2023/01/02 - 2023/01/04
117位(同エリア957件中)
クマさん
正月の休みを利用し秋田県の「角館」「乳頭温泉郷」と岩手県の「盛岡」を巡ってきました。「角館」「乳頭温泉郷」では連日雪が降り、風も強く、計画通りの観光ができませんでしたが、普段見る事がない雪の景色を堪能でき大満足な旅になりました。
「盛岡」は、ユーミンの「盛岡という響きがロシア語みたいで」のフレーズをが未だに離れず、一度は訪れたいと思っていた場所でした。特に報恩寺の「五百羅漢」の写真を見て「一度は」と思っていた場所でやっとその機会がやってきました。「盛岡」は見どころが多く、なかなかのフォトジェニックな街だと感じました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線
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報恩寺の「五百羅漢」を見て驚き、「じゃじゃ麺」を食べて驚き、「飛来した白鳥」を見て驚いた「盛岡街巡り」でした。
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「乳頭蟹場温泉」から始発7:50分の路線バスで「田沢湖駅」へ戻ります。
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バス停(蟹場温泉)の横には背の高い木に雪がかぶっている風景は普段見慣れない景色です。右下にバス停が小さく写っています。 (バス亭がほとんど見ませんが)
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秋田駒ヶ岳はBランクの活火山なので地震観測計は必須ですね。東北大の地震観測計が設置されていました。
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朝一番のバスの為貸し切り状態。最後まで一人で利用させて頂きました。
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夏辺り「玉川温泉」で岩盤浴を体験したいですね。それまでひょうきんな龍とはお別れです。
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「田沢湖駅」から「盛岡」まで特定特急券を購入し30分ぐらいで「盛岡」に到着。
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「盛岡駅」到着前に「雪落とし作業停車」がありました。以前は「こまち雪落とし隊」が人力で作業していたとの事ですが今は機械化されている様です。「雪落とし」をやらないと雪が落ちて設備が壊れる事もあるので大事な作業です。ご苦労様です。
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盛岡は思っていた以上の都会でした。駅前の広場には宮沢賢治先生の「銀河鉄道の夜」をイメージしたイルミネーションが設置されていました。もちろん昼間なのでイルミネーションの美しさは判らず。宮沢先生には夕方お伺いに行く予定です。
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駅構内のビックな南部鉄器にびっくり。重さは330キロ、容量は210リットル(500ミリのペットボトルが420本)。実用性はないとは思います。
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バスのチケット売り場で都心循環バスのチケットを購入。購入の際「でんでんむしむの巡回バスのチケット下さい」と言って券を購入。よく見ると「でんでんむし」でした。「むし」が一つ余計でした。なんかすごく恥ずかしい。
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まずは「報恩寺」を目指します。近くのバス停「本町通り1」で下車し、歩いて向かいます。途中「鬼の手形」の看板があり寄って見る事に。
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「三ツ石神社」に到着。鳥居の向こうに「でっかい岩」が見えます。あれが「鬼の手形」の様です。
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なぜここにこんな大きな岩があるのでしょうか?岩山の中なら驚きませんが、この場所に岩がある事、そして岩の大きさに驚きです。
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うんちくとしては「鬼をつかまえて石につなげて離す条件として、今後暴れないと約束させ、この石に手形を押さえせた」との事。日本にはこの様な「岩石信仰・伝説」が多いですね。
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目的地が心配になり歩いてる方に尋ねたところ、親切に「報恩寺」まで案内して頂きました。本当にありがとうございました。
「報恩寺」は歴史ある古刹です。まずは組み木の山門の素晴らしさに感動です。 -
あれは象の彫刻でしょうか。細かな彫刻の素晴らしさにさらに感動。
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中に進むと左手に「羅漢堂」。
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お寺内には人影はなく、自分一人しかおらず少し寂しい感じ。チケット売り場的な場所が見当たらず、本堂のドアを開けてみると左手に受付がありました。入場料を払い「羅漢堂」へ。
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そこには499像の羅漢像が並びます。まずはその数に圧倒されます。素晴らしい。
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部屋の中央には大仏像、左右には童子像。よくわかりませんがとにかく凄いです。
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両壁に499像の羅漢像ずらりと並びます。まさに壮観。天井にも絵が描かれています。
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ポーズもいろいろ。手を挙げていたり、いいともポーズの羅漢もいます。
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いろんな表情をした羅漢像がいます。羅漢はそれぞれ顔や仕草が異なり、怒っている顔、穏やかな顔、悩んでいる顔などいろいろ。
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一体一体表情や姿をみていくと心が落ち着いてきます。ここは本当に癒しのパワースポットでした。
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近くの「竜谷寺のモリオカ シダレ」に寄って見ました。しだれ桜の花も無く、雪も無いとなるとあまり見るものはないですね。
