2023/03/28 - 2023/03/28
337位(同エリア532件中)
実結樹さん
この旅行記スケジュールを元に
家康ゆかりの東海道の城や地を岡崎→豊川→豊橋→浜松→掛川→駿府→久能山→由比と3泊4日で巡る旅です。
2日目の今日は JR飯田線・東海道本線を乗り継いで豊川から静岡まで移動します。
本日最後の観光地は「掛川城」。
天守は修繕中で入れなかったのは残念ですが、
現存城郭四御殿の一つである重文「二の丸御殿」を見学し、
御城を見上げる「二の丸茶室」で掛川銘茶のお抹茶を頂きました。
★がこの旅行記の範囲です
【2日目 3/28(火)】晴 夜一時雨
ジャストインプレミアム豊橋駅新幹線口発
豊川稲荷
門前そば山彦で稲荷寿司
豊橋の吉田城跡
浜松城
元城町東照宮(引間城跡)
石松ぎょうざJR浜松駅店
★掛川城
★掛川城二の丸御殿
★二の丸茶室
☆掛川おでん:すいのや
静岡の大衆酒場:多可能
ホテルオーレイン泊
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
PR
-
「浜松城」を見学し、「元城町東照宮」を参拝しました。
-
13:30~14:10 浜松餃子で遅めのランチを食べた後、
-
14:27 浜松駅始発 東海道本線 興津行きに乗車
-
27分の乗車で
14:54 「掛川駅」着。
まず、在来線側(お城側)の北口はレトロな田舎の駅なのにビックリしました! -
「浜松駅」のお城側の北口が、思った以上の都会だったので、そのギャップに唖然。
同じように新幹線が停車する駅だとはいっても、大違いです。 -
おまけに駅員さんにコインロッカーの場所をお尋ねすると、南口になら有るとのこと。
今更回り込むのも面倒だしお城までは700m、
徒歩10分だとナビちゃんは言ってます。
んでもって、浜松に引き続き、荷物一式を背負って観光です。 -
朝から新幹線は使わずに在来線を乗り降りして、愛知県の豊川からここまで来ました。
3割引きの「大人の休日倶楽部ジパング」利用なので、東京都区内までは片道3,850円。
乗車券は3日間有効で今日から明後日の最終日まで逆戻りしなければ乗り降り自由です。 -
駅からお城までは2つの経路をスマホは提案していますが、往きは時計回りで周遊すべく西側の道を選択しました。
「清水銀行掛川支店」はこの外観で現役の銀行。
なんか、いいっすね ^_^
でも、セキュリティー面で鉄コン筋クリートの建物より大変なんではないかと他人事ながら少々心配。 -
建物自体も風情ありますが、外壁のレリーフが一際目を惹きます。
掛川城を築いた山内一豊と千代ですね。
織田信長が催した大馬揃えに際し、妻:千代が差し出した多額の持参金で駿馬を購入。
その事が江戸時代まで続く山内家の家運隆盛の糸口となった逸話はあまりにも有名です。
嫁ぐ時に母から「夫の一大時に役立てるように」と渡された黄金10枚(200~300万円)の事は内緒にしていた・・
つまりは夫婦の間で隠し事が有ったっていうこと?
ウン、現実は隠し事が無い夫婦は居ないけれどね。
ここは銀行。
お誂え向きに妻のヘソクリを推奨する意味合いもあるのかも・・
にしても、家計を切り詰めるなり、副業で生み出したお金ではなく持参金なんだよね。
千代よりもむしろ彼女の母の功績なんじゃあないのかな?
