02湯田温泉ガイドツアーの客になる

2015/03/22 - 2015/03/22

狐の足あとオープンイベントの一つに湯田温泉ガイドツアーがありました。
あるのに気付いたのが前日。
これは無理だろうと思ったら、知り合いに口をきいていただき、滑り込み参加。
湯田温泉には詳しくないし、飛び込み参加なので、ガイドさんの邪魔にならないように、おとなしくお客で回ります。

回ったはず？

エリア 山口市(山口)

家でお昼を食べまして、再び中也記念館に。
多分午後からなら記念式典の来賓さん方は帰るだろうと中也記念館の駐車場に行ってみたら、こちらも狐の足あとの駐車場兼用になってました。
なので、開館時間に合わせて２２時まで開いているようです。

ちょっと歩かないといけないのが難ですけどね。
かなり停まっていたものの、そこは何度か使って、駐車場は「くの字」型になってるのを知ってるので、奥まで行ったら県道筋から見えないところはしっかり空いてました。
こっちから出たほうが、チェーンをまたがないといけない（車の出入口は写真の県道側のみ）けど、若干記念館に近くなります。

再び狐の足あとへ。
お向かいのテントでやってたガイドツアーの受付も無事終了。
記念品もいただきますが、おなじみ足湯用タオルにぐい飲みは分かるとして、買い物券付きはガイドツアー（５００円）を超えてるんだけどなあ。
最初かつ実験兼ねてることもあってか張り切られて、コストパフォーマンス良すぎです。

まだ名湯館長の業務にいそしんでいるゆう子ちゃんに、ちらちらお見かけしているあれは種田山頭火さんかな？
山頭火といえば小郡の其中庵が有名ですが、湯田温泉にも一時期滞在しています。

ガイドは山頭火さんでした。
その正体はというと、西の雅常盤の女将の息子さん。
衣装は自前で５万円で揃えたんだそうです。
気合入ってます。

山頭火もだけど、誰かに似てるなあ、と思って後で気づきました。
笠をとったら、船橋市のご当地キャラの船えもん（時々ふなっしーに便乗してテレビにでてます）にも似ています。

ほぼ地元住民（と思ったら東京から来られてたきれいなお姉さんもいらっしゃいました）のツアー客を引き連れ、ガイドスタート。
まずはご近所の松田屋ホテルから。

正面玄関を入りませんねえ。

県道横の普段閉まってる門から入れました。
ここから入るのは初めてです。わーい。

いきなりのお庭からのスタートです。
本館は１泊３万越えです。
昔宴会の控室で使わせてもらった時は、バスルームに猫足バスタブが設置してあって（全部屋ではないらしい、ちなみに本館は温泉給湯）、驚愕しました。

前に宿泊した時は雪景色でしたが、やっぱり春の緑はいいですね。

冬に泊まった松田屋ホテル。
http://4travel.jp/travelogue/10013486
思えば、４トラベルでの旅行記を初めて最初の県内１２月３０日１泊旅行がここでした。
今見ると、この頃は写真が少なく、クマも青かったです。

こちらは江戸時代からの営業で、維新の志士も多く訪れています。
なかでも有名なのがこちら。

木戸孝允や西郷隆盛、大久保利通が会見した場所です。
午後から参加の湯田ゆう太も座ってみます。

自由に座れるんだけど妙に遠慮するお客さん方なので、先陣を切ってみましたが、あんまり追随する人がいないなあ。
割と主催者関係者が多いのかな？
募集期間がかなり短かったって言ってましたから。

ひれ長錦鯉発見。インドネシアの鯉との掛け合わせの品種らしいです。

お庭を後にし

今度は正面玄関から。

高杉晋作の楓跡、説明なかったなあ。

予想通り、次はラウンジに向かってます。

手前で脱線。
ゆう太一族見つけちゃいましたから。
同サイズのはずなんですが、持ち歩きで無理させてるせいか、うちのゆう太小さくなってるような

ラウンジは維新資料室にもなってます。
出入口近くに花燃ゆ関連。
右は高杉晋作の甲冑だったかな？

張り子のトラには、「男はつらいよ」の出演者のサインがあちこちに書いてありました。
渥美清さんのサインはお腹の部分。
フーテンの寅さんは、吉田松陰（寅次郎）がモデルになっているという説もあります。