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丁度バスが来たので一停留所ですが「本町通り1」から「上の橋」までバスで移動。「上の橋」の柱の上に、建築物の装飾の「擬宝珠(ぎぼし)」が設けられています。当時のまま残っているとの事です。
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「中津川」沿いに白鳥がいました。ここでは白鳥がいるのは日常なんですね。道行く人は誰も白鳥なんて気にしていません。
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こんな街の中心部で見ることができ事に驚きです。白鳥は「上の橋」側にはがあまり寄ってこず、「富士見橋」側によく集まっていました。
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ここ「盛岡」で春先までゆっくりとお過ごしください。
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この辺り方から「町人の町」エリアになります。
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歩いて「旧伊予商店」へ。明治末期に造られた町屋建築で風格がありますが、周りにこんだけ電線あると電線を消すのは難しい。
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「盛岡消防 よ組番屋」消防所です。グレーの外壁、白い窓枠、赤茶の屋根パステル色がおしゃれかも。
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外見は消防所ですが、中はショップとカフェになっています。寒さ対策の為、壁に覆われた火の見櫓になっています。
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生活雑貨を商う「茣蓙九(ござ九)」商店。今も現役で「雪かきスコップ」などの雑貨類が並んでいました。
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でっかい「亀の子だわし」も売ってました。
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渋めの店「提灯、曲物、神仏具の店 中直」。ここは今も商売は継続されているのでしょうか?
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その他に県内最古の酒蔵「菊の司酒造」や蔵を喫茶店にした「茶廊 車門(さろう しゃもん)」「南部せんべいの専門店」などこの辺は見どころは一杯な場所でした。
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一番驚いたのがこの建物。外壁に飾られた人魚のレリーフが何かを支えている様でとても不思議な建物です。レリーフが細かく細工されています。壁に「小原寫眞」の文字があるので写真館だったのかもしれません。窓の周りの飾りもそれぞれ異なりとても不思議な建物でした。
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盛岡といえば「わんこそば」。お昼は「わんこそば」でもと思い「東家(あずまや)」を覗いて見ましたが、店内にかなり沢山の人が待ち状態。残念ではありますが今回は「わんこそば」は諦めます。
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暖簾に「龍華 昭和二十九年創業」とかいてある町中華のお店を見つけ入店。70年間前からやっているお店に間違いはありません。「盛岡ラーメン」を食べてみます。
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メニューに「盛岡ラーメン」が無く、聞いてみると「昔やってたけど今はやっていない」との事。残念。壁に貼ってあるサインを見ると「チャーシュー」に文字が並んでいるので「チャーシュー麺」を注文。
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お店の人から「チャーシュー麺は人気なのよね」と事。「チャーシュー麺」で正解だった様です。
チャーシュー、シナチク、ネギがのったシンプルな昔ながらの醤油ラーメン。 -
チャーシューが大きくて、そして柔らかくとても美味しく頂けました。しかしまだ盛岡飯を食べられていません。「盛岡ラーメン」とはどんなラーメンなんでしょうか?食べられないと余計に気になります。
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「チャーシュー麺」で体を暖めた後は、「秋田銀行 赤レンガ館」を目指します。やはり「赤レンガ」は目立ちますね。遠くからでも直ぐにわかります。
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盛岡のランドマークですね。存在感があります。
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「東京駅」より福岡市の「赤煉瓦文化館」を思い出します。
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この写真は福岡市の「赤煉瓦文化館」。よく見ると全然違いますね。どちらも建築家「辰野金吾氏」関連の建築物なのでテイストは同じですね。
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「岩手銀行」のロゴ、入り口の雰囲気、歴史を感じる建築物です。
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天井は東京駅とほぼ同じ様なデザインですね。
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じっくり見るなら有料となります。窓口も立派な造りです。
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ホールに応接室、金庫などに赤煉瓦ビルのの歴史を見る事ができます。
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近くの「盛岡信用金庫本店」も素敵な建築物でしたよ。
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「もりおか啄木・賢治青春館」ここも「第九十銀行」のビルだった場所。中は石川啄木と宮沢賢治の本・資料がたくさん展示されていました。
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金庫室の中に入ると盛岡にまつわる音楽、語りが始まります。盛岡を廻る前にこれを見ると散策が楽しくなりそうな内容でした。
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街の中にあった自販機「俺の右手は南部鉄器だ!」これは強そうだ。(鉄拳と鉄器をかけているのかな?)
