところですし、富山は1度行けば身近に感じられ、これからいろいろな場所に行ってみたいと思いました。もちろん、雨晴海岸は必ず再訪します！
福井～石川～富山から新潟に向かう旅をしてみたいです。