2023/06/29 - 2023/06/30
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西のマーガレットさん
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4年ぶりの海外旅行をバルカン半島に決め、現地ツアーで3か国を巡ることにしました。日程は以下のとおりです。現地ツアーは2日目のウィーンから旅行10日目のリュブリアナまでです。
6月26日 自宅→地方空港→羽田空港
27日 羽田→ドーハ→ウィーン泊
28日 ウィーン→マリボル(スロベニア)→ザグレブ(クロアチア)泊
29日 ザグレブ→バニャルカ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)→ヤイツェ
(ボ)→サラエボ(ボ)泊
30日 サラエボ→モスタル(ボ)→メジュゴリエ(ボ)→ドブロヴニク(ク
ロアチア)泊
7月1日 終日ドブロヴニク
2日 ドブロヴニク→スプリット(ク)泊
3日 スプリット→プリトヴィツェ(ク)→オパティア(ク)泊
4日 オパティア→ポストイナ(スロベニア)→ブレッド(ス)→リュブリ
アナ(ス)泊
5日 リュブリアナ→ウィーン→ドーハ
6日 ドーハ→羽田
7日 羽田→地方空港→自宅
旅行4日目の夕方6時前にボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエヴォに到着しました。ホテルは旧市街からは距離があるのでそのままガイド付きの市内観光となりました。私は、サラエヴォ事件のオーストリア皇太子やセルビア人青年などから、いわゆるヨーロッパ風の街を勝手に想像していましたが、サラエヴォはトルコ風のエキゾチックな街並みが入り混じり、東西文化が出会い作り上げられた場所であったことを知りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
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サラエヴォは、ミリャツカ川沿いに見どころがコンパクトにまとまっています。サラエヴォと言えば、中高生時代に歴史で学んだ、オーストリア皇太子のフェルディナント大公夫妻がセルビア人青年に暗殺され、第一次世界大戦の引き金となった事件を誰もが思い出すでしょう。
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ミリャツカ川沿いでバスを降り、歩いて観光します。
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サラエヴォ市庁舎です。美しいヨーロッパ風の建築物。
サラエボ シティ ホール 史跡・遺跡
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市庁舎前にかかる橋。向こう側にはちょっと渡っただけで、見どころはすべて市庁舎側にありました。
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もう夕方の6時を過ぎていますが、今から1時間半の市内観光に向かいます。
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ガイドさん付きだと、やたらと2人の写真が増えてしまいます。ありがたいことです。
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この辺りは観光客も少なくて、静かです。
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対岸には市庁舎をバックに「SARAJEVO」の文字がありました。
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後ろに見えるのが市庁舎で、ここは市庁舎の裏側に入ったところです。市庁舎前とは賑わいも街の雰囲気も大いに違います。
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観光客でいっぱいです。
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お土産物屋が軒を連ねています。ボスニアコーヒーを売ったり、作ったりしています。
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ボスニアコーヒーを入れるための器具がお土産物として並べてあります。
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ここはヨーロッパなの?と感じるようなトルコ風の街並みです。
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お土産物もすべてトルコ風です。
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素敵なセットがたくさんありました。
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バシュチャルシャ地区のセビリ、水飲み場です。待ち合わせのスポットで、私たちの集合場所もここでした。
バシュチャルシヤ 散歩・街歩き
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この辺りは旧市街の中心でトルコ風の建物が続いています。
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今でも水が出ています。
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セビリを背にメインの道を見たところです。メインの道はこの先を写真の左右に走っています。
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メインストリートのそばにモスクがありました。ガジ・フスレヴ=ベグ モスクです。
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遅い時間ではありましたが、たくさんの人でにぎわっていました。
ガジフースレフベイモスク 寺院・教会
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モスクに入る前に手足などを洗い清めるところです。
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人が多すぎて全体をうまく写真に収められませんでしたが、道路上に「SARAJEVE MEETIMG OF CULTURES」の文字がありました。この文字の上に立ち、
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東側を向くと、先ほどからのトルコ風の街並みがあり、
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西側を向くと、このようなヨーロッパ風の建物が建つ地区となります。
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まさに、文字のところが東西文化の分岐点となっていました。サラエヴォは、東洋と西洋が交差する街だったのです。
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遺跡のようなところもありました。
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ラテン橋まで来ました。
ラテン橋 建造物
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サラエヴォ事件は、このラテン橋のすぐ近くで起こりました。
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ラテン橋からの風景
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事件現場は橋のたもとから少し離れています。写真では見えませんが、道路を渡った先で事件は起こりました。
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観光客がたくさん集まっているところが現場です。
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ここが事件現場であることを知らせるプレート
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この場所で事件が起きたことが書いてありました。
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車が置いてあります。
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皇太子夫妻が乗っていた車を再現したものに、観光客が自由に乗り込んでいました。
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オープンカーだったのですね。
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我々ももちろん乗ってみました。
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ここに立って狙撃したと思われる犯人の足跡
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射撃されるほんの少し前の写真だそうです。
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日が落ちてきました。
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イエスの聖心大聖堂 カトリックの教会です。
イエスの聖心大聖堂 寺院・教会
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堂々たる姿です。2つの尖塔をもち左右対称の形をしています。
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バラ窓、中から見るとさらに美しいでしょうが、時間が遅くて中に入ることはできませんでした。バラ窓の前には、マリア様かな。
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i のマークはインフォメーションでしょうか。今回は個人旅行ではないので、お世話になることはありませんでした。
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西側の地区に戻ります。
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旧市街の中心地区、セビリのある広場に戻ってきました。
バシュチャルシヤ 散歩・街歩き
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もう19時40分なのですが、観光客であふれかえっています。あまりの人の多さに、もう一人の日本人の女性が帰ってこないとガイドの小坂井さんが探しに行きました。
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でも、一歩わき道に入れば静かな通りが続いています。
