大牟田旅行記(ブログ) 一覧に戻る
三池炭鉱、三川坑跡。<br />世界遺産にこそ登録されていませんが、日本の近現代史の中でも意義のある施設です。<br />三川坑には2021年11月、2022年12月に訪れて以来、久しぶりに昼間に来たました。それほど変化はありませんが、約一年半の時間を経て、私の眼にはまた違った姿に見えました。<br /><br />また後日、三川地区にある老舗のレストラン、キッチンハウス・トントンを訪れましたので、併せて旅行記と致します。<br /><br />*この旅行記は、2023年5月2日に荒尾市のおもやい市民花壇薔薇園と四山神社を訪れた( https://4travel.jp/travelogue/11825638 )あとの内容ですが、三川坑には私的な感慨があり、別の旅行記に致しました。そのため既出の旅行記と一部写真が重複しますが、どうぞご容赦ください。<br /><br />(2024/02/05)

近代化産業革命遺産の光と影 三池炭鉱(10) 三川坑、再び

102いいね!

2023/05/02 - 2023/06/09

13位(同エリア168件中)

Deco

Decoさん

この旅行記のスケジュール

2023/05/02

この旅行記スケジュールを元に

三池炭鉱、三川坑跡。
世界遺産にこそ登録されていませんが、日本の近現代史の中でも意義のある施設です。
三川坑には2021年11月、2022年12月に訪れて以来、久しぶりに昼間に来たました。それほど変化はありませんが、約一年半の時間を経て、私の眼にはまた違った姿に見えました。

また後日、三川地区にある老舗のレストラン、キッチンハウス・トントンを訪れましたので、併せて旅行記と致します。

*この旅行記は、2023年5月2日に荒尾市のおもやい市民花壇薔薇園と四山神社を訪れた( https://4travel.jp/travelogue/11825638 )あとの内容ですが、三川坑には私的な感慨があり、別の旅行記に致しました。そのため既出の旅行記と一部写真が重複しますが、どうぞご容赦ください。

(2024/02/05)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
4.5
同行者
家族旅行
交通手段
自家用車 徒歩

PR

  • 三池炭鉱三川坑跡を再訪します。<br />昼間に訪れたのは、2021年11月の初訪問以来。2022年12月にも訪れていますが、このときはイルミナーレのライトアップのときで夜だったので、坑の様子はよくわかりませんでした。

    三池炭鉱三川坑跡を再訪します。
    昼間に訪れたのは、2021年11月の初訪問以来。2022年12月にも訪れていますが、このときはイルミナーレのライトアップのときで夜だったので、坑の様子はよくわかりませんでした。

    三池炭鉱三川坑跡 名所・史跡

  • 門には「三井石炭鉱業株式会社三池鉱業所」とあります。三池炭鉱は三井鉱山の経営でしたが、この頃には分社化されていたようです。

    門には「三井石炭鉱業株式会社三池鉱業所」とあります。三池炭鉱は三井鉱山の経営でしたが、この頃には分社化されていたようです。

  • 三川坑…「炭鉱の光と影」の両面を物語る坑口。三池炭鉱のみならず、日本の現代産業史においても、社会的な面においても、貴重な施設です。

    三川坑…「炭鉱の光と影」の両面を物語る坑口。三池炭鉱のみならず、日本の現代産業史においても、社会的な面においても、貴重な施設です。

  • 門の横の守衛室は、補修中のようでした。

    門の横の守衛室は、補修中のようでした。

  • 建物の先には掲示板の跡があります。「三井三池健康保険組合」の文字が残っています。かつては健康保険組合からのお知らせが貼られていたのでしょうか。

    建物の先には掲示板の跡があります。「三井三池健康保険組合」の文字が残っています。かつては健康保険組合からのお知らせが貼られていたのでしょうか。

  • 今日訪れたのは、鯉のぼりを見るためです。三川坑跡は土日祝に見学できますがGW期間中は休まず開かれていました。

    今日訪れたのは、鯉のぼりを見るためです。三川坑跡は土日祝に見学できますがGW期間中は休まず開かれていました。

  • 多くの家族連れで賑わい、子供たちが遊んでいます。<br />三川坑は土日祝に公開されていますが、GW期間中は連日開かれています。<br />五月末まで鯉のぼりが泳いでいます。

