2022/08/14 - 2022/08/14
122位(同エリア176件中)
ゴン太さん
この旅行記のスケジュール
2022/08/14
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徒歩での移動
07:35 アパート・・・・・・07:42 ポントレジーナ郵便局
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バスでの移動
07:48 ポントレジーナ郵便局==No.2 Silvaplana, Camping 行き==
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バスでの移動
==08:08 St. Moritz Schulhausplatz, Stand A (乗り換え)
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バスでの移動
08:09 ==No.1 Surlej Corvatschbahn 行き==
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バスでの移動
08:16 St. Moritz Bad, Signalbahn 着
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その他での移動
08:30 St. Moritz Bad (Signalbahn)+++ロープウエイ+++
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その他での移動
+++ロープウエイ+++ 08:40 Signal 着
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徒歩での移動
08:42 Signal 発・・・ハイキング・・・09:39 Alp Suvretta
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徒歩での移動
09:39 Alp Suvretta発・・・ハイキング・・・11:30 Pass Suvretta着
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徒歩での移動
11:57 Pass Suvretta発・・・ハイキング・・・13:50 Corviglia 着
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その他での移動
13:55 Corviglia 発++チェアリフト++ 14:04 Marguns 着
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その他での移動
14:10 Marguns 発++ゴンドラリフト++ 14:20 Celerina 着
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徒歩での移動
14:20 Celerina発・・・・14:25 Celerina, Cresta Palace着
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バスでの移動
14:25Celerina,Cresta Palace発==No.2 Pontresina駅行き==
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バスでの移動
== 14:38 Pontresina郵便局着・・・・・・14:45 アパート着
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旅行13日目。(ハイキング10日目。) ポントレジーナ(Pontresina)からバスでサン・モリッツ・バード・シグナルバーン(St. Moritz Bad, Signalbahn)麓駅まで移動し、ロープウエイでシグナル(Signal)まで登り、ハイキングを開始。アルプ・スヴレッタ(Alp Suvretta)、パス・スヴレッタ(Pass Suvretta)を経由してコルヴィリア(Corviglia)までハイキング。
コルヴィリア(Corviglia)からチェア・リフトでマルグンス(Marguns)まで降り、そこからゴンドラ・リフトでチェレリーナ(Celerina)に移動、バスでポントレジーナまで戻る。
本日のハイキングコースの3D軌跡(GPSデータを3Dマップ上の走行軌跡動画にしたもの)のリンクは
https://www.relive.cc/view/vRO7Jg7AnKv
(動画のすぐ右下の「使用したルートを見る >」をクリックすると、角度や視点を変えてコース周辺を見ることができる。)
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07:38 今日の予報は一日快晴。スイスの掲示板でいつも情報をいただいているN女氏曰く「お天気山」の Piz Palü Ostgipfel がとてもくっきりと望める。
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07:38 本日のハイキングですぐ近くを歩くことになる「お天気山2号」のピッツ・ユリア(Piz Güglia / Piz Julier)もすっきりと望める。
本日は快晴の一日を利用して、シグナル(Signal)からパス・スヴレッタ(Pass Suvretta)まで西に向かいながら登り、パス・スヴレッタからコルヴィリア(Corviglia)まで東に向かいながら途中まで登り、最後は少し下るというハイキングをする予定だ。 -
08:17 シグナルバーン(Signalbahn)の麓駅。
本日は07時35分にアパートを出発。ポントレジーナ郵便局07時48分発のエンガディンバス 2番シルヴァプラナ・カンピング(Silvaplana, Camping)行きに乗り、08時08分にサンモリッツ・シュールハウスプラッツ(St. Moritz, Schulhausplatz)のスタンドAで下車。1分後の08時09分に同じスタンドAから発車するエンガディンバス 1番スールレイ・コルバッチバーン(Surlej, Corvatschbahn)行きに乗り換え、08時16分にサン・モリッツ・バード・シグナルバーン(St. Moritz Bad, Signalbahn)バス停に到着した。 -
