2023/03/19 - 2023/03/20
21位(同エリア70件中)
クマさん
どこか温泉でもと直前になって空き部屋をネット検索。「やっぱり秘湯だよね」と「山形 秘湯」で検索、見つかったのが米沢にある白布温泉。山形方面はあまり詳しくなく、予備知識がない状態で出発。白布温泉では今まで経験したことのない温泉文化に触れる事ができました。豪快な湯滝の湯量と湯滝の音、流れ落ちる温泉を経験でき、とても楽しい時間を過ごせました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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3月下旬、まだ雪が残る山形県米沢の「白布温泉」で掛流しの温泉を楽しんで来ました。
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大宮から山形新幹線で米沢へ向かいます。2024年には新型つばさ(E8系)が導入されるとの事。山形へ行く機会は少ないので現行のつばさ(E3系)に乗るのは今回で最後になるかもしれませんね。
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帰りは出来立ての「牛肉どまん中弁当」を購入する予定なので、行きは「山形新幹線開業 30 周年記念弁当 第3弾 The 山形弁当」を購入。お弁当のパッケージには、雪山を背景に新幹線、特急が並行して走るイラストが旅の気分を盛り上げてくれます。
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「いも煮」「玉こんにゃく」「つや姫のご飯」「炊込みご飯」「赤かぶ酢漬」山形の味満載です。ボリュームも満点。
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昔鉄道の難所だったの板谷峠を通るので、何か鉄道遺産的なものが見えるかなと窓を凝視しましたが、雪のせいか、何も見えず。残念。
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9:30頃「米沢駅」に到着。駅前には雪も無く、日差しも柔らかく春近しの米沢です。
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駅前の「歓迎」の看板。最初に見る駅前にある看板の状態でその地の観光に対する気合が伝わるものです。
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駅構内には「よくぞ参られた!」のポスターが歓迎。「北斗の拳」ではなく「花の慶次 雲のかなたに」という漫画のポスターでした。なんでも前田慶次の漫画との事。知らんけど。
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「米沢駅」は旧米沢高等工業学校(山形大学)の本館をモデルにした駅舎。パステルカラーのなかなか感じのいい建物てす。明日、本物を見に行きたいと思います。
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白布温泉方面のバスは10:45分。一時間以上の待ち時間があります。駅周辺をブラブラして時間を潰す事に。
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駅周辺には米沢牛のレストランが沢山あります。さすが米沢「牛」押しがとてもすごいです。
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駅の近くにレトロな建物がありました。「創業百余年の宿 音羽根旅館」で今は「ホテル おとわ」として営業している大正時代に建てられた建物でした。大正ロマンを感じる建物で、横には新館もあり、リーズナブルなお値段で泊まれる様です。
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少し歩いたところに「峠の力餅」の店があり、せっかくなので買っていく事に。
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「峠の力餅」一押しです。(これしか選択の余地は無し)賞味期限は本日中との事。一人で八個食べきるのは無理だとはわかっていますが、おやつにと購入。
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夜旅館で「力餅」を食べてみました。柔らかく、甘味を抑えたあんこのお餅は確かに美味しかったのでですが、さすがに八個は無理でした。翌日家で余ったお餅をレンジやオーブンで温めてみましたが、一口目に食べた食感にはたどり着きませんした。本日中がお勧めです。
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駅前を一周しましたが、まだまだ時間があります。スタバ系のカフェはありませんでしたが、古びた建物の中に昭和レトロ感一杯の喫茶店を見つけました。少し躊躇する入り口ですが「営業中」との事なので、勇気をもって入店。
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店内は薄暗く、カウンターとテーブル席。たばこの匂いが染みついた店内には、お客は誰もおらず、テレビの音だけが流れる静かな空間。なんかいいです。若かりし頃通っていた喫茶店を思い出します。テーブルにインベーダーゲームが無いので70年代前半の喫茶店の感じですかね。とても渋い店でした。
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サイフォンで入れた珈琲と最近見る機会が減った灰皿。昭和にタイムスリップした感じになりました。
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ぎりぎりまで哀愁の昭和喫茶で粘り、バス停へ。定刻通りにマイクロバスが来ました。5,6人が乗車し「白布温泉」へ出発です。40分程度でしょうか、雪の山の中を進みます。
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白布温泉を通り過ぎて、終点の「湯本駅前」で下車。天元台高原のスキー場を見に行きます。
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ここのスキー場は「本州最高級のパウダースノー」が売りなので、本当かどうか確かめに行きます。
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スキー客に紛れてロープウェイに乗り込みます。
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ロープウェイの中から見る事が出来る、雪の山々や米沢市内の景色は、大変壮大です。
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ロープウェイの駅からスキー場までは少し雪の中を歩く必要があるので、それなりの靴が必要ですね。
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山頂には神社もあるのね。
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スキーは苦手ですが、なぜかテンションが上がります。他のスキー場の事はよくわかりませんが、雪はサクサクなので「本州最高級のパウダースノー」で間違いないと思います。
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ここを滑れるスキーヤー、スノーボーダー(雪を滑れる人)が本当に羨ましい限り。
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スキー場では特にやる事もないので滞在時間40分で撤収。年寄りは温泉に限ります。
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この辺りのバスは1日数本なので、温泉地までは歩いて向かうことになります。湯本駅から坂道を1K程降りる程度の距離なので雪さえがなければ楽勝で行けます。
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途中「米沢市森林体験交流センター」があったので覗いてみます。
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中を覗いてみました人影はなく、はく製と米俵がお出迎えのみ。「農業大切」わかりますが、俵が歪んてますよ。
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辺りに川が無いのに大きな「水車」があり、ガラガラと廻っています。
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「水車」ではなく「湯車」でした。温泉をかき上げてお湯が川に流されていきます。温泉の動力は何に利用されているでしょうか?