    多くの家族連れで賑わい、子供たちが遊んでいます。
    三川坑は土日祝に公開されていますが、GW期間中は連日開かれています。
    五月末まで鯉のぼりが泳いでいます。

  • 鯉のぼりは、NPO法人「三池港未来のまちづくり会」の皆さまが飾り付けらました。<br />市民から毎年寄贈されているもの。<br /><br />三井三池炭じん爆発事故(1963年)犠牲者への鎮魂の意味も込めて掲げられています。

    イチオシ

    鯉のぼりは、NPO法人「三池港未来のまちづくり会」の皆さまが飾り付けらました。
    市民から毎年寄贈されているもの。

    三井三池炭じん爆発事故(1963年)犠牲者への鎮魂の意味も込めて掲げられています。

  • 青空にたなびく鯉のぼいり、楽しそうに遊ぶ子供たち。あの事故の現場だからこそ、その美しさや楽しむ姿が尊いものに思えます。

    青空にたなびく鯉のぼいり、楽しそうに遊ぶ子供たち。あの事故の現場だからこそ、その美しさや楽しむ姿が尊いものに思えます。

  • それでは久しぶりに三川坑に行ってみます。

    それでは久しぶりに三川坑に行ってみます。

  • 【管理棟】<br /><br />三川坑の管理棟。こちらでガイドをお願いできます。また展示や解説ビデオもあり、ちょっとした売店にカフェもあります。<br /><br />ジャー坊回転焼の看板が見えます。写真映えしそうです。

    【管理棟】

    三川坑の管理棟。こちらでガイドをお願いできます。また展示や解説ビデオもあり、ちょっとした売店にカフェもあります。

    ジャー坊回転焼の看板が見えます。写真映えしそうです。

  • 【電気機関車と第二斜坑への入昇坑口】<br /><br />炭鉱鉄道で使用された歴代電気機関車に第二斜坑への入昇坑口。<br />(この周辺は以前ガイドの方に付いて見学したので、今回は外側からの見学に留めます)

    【電気機関車と第二斜坑への入昇坑口】

    炭鉱鉄道で使用された歴代電気機関車に第二斜坑への入昇坑口。
    (この周辺は以前ガイドの方に付いて見学したので、今回は外側からの見学に留めます)

  • 【日本庭園】<br /><br />かつて昭和天皇行幸時に設けられた日本庭園。閉山後荒れ果てていましたが、ボランティアの方が手入れをして現在の姿にしたそうです(こちらは裏側からなので、その様子がわかりませんが…)<br />この日もボランティアの方が一生懸命お手入れ…奥にいる親子連れの方たちは池の鯉に餌をやっているのでしょうか。

    【日本庭園】

    かつて昭和天皇行幸時に設けられた日本庭園。閉山後荒れ果てていましたが、ボランティアの方が手入れをして現在の姿にしたそうです(こちらは裏側からなので、その様子がわかりませんが…)
    この日もボランティアの方が一生懸命お手入れ…奥にいる親子連れの方たちは池の鯉に餌をやっているのでしょうか。

  • 【繰込場】<br /><br />入坑する鉱員の採炭場所を割り振った繰込場。一年半前も厳しい状態でしたが、さらに傷みが進んでいるようです。

    【繰込場】

    入坑する鉱員の採炭場所を割り振った繰込場。一年半前も厳しい状態でしたが、さらに傷みが進んでいるようです。

  • いきなり煉瓦ですが…こちらはトイレなのです。古い建物をきれいにリノベーションしてバリアフリーのトイレになっています。中には煉瓦も使用され、ちょっと感動しました。<br /><br />「高齢の家族」も同行しており、このあたりで車に戻ろうかと思いましたが、前回見学していなかった場所があったことを思い出し、家族にしばし待ってもらい、急いで廻ります。

