02松田屋ホテルを探検する2023（お庭と食事編）

2023/05/23 - 2023/05/24

松田屋に来たらやらずにいられない、お庭散策。
本館のお客さんの迷惑顧みず、街の中とは思えない回遊式庭園と史跡を楽しませていただきます。

お食事の方も、たまたま宿泊客が少ない日に泊まれたおかげで、個室の食事処でおいしくいただくことができたのでした。

エリア 湯田温泉(山口)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

定時まで仕事をしてる旦那が到着する前に、館内探検。
庭園散策に行きます。

湯田温泉　松田屋ホテル 宿・ホテル

松田屋ホテルのお庭は回遊式庭園。
幕末の史跡もあります。

サンダル履いて、いざ、お庭散策。

広いお庭です。
湯田温泉の端っこにある山水園に広さでは負けますが、どちらも手入れが行き届いてます。
松田屋は塀を隔てた向こうに車通りの多い県道があるとは思えません。

ちなみに山水園のお庭
https://4travel.jp/travelogue/11644648

司馬遼太郎さんが「街道を行く」第１巻の「長州路」で賞賛されたアカマツです。

ちょうどサツキの時期で華やかです。
奥には祠もありました。

本館のお部屋は、多分全室お庭に面しています。
ひとり３万は軽く超えるので、庶民には手が届きません。
チェックイン時に今日の宿泊客は通常より少ないとリサーチしていたものの、本館宿泊比率は高い感じで、写真撮るときは気を遣ったのでした。

今イチ写りが悪いけど、県道側にある人工の滝の前で記念撮影。

この滝、いつもこのあたりから眺めるだけだったんですが・・・

奥まったところにあります、幕末の史跡に到着。

維新三傑の会見所です。
倒幕の密議を行った場所としては、香山公園の枕流亭もありますが、ガイド仲間の研究によると、枕流亭に来ていたのは、西郷隆盛じゃ無くて弟の方説が有力なんだそうなので、三傑揃っての史跡で現存はこちらだけのような。

部屋に戻る前に、

庭園内の足湯に立ち寄ります。

塀の向こうには市が設置の無料の足湯もあったりします。

タオル完備だったので、しっかり堪能させていただきました。

館内に戻って、売店の方とお話していましたら、鯉の餌（無料、数には限りがある模様）があるということで、

再びお庭に戻って餌やり。
なかなかの食欲でした。
思いのほか餌が入ってたので、同じ時に来ていたお客さんにもお裾分けしたら喜んでいただけました。

夕方、旦那もやってきて、お風呂を堪能してから、夕食です。
エレベーターを出たら即従業員さんがご案内だったもので、この辺は早朝撮り。
山口のお酒がディスプレイされてました。
獺祭の旭酒造さんのおかげで、山口のお酒はだいぶ知名度があがったような。

官軍の行進図。
見た感じ、薩摩がメインだったような。

お客さんが少なかったおかげで、2階の個室仕立ての食事処、快活楼でいただきます。

快活楼って、大正時代に増築したときに山縣有朋が命名されたとのことだから、今の本館の呼称なのかなあ。

見えそうで見えない個室仕立て。

朝食も同じ場所でした。
部屋番号は磁石で貼り付け式になってたので、人数と宿泊状況に合わせて割り振っているんでしょう。
自分の宿泊料金的には、満室だったら1階だったような気がします。

既にセッティングされていました。

飲み物は、メニューの他にQR読込みもあったもので、空いた時間に見てたらコーヒーがあったもので、これは朝食も有料なんだろうなあ、と察した次第。
下戸だからソフトドリンクにしようとリンゴジュースを頼んだけれど、値段もリーズナブルで飲んだ感じも普通っぽかったです。
多少値段上がっても、阿東のリンゴジュースとか周防大島のミカンジュースとか地元色が強いのを置いた方がいいんじゃないかなあ。
御近所の梅乃屋さんみたいに、大根ジュースまで出したらやりすぎですけどね（笑）
https://4travel.jp/travelogue/10735456

本日のお品書き。

透明なお重（？）に

食前酒にお刺身

前菜
筍木の芽和え
鯛の子含め煮
ホタル烏賊

炊合せ
飯蛸柔煮

酢物
公魚南蛮漬け

造里

吸物
帆立真丈

強肴
鰆翁焼

焼物
和牛ステーキ

着席時点で「食べるの早いよ」と言っておいたおかげで、どんどん料理が出てきまして、最後はまとめて。

鯛御飯

いちごにいとこ煮・・・って、語呂合わせみたいな取り合わせ。
いとこ煮は全国各地にもあるようなんですが、一応山口県（特に山陰）の郷土料理として認定されています。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/43_3_yamaguchi.html

旦那がいとこ煮食べたことないと言ったもので、「萩で食べたよ」と指摘したんですが、帰宅後に判明。
前回の松田屋ホテルの旅行記の写真に、しっかりいとこ煮が写っていたのでした。
締めの定番だったようです。

夕食後、渋る旦那を連れて、夜のお庭見学。

夜の滝に

夜の会見所

街中とは思えない情緒がありました。

部屋に戻って、お宿ガイドのタブレットやインフォメーションを読み倒してましたら、リピーター特典を発見。
18年空いてもリピーターには違いないよなあ、とフロントに行ったら、首尾よく利用券がゲットできたので、ダイニングに持って行ったら

リピーター特典の夏みかんジュースをいただけました。
ルームサービスにもできたようです。

ただ、フロントでいただいた感触としては、部屋のインフォメからクーポンコードをとれば別にリピートの有無は関係なかったような・・・

翌朝。
朝食も同じ食事処で。
さすがにお品書きはありません。

ひとまず全部開けてみるの図。
焼き魚にフグの一夜干しは、山口県内の旅館では時々ありますが、ここまで肉厚なのはなかなかありません。

シンプルな湯豆腐。

御飯のお供は色々と。
なぜかうどん（にしては細め）もあったのは、白狐伝説にちなんできつねうどんってことでしょうか？

食後の飲み物を聞かれなかったので、やっぱり有料なんだろうなあ、と食べたらさっさと退散です。

朝もお庭散策。

再び餌やり。

足音でめちゃくちゃ寄ってきてくれました。

ヒレ長錦鯉発見。

餌やりをやり始めた直後に、車が激突したっぽい衝撃音が聞こえてきました。
塀の向こうの様子が見えないかなあ、と探し回ってたら、滝の上に行く道を発見して、予定外の登山（?）をすることになったのでした。
木が多すぎてこのときはよく分かりませんでしたが、帰り道にお向かいの建物のダストが破壊されて警察が検分しているのを発見したのでした。
居眠り運転だったようです（夕方のニュース情報）。

そんなこんなもありつつ、ホテルのチェックアウト前に、大浴場の見学もしっかりさせていただいたのでした（感謝）