08:18 シグナルバーンのロープウエイは08時30分が始発なので、出発まで10分ほど待つ。
とても天気が良く、駐車場越しに本日のハイキングですぐ近くを歩く予定の、右のピッツ・ユリア (Piz Güglia / Piz Julier) 3380m と左のピッツ・アルバナ(Piz Albana) 3099m がはっきりと望める。 -
08:23 ゲートが開いたので、ロープウエイに乗る。ずいぶんと年季の入った古いゴンドラだ。
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08:24 始発なので乗客は数人。内部も質実剛健なタイプのゴンドラだ。
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08:42 2137m 麓駅を08時30分に出発したロープウエイはシグナル(Signal)に08時40分に到着。ロープウエイ駅を出て進むとすぐ正面にこの道標がある。
同じロープウエイに乗って来た西欧人夫婦は直進して山を登っていった。 -
同時刻・同地点。夫婦の登っていった方向を示すパネルのアップ。コルヴィリア(Corviglia)まで所要1時間15分。アルプの中を約350m登るコースで、楽しそうではあるが、なかなか侮れないコースだろう。
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同時刻・同地点。道標のアップ。我々が本日向かうのはオレンジ色の一番上のパネル。まずはアルプ・スヴレッタ(Alp Suvretta)を通過して、パス・スヴレッタ(Pass Suvretta)まで登ることになる。コースタイムはアルプ・スヴレッタまでが1時間、パス・スヴレッタまでが2時間30分と表示されている。
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08:45 2137m 数分歩くと南西方向の展望が開ける。チャンプフェール湖(Lej da Champfèr)とその左上の Piz Murtèl (3433m)、Piz Corvatsch (3451m) が美しい。
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08:56 2145m アルプ・スヴレッタ(Alp Suvretta)まではほぼ平坦で車の通れる道なので、ぐんぐんと進む。このあたりまで来ると、シグナルバーンのロープウエイ麓駅前からも見えた右の ピッツ・ユリア(Piz Güglia / Piz Julier) 3380m と左のピッツ・アルバナ (Piz Albana) がだんだん大きく迫ってきた。
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09:00 2157m 振り返ってシグナルバーンの山上駅を望む。
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09:06 2187m 赤白コースとは言え、このあたりまでなら乳母車でも運動靴でも来られるので、レストランの案内板も客寄せに余念が無い。道標の右にあるのはここから北東へ5分登ったところにあるBergrestaurant Trutzの案内板、さらに右にあるのはこれから我々が向かう西方向へ5分歩いたところにあるParadiso Mountain Club & Restaurantの案内板。どちらもお昼にかけては賑わうのだろう。
冬季用リフトが通じている後ろの山は Munt da San Murezzan 2629m。その山のさらに後ろにあるピッツ・ネイル(Piz Nair)はまだ望めない。 -
同時刻・同地点。南方向を望む。Piz Murtèl (3433m)と Piz Corvatsch (3451m) が雄大に望める。よく見るとコルバッチバーン(Corvatschbahn)の中間駅 Murtèl と山頂駅も見える。左には Piz Sella 3568m が氷河の白い頂きをチラリと見せている。
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09:13 2184m Paradiso Mountain Club & Restaurantが近づいてきた。「ここでのんびりと食事をして景色を眺められれば、確かに Paradiso(天国)だろうなあ・・。」と思いつつ、レストランを通過する。
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同時刻・同地点 道路を挟んでレストランの右側にはこのようなベンチが並んでいる。
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同時刻・同地点。色違いのベンチもある。
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近づいてみると、これらは普通のベンチではない。超巨大ベンチなのだ!高さは3mほどあるだろうか?「Climb at your own risk (自己責任で登ってください)」との警告板が貼られている。N女氏ならきっと登って景色を堪能するのだろうが(笑)、ビビりの我々はもちろん見るだけで通過する。
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同時刻・同地点。おそらくベンチに登ると見える風景。レストランの名前のとおり、まさに「天国」だ。
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09:17 2185m 本日初のマーモットがお目見えだ。が、昨日の「マーモット・インフレ」の影響?でそっけなく撮影して通過する。
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09:19 2188m 右手(北西)にピッツ・ネイル(Piz Nair)の展望台が見えた。本日のハイキングは、あの展望台を右に左に見上げながら進むことになる。
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同時刻・同地点。展望台をアップにすると、シュタインボックの像も小さく望める。
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09:21 2192m またマーモットが現れた。が、無視して通過。