    いきなり煉瓦ですが…こちらはトイレなのです。古い建物をきれいにリノベーションしてバリアフリーのトイレになっています。中には煉瓦も使用され、ちょっと感動しました。

    「高齢の家族」も同行しており、このあたりで車に戻ろうかと思いましたが、前回見学していなかった場所があったことを思い出し、家族にしばし待ってもらい、急いで廻ります。

  • 繰込場前の通路には炭鉱で使用されていた携帯道具などが吊るされていました。<br /><br />このあたりから感じていましたが、一年半前に訪れたときとは、同じ風景でも違って見えるような気がしました。<br />一つ一つの建物や機械、道具などが視覚に、レンズに迫ってくるような、訴えかけるような。<br />私自身もその一つ一つが大切なもの、貴重なものに感じるのです。<br /><br />一年半前は、ガイドの方の炭じん爆発事故や争議、閉山などのお話に驚き、悲しみ、圧倒されるばかりでした。それはとても貴重な経験でした。<br />その後、炭鉱のことを調べ、万田坑、宮原坑、宮浦石炭記念公園を訪れ、囚人労働や外国人労働のことを知り…そのうえで三川坑を再訪すると、また違った感覚で見えるような気がします。

    イチオシ

    繰込場前の通路には炭鉱で使用されていた携帯道具などが吊るされていました。

    このあたりから感じていましたが、一年半前に訪れたときとは、同じ風景でも違って見えるような気がしました。
    一つ一つの建物や機械、道具などが視覚に、レンズに迫ってくるような、訴えかけるような。
    私自身もその一つ一つが大切なもの、貴重なものに感じるのです。

    一年半前は、ガイドの方の炭じん爆発事故や争議、閉山などのお話に驚き、悲しみ、圧倒されるばかりでした。それはとても貴重な経験でした。
    その後、炭鉱のことを調べ、万田坑、宮原坑、宮浦石炭記念公園を訪れ、囚人労働や外国人労働のことを知り…そのうえで三川坑を再訪すると、また違った感覚で見えるような気がします。

  • 名前を書いた小さな木、自由に書いて良かったのでしょうか…。<br />Decoも残しておきたかった…。<br />(個人名がわかるものは、不粋ですがマスキングしています)

    名前を書いた小さな木、自由に書いて良かったのでしょうか…。
    Decoも残しておきたかった…。
    (個人名がわかるものは、不粋ですがマスキングしています)

  • 【第二斜坑と第二巻揚機室の間の線路付近】<br /><br />その先、繰込場の横には坑内車の跡、三川坑は斜坑だったので、こうしたケーブルカーのような乗り物に乗って採炭場へ下っていったり、あるいは石炭を地上へ運んだりしました。<br />この先に巻揚機室があって、この車両をロープで昇降させていたのですが…炭じん爆発事故のときは、このロープが切れて暴走、接触した際の火花で引火爆発したそうです。

    【第二斜坑と第二巻揚機室の間の線路付近】

    その先、繰込場の横には坑内車の跡、三川坑は斜坑だったので、こうしたケーブルカーのような乗り物に乗って採炭場へ下っていったり、あるいは石炭を地上へ運んだりしました。
    この先に巻揚機室があって、この車両をロープで昇降させていたのですが…炭じん爆発事故のときは、このロープが切れて暴走、接触した際の火花で引火爆発したそうです。

  • 車両を正面から。

    車両を正面から。

  • モノクロにすると、いっきにタイムスリップしたような感じになります。

    イチオシ

    モノクロにすると、いっきにタイムスリップしたような感じになります。

  • 少し左側から撮影。車両の線路が傾斜して上がって行くのがわかります。

    少し左側から撮影。車両の線路が傾斜して上がって行くのがわかります。

  • 横から撮影。

    横から撮影。

  • 線路から外れた場所にあった、赤く錆びた車両。

    線路から外れた場所にあった、赤く錆びた車両。

  • 第二巻揚機室へ向かう線路の奥の方から振り返って撮影。

    第二巻揚機室へ向かう線路の奥の方から振り返って撮影。

  • こちらは線路の反対側から。

    こちらは線路の反対側から。

  • 【山の神神社】<br /><br />ここまでは繰込場の左(北側)の第二斜坑と第二巻揚機室の間を見ましたが、次に最も奥(一番北側)の第一斜坑跡地及び第一巻揚機室周辺へ向かいます。<br /><br />まず、第二斜坑からの線路の左(北側)にある山の神神社。<br />採炭の無事を願い、三池炭鉱の施設の多くに設けられました。

