シニア夫婦　バルカン半島旅行２　スロベニア　マリボルで世界最古のブドウの木に出会う

2023/06/28 - 2023/06/28

　4年ぶりの海外旅行をバルカン半島に決め、現地ツアーで３か国を巡ることにしました。日程は以下のとおりです。現地ツアーは２日目のウィーンから旅行10日目のリュブリアナまでです。

６月26日　自宅→地方空港→羽田空港
　　27日　羽田→ドーハ→ウィーン泊
　　28日　ウィーン→マリボル（スロベニア）→ザグレブ（クロアチア）泊
　　29日　ザグレブ→バニャルカ（ボスニア・ヘルツェゴビナ）→ヤイツェ　　　　　　（ボ）→サラエボ（ボ）泊
　　30日　サラエボ→モスタル（ボ）→メジュゴリエ（ボ）→ドブロヴニク（クロアチア）泊
７月１日　終日ドブロヴニク
　　２日　ドブロヴニク→スプリット（ク）泊
　　３日　スプリット→プリトヴィツェ（ク）→オパティア（ク）泊
　　４日　オパティア→ポストイナ（スロベニア）→ブレッド（ス）→リュブリアナ（ス）泊
　　５日　リュブリアナ→ウィーン→ドーハ
　　６日　ドーハ→羽田
　　７日　羽田→地方空港→自宅

　本ブログは３日目のマリボル滞在記です。さんざんな目にあった初日のウィーンで一晩過ごし、今日はスロベニアのマリボルに向けて、多国籍の乗客を乗せたインターナショナルバスで向かいます。マリボルに到着したら日本語現地係員と合流の予定です。ところが、、、

エリア マリボル(スロベニア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: その他

　朝食会場で一緒だったスペイン語を話す人たちもこのバスに乗り込んできました。日本人は私たちと若い女性の３人だけです。ウィーンからマリボルまでは、昨日私たちの部屋を訪ねてきたガイドさんとは別のガイドによる英語での案内でした。彼の英語はとても分かりやすくバスの中は快適でした。

　７時半に出発してマリボルまでは約３時間30分の旅となります。

　途中の田園地帯。スロベニアはシェンゲン協定に参加しているので国境での手続きはありません。

　途中、１回トイレ休憩がありました。

　ここから入ります。途中休憩したところのトイレは、ほとんどどこもみな１ユーロくらいの有料でした。コインを投入するとトイレへの入り口が開いて、チケットのようなものが出てきます。このチケットをみせるとお店のコーヒーなどが少し割引になるらしいです。私たちは１回も使わずじまいでした。と言うのも、コーヒー大好き夫婦なのですが、バスに乗りっぱなしの旅ではトイレが心配で、コーヒーはなるべく飲まないようにして水で我慢していたのでした。若いころはそんなこと考えもしなかったのですが、年は取りたくないです。

　このバスに乗っています。

　後でわかるのですが、スペイン語を話しているのは、メキシコやアルゼンチンなど南米から来た人たちでした。

　バスは快適に走ります。

　マリボルの駐車場に到着です。ここでガイドの交代です。今度のガイドも男性で少し日本語を話すようですが、、、彼が拙い日本語で言うには、日本語ガイドは次の都市、ザグレブからになったそうです。パンフレットでは、マリボルはガイドなしの自由行動ですが、ここからは日本語ガイドが乗る手はずになっています。どうなってるの？

マリボル バスターミナル バス系

　バスは少し離れたところに止まったので、中心部まで少し歩きます。向こうにフランシスコ会教会の２つの塔が見えます。

　フランシスコ会教会

フランシスコ会教会（マリボル） 寺院・教会

　教会と道を挟んで、インフォメーションがあります。これから１時間半くらいの自由行動でマリボルの街を楽しみます。集合場所はここです。無料のトイレが地下にありました。スペイン語圏の人たちは、ガイドからスペイン語で説明を受けて早々と散っていきました。残された私たち３人は、意味のよく分からない日本語での長い説明を我慢して聞いた後で街歩きを始めました。

　マリボル城です。お城らしくないです。中は博物館になっています。

マリボル城 城・宮殿

　マリボルはスロベニア第２の都市ですが、人口は11万人ちょっとで落ち着いた美しい街です。

　博物館入り口

　マリボル城です。

　中央広場へ向かう途中の建物も白い壁に赤い屋根。２階の窓には花が咲いています。　

　人の多い通りを避けて１本裏道を歩きました。観光客であふれていました。

　市庁舎前の中央広場に着きました。向こうにペスト記念柱があります。ウィーンにもありました。スロベニアは長い間オーストリアの支配下にあったので同じように建てられたのでしょうか。