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白布温泉周辺のビュースポットの看板はあるものの、どこも雪が深くて行けそうな場所はありませね。それならば「湯めぐり」一本に絞ります。
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ここ「白布温泉」には六軒ほど旅館・民宿があります。まずは「贅沢な溢れ湯」が自慢の「東屋」へ。(「あずま」でなくて「ひがしや」)
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ここの温泉のキャッチフレーズは「豊かな自然と、贅沢な溢れ湯で、癒しのひと時を」。確かに上からドバドバと源泉が溢れ湯が落ちてきます。先日痛めた腰とコリ舞っている肩を重点的にあててみます。暑くて、痛くて気持ちがいいけど長くは無理です。
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露天風呂へと移動。お湯は無色透明なので、沈んだ湯の花を捕まえる事ができます。雪を見ながらの露天はとても気持ちがいいけど出ると寒い。
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お風呂上りお腹が空いてきました。この辺で食事をできそうなところは「スキー場」「交流センター」「そば処 吾妻軒」ぐらいしかありません。選択の余地はありません。雪に囲まれた「そば処 吾妻軒」へ。
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店内はテーブル席と座敷があり、満席状態。10分程待ち、入店。店内はお母さん一人で対応しており忙しいそうですが、丁寧な対応をしておりとても好感が持てました。
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お蕎麦とラーメン、お餅がメインのお店です。麺類のトッピングとして「おじや(残ったスープにご飯)」と「焼いたお餅」を入れるの2つのトッピングができるようです。ここは「冬限定 鍋に入った白布ラーメン」を注文。トッピングは無しで。
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お鍋の中には、塩味のとろみが効いた熱いおつゆの中に、ちじれ麺、おおきい鶏肉が2個、シナチク、白髪ねぎ、ナルトが入ってます。ラーメンに「なると」が入っていると、なんかうれしい。体がとても温まりした。
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食後は、「中屋別館不動閣」のお風呂へ。「中屋別館不動閣」は、大正時代に市内の濱田酒造店の自宅として建てられました。昭和34年に今の場所に移築し「不動閣」(旅館)と
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こお宿は大正時代の家を移築した立派な建物。ここは長い浴槽の名物「オリンピック風呂」で有名なお宿。
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風呂へと続く廊下は、昭和ノスタルジィの溢れる空間。
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「東京オリンピック」の山形県庁で使用された聖火リレーの際山形県庁で使用された「聖火台」やユニホームなどが展示されてあり、1940年東京オリンピック から時間が止っている様な場所です。
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ご婦人方の「湯滝」を楽しむ描かれた絵があり、座って打たれるのが正式な楽しみ方である事を学びました。 (さっきは立ったままで、シャワー感覚で打たれてました)
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確かに細長いお風呂がありました。こんだけ長いとどこからでも外が眺められますね。これはとてもユニークなネーミングです。
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でのこんだけ長いと泳ぎたくなりますよね。
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「オリンピック風呂」以外に最上川源流の渓谷がみれる露天風呂もありましたが、熱くて入れず、かけ湯で露天を楽しみました。
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最後は今晩宿泊する「西屋旅館」へ。ここは藁葺き屋根の歴史ある旅館です。
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最近は藁葺き屋根を見る機会も減り、まして雪に包まれた茅葺屋の家に泊まるなどの機会はないので、とても楽しみ。
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一人だとなかなか旅館の予約は取りにくいのですが、ここには「おひとり様歓迎」のプランがあり、気楽に利用が出来とても有り難い。
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ここは「日本秘湯を守る会」のお宿。この提灯を見ると安心します。きっといい湯に間違いないと。
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「おひとり様歓迎」の場合、一階のお部屋となります。
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六畳の和室にベッドが置いてるお部屋です。暗かったので廊下のカーテンを開けて見ましたが、窓の外はほぼ雪で覆われている状態。暗いわけです。ホー厶ページには「一階の部屋は上の階の音が聞こえます」と書かれていたので織り込み済み。確かに足音、喋る声が聞こえます。神経質な方は厳しいかも。