千代の実家はかなり裕福だったっていう事になるのかな。 -
ほどなくして掛川城の天守が見えてきました
掛川城天守閣 名所・史跡
-
西側の「搦手門」?の方から坂道を上ります
-
「掛川城周辺マップ」
-
「掛川城公園」
-
東側から来ると最初にくぐる「四足門(よつあしもん)」
「正保城絵図」を元に
平成6年(1994年)に薬医門として復元されました。 -
四足門から見た天守と本丸広場
本丸に通じる重要な門だったので、往時は内側に入城者を調べる番所があったそうです。 -
かつての天守の美しさは「東海の名城」と謳われました。
しかし
嘉永7年(1854年)「安政の東海大地震」により天守など大半が損壊し、再建されることなく明治維新を迎えました。
明治2年(1869年)廃城となりましたが、
平成6年(1994年)に140年ぶりに日本初の「本格木造天守閣」として再建されています。 -
今川義元が織田信長に討たれると、徳川家康が掛川城を攻め、半年間の攻防の末に開城。
家康の領有後、重臣:石川家成が入城し、武田軍の侵攻に対する防御の拠点となりました。
天正18年(1590年)に、天下統一を果たした豊臣秀吉は、徳川家康を関東へ遠ざけ、
その代わりに山内一豊を入城させています。 -
以後10年間、山内一豊が城主として在城しました。
禄高は五万石。
大規模な城郭修築を行い、天守・大手門を建設するとともに、城下町の整備や大井川の治水工事などに力を注ぎました。 -
その後一豊は関ヶ原の役の恩賞で土佐の国高知に98,000石で移封されています。
後に202,600石に加増されましたが、「高知城」は掛川城を模して作られたとも伝えられています。
これは2022年2月に行った時の「高知城」です。
わたし、4トラに旅行記を投稿してしまうと一切の手持ち写真は削除しちゃうんですよね。
いま、投稿済み画像のコピーができないのでPCの画面の写真の写真なので不鮮明でスンマセン (u_u)
そう言われれば何となく似ている感じもしますね。
ちゃんとした写真は
https://4travel.jp/travelogue/11765431 -
天守南の本丸広場です
-
3月下旬までの修復工事で天守には入れません。
今日は3/28なので十分3月下旬なのですが、残念ながら未だ工事は終わっていませんでした (>_<)
コンクリートのお城なら外観だけでもいいのですが「本格的木造天守」なら、入ってみたかったな・・ -
屋外にあった「掛川城主要部模型」
正保元年(1644年)に幕府が諸大名に命じて提出させた「正保城絵図」と発掘調査結果を基本資料として、150分の1の縮尺で製作されました。
江戸時代初期の最盛期の掛川城の主要部が示されています。
模型の素材は屋外の条件下でも耐久性が高い有田製磁器です。 -
「三日月堀」
本丸門の前面に配置された三日月状の内堀です。 -
「十露盤(そろばん)堀」
そろばんの形をしている細長い内掘です。 -
次は、「掛川城御殿」です。
現存する城郭御殿は全国でも4棟だけ
●二条城の二の丸御殿
●高知城の本丸御殿
●川越城の本丸御殿
●掛川城の二の丸御殿 -
掛川城御殿の玄関です。
入館料は300円。掛川城御殿 名所・史跡
-
安政の東海大地震でそれまでの御殿が倒壊したため、
文久元年(1861年)に二の丸に書院造りで再建されました。
●儀式や公式対面など藩の公的式典の場
●藩主の公邸
●藩内の政務を司る役所
という三つの機能を合わせ持った建物でした。
昭和55年(1980年)には国の重要文化財に指定されています。 -
庭に面した広い廊下も畳敷き。
南西角の部屋は奥が「御書院上の間」(大書院)
手前が「次の間」。 -
「御書院上の間」は城主の主たる対面所です。
床の間と違い棚が配されています。 -
違い棚に活けられていたお花
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御殿様の目線で「御書院上の間」を見渡します
-
釘隠し
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上の間に飾られていた打掛は現代の花嫁衣裳の仕様ですね
-
その奥の「小書院」に置かれた精緻な木製建具「和」。
小書院とは城主が政務を離れて寛いだ私的な部屋です。 -
さらにその奥の「長囲炉裏の間」には
杉良太郎さんから2017年に寄贈された甲冑が2領飾られています。
1700年代に掛川城主を務めた
●松平遠江守忠喬(ただたか)と
●太田摂津守資俊(すけとし)のもの。
「時代劇役者のシンボル」として30年以上大事にしてきたが、本来あるべき所に戻るのがいいのではないかと寄贈されたそうです。 -
廊下の幻想的な竹灯籠の展示
-
庭に面しない東側や内側には、御用人部屋や足軽目付→徒目付→吟味奉行→張役所→賄方→御文庫→御文証→御談の間など役人の詰所が並んでいました。
-
長持ち
