2022/11/13 - 2022/11/13
2715位(同エリア7274件中)
実結樹さん
この旅行記スケジュールを元に
阪急トラピックスの「7つの絶景をめぐる沖縄ロングステイ7日間」というツアーに一人参加しました。
初日の夕飯はフリーなので予め計画して、安里駅近くの泡盛古酒と琉球料理「うりずん」本店で頂きました。
お店は1972年創業。
50年の歴史ある老舗居酒屋です。
那覇に18時に着き、ホテルに荷物を置くなり再びゆいレールに乗ってお店に向かいます。
折角、泡盛古酒(くーす)が看板のお店なのに、お料理単品3点と Orion ビールしか注文しなかったのが後から悔やまれます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JALグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【2022/11/13(日)】
那覇初日です。
15:05 JAL919便で羽田を発ち
17:50 那覇空港着
19:40 今夜から6連泊する「ホテル リソル トリニティ 那覇」に荷物を置き、ホテルリソルトリニティ那覇 宿・ホテル
-
19:55 ホテル最寄りの「旭橋駅」からゆいレールで約8分、
旭橋駅 駅
-
20:03 「安里駅」着
この辺り「栄町市場」は云わばディープな夜の歓楽街なんだそうですが、店までのわずかな道のりは女性が独り歩きして怖いという感じではありませんでした。安里駅 駅
-
20:10 駅から数分で、目指すお店はいい感じに古ぼけた木造の古民家、
うりずん グルメ・レストラン
-
「泡盛古酒と琉球料理うりずん」本店着。
先客女性2名が外のベンチに座って待っていました。
彼女たちはすぐに入店できたのですが、私の番はなかなか回ってきません。
また、私の後ろに並んだ人も居ませんでした。 -
多分、一番宴もたけなわな時間なのか1階からも2階からも賑やかな声が聞こえてきます。
-
入口にこういった貼紙はあるのですが、コロナの〇〇なんて何処吹く風の盛り上がりようです。
でもこのお店、沖縄では探すのが難しい地域共通クーポンが使える飲食店なんですね。 -
本店のほかに道を挟んで向かい側に離れのような店舗もあり、本店から店員さんがお料理を運んで盛んに行き来しています
-
離れの入口はこんな感じで泡盛の瓶も並んでいます
-
入口側の個室っぽい一角をちょっと覗き見。
丁度お客さんが帰った後でした。
でも、私は待ってでも「本店」の席に座りたい。
予約もできるのですが、時間も分からないツアーでの那覇入りで飛び込みだったので30分は待ちました。 -
本店の1階はこんな感じでなかなか席が空きそうにありません。
泡盛に呑まれてしまったのか、店から出るなり外の椅子に倒れ込む男性が一人いました。
怪我はなかったのかな?
泡盛って普段飲む日本酒より強いから気を付けないと飲み過ぎてしまう危険性がありますね・・ -
20:40 客が引く時間って結構一斉。
あっという間に多くの人が退店して、一番奥のカウンター席に案内されました。
古き良き琉球古民家ってこんな感じではなかったかな・・という雰囲気あふれる店内。
掲げられた写真は初代店主:土屋實幸氏でしょうか。 -
向こうの端に一人飲みの男性客。
先ほどとは打って変わって静かな店内です。
後から来たのは4人グループ1組のみで、
21:00くらいのこの時間って穴場なのかもしれません。 -
天上からぶら下がっている物は何か聞き損ねました。
一人静かにカウンターに座って泡盛古酒の盃をじっくり傾けるっていうのも、ワイワイ仲間と楽しく飲むのとはまた違った趣ありますよね・・
いや、むしろこのお店にはそういった客の方が似つかわしいのかもしれません。 -
目の前に泡盛古酒(くーす)8年熟成の甕がド~ンと鎮座していました。
甕に「咲元」の文字が見えますが、 -
2年前の2020年12月に恩納村の「琉球村」に行った際、
-
村内に「咲元」の醸造所が在ったのが思い出されます。
泡盛は、米と黒麹で造る蒸留酒。
沖縄には47の泡盛酒造所があります。
15世紀、広く交易を行っていた中国・東南アジア諸国の蒸留酒造りの技術が琉球王国に伝わったことに始まるそうです。 -
泡盛は、できた酒を寝かせることで熟成が進み、馥郁たる香りのまろやかな酒になることが特徴。
それが泡盛古酒と呼ばれているものです。
「うりずん」では首里に古酒蔵を構え、店主がブレンドした泡盛を甕に入れてオリジナルの古酒を育てているそうです。 -
折角この店に来たのに古酒は注文しなかったのが今になってみると何故だったのか悔やまれます。
お店のHPには
「古酒を味わう時には ”クース猪口” を頼んで下さい。
那覇での一夜、小さな猪口に古酒を満たし、その香りと味に溶け込んだ沖縄の年月をゆっくりと堪能して頂ければ幸いです。」とありました。
猪口ではなく泡盛専用の「カラカラ」という酒器もあるんですね。
どうせ飲むなら量は多くても「カラカラ」で飲みたいものです。
(今度もし那覇に来たならこの店のカラカラ古酒に絶対トライしてみたいと思います) -
私、お酒はビールしか分からないし、先程の店先で のめった男性客の印象もあって、オリオンのプレミアムクラフトビールを頼んでしまいました。
-
Orion 75 BEER 税込713円
-
お通しは肉団子?
店員さんにこのお通しは何ですか?と訊いたのですが、ちゃんとした答えは返ってきませんでした。
居酒屋でそこまで尋ねるのはヤボッていうやつでしょうかね?
