旅の〆は ”美味しんぼ” にも登場した由比の「くらさわや」で名人技ともいえる "桜えびかき揚げ" 御膳を頂く

2023/03/30 - 2023/03/30

家康ゆかりの東海道の城や地を、岡崎→豊川→豊橋→浜松→掛川→駿府→久能山→由比と３泊４日で巡る旅です。
最終日の今日、最後の晩餐は由比の「くらさわや」で桜えび御膳。
通常、３月下旬から桜えび漁が解禁されるのを見込んでいたのですが、今年は4月2日になってしまいました。
折角の由比なのですが穫れたて生桜えびではなく、冷凍の桜えび使用だったのはちょっと残念でした　(u_u)
でも、冷凍でも流石に美味しかったよ！

【４日目　2023/3/30（木）】
県庁別館展望室　駿府城公園　静岡大河ドラマ館　静岡浅間神社　静岡おでんおがわ　どらやきの河内屋　おでんやおばちゃん駿府城公園店　駿府城紅葉山庭園　大やきいも　駿府城天守跡発掘現場　坤櫓　東御門　巽櫓　
　14：13　静岡駅発（東海道本線）
　14：34　由比駅着
　由比本陣公園　
　正雪紺屋　
　東海道名主の館小池邸　
★17：00　くらさわやの桜えび御膳
　18：19　由比駅発（東海道本線）
　19：24　三島駅発（こだま742号）
　20：42　東京駅着　

エリア 富士川・由比(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

最終日の今日は午前中、駿府城公園・しぞーかおでん・静岡浅間神社・大河ドラマ館などを巡り、
14：13　東海道本線で「静岡駅」を発ちました

14：34　21分の乗車で「由比駅」着
小さな駅です。
コインロッカーも周辺地図も置いてありません
結局、荷物一式を背負って由比宿の散策に出向かざるを得ませんでした。
駅前にタクシーも待機していましたが、私の旅のツールにタクシーという選択肢は無いんですよね。

由比駅 駅

旧東海道を「くらさわや」とは逆方向の東側（北側）の「由比本陣公園」まで往復。
ナビちゃんは片道1.8ｋｍ、徒歩22分と言っていますが、途中「由比漁港」に立ち寄ったり、休み休み行ったので、
15：20到着。約40分掛かりました　(^^;

敷地内には「東海道広重美術館」や「由比宿交流館」もあり、
向いには由比正雪の生家もありました。
交流館でトイレをお借りして、水分補給をし、
15：40　滞在20分で本陣公園を後にします。
時間が有ったら広重美術館などゆっくり見てみたかったと思います。

※　由比宿の詳細旅行記は後日改めて書く予定です。

由比本陣公園 名所・史跡

16：10　再び「由比駅」まで戻って来て、今度は西側（南側）の「くらさわや」を目指します。
17：00が予約時間なのであと50分。
ナビちゃんは片道1.4km、17分といっていますが、山に向かって上り坂のようです。
荷物も背負っているし、正直もう疲労困憊で30分は掛かりそう・・

由比駅 駅

店は旧東海道沿い。
東海道本線の高架橋を渡る手前で「薩埵峠（さったとうげ）」への標識に従って細い道に右折します。
「くらさわや」の電柱看板も出ています。

ここにも案内看板。
真っ直ぐ進みます。

両脇には街道の面影も・・

途中「東海道名主の館 小池邸」などもちょっと覗きます。

東海道名主の館小池邸 名所・史跡

少し上った高台に「無料休憩所」がありました。
相模湾を見下ろしてベンチでひと休み。
気象条件が良ければ左手に富士山が見える筈ですがこの日は見えませんでした。

16：40　案の定、やっぱり30分掛かって「くらさわや」が見えてきました　

高台に建つ１軒屋です。
｢自転車の駅」という幟旗も立っています。

15分ほど外のベンチで一人で待ちました。

2週間前の「出川哲郎の充電させてもらえませんか？」でこの店が放映されたばかりなので、混んでいるかと思ったらそうでもありませんでした。
夕飯時はあまり混まないのかもしれません。

17：00　予約の旨を告げ入店。
帳場の後に有名人の来店色紙が飾られています。
一番右端角に「美味しんぼ」でこの店が描かれたページのコピーが。

出川さんのサイン色紙は青←です。

ご主人の顔はホントにそっくりです

「美味しんぼ」の92巻で採り上げられているそうです。
わたし、読んでいませんが・・

それとこの店では「今こそしずおか元気旅 ふじのくに元気クーポン」が使えたんですね。
今まで行った飲食店で使える所が殆ど無かったので、使えないものと決め込んで確認をしませんでした。
そうと分かっていれば、静岡市内で無理して使って来ることはなかったのに・・と不覚でした。

未だ誰も居ない店内です

私は富士山に向いた角の席を確保。
特等席だと思っていましたが、目の前が壁なので圧迫感があります。

この方向に富士山が見えるんですが・・

店のすぐ下に東海道本線と国道１号線、その向こうに東名が通っているので、窓を閉めていても凄い騒音。
貨物列車が通った時など店が揺れます。

奥の小上がり

隣の席は予約席で、私が食べ終わる頃に5人で盛り上がっていました

おしぼりと美味しい静岡茶。
静岡のお茶はやっぱ色が綺麗です。

　　♪ 色は静岡　香りは宇治よ　
　　　　　　味は狭山でとどめさす ♪

例年３月下旬には桜えび漁が解禁になるので、3月30日の今日なら間違いは無いだろう、
この時期に静岡に来て、桜えびを食べない訳にはいかないと、半ば強引に由比に立ち寄る計画を組んだのですが、3月も半ば過ぎになって解禁は4月2日だと判明しました。