    【山の神神社】

    ここまでは繰込場の左(北側)の第二斜坑と第二巻揚機室の間を見ましたが、次に最も奥(一番北側)の第一斜坑跡地及び第一巻揚機室周辺へ向かいます。

    まず、第二斜坑からの線路の左(北側)にある山の神神社。
    採炭の無事を願い、三池炭鉱の施設の多くに設けられました。

  • 【第一斜坑跡地】<br /><br />第一斜坑跡地。炭じん爆発事故の現場ですが、写真奥の緑の斜面の上に有明海沿岸道路が建設され、そのときに取り壊されました。

    【第一斜坑跡地】

    第一斜坑跡地。炭じん爆発事故の現場ですが、写真奥の緑の斜面の上に有明海沿岸道路が建設され、そのときに取り壊されました。

  • 【炭じん爆発事故慰霊碑】<br /><br />跡地の一画に慰霊碑が設けられています。<br />再訪した三川坑、この場所にはどうしてもまた来たかった…

    イチオシ

    【炭じん爆発事故慰霊碑】

    跡地の一画に慰霊碑が設けられています。
    再訪した三川坑、この場所にはどうしてもまた来たかった…

  • 【コンプレッサー室】<br /><br />コンプレッサー室。削岩機など、圧縮空気を動力とする機械をの動力源であるコンプレッサーが置かれていましたが、屋根が崩れ落ちています。

    【コンプレッサー室】

    コンプレッサー室。削岩機など、圧縮空気を動力とする機械をの動力源であるコンプレッサーが置かれていましたが、屋根が崩れ落ちています。

  • 穿孔作業の工具が展示されていました。

    穿孔作業の工具が展示されていました。

  • このあたりから、先ほどの第二斜坑からの線路のが見えます。傾斜がついて左側に行くにしたがい上がっていくので、下が通路になっています。

    このあたりから、先ほどの第二斜坑からの線路のが見えます。傾斜がついて左側に行くにしたがい上がっていくので、下が通路になっています。

  • コンプレッサー室の横の部分。閉山から25年ほど経ちますが、迫力と存在感があります。

    コンプレッサー室の横の部分。閉山から25年ほど経ちますが、迫力と存在感があります。

  • 【第一巻揚機室前】<br /><br />こちらは左手の第一巻揚機室に続く架橋。<br />第一斜坑は主に揚炭が行われましたが、ベルトコンベヤーが使用されていたそうななので、線路はなかったと思います。<br />前述のように第一斜坑は撤去されているので、巻揚機室付近のみが残されています。

    【第一巻揚機室前】

    こちらは左手の第一巻揚機室に続く架橋。
    第一斜坑は主に揚炭が行われましたが、ベルトコンベヤーが使用されていたそうななので、線路はなかったと思います。
    前述のように第一斜坑は撤去されているので、巻揚機室付近のみが残されています。

  • 【第一巻揚機室】<br /><br />第一巻揚機室へやってきました。<br /><br />お恥ずかしい話ですが、建物外観の写真を撮り損ねてしまいました。夢中で巻揚機室に飛び込んでしまいました。<br /><br />さて、この第一巻揚機室、かなり状態が良いのです。この説明を見てわかりました。元の巻揚機室は、炭じん爆発事故(1963年)で壊れてしまったので、その後建て直されたのです。恐らく三川坑の建物の中で最も新しいものかと思います。

    【第一巻揚機室】

    第一巻揚機室へやってきました。

    お恥ずかしい話ですが、建物外観の写真を撮り損ねてしまいました。夢中で巻揚機室に飛び込んでしまいました。

    さて、この第一巻揚機室、かなり状態が良いのです。この説明を見てわかりました。元の巻揚機室は、炭じん爆発事故(1963年)で壊れてしまったので、その後建て直されたのです。恐らく三川坑の建物の中で最も新しいものかと思います。