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中庭
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山内一豊公の鎧(複製)
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天守と御殿の模型
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往時の城内模型
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人形でできた大名行列
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武器
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販売されている御城印
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御城印帳
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15:40 天守は御殿の西に在るのでこの時間だと逆光になってしまいますね
-
御殿の玄関近くには「太鼓櫓」にあった「報刻の大太鼓」が置かれています。
-
「太鼓櫓」は四足門の近くにあります。
嘉永7年(1854年)の大地震以後に建てられた櫓で、何度かの移転の末、
昭和30年(1955年)に三の丸から「荒和布櫓(あらめやぐら)」のあった現在の位置に移築されました。
手前の小屋は天守入城券の販売所。
通常なら天守+御殿=410円。 -
御殿を出てその北側の「二の丸美術館」は外観だけ
-
最後に「二の丸茶室」で小休止
-
2023/1/8~9に藤井聡太王将 × 羽生善治九段の対決で「第72期ALSOK杯王将戦七番勝負」第1局がここ「二の丸茶室」で開催されました。
-
二の丸茶室は木造平屋建て、一文字葺の伝統的な数寄屋造りの建物です
-
日本でも有数の「掛川茶」の煎茶や抹茶を、地元で作られた和菓子と一緒にいただけます
-
入口脇の水琴窟。
帰り際に係の方がわざわざ「聴いて行って下さい」と誘ってくれました。 -
天守の真下に在ります
-
赤い毛氈が敷かれた広間。
行った時はほぼ満席でしたが、一瞬お客が引いた時間がありました -
庭の眺め
-
私は床柱の前に座りました。
立ち礼式で足もしびれません。
塗りの台の下に椅子が入れ込まれています。 -
料金は510円。
掛川茶のお抹茶と地元のお菓子司の「水ぬるむ」 -
対戦もこの部屋で行われたんですね
-
掛川茶などのちょっとしたお土産
-
四足門を出て、駅に向かいます
-
「逆川(さかわ)」に架かる「緑橋」を渡ります。
振り返ると奥には天守の頭、
手前に少し見えるのは太鼓楼
両岸には2kmにわたり「掛川桜」の並木道が続いていたのですが、この頃はもう疲れてしまって撮るのを忘れてしまいました (ー ー;
ナビちゃんの言うがまま川沿いを東に向かって歩きます。 -
掛川城の表玄関「掛川城大手門」
平成7年(1995年)に復元されました。
建設当時は現在の場所からさらに南に約50m行った所に在ったそうです。
門の先には城内に出入りする人を監視する役人の詰所「大手門番所」がありました。 -
大手門の隣には掛川おでん「すいのや」。
でも火曜・水曜は定休日で閉まっていました。
「しぞ-かおでん」のように、ここも店頭で串に刺したおでんをおやつ的に頬張れる ”駄菓子屋系のおでん屋” さんなんです。
今日休みなのは知っていましたが、開いていたら是非食べてみたかった掛川おでんの代表的なお店です。
その後、来た時とは別の商店街を歩き、駅まで10分弱。すいのや グルメ・レストラン
-
駅前ロータリーには二宮金次郎の像。
日本全国の学校にありますね。
でも、”ながら” 読書は現代の世相にはそぐわなくなってます・・
「報徳運動」の元祖:二宮金次郎の指導を受けた岡田佐平治が掛川市の人だったことから掛川城の近くに「大日本報徳社」ができました。
時間があれば近くの「ステンドグラス美術館」などとともに訪れてみたかった文化財です。
16:37 「掛川駅」発 -
44分の乗車で
17:21 「静岡駅」着 -
「ホテルオーレイン」にチェックインして、
ホテルの詳細旅行記は
https://4travel.jp/travelogue/11820896 -
夕飯は今年100周年の大衆酒場「多可能」です。
詳細旅行記は
https://4travel.jp/travelogue/11821624
今日も豊川から静岡までよく歩きました (^^;
総歩数25,711歩 15.43km -
明日は「日本平夢テラス」→「久能山東照宮」→石垣🍓狩り→「登呂遺跡」と廻ります
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