錦の御旗・・・のレプリカ。

露山って書いてあるからもしかしたら、と思ったら、やっぱり毛利敬親公ゆかりの品でした。

坂本龍馬ゆかりらしいです。
坂本龍馬もこちらに宿泊してるんですよね。
維新の志士が入ったといわれる維新の湯（貸切風呂、当時のものは浴槽だけだそうです）もありますが、さすがにこちらの見学はありませんでした。

宿泊客さんもいらっしゃるということであまり旅館内をうろうろできないようで、高杉晋作の憂国の楓が展示してある資料室はさらっとスルー。

松田屋ホテルをおいとましまして、

西村屋旅館さんへ。

こちらは中原中也が結婚式を挙げたところです。
当時のメニューが展示してありました。

披露宴会場もしっかり見学。

と行っても入口近くで滞留しちゃって、後ろから付いて行ってたもので、中には入れませんでした。
広いんだから、中央まで誘導してしっかり見てもらった方がいいと思うんですけどねえ。
関係者が複数同行している割には、このあたりの気配りはちょっと慣れてない感じです。
まあ、初めての試みということでしたので、これからなんでしょうね。

本日お客なのであんまり勝手にどうぞどうぞはできないし、自分自身は実はここも以前に見学してたので、廊下越しの見学で十分です。
突入旅行記
http://4travel.jp/travelogue/10439928
湯田温泉で活躍していたゆだたまごさんは、ただいま育児に頑張ってらっしゃいます。

前来たのは夜だったので、よく見られなかったお庭の池は冷泉だそうです。
松田屋ホテルの池もたしか温泉入りだったはず。

幕末、松田屋と同じく営業していた瓦屋跡地。
瓦屋の娘さんがのちに日本大学を設立した松下村塾門下の山田顕義の奥さんになっています。

跡地で営業していた栄屋旅館さんにも泊まったことがありますが、残念ながら廃業されたようです。
料理自慢だった栄屋さん宿泊記。
http://4travel.jp/travelogue/10495094

続いて訪れたときのは、湯別当野原。
栄屋宿泊翌日に、社長さんに会って連行されてコーヒーいただいて以来かな？
こちらも一度宿泊したことがあります。
http://4travel.jp/travelogue/10438437

こちらでは郷土史家の方が講演をされるそうで、色々資料までいただけました。

熱々桜茶。

講演は元学校の先生って方が、山口を訪れたちょうてつが詠んだ十境詩を中心にお話されました。

ガイドツアー定期的にやるなら、専門的すぎるお話は避けたほうがいいような。

続いては山口市内では結構人気のある、ハンバーグのお店、炉舎（ろのや）の隣にあります、

温泉舎（ゆのや）。
湯田温泉は７カ所の源泉を混ぜて各宿泊施設に配給するミックス泉で、温泉の様子を見ることができます。
何度か来ているので全景撮っていなかったけれど、手前の川風になっているところは足湯ではないそうです。（結構使ってる人がいる）
こちらでガイドツアーの記念品でいただいたぐい飲みで、飲泉します。
湯田温泉は無臭のアルカリ泉ってイメージだったけど、多少硫黄も入ってるようです。

観光案内所にも飲泉場があります。
ただ、中の成分で、子供の飲泉は避けたほうがよいとできた当初に聞いたような気がします（うろ覚え）。

ちょうど給湯している最中だったようで、みるみるお湯が無くなっていきました。
この様子は今まで見たことありませんでした。

予定よりだいぶ時間を使ったようで、翠山荘近くの中也の碑に行くのは省略しまして、ホテルニュータナカの裏にあります、

高田公園改め井上公園へ。
整備中なので結構重機がきてました。

重機の後ろに七卿の碑。

銅像は井上馨公。元々ここには井上公の家があったのです。
史料が残ってないので復元はできませんが、それっぽいイメージでただいま何遠亭（かえんてい）を建設中。
壁にこだわり、順調に工事が遅れています。

公園整備でなくなると一時期聞いていた狐の遊具。
塗りなおされてきれいになってるところを見ますと、残されるようです。
こどもに人気なのでよかったです。

豊後の夜泣き石は龍福寺にもあります。
同じころのものなのかな？

中也記念館の前でガイドツアー終了。
お疲れ様でした。