  • この大きなドラムと太いロープで入昇坑の車両をコントロールしていたのだと思います。このあたりは万田坑や宮原坑を見学していたので、なんとなくですがわかります。竪坑と斜坑、形が違いますが、巻揚機には共通した部分は多いようです。

    この大きなドラムと太いロープで入昇坑の車両をコントロールしていたのだと思います。このあたりは万田坑や宮原坑を見学していたので、なんとなくですがわかります。竪坑と斜坑、形が違いますが、巻揚機には共通した部分は多いようです。

  • 別方向から撮影。

    別方向から撮影。

  • 機械類。今回は、鯉のぼりを見に来てそのついでに前回見ていなかった部分を…と思い、一人で廻りますが、やはり機械類やコンプレッサー室周辺はガイドの方について廻った方が良かったと思います。

    機械類。今回は、鯉のぼりを見に来てそのついでに前回見ていなかった部分を…と思い、一人で廻りますが、やはり機械類やコンプレッサー室周辺はガイドの方について廻った方が良かったと思います。

  • 控室が建物の中にあります。閉山当時から変わっていないのでしょうか。

    控室が建物の中にあります。閉山当時から変わっていないのでしょうか。

  • モノクロにすると、往時の雰囲気が漂ってくるような気がします。

    モノクロにすると、往時の雰囲気が漂ってくるような気がします。

  • ロッカーも。

    ロッカーも。

  • 機械類も見えるように開放されています。

    機械類も見えるように開放されています。

  • ちょっとピンボケで申し訳ありませんが…こちらが巻揚機の操縦席のようです。

    ちょっとピンボケで申し訳ありませんが…こちらが巻揚機の操縦席のようです。

  • 手前のレバーで動かしたり停めたりしていたのでしょうか。連絡用の電話も見えます。

    手前のレバーで動かしたり停めたりしていたのでしょうか。連絡用の電話も見えます。

  • 操縦席からの眺め。

    操縦席からの眺め。

  • 操縦の心得があります。万田坑・宮原坑にも同様のものがありました。

    操縦の心得があります。万田坑・宮原坑にも同様のものがありました。

  • 表示が壁に並んでいます。

    表示が壁に並んでいます。

  • ふと窓を見ると、外には別の会社の敷地、その先には有明海沿岸道路と思われる橋が見えます。<br />時が止まったかのような三川坑の第一巻揚機室ですが、外の景色は閉山後の時間の経過を否応にも感じさせます。

    ふと窓を見ると、外には別の会社の敷地、その先には有明海沿岸道路と思われる橋が見えます。
    時が止まったかのような三川坑の第一巻揚機室ですが、外の景色は閉山後の時間の経過を否応にも感じさせます。

  • 天窓からの光が巻揚機室を静かに照らしていました。

    天窓からの光が巻揚機室を静かに照らしていました。

  • 第一巻揚機室を出て戻ります。<br />右手に巻揚機室から続く部分、左手がコンプレッサー室。<br /><br />*後からパンフレットを見てわかったのですが…第一巻揚機室の横からコンプレッサー室の後ろを通って、第二巻揚機室に行けたようなのです。立入制限付きながらも見学可とありました…残念! またいつか訪問しようと思います。

    第一巻揚機室を出て戻ります。
    右手に巻揚機室から続く部分、左手がコンプレッサー室。

    *後からパンフレットを見てわかったのですが…第一巻揚機室の横からコンプレッサー室の後ろを通って、第二巻揚機室に行けたようなのです。立入制限付きながらも見学可とありました…残念! またいつか訪問しようと思います。