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「鮭ののぼる川」もチェック!
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秋になるとたくさんの鮭が産卵のために海から帰ってくるとの事。一度は見てみたい景色です。捕ったりする人はいるのでしょうか?捕るのは犯罪か?
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「石割桜」とはどんなものか見たく「盛岡」の中心地へ。途中「岩手公会堂」の前を通ります。早稲田の大熊講堂と同じ様な建物ですね。
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裁判所の中に「石割桜」がありました。確かに岩の割れ目から桜の木が伸びていますが、桜が咲いてないと寂しい。
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最後に宮沢先生が休んでいる「いーはとーぶアベニュー材木町」へ。ここは宮沢先生にゆかりの深い光原社、モニュメントがある場所。
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石の採掘場で休む賢治を描いた彫刻があります。少し寒そうです。
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洋服のすそにはチェロが付いていました。
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チェロが雪に覆われていました。宮沢賢治の童話の「セロ弾きのゴーシュ」は有名。「セロ」と 「チェロ」 と同じ楽器の事でいいですよね。
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帰る前に「盛岡三大麺」のどれかを食べないと帰れません。「盛岡じゃじゃ麺」を食べて帰る事にします。駅ビルにあった「盛岡じゃじゃ麺 白龍」へ。
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「食べる前によく読んでね」とお店の方に作法を教わります。
1.麺とみそを色が変わるまで混ぜろ
2.酢・ラー油・にんにくを加えて調整
3.麺を少し残しお皿に卵を割りかき混ぜる
4.店員に「ちいたんたんを頼む」(ゆで汁、ねぎ、味噌が追加)
5.混ぜて飲め -
サイズに「大・中・小」あり、ボリュームが判らず「中」にしましたが、「中」では多すぎました。ボリューミーな量の麺の上に肉味噌、きゅうり、生姜(赤いやつ)、しょうがが載ってます。麺はもちもちの平打ち麺。
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教科書通りよくかき混ぜ食べてみます。麺はあたかかいうどんを食べているの様な触感。想像を超えた食べ物でした。「一口ぐらい残して」と書いてありましたが、2/3程食べてたところで卵を割ってかき混ぜスープ(ゆで汁)を入れてもらいました。(ちいたんたん)皿を出すときは「はし」も一緒に皿の上に置くとの事。
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「ちいたんたん」とは「鶏(Ji)・蛋(Dan)・湯(Tang)=ジー・ダン・タン」が語源で、「ジー・ダン・タン」が「ちい・たん・たん」に進化。スープ(ゆで汁)を入れた後はビジュアル的な問題が発生します。インスタ映えのするものではないですね。
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お土産に「南部せんべい」たくさん買って帰りました。盛岡は想像した以上に大変楽しい街でした。コンパクトな街なので効率よく見て廻る事ができました。心残りは「冷麺」「盛岡ラーメン」「わんこそば」。こんどまた食べに行かなくては。
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