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09:22 せっかくこっちを向いてくれているのに通過・・。
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09:23 2187m 左手にスヴレッタ川(Ova da Suvretta)の谷が見えてくるとAlp Suvrettaは間もなくのはずだ。このあたりから見る、左からPiz Albana、Piz Güglia / Piz Julier、その右肩のユリア氷河(Vadret Güglia)、氷河の右の Piz Gügliet 3159m のバランスが一番良いと思う。さらに右には Corn Suvretta 3071m が白い頭だけ見せている。
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09:32 2206m ピッツ・ユリア (Piz Güglia / Piz Julier) の右肩のユリア氷河 (Vadret Güglia) をアップで。この氷河もずいぶん痩せている。数年後には見ることができなくなってしまうのだろうか。
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09:33 2208m 標高が高くなってくると、南東方向には Schneekuppe 3917m と Piz Roseg 3935m が頭を出してきた。
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同時刻・同地点からアップで撮影。手前の白い頂が Schneekuppe 3917m、その左後ろの黒い頂が Piz Roseg 3935m、さらに左下の黒い頂が Roseg Pitschen 3867mの三つ子山だ。
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09:35 2210m アルプ・スヴレッタ(Alp Suvretta)の農牧小屋が見えた。
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09:39 2210m アルプ・スヴレッタ(Alp Suvretta)に到着。シグナル(Signal)からコースタイム1時間のところを57分で歩けた。
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同時刻・同地点。農牧小屋の車のバンパーに鹿のアクセサリーが付いていたので撮影。
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09:41 2207m 平坦な車の通れる道は農牧小屋の前で終わり、ここからは本格的なハイキングコースになる。
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09:43 2181m 農牧小屋から一度30mほど下ると、チャンプフェールやシルヴァプラナ方面から登ってくるコースと合流する。ここから次の目的地であるパス・スヴレッタ(Pass Suvretta)までのコースタイムは1時間30分だ。
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09:44 2187m いよいよ本格的な登りが始まった。
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09:47 2214m 小さな滝があった。真下から眺めるピッツ・ユリアは小さなアイガー北壁のように見える。
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10:00 2298m 右手の上の方から人の声がしたと思ったら、牛飼いが牛を下ろしてきた。
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10:02 2304m 砂煙を上げながら、たくさんの牛が下りてくるのは圧巻だ。(写真は動画から切り出したもの。)
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10:03 2316m 下りてきたたくさんの牛がハイキングコースを占領してしまい、しばらくの間行く手を阻まれてしまった。(写真は動画から切り出したもの。)
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10:11 2327m さきほど我々を追い抜いていった牛たちがスヴレッタ川(Ova da Suvretta)がせき止められてできた池で水を飲んでいる。
※追記:スイスの掲示板でお世話になっているO氏より頂戴した情報によると、川をせき止めているのは、「スヴレッタ岩石氷河(Suvretta-Blockgletscher)」である。(詳しくは5枚下の写真の説明とコメント欄に記載していただいたリンクをご参照ください。) -
10:12 2324m 池のすぐ先に ピッツ・ユリア (Piz Güglia / Piz Julier) への登り口の分岐と道標がある。
追記:写真左が川をせき止めている「スヴレッタ岩石氷河(Suvretta-Blockgletscher)」。 -
同時刻・同地点。道標のアップ。
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同時刻・同地点。道標の裏側の青白コースのパネル。ここから Piz Güglia / Piz Julier 山頂まで2時間45分と書いてある。
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10:19 2363m 本日のハイキングで ピッツ・ユリア (Piz Güglia / Piz Julier) に最も近づいたあたりから撮影。山頂は中央の低い三角のところ。直線で1.5Kmほどの距離だ。ここから見ると、アパートから見える「お天気山2号」とはずいぶんと違う形に見える。
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同時刻・同地点。振り返ってさきほど牛が水を飲んでいた池方向を撮影。池の後ろには大量の砂礫が堆積しているのがわかる。昔ここに氷河があった跡なのだろうか。
※追記:スイスの掲示板でお世話になっているO氏より、