  • コンプレッサー室の外側を巻揚機室側(東側)から撮影。<br />やっぱり迫力があります。

    イチオシ

    コンプレッサー室の外側を巻揚機室側(東側)から撮影。
    やっぱり迫力があります。

  • その先に出ると、繰込場や…

    その先に出ると、繰込場や…

  • 第二斜坑の前に戻ってきました。

    第二斜坑の前に戻ってきました。

  • この後、管理棟へ立ち寄ります。五月五日も間近。端午の節句の鎧兜も展示されていました。

    この後、管理棟へ立ち寄ります。五月五日も間近。端午の節句の鎧兜も展示されていました。

  • MIKAWA CAFE(カフェ兼売店)に入ります。

    MIKAWA CAFE(カフェ兼売店)に入ります。

  • ジャー坊回転焼を食べたかったけど、担当の方がこの日は来ていないとのこと。アイスクリームをいただきました。<br /><br />カフェの方とお話ししましたが、炭じん爆発事故のときはまだお母様のお腹の中にだったそうです。そのお母様は、三川坑から5キロ程離れた所にお住まいでしたが、事故の日、黒煙が見えたとのことです。<br />実はDeco家族もこの日大牟田市内にいたのですが、4キロ程離れた場所にいたにもかかわらず、ドーンという大きな音が聞こえたことを覚えているそうです。

    ジャー坊回転焼を食べたかったけど、担当の方がこの日は来ていないとのこと。アイスクリームをいただきました。

    カフェの方とお話ししましたが、炭じん爆発事故のときはまだお母様のお腹の中にだったそうです。そのお母様は、三川坑から5キロ程離れた所にお住まいでしたが、事故の日、黒煙が見えたとのことです。
    実はDeco家族もこの日大牟田市内にいたのですが、4キロ程離れた場所にいたにもかかわらず、ドーンという大きな音が聞こえたことを覚えているそうです。

  • 三川坑を後にします。<br /><br />思えば、一年半前、石炭産業科学館と三川坑を訪れたのが拙旅行記炭鉱シリーズの(近代化産業革命遺産の光と影 三池炭鉱)の始まりでした。<br />石炭産業科学館は特別展で何度か訪れていますが、三川坑は久しぶり。その間に私自身も炭鉱のことを調べたり、近代化産業革命遺産に対する考え方・感じ方も随分変わったと思います。<br />一年半ぶりの三川坑は、原点回帰であると共に、以前とはまったく違って見えるように感じました。

    三川坑を後にします。

    思えば、一年半前、石炭産業科学館と三川坑を訪れたのが拙旅行記炭鉱シリーズの(近代化産業革命遺産の光と影 三池炭鉱)の始まりでした。
    石炭産業科学館は特別展で何度か訪れていますが、三川坑は久しぶり。その間に私自身も炭鉱のことを調べたり、近代化産業革命遺産に対する考え方・感じ方も随分変わったと思います。
    一年半ぶりの三川坑は、原点回帰であると共に、以前とはまったく違って見えるように感じました。

  • 帰り際、ボランティアの方が一生懸命草花のお手入れをされていました。

    イチオシ

    帰り際、ボランティアの方が一生懸命草花のお手入れをされていました。

  • さて、日を改め6月9日。同じ三川地区にある老舗のレストラン、キッチンハウス・トントンを訪れました。やや年季は入っていますが、可愛い営業中の看板。以前から気になっていたレストランです。

    さて、日を改め6月9日。同じ三川地区にある老舗のレストラン、キッチンハウス・トントンを訪れました。やや年季は入っていますが、可愛い営業中の看板。以前から気になっていたレストランです。

    キッチンハウス トントン グルメ・レストラン

    丁寧な料理が出てくる老舗のレストラン by Decoさん
  • 一階が駐車場、二階が店舗になります。<br />二階へは階段で上がりますが、一階駐車場は屋根付きなので、暑い日には嬉しい構造です。また二階店舗も風通しが良くて涼やかでした。

    一階が駐車場、二階が店舗になります。
    二階へは階段で上がりますが、一階駐車場は屋根付きなので、暑い日には嬉しい構造です。また二階店舗も風通しが良くて涼やかでした。