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市庁舎前まで戻り、皆と合流して、バスに乗り込みホテルに向かいます。
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今日のホテルはここです。ホテル外観の写真は翌朝撮ったものです。
イビス スタイルズ サラエボ ホテル
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イビス スタイルズ サラエボ とてもスタイリッシュなホテルです。
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広くはないですが、2人で使うには十分です。
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綺麗に掃除されていて、新しい感じがしました。
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部屋の様子
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お水も、湯沸かしポットもそろっていました。
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シンプルで機能的です。
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バスルーム、バスタブはありません。
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部屋からの風景です。サラエヴォは大きな都市だから高いビルが林立しています。このようなところばかりと思っていたら、旧市街のトルコ風の街並みがあり、認識を新たにしました。いろいろな民族が支配してきた歴史があることを、頭ではわかっているつもりでしたが、実際に自分の目で見て日本との違いを想いました。
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こういった絵がホテルの壁などに見られました。
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朝食は6時半からでしたが、出発が8時半と少し遅かったので、ゆっくりできました。
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朝食風景
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コーヒーマシン
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野菜と果物をたくさんいただきました。
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朝食会場。昨日の夕食もここでしたが、とても遅くなったためか、写真は撮っていませんでした。
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朝食会場
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エキゾチックな雰囲気のコーナーで食後のコーヒーを頂きます。
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フロント前の遊び心のある空間、ブランコがつってあります。
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5日目の今日はまず、「希望のトンネル博物館」を見学します。昨日は、サラエヴォの光の部分、異文化が混在する美しい街並みを楽しみましたが、今日は過去の紛争にまつわる影の部分を見に行くことになりました。
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ホテルは、希望のトンネル博物館から車で10分ぐらいの近さでした。ということは、空港も近いので、個人で来ても使いやすいホテルかなと思います。
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希望のトンネル博物館駐車場に到着です。
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飛行機が止まっています。駐車場からはサラエヴォ空港が見えます。ここからあの空港まで地下トンネル800mが続いていたのです。ガイドの小坂井さんが詳しく説明してくれました。「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時の内戦で、サラエヴォ市内は丘陵地帯を支配したセルビア系武装勢力によってあっという間に包囲された。セルビア系以外の住民は外部との接触を断たれ、生活物資も入らなくなり困窮を極めた。そこで市内と、国連が管理するサラエヴォ空港とをつなぐこのトンネルが掘られた。作業は24時間休みなしで続けられ、兵士たちは8時間交代で働き、約4か月で完成した。このトンネルによって必要物資の供給や救助、軍事支援等が可能となり、人々は命を繋いだ」まさに、「希望」のトンネルだったのです。
サラエボ国際空港 (SJJ) 空港
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博物館の駐車場から入り口まで歩いてきました。駐車場はすぐ隣です。
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希望のトンネル博物館です。普通の民家です。写っているのは、ガイドのお二人です。
サラエボ トンネル博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ここが入り口。トンネル博物館はもともとは普通の民家でした。
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たくさんの弾丸が撃ち込まれた跡があります。
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サラエヴォのばらと呼ばれるもの。爆弾が落ちて人々が亡くなった場所に描いてあるそうです。
サラエヴォのバラ 史跡・遺跡
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さしかけ屋根を通り、中庭側に向かいます。中庭側から博物館内部に入れるようになっています。
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中庭側から見た博物館建物。壁には表側にも裏側にも弾丸の跡がたくさんあります。手前にはサラエヴォローズ。どれだけたくさんの弾丸が降ってきたのでしょう。恐ろしいことです。
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博物館の説明板
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中庭にもサラエヴォの゙ばら。はじめはトンネルの入り口は見つからなかったものの、最後にはここに空港に通じるトンネルの入り口があることが敵にわかってしまい、ここも攻撃の対象になったそうです。
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当時の様子が映された動画があるそうで、それを見に行きます。
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動画が流れる建物
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20分くらいの動画を見ました。
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映りは悪いですが、泥水の流れるトンネルの中を兵士が歩いている足元が映し出されています。
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包囲されたサラエボ市内
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いよいよ博物館の中に入ります。
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弾丸がつるされています。
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博物館の中には実際のトンネルが一部残っているそうです。
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博物館内部
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内部の様子。亡くなった人達の写真が掲げられています。
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博物館内部。兵士の゙服。
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博物館内部。トンネル内を再現。
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博物館内部。
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ここからトンネルに下りていきます。
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地下トンネルは一部残っているようですが、トンネルの写真を撮ってない、ということはここで行き止まりだったのだと思います。
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こちらのトンネルは、実際につかわれたトンネルではなくて、博物館内に再現されたものです。
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細くて狭くて高さのないトンネルです。今でこそ煌々と明かりが灯っていますが、ビデオで見た実際の地下トンネルは、暗くてじめじめした恐怖を感じるものでした。
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やっと出口です。わずか十数メートルのトンネルでも、閉所感で押しつぶされそうでした。
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再現されたトンネルを出ると、青空が広がっていました。見えませんが、フェンスの向こうに空港があります。
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向こうがサラエヴォ空港です。博物館脇の草地の中にはまだ地雷があるようです。
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フェンスにもたくさんの写真が掛けてありました。
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まだ地雷は残っていますが、フェンスの向こうもこちら側も、今は平和です。
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