シニア夫婦　バルカン半島旅行14　スロベニア　アルプスの瞳と呼ばれるブレッド湖

2023/07/04 - 2023/07/04

　4年ぶりの海外旅行をバルカン半島に決め、現地ツアーで３か国を巡ることにしました。日程は以下のとおりです。現地ツアーは２日目のウィーンから旅行10日目のリュブリアナまでです。

６月26日　自宅→地方空港→羽田空港
　　27日　羽田→ドーハ→ウィーン泊
　　28日　ウィーン→マリボル(スロベニア)→ザグレブ(クロアチア)泊
　　29日　ザグレブ→バニャルカ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)→ヤイツェ
(ボ)→サラエボ(ボ)泊
　　30日　サラエボ→モスタル(ボ)→メジュゴリエ(ボ)→ドブロヴニク(ク
ロアチア)泊
７月１日　終日ドブロヴニク
　　２日　ドブロヴニク→スプリット(ク)泊
　　３日　スプリット→プリトヴィツェ(ク)→オパティア(ク)泊
　　４日　オパティア→ポストイナ(スロベニア)→ブレッド(ス)→リュブリ
アナ(ス)泊
　　５日　リュブリアナ→ウィーン→ドーハ
　　６日　ドーハ→羽田
　　７日　羽田→地方空港→自宅

　ポストイナで鍾乳洞の中をトロッコ列車で走るという初めての体験をして、スロベニアの鍾乳洞のスケールの大きさに驚きながら、次の訪問地のブレッド湖に向かいました。

エリア ブレッド湖周辺(スロベニア)

• 旅行の満足度: 4.0

　ポストイナを出て、一路ブレッド湖に向かいます。もう１時を過ぎていますが、ブレッド湖では当初計画になかったランチを皆で食べることになりました。ドブロブニクで悪天候のためスルジ山へロープウェイで上がることができなかったので（午後には天気が回復したので、私たちは自由時間に自分たちでスルジ山に行きました）その代わりとして主催の旅行社が昼食を組み込んだのでした。そのため３時間あった自由時間が無くなりました。私たちにとってはこれはとても残念なことでした。昼食場所と自分たちの行きたいところが大きく離れていて、自由に行動することはできませんでした。このあたりがツアーの不自由なところです。　　　　　　　　　　　

　ブレッド湖は「ユリアンアルプスの瞳」と呼ばれる周囲約６kmの小さな氷河湖です。周囲を深い緑の山々に囲まれ、エメラルドブルーの湖の真ん中にある島には教会が建っています。

ブレッド湖 滝・河川・湖

　このボートで島にある聖マリア教会まで渡ります。ボートは「プレトナ・ボート」と呼ばれ、ブレッド島と岸を結ぶ伝統的な手漕ぎボートのことを言います。20人くらいが乗る手漕ぎボートで、1590年頃から聖マリア教会へ巡礼に訪れる人々を運び続けてきたそうです。18世紀にこの辺りを支配していたハプスブルク家のマリア・テレジアが、ブレッド湖周辺のムリノ地域に住む人たち23世帯にプレトナ・ボートの運営独占権を与えたそうです。だから、今でも漕ぎ手になれるのはその23世帯に生まれた男子のみなのだそうです。

Pletana (ブレッド島へのボート) その他の交通機関

　湖の色がきれいです。

　遠くの崖の上にブレッド城が見えました。自由時間にブレッド城まで行って上からブレッド湖を見晴らす予定だったのですが、残念です。

ブレッド城 城・宮殿

　ブレッド島まで行くボート乗り場は二か所あります。私たちは南岸（西側）の船着き場から乗ったようでした。

ブレッド島 自然･景勝地

　旧ユーゴスラビアのチトー大統領の別荘が今は、ヴィラ・ブレッドというホテルになっています。

Vila Bled ホテル

　聖マリア教会が見えてきました。サップ（SUP)をしている人たちがたくさんいました。

聖母被昇天教会 (聖マリア教会) 寺院・教会

　船着き場に着くと、99段の階段がすぐに続いています。ここの教会では結婚式も行われており、新郎が新婦を抱えてこの階段を登り切れると夫婦の願いが叶うのだとか。これはなかなか大変そうです。

ブレッド島 自然･景勝地

　船着き場にはたくさんのボートが泊っていました。

　階段を上りきると、左手には土産物屋やカフェ、右手に教会があります。

　教会の向かいの建物にはスロベニアの旗

　カフェの受付

　たくさんのはちみつが並んでいる中で、ガイドの小坂井さんに聞きながら、栗のはちみつと森のはちみつの２種類を買いました。

　右が栗のはちみつです。独特の香りがありました。森のはちみつは所謂、百花蜜と呼ばれるものでしょう。

　聖マリア教会です。

聖母被昇天教会 (聖マリア教会) 寺院・教会

　小さな教会ですが、近くで見ると塔はやはり大きいですね。

　教会の周りをぐるりと回ってみました。

　教会入り口。中には３回つくと望みが叶うを言われる鐘があるようですが、

　チケット売り場にも観光客はおらず、中に入っていく人を見ませんでした。滞在時間も少なく、ボートに乗り損ねては大変で、我々も入らずじまいでした。

　生い茂る木々が邪魔をして、あまり良い写真は撮れません。

　ブレッド城が見えます。

　ブレッド城は湖畔から20分ぐらいで歩いて上がれるので行きたかったなあ。

　島からの風景

　湖がエメラルド色に見えます。

　ここからは青色の湖

　船着き場を見下ろす

　階段下でボートを待つ人々

　プレトナ・ボートで岸に戻ります。湖の環境を保つためにモーターボートは使われていません。　

　聖マリア教会が遠ざかります。今から島に向かうボートは満員です。

　遠くに見えるブレッド城の向こうはユリアンアルプス

　Zakaというレストランでランチ、といっても、もう15時です。

　隣はキャンプ場で環境はとても良いところでした。

　レストランの中です。素敵な造りでしたが、サーブがとても時間がかかるうえに、私たちは30人いるうちの最後だったので、待ち時間が長い長い。早くに入ったのに、座る位置が悪かった、、、

　確か、キノコのスープ。味は悪くない。

　しかし、私たちのところまでなかなかメインが出てこない。お行儀は悪いですが夫を残して外に写真を撮りに行きました。

　子供たちが桟橋から湖に飛び込んでいます。

　たくさんの人が泳いでいました。ここは遊泳場です。近くにキャンプ場もあるので人気の場所なのでしょうね。

　教会が見えます。

　大人も子どもも楽しげに泳いでいます。

　お城も見えます。

　ブレッド湖周辺地図。私たちがいるのは湖の左端、船着き場はブレッド島の下側、ブレッドの街は湖の右側、ここにも船着き場があります。当初の計画では教会へ渡った後は、ブレッドの街中で自由行動でした。私たちは自由時間に右上にあるお城へ行って、街中で名物のブレッドケーキを食べる予定だったのですが、ほんとに残念です。

　ブレッド湖の説明板や

　プレトナボートの説明を読んでいると、やっとメインが出てきたようです。

　メインの肉料理

　デザートはアイスクリーム

　食事を終えて、外に出ます。湖は遠浅のようでした。

　日光浴をしている人たちもたくさん見受けられました。

　午後４時が過ぎました。今からスロベニアの首都リュブリアナに向かいます。