  • 入口付近。

    入口付近。

  • 人気メニュー。昼は基本的に日替わりおまかせ定食なのだそす(他のメニューもできるけど、時間がかかるとのこと)。

    人気メニュー。昼は基本的に日替わりおまかせ定食なのだそす(他のメニューもできるけど、時間がかかるとのこと)。

  • 入口付近のお花など。丁寧にお手入れされているようです。

    入口付近のお花など。丁寧にお手入れされているようです。

  • 階段ですが、両脇に手摺があって、傾斜もゆるやかなので、上り下りは比較的楽でした。

    階段ですが、両脇に手摺があって、傾斜もゆるやかなので、上り下りは比較的楽でした。

  • 店内の様子。カウンター席と、ゆったりしたテーブル席が四つ。<br />家庭的な雰囲気が漂います。

    店内の様子。カウンター席と、ゆったりしたテーブル席が四つ。
    家庭的な雰囲気が漂います。

  • 店の一画にはディスプレイされたような空間が…。

    店の一画にはディスプレイされたような空間が…。

  • 壁の一画にあった人形。トントンのマスコットでしょうか。<br />左の人形はコック姿…ということは、お店の方をイメージしているのでしょうか。<br />ママさんが接客されていましたが、とても優しい方でした。

    壁の一画にあった人形。トントンのマスコットでしょうか。
    左の人形はコック姿…ということは、お店の方をイメージしているのでしょうか。
    ママさんが接客されていましたが、とても優しい方でした。

  • 壁には可愛い飾りも。バッテリーと配線らしきものも見えるので、夜はライトが付くのでしょうか。

    壁には可愛い飾りも。バッテリーと配線らしきものも見えるので、夜はライトが付くのでしょうか。

  • 本日のメニュー。コーヒー付で1000円と、インフレのご時世にあってリーズナブルなお値段。

    本日のメニュー。コーヒー付で1000円と、インフレのご時世にあってリーズナブルなお値段。

  • 日替わり定食は二段重ねの箱で供されます。<br />写真はそれを並べたものです。<br />野菜類の小鉢が二つ。小さいながらお刺身も入っていました。

    日替わり定食は二段重ねの箱で供されます。
    写真はそれを並べたものです。
    野菜類の小鉢が二つ。小さいながらお刺身も入っていました。

    キッチンハウス トントン グルメ・レストラン

    丁寧な料理が出てくる老舗のレストラン by Decoさん
  • このメンチカツが美味。ソースも美味しくて、うマーベラスでした。<br />このソースからすると、基本は洋食なのかなと思いましたが、酢豚やちゃんぽんなど、中華系もあってこちらも美味しいのではないかと思います。

    このメンチカツが美味。ソースも美味しくて、うマーベラスでした。
    このソースからすると、基本は洋食なのかなと思いましたが、酢豚やちゃんぽんなど、中華系もあってこちらも美味しいのではないかと思います。

  • コーヒーも美味しかったです。<br />ご馳走さまでした。<br /><br />キッチンハウス・トントン、もう40年ほど営業されている老舗です。<br />リーズナブルなお値段ですが、料理には手がかかっていて美味しく、矜持のようなものを感じました。これからも長く営業していただきたいお店です。<br /><br />最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

    コーヒーも美味しかったです。
    ご馳走さまでした。

    キッチンハウス・トントン、もう40年ほど営業されている老舗です。
    リーズナブルなお値段ですが、料理には手がかかっていて美味しく、矜持のようなものを感じました。これからも長く営業していただきたいお店です。

    最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

102いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (4)

開く

閉じる

  • Reiseさん 2024/02/13 14:16:00
    追伸です。
    Decoさん

    お母様の看護や介護でお疲れがでないようにしてくださいね。

    無理をされないように、どんどん福祉サービスや医療サービスも利用しつつ
    Decoさんに負担ができるだけ少なくなるようにしてくださいね。

    私も介護や看護のときは、どんどん、周りの人に頼んだり、依頼して自分一人でかかえこまないようにしてきましたが、それでもしんどかったです。

    ご自分も労わって、乗り切ってくださいね。

    Reise

    Deco

    Decoさん からの返信 2024/02/13 20:27:05
    Re: 追伸です。
    Reiseさん

    今回、介護認定などで多くの方々にお世話になり、皆さんから、またフォートラで交流がある皆さまからも、負担を背負いこまないように、上手にサービスを利用するようにとアドバイスをいただきました。私もそのつもりなのですが…私の旅行記の中でも、いつも周囲を振りまわす(苦笑)母なので、素直にサービスを利用してくれるか…(^^ゞ
    なにせ、「わが道をゆく」「天所天下唯我独尊」を地で行く人ですから。
    でも私も自分がパンクしないためには、Reiseさんがおっしゃるように自分を労わることも必要かと思うので、是が非でもサービスは利用してもらうつもりです(^^ゞ
                              Deco
  • Reiseさん 2024/02/13 12:58:17
    タイムスリップしたような気持になりました。
    Decoさん

    こんにちは!