でも、忙しいだろうに皆さん接客は感じのいいお店です。 -
食べ物のメニューもとても豊富です。
沖縄家庭料理・宮廷料理・創作料理と何でもありです。
HPにも詳しく載っているので事前に下調べしておくといいかも知れません。 -
沖縄料理がひととおり食べられる「うりずん定食」3,564円もあります。
でも、完食する自信が無いので残念ながら見送りました。
一週間沖縄に滞在するので何処かでこれらを食べる機会もあるかも知れないし・・ -
取り敢えず超定番「ゴーヤーチャンプルー」。
本場のは初めて頂きました。
見栄えは私が作るのと大差なく、家庭料理感たっぷりですね。 -
ちなみに、これは3ヶ月前に今回の沖縄旅行の前哨戦のつもりで行った、自宅近く:埼玉県川越市の沖縄料理店「うりずんの風」で頂いたゴーヤーチャンプルー(750円)です。
見栄えは埼玉版の方が勝っているかな・・ -
店長は糸満市出身ということもあり、埼玉県でも本場の沖縄料理が食べられるお店だったんだと改めて分かりました。
那覇の「うりずん」と川越の「うりずんの風」は全く関連は無いそうです。
https://4travel.jp/travelogue/11772089 -
次は「亀山豆腐」
「うりずん」の亀山板長がジーマーミ豆腐を揚げて作った創作料理です。
多分この店でしか食べられないんだと思います。 -
3点目は人気ナンバーワン「ドゥル天」
今では沖縄の料理屋さんでは一般的なメニューらしいですが、この店発祥オリジナルの揚げ物です。
田芋(里芋に似た沖縄独特の芋)に、豚肉・かまぼこ・椎茸を混ぜて練り合わせ、カラリと揚げたコロッケです。 -
こちらが本日のオーダーフルセット。
ゴーヤーチャンプルー 713円
亀山豆腐 594円
ドゥル天 713円
3点のお料理だけだと 2,020円です。
一皿がフルサイズなので量が多い。
いつもながら、この点はおひとり様の悲しさで、複数人で来ればシェアして色々食べられるのにな~と思います。 -
これに
お通し238円+Orionビール713円を加えて
総額2,971円。
お通しの金額はメニューには表示されていないのでお会計の時初めて分かりました。
支払は地域共通クーポン3枚で。
お釣りは出ません。 -
今から思うと、
「うりずん定食」3,564円を頼んだ方が良かったかなと思います。
一品のポーションは少な目だし、
ラフテー、昆布イリチイ、ドゥル天、刺身、ジーマーミ豆腐、ミミガー、モズク、炊き込みご飯(ジューシー)、お吸い物、サーターアンダギーなど沖縄の代表的な味覚10品をまんべんなく食べられるんですよね。
(ただし「亀山豆腐」は入ってないか・・)
地域共通クーポン(3,000円×6泊)も使い切れない程だったしね・・
(そう、前回と違い飲食店以外ではお土産品にしか使えないので消化するのに苦労しました (-"-) -
21:15 約35分の滞在でお店を後にします。
2階は見ませんでしたが40名までの宴会もできる和室だそうです。
余談ですが・・
近くの「栄町市場」に70年近く続いた老舗沖縄おでんの名店「おでん東大」がありました。
夜遅い開店時間のお店なので「うりずん」の後にハシゴしてもいいかなと思っていたのですが、
8月に女性店主が亡くなって、
9月に閉業。
12月になって実の娘夫婦に殺害されたことが判明しました。
私が安里に行った11月では、一人で切り盛りしていた店主が急死したので閉店したとしか分かりませんでした。
場所だけでも見ておこうと思ったのですが、時間も遅くなったのでそのまま駅に向かいました。
「おでん東大」が在ったのは -
駅前の24時間営業のスーパー「RYUBO」の2筋東側でした。
(おでん東大は今はGoogleマップからも消えています)リウボウストア (栄町店) スーパー・コンビニ・量販店
-
リウボウストアにはコンビニではなかなか売っていない わたくし様御用達の ”麦ホ” と ”本絞り生グレープフルーツ” が置いてありました。
ここで一週間分?の部屋飲み分を調達。
今回は地域共通クーポンはスーパーやコンビニでは使えません。 -
21:30 重たい缶ビール?をぶら下げて「安里駅」からゆいレールに乗ってホテルまで戻ります。
電車に乗ってわざわざ遠くに食べに来たようですが、お店を決めていずに何処にしようかウロウロしたり、コンビニのおむすびで済ませるより却って効率的だったと思います。 -
大戦で沖縄の泡盛醸造所や貴重な甕古酒の殆どが破壊されました。
その後、米軍が大量にウイスキーを運んできました。
そして、米軍統治下で高級洋酒ブームに沸き、泡盛は安酒として軽んじられていました。
しかし、泡盛は約600年もの歴史を誇る民族の酒。
うりずんの初代店主は「オキナワの心を失ってはいけない」と県内57カ所あった酒蔵を廻り泡盛を集めてその魅力を訴え続けたそうです。
そんな中、居酒屋「うりずん」本店は沖縄が本土に復帰した1972年8月15日に開業しました。
お店は今年で50年。
まさに那覇を代表する老舗の居酒屋です。
沖縄戦では12万人もの県民が犠牲になり、300年を超える泡盛の甕古酒も大半が失われました。
それを惜しんで「うりずん」では
1997年に泡盛の古酒を100年後に残す活動を始めたそうです。
100年古酒の口が開けられるのは
2097年になりますね。
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