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トイレ、洗面所、廊下など、どこもノスタルジーで一杯。ただ夜になると何処も寒くなります。
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「米沢ひょうたん愛好会」の「ひょうたん」が展示されている部屋がありました。ひょうたんに細かな細工がされており、その中から光がこぼれとても素敵な空間でした。
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ここの温泉は「東家」と同じ上からドバドバと流れる「湯滝風呂」。
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お湯が流れ出る場所は、大きく口があいているので、そこから冷たい空気が入り込むので、まるで露天風呂に入っている感じ。
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湯治場そのままの簡素な洗い場(ガランやシャワーなとの洗い場はなし)、湯槽から汲み上げて石鹸を流す方式でした。書いてあるように湯量が多いので泡が浴槽に戻る様な事はありませんでした。
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お風呂から溢れたお湯は渡り廊下の下を通ってドバドバと外に流れて行きます。渡り廊下の下から湯気の流れる音と湯煙モクモクと出て来る不思議な光景です。
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確かに湯船に「湯の花」か浮かんでます。
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安心の秘湯シャンプー、リンス、ボディソープがおいてあります。
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「湯滝風呂」以外にも「貸切風呂」もありゆっくりお湯に浸かる事もできます。
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夕食はもちろん「米沢牛」です。すき焼きで頂きました。
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3月限定でしょうか、雛人形かお皿に乗った前菜もありましたよ。
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「冷汁」といば冷たい汁をごはんにかけるものと思ってましたが、山形の「冷汁」は汁物でなく「おひたし」でした。地方によって色々あるものと実感。
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油断していると奴らがやって来ます。そうあの「カメムシ」です。人気がなくなるといつの間にか出てきまて布団の上に鎮座してます。でも大丈夫。ちゃんとカメムシグッツと捕獲マニュアルがあります。ガムテープに付けてビニール袋にポイ。簡単です。潰すと臭い匂いがするらしいので要注意。山の中で築百年の家ならカメムシぐらい住んでますもんね。
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食後に辺り散策。雪の中のライトアップ等のイベントはなく、特に印象に残る様な景色も無しでした。
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早めに戻らないとまた奴らが出てきます。再度滝湯に浸かって就寝です。
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この旅行記へのコメント (3)
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- 毛利慎太朗さん 2023/03/25 10:14:32
- ひさびさにコメントでも。
- クマさん、いつも投票誠にありがとうございます。
いやあ、2016年に泊まった「西屋」さんが出てきてびっくりしました。
https://4travel.jp/travelogue/11188107
ここって、COVID後に「おふたりさま専用宿になりました」とハガキが来たんですが、一人旅プランもあったんですね、いずれ泊まりにいきたいところ。
白布は昔、中屋さんも東屋さんも茅葺きだったんですけど、2000年に共に焼失してしまったのが悔やまれるところですね。
もし残ってたら、大内宿みたいに壮観な景色だったでしょうに…
それと、駅前の文化財の「音羽屋」さんや、渋い純喫茶にも触れてらして、古物大好きな私も唸ります…
毛利慎太朗
- クマさん からの返信 2023/03/26 16:21:14
- Re: ひさびさにコメントでも。
- 毛利様
コメントありがとうございます。
今回旅の思い出は「力餅」が意外に美味しかった事です。
以前の旅行記「米沢旅行その1」で購入されていた「峠駅」での「峠の力餅」が羨ましく思います。
駅前で買ったものと「峠駅」ものとは別もんだろうなと思います。(根性無しなので在来線に乗る勇気が湧きません)
- 毛利慎太朗さん からの返信 2023/03/26 16:47:57
- Re: ひさびさにコメントでも。
- クマ様、ご返信有難うございます。
そうですね、峠駅のほうは昔12個あったんですが、10個→8個と増税のたびに減ってるんですよね。
釣り銭でないように1000円にする必要性があるのでやむを得ないですが、峠駅のほうは1日たっても食感が良かったと記憶しております。
あと、車が使えれば、ここの茶屋はずんだやあんこなどの五色餅(だったかな?)が名物らしく、それもいいな~と思っております。
本数がすくないのはやはりネックですよね。
でも、餅を含め、路線のカーブ具合と上り勾配を感じる車窓は一乗車の価値ありですね。
毛利慎太朗
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