    今日は暖かい一日で、花粉も飛び回っているようですが、まだまだ油断のならない2月、寒い日々もかえってくるはず、、

    お母様の具合はいかがですか?
    あと少しで、暖かく、春ももう少しですから、どうか、リハビリも無事に進み、
    一日も早くお元気になられますように。
    また、Decoさんと一緒に楽しくお出かけができるように、お祈りしております。


    三池炭鉱、三川坑跡、、Decoさんの旅行記を読むとき、いつも、厳しい労働環境のもと、炭鉱の事業が発展していったことをおもいます。囚人の労働や海外からの労働者、そんな歴史のもとに、日本の経済発展があったのだと。。

    いまも、いろんな器材などが残っていることも驚きましたが、これを絶やさないように
    後世に伝えていかなければならないですよね。
    タイムスリップしたような気持になりました、お写真をみていると。

    今ののどかなこいのぼりの風景が過去の過酷な時代との対比で、より鮮明に心に残りました。

    話はかわりますが、Decoさんの喫茶店のクチコミなどを読ませてもらって、影響を受け、私も行きたかった喫茶店やカフェを少しめぐりました。
    ありがとうございます!(^^)!

    実際いってみると、もう閉館していたり、喫茶店は本当に少なくなりました。
    カフェも、落ちつかない場所は二度とは行かないのですが、若い人向けかな、、と思い入ってみると、意外と私のようなおばあでも、落ち着くカフェだったりするので、
    楽しいですね~。Decoさんのように、素敵な喫茶店を探してみます~。

    数日前、DLに行ってきたのですが(連れていかれた、、笑)、あのような刺激もたまには必要だと感じつつ、今も少し疲労が残っています。
    また、一人歩きを楽しみたいのですが、いつになりますやら、、。

    またお邪魔します。

    Reise

    Deco

    Decoさん からの返信 2024/02/13 20:20:41
    Re: タイムスリップしたような気持になりました。
    Reiseさん、こんばんは。

    今日は暖かくて過ごしやすい一日でした。もう、春のような。でも、二月後半にはまだ寒い日が続くようです。もう少し我慢ですね。

    母は先日ようやく退院しました。年齢が年齢なので、リハビリがなかなか進まずにかなり遅れました。でも無事退院できてよかったです。ただ、リハビリに関してはまだまだ頑張らなければならないです。

    三池炭鉱はその初期(特に明治時代)に囚人労働があったわけですが、この頃は急激に近代化して社会も人々の生活も変わっていた時代。だからその歪のような部分も多かったと思います。よく知られている女工哀史などもその一つだと思います。日本の近代化はそうした多くの人々の犠牲、時に人の命を消耗品として扱ってきた、その上に成り立ってきたことを忘れてはならないと思います。
    三池炭鉱の場合はその囚人労働が礎になっていたことが、低賃金や安全の軽視などにつながり、三池争議や三川坑炭じん爆発事故につながってしまったのでは、と思います。そいういったことを考えると、青空にたなびく鯉のぼりの平和でほのぼのとした姿がとても貴重なもののように思えました。

    カフェめぐり、レストランめぐりは、母の入院中に行いました。息抜きと、母には申し訳ないけど入院中だからこそできたのです。
    先日のROOTH2-3-3は、お洒落な空間で、オジサンが一人で行って良いのかと思うようなカフェでしたが、スタッフの方々が積極的にコミュニケーションを取り、楽しんでもらおうという気持ちが伝わってきて、無事(?)楽しむことができました。勇気を出して行ってみると案外楽しめるものですね(^^ゞ
    DLの旅行記も拝見しましたよ。大変だったようですが、でもお孫さんとたのしまれておられる雰囲気が伝わってきました(#^^#)
                             Deco

Decoさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP