中山道駅伝単独走【第６区】21.9Km　鵜沼→御嵩

2023/03/04 - 2023/03/04

　第６区は、鵜沼をスタートし、御嵩までのコースとなります。
　名鉄鵜沼宿駅を出て、鵜沼宿、うとう峠、取組の各一里塚、太田宿、下古井一里塚を通過した後、木曽川を渡り、前波一里塚、伏見宿、比衣一里塚を経て、本日のゴール御嵩駅に到着。
　御嵩駅からは、新可児まで名鉄線、可児から多治見を経て名古屋まではJRに乗車。名古屋駅ホームできしめんによる腹ごしらえをした後、今回もJR東海ツアーズの「ずらし旅◇日帰り１ｄａｙ名古屋」を使いましたので「ずらし旅」の選べる体験「なごやめしオールスターズ夢の競演」のうち「世界の山ちゃん」名古屋めしセットをいただくため「世界の山ちゃん名駅西口店」に行きます。この企画、事前予約制のテイクアウトのため、名古屋駅でビールとハイボールを買い込んで、新幹線の車内でいただきます。結構なボリュームでお腹いっぱい。辛くて胡椒のきいた手羽先はうまし！

エリア 可児(岐阜)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

中山道　52番目の宿場町　鵜沼宿。
うまく古い町並みが保存されています。

中山道　101番目の一里塚は不明とされています。
鵜沼宿の東の見附にあたるこの赤坂の地蔵堂を左折するのが中山道ですが、木曽川を渡る中山道のルートは江戸時代だけでも何回か変更されており、中山道が現在の犬山橋あたりを渡る「内田の渡し」を使用していた時代にはここを直進又は右折し、その先あたりに一里塚があったのではないかと勝手に推測しています。
一里塚は、道を代えても作り直さないことがあったようです。

中山道　100番目の一里塚　うとう峠一里塚址。
分かりにくいですが碑の奥側が一里塚の北側にあたるようです。
南側は太平洋戦争中に航空隊の兵舎建設によって、半分壊されてしまったとのことです。明治維新から70年以上も残っていたのに、もったいないですね。
「うとう」には「不案内・よそよそしい・気味の悪い」などの意味が考えらえるのだそうです。

うとう峠の山道。摺針峠以来の未舗装道です。

太田宿側から見る右側がうとう峠。
昔の人がこの急峻な崖の下を通るのを避けて峠を通っていたのが分かる気がします。ただ、同じ木曽川沿いでも上流に行くと「木曽の桟（かけはし）」のように崖の下を通っているところもあります。（https://4travel.jp/travelogue/11825914）

県道207号線に入った中山道は再び山中に入り、岩屋観音堂のある急峻な観音坂の階段を登ります。

中山道　99番目の一里塚　取組一里塚址。
何の痕跡もなく、この碑も一見何の碑だか分かりません。

中山道　51番目の宿場町　太田宿。
木曽川の河原に出ようと中山道会館の中庭を通ると望遠レンズのカメラを構えた人たちがズラリ。中庭にあるエノキとヤドリギには珍しい渡り鳥が来るのだそうでバードウォッチングでも有名な場所でもあるようです。観光客もそれなりにいました。

木曽川の土田の渡し跡。渡しは昭和30年代まで続いていたそうです。
また、この場所は「大井戸の渡し」とも呼ばれ、800年前の承久の乱の際には、対岸から幕府軍が大挙して渡って来たと伝わっています。

中山道　98番目の一里塚　下古井一里塚址。
「絵図にはないが、太田渡しに近い下古井地内に一里塚があったと古老がいう」という伝承に基づくもので、本当にあったかどうかは謎とされているようです。
なお、木曽川対岸の土田（どた）集落にも、一里塚跡の石碑があるようです。江戸時代何度も渡しの場所を変えざるを得なかった木曽川はいかに渡るのが難しかったかを物語っています。

木曽川の太田の渡し跡。対岸の今渡の岸壁には渡し場の石垣の跡がはっきりと見えます。

堤防内にあった古舟。かつて渡しに利用されていたのでしょうか。

中山道　97番目の一里塚　前波一里塚址。
現在の地名は「恵土」。作物がたくさん取れるのでしょうか。

中山道　50番目の宿場町　伏見宿。
江戸の街並みをいうよりは昭和ノスタルジーといった感じです。

中山道　96番目の一里塚　比衣一里塚址。
痕跡はあまり見当たりません。維新以後、畑になってしまったのかもしれません。

本日のゴール御嵩駅。御嵩宿はここから恵那側の方にあります。