マリボル市庁舎 建造物

　ペスト記念柱。快晴です。日差しは強いですが、空気が乾いていてちょうどよい気候でした。　

　市庁舎前の中央広場

マリボル市庁舎 建造物

　向こうに民族衣装のようなものを着た集団がいました。

　どうやら出番を待っている様子です。

　話しかけてみると、彼らはブルガリアから来た人たちでした。ここでダンスを披露するそうです。

　素敵な衣装でした。写真をお願いすると快く応じてくれました。

　広場では踊りが始まっています。

　鮮やかな水色の衣装でアフリカの方々と思われる集団がダンスを披露しています。

　太鼓の音楽に合わせてリズムよく踊っています。

　アクロバティックなこともしていて、思わず見とれて写真や動画を撮りました。

　ヨーロッパの都市には中心に広場があって、その周りが美しい建物で囲われている町が多いですが、ここマリボルも同様でした。

　赤い屋根の美しい建物に丸い花壇がいいですね。道路は少し傷んでいるように見えました。

　ギネスにも載っている世界最古のブドウの木が川沿いにあるそうなので、この階段を下りて見に行きます。

　階段を下りて、この道を進みます。ここまでは綺麗な道だったのですが、川沿いはまだ未整備でした。

　カフェの横をすり抜ける感じで、ブドウの木までやって来ました。

古いブドウの木 散歩・街歩き

　樹齢400年を超え、世界最古のブドウの木と言われているものです。今でもちゃんと実をつけてワインができるそうです。

　幹はネットのようなもので保護してありました。よく見ると実がたくさんついていました。

　世界最古だという表示板がありました。　

　葡萄の枝は横に長く広がっていました。右側の木は若い木ですね。

　この建物は「オールド・ワイン・ハウス」と呼ばれていて、ワインのテイスティングができ、販売もしているようです。しかし、観光客が出入りしている様子はありませんでした。前庭に椅子やテーブルも出ていないし、休みだったのかもしれません。

　オールドワインハウスはドラヴァ川に面して建っています。これはブドウの木を背にした川側の写真ですが、まだ整備途中のようで、工事用の道具でいっぱいでした。ここまで来る道もあってないような感じでした。

　整備が終了すれば、向こうに見えるオールドブリッジももっと美しく写真に納まることでしょう。　

　先ほどの階段はこの橋の袂にありました。

　ドラヴァ川にかかるオールドブリッジ

　長さは270mで、3つの鋼のアーチが美しいです。　

　橋の上に行ってみます。

　橋の上からの眺め

　反対側

　葡萄の木がある方向を眺めると、赤い屋根で統一された街並みが広がっていました。

　マリボルはスロベニア第２の都市とは思えないほどの、落ち着きのある美しい街でした。

　中央広場に戻ってきました。市庁舎は16世紀初めに後期ゴシック様式で建てられたのを、16世紀後半にイタリア人によりルネサンス様式に建て替えられたものだそうです。ブルガリアの人たちのダンスはもう終了していました。残念！

　中央広場の美しい建物のそばを抜けて、マリボル大聖堂に向かいます。

　マリボル大聖堂が見えてきました。

洗礼者ヨハネ大聖堂 寺院・教会

　マリボル大聖堂は、ローマカトリックの大聖堂です。

　大聖堂前の広場

　美しい花壇がありました。

　広場を挟んで向こうにはマリボル大学がありました。大学とは思えない麗しい建物です。

　大聖堂ゆかりの人物でしょうか。

　大聖堂内部のステンドグラス

　パイプオルガン

　そろそろ観光案内所方面に戻ります。

　どなたかの銅像

　マリボル城のそばを再び通り抜けて、

マリボル城 城・宮殿

　フランシスコ会教会まで戻ってきました。中に入ってみます。

フランシスコ会教会（マリボル） 寺院・教会

　19世紀から20世紀にかけて建てられた比較的新しい教会のようです。

　天井部分

　中庭があります。

　紫陽花が咲いていました。

　道路沿いにお店が並んでいます。

　その中のこちらの店で、ランチにホットドッグを注文しました。

　大きすぎて、失敗しました。美味しかったけど私には食べきれず、夫に協力してもらい何とか食べきりました。

　再びバスに乗り込み、クロアチアのザグレブに向かいます。クロアチアも今年の１月からシェンゲン協定を結んだので、国境審査はありません。ガイドの男性は背の高いイケメンですが、スペイン語でしか説明しません。日本語は非常にわかりにくく、あまり意味が通じません。英語で言ってくれた方が、まだわかりやすいのにと残念に思いました。

　のどかな景色が広がる中をバスは走ります。ここでまたまたガイドの男性から驚きの発表が。「日本語ガイドは、明日からとなります」え～、マリボルからじゃなくて、ザグレブからでもなくて、明日からですって？

　ザグレブ市内に入りました。まずは、ホテルに入ります。ザグレブ観光はガイド付きとありましたが、何語でやってくれるの？