生桜えびが入荷していたら、思い切って奮発して「桜えびセット」税込3,410円にしようと思っていたのですが、敢え無く断念　(>_<、
　・桜えびかき揚げ
　・桜えび釜めし
　・かまあげ桜えび
　・生桜えび

でも、お店では冷凍ものの扱いも長けていて「生桜えび」の小鉢660円も、解凍でも十分満足のいく状態で提供できるんだそうです。

漁期であってもシケ等で不漁の日は入荷も無いそうです。

そんでもって、
「桜えび釜めしセット」税込2,255円にしました。
　・桜えびかき揚げ
　・桜えび釜めし
　・小鉢
　・ミニサラダ
　・みそ汁
　・つけもの

これが一式です。
第一弾で運ばれて来たかき揚げは、来るなり少しかじってしまったので小さくなってしまっています。

くらさわや グルメ・レストラン

元々の大きさはこれ。
お塩が添えられていますが、ほのかな塩味が付いているので私は最後までそのまま頂きました。
香ばしく何とも言えない幸せな味が口いっぱいに広がります。
重たいリュックを背負ってここまで来た甲斐があったなと、報われた気さえしました。

私のコンデジと拙い腕ではこれが限界なのですが、このかき揚げの軽さがお判りいただけるでしょうか？
どうしたらこんなに軽やかに揚がるのでしょう？
ころも感が全く感じられません。
まるで素揚げのようです。
私だったら天ぷら鍋の中で全部バラバラになってしまうところです！

まさに名人級の技だと思います。

「由比本陣公園」に行く途中に寄った由比の漁港に、

「くらさわや」と人気の双璧を成す「浜のかきあげや」があります。
交通の便もいいし、値段も手頃なのでランチ時はここも行列店なんだそうです。

10：00～14：00までが営業時間。
なので、今回は日程的にも元々選択肢外だったのですが、どんなお店なのかちょっと立ち寄ってみました。

ある口コミで、
「くらさわや」のかき揚げの食感を “サクサク” だとすると、
「浜のかきあげや」のは “ザクザク” だ・・
との比較評価がありました。

実食していないので真偽のほどは分かりませんが、写真を見た限りでは想像がつきましたね。

釜めしには桜えびがぎっしり炊き込まれていました。
三つ葉がトッピングされています。

結構量も沢山あります。
持参のラップでおにぎりにして半分は持ち帰りました。
元取れ主義で一粒残らず綺麗に片付けるのは私の流儀です　(^^;

お味噌汁の具は小葱とワカメ。
お出汁は多分、魚介でしっかりとられているんだと思います。

香の物は大根ときゅうり

ミニサラダはレタスと水菜とコーン。
自家製のドレッシングがかかっています。

小鉢は筍の煮付け

本当はお料理は全部一度に運ばれて来た訳ではなく、
17：15には第一弾としてこの3点が来ました。
全部揃って写真を撮ってから食べようかなとも思ったのですが、釜めしに時間が掛っては、折角のかき揚げの揚げたての食感が落ちると思って、先行して食べ始めてしまったのです。でも、その5分後、
17：20には全員集合したので、もう少し待っていれば良かったと思いました。

卓上調味料はお醤油だけ

御膳より手頃な定食メニュー

どんぶりメニュー

名物海鮮釜めし
桜えびの釜めしは単品だとサラダ・みそ汁・漬物付きで1,430円

さしみ　焼魚

ドリンク類
由比の地酒は「正雪」なんですね

駐車場のご案内
狭い旧東海道沿いなので車の人はちょっと大変かも
（徒歩も大変だったけど）

17：50　お会計はカードも使えて2,250円。
満足感に浸りながら店を後にします。
いつか漁れたて生桜えびに出会いたいものです

由比駅を起点に旧東海道を東西（北南）に2往復しました。
由比本陣公園 ⇔ 由比駅 ⇔ くらさわや
　1.8km×往復 ＋ 1.4km×往復 ＝ 6.4km

朝から駿府城周辺も歩き回りましたが、本日の総歩数39,587歩！
よく歩きました　(^^;

そして４日間よく食べました　^_^、
今回の旅は家康公ゆかりの地を巡るといいながら、ご当地グルメ行脚と化したきらいも多分にあります。

　【初日 2023/3/27（月）】
｢八丁味噌の郷」で味噌煮込みうどん
岡崎「大正庵釜春本店」のもろこしうどん
豊橋「菜飯田楽きく宗」

　【２日目 3/28（火）】
｢石松餃子 JR浜松駅店」
静岡「大衆酒場 多可能」のおでん

　【３日目 3/29（水）】
久能山石垣いちご狩り食べ放題
静岡おでん「三河屋」

　【最終日 3/30（木）】
｢静岡おでんおがわ」
｢おでんやおばちゃん駿府城公園店」
｢大やきいも」のおでんと大学いも
由比「くらさわや」の桜えび御膳

帰りは下り坂だったし、１時間座って充電も十分できたので足取りも回復し、店を出てから30分弱で由比駅着。
18：19　東海道本線乗車
18：59 三島駅着
19：24　三島駅発こだま742号乗車
20：42　東京駅着

お腹いっぱいで３泊４日の旅を終えます。