「スヴレッタ谷でご覧になった「大量の砂礫が堆積している」場所を地図で見ると、アルバーナ峠方面から流れ下っている岩石氷河じゃないかなと思うんですが、如何でしょうか。」
とのコメントを頂戴し、さらに調べていただいた結果、「スヴレッタ岩石氷河(Suvretta-Blockgletscher)」であるとの情報をリンク付きで頂戴しました。(詳しくは下のコメント欄に記載していただいたリンクをご参照ください。)
頂戴したリンクの情報と私が実際にこの目で見たものがまさに同一でしたので、これは「氷河跡の砂礫の堆積」ではなく、「まさに今、活動している岩石氷河」と訂正させていただきます。 -
10:36 2425m のんびりと休んでいる牛の群れに出会った。
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同時刻・同地点。すぐそばを通っても動かない。大きな牛だ。
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10:41 2433m スヴレッタ川(Ova da Suvretta)を左岸から右岸に渡る。写真は振り返って撮影。
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10:56 2499m ピッツ・ユリアをほぼ通り過ぎると、正面やや左(西)に Corn Svuretta 3071m、右(北西)に Piz Suvretta 3143mが見えてくる。
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11:16 2598m 右上に見えるギザギザした岩山が Piz Suvretta 3143mだ。
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同時刻・同地点。右(東)の2つ目のピークがピッツ・ネイル (Piz Nair) だ。
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同時刻・同地点。振り返って南東方向を望む。Piz BerninaからPiz Roseg、チェルヴァ氷河(Vadret da Tschierva)が遠くに望める。
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11:19 2602m スヴレッタ湖(Lej Suvretta)が見えた!Pass Suvrettaももうすぐのはずだ。正面の山は Piz Grisch 3098m。
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11:24 2615m スヴレッタ湖(Lej Suvretta)に到着。南方向を望む。ここから望むピッツ・ユリアはおとなしい山に見える。湖の左奥にSchneekuppe、Piz Roseg、Roseg Pitschenの三つ子山が頭だけ見せている。
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11:30 2618m 湖からすぐにPass Suvrettaに到着。「スヴレッタ峠」と言いたいところだが、ここから西にさらに350m登ったところに Fuorcla Suvretta 2966mがあり、どちらも「スヴレッタ峠」と訳せるので、こちらはそのままPass Suvrettaと書いておこう。道標の真上の山は Piz Grisch 3098m。
シグナル(Signal)からここまで、コースタイム2時間30分のところ、2時間48分で到達できたのは、まずまずの良いペースだろう。 -
同時刻・同地点。道標のアップ。ここには東西南北からハイキングコースが集まる。東に進めば8月7日に登ったシュラッタイン峠(Fuorcla Schlattain)やピッツ・ネイル(Piz Nair)に登れる。我々が向かうコルヴィリア(Corviglia)もこちらの方向、コースタイムは2時間30分だ。
北に進めばベーヴァー谷(Val Bever)を下ってシュピナス(Spinas)に抜けられる。 -
同時刻・同地点。別角度から道標のアップ。西に進むとFuorcla Suvretta の峠を越えて、イェナッチ小屋(Chamana Jenatsch CAS)まで2時間45分。そこからベーヴァー谷(Val Bever)を下ってシュピナス(Spinas)方面に下りられる。ハイジ様ご夫妻はピッツ・ネイルからここを通過してイェナッチ小屋・シュピナス経由でベーヴァー駅まで一日で歩いたと記録している。実に強靭な体力と健脚に驚嘆するばかりだ。
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同時刻・同地点。我々が本日後半に進むのはこの東方向のコース。最初はピッツ・ネイルへの道と同じ道を登ることになる。
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11:35 2622m スヴレッタ湖とピッツ・ユリア(Piz Güglia / Piz Julier)、その右にピッツ・ユリエット(Piz Gügliet 3159m)、一番右に Corn Chamuotsch 3016mが良く望めるところで昼食・休憩にする。
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11:56 同地点。出発の前に西のFuorcla Suvretta へのルートを望む。地図によると、写真の左に見える Piz Suvretta のさらに左を巻いていくようだが、かなりガレていてコースも不明瞭な感じに見える。
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11:57 さあ、出発しよう。午後のコースは午前のコースの一段上を折り返して進む感じになる。
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12:02 2634m 5分ほど登ったところからスヴレッタ湖を望む。誰もおらず、静かな湖だ。
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12:04 2647m シュラッタイン峠(Fuorcla Schlattain)やピッツ・ネイル(Piz Nair)への分岐にやって来た。我々は黄色の一番上のプレートに従って進む。落石注意のマークがついているが大丈夫だろうか?
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同時刻・同地点。道標のアップ。
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12:20 2676m 午前のコースより標高差にして2-300m上を歩くので、午前より見晴らしが良い。右手前に黒い Piz Albana Pitschen 2910m、その左奥に Piz Murtèl 3433m、その左に Schneekuppe 、Piz Roseg 、Roseg Pitschen の三つ子、さらに左に Piz Scerscen 3971mと Piz Bernina 4048mが望める。
左上に見えるのは Piz Nair、その下にこれから歩くコースが望める。(写真は3枚を合成。) -
同時刻・同地点。Schneekuppe 、Piz Roseg 、Roseg Pitschen の三つ子、V字の左にPiz Scerscen と Piz Bernina をアップで。
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12:21 2677m ピッツ・ユリア(Piz Güglia / Piz Julier)、その右手前のピッツ・ユリエット(Piz Gügliet)、一番右下ピラミッド型の Corn Chamuotschに高度的に一番近づいたあたりから撮影。アパートから見る「お天気山2号」とは形も雰囲気も違って見える。(写真は2枚を合成。)
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12:33 2645m ユリア氷河(Vadret Güglia)が一番良く見えるのはこのあたりだが、氷河はほとんど残っていない。氷河の上がピッツ・ユリア(Piz Güglia / Piz Julier)。
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12:44 2663m 左手(北)真上の岩の間にピッツ・ネイル展望台が望めた。
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同時刻・同地点。左右に立った岩の間から展望台が望める。
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同時刻・同地点。右手(南)にはチャンプフェール湖(左下)とシルヴァプラナ湖(右上)が望める。2つの湖の間が Silvaplana-Surlej の村でロープウエイの麓駅が見える。
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12:51 2687m このあたりが本日のハイキングコースの最高高度地点。左に見えるのが Piz Nair Pitschen 2877m。右手にはポントレジーナの東にそびえる山々が望める。右から2番目の尖ったピークが明日近くを歩く予定の Piz Languard だ。
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12:58 2667m ピッツ・ネイル展望台が次第に左後方(北西)に位置するようになってきた。ロープウエイ山頂駅の右下でシュタインボックの像がこちらを向いている。
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13:10 2677m ここからピッツ・ネイルに登るコースとの分岐にある道標。8月7日に登った北側のコースよりも景色はこちらのほうが良いだろう。標高差はコルヴィリア(Corviglia)から山頂まで550mほどで、ここからの残りは350mほど。登るには少し物足りないかもしれない。ちょうど山頂駅にロープウエイが着くところだ。
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同時刻・同地点。道標のアップ。我々を一日見守ってくれた後ろのピッツ・ユリア(Piz Güglia / Piz Julier)とピッツ・ユリエット(Piz Gügliet)とも、そろそろお別れだ。
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同時刻・同地点。道標を別角度からアップで。黄色の2枚めのパネルに従って進む。
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13:29 2620m ピッツ・ネイル (Piz Nair) に登るロープウエイの下をくぐる。コルヴィリア (Corviglia) の建物がはっきりと見えてきた。
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13:32 2609m 右手(南)の展望。右からPiz Corvatsch と Piz Murtèl、ローゼック氷河が良く望める。
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13:39 2572m Alpina Hütteに到着。こちらはヒュッテの裏側で、山が良く望める表側はお客で混んでいる。ヒュッテから右(南)方向・車の通れる道に行きかけてしまうが、ヒュッテのすぐ左(北)側から下りるハイキングコースのほうが近道なのでここは要注意だ。
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13:44 2545m ヒュッテから5分ほど下りたところにある道標。ここから北西に向かえば10分程度・ほとんど標高差無しで8月7日に通ったアルヴ湖(Lej Alv)に行くことができる。
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13:50 2502m コルヴィリア(Corviglia)とマルグンス(Marguns)を結ぶチェアリフトの上駅、Corviglia (Bergstation Marguns)に到着。本日のハイキングも無事終了した。コースタイム2時間30分のところ、1時間53分で歩いたことになる。そんなに早く歩けるはずがないのだが、道標が間違っていたのだろうか?
シグナルからここまでの所要時間は、コースタイム5時間のところ、昼食時間を除き4時間41分だった。珍しくコースタイムを上回れたのは、マーモットに気を取られなかったからだろうか?(笑) -
13:56 チェアリフトの上駅より南東方向を望む。左の三角の山は Piz Albris 3165m。その右下には昨日の後半に麓を歩いた Piz Lagalb 2959mも望める。
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13:58 マルグンスに下りるチェアリフトより撮影。このチェアリフトが夏に運行されるのは珍しい。そのため知名度が低いのか利用者は少なく、マウンテンバイカーの若者が登りに使う以外はガラガラだ。今登ってくる若者はリフトに乗り慣れているのか、横座りになって乗っている。(こちら2人はバーにしがみついているというのに・・。)
正面の山、Piz Padella 2856mは先日マルグーニン(Margunin)の峠からマルグンスに下る時に見上げた山。残念ながら頭が切れてしまった。 -
14:02 マルグンス(Marguns)が見えてきた。ここに来るのは今季3度目。中央の黄色い建物がチェレリーナ(Celerina)に下りるゴンドラリフトの上駅だ。
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14:05 チェアリフトの下駅に到着。ゴンドラリフトに乗り換える。
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14:11 マルグンスからチェレリーナに下りるゴンドラリフト内から撮影。リフトの鉄柱の右に Piz Languard 3262mが望める。
チェレリーナ(Celerina (Talstation Marguns))には14時20分に到着。バス停まで走り、何とか14時25分チェレリーナ、クレスタ・パラス(Celerina, Cresta Palace)発のエンガディンバス2番・ポントレジーナ駅行きに間に合った。ポントレジーナ郵便局に14時38分に到着し、14時45分にアパートに戻った。
GPSによれば、本日のハイキングは歩行距離11.8km。歩行時間4時間41分。(昼食時間を除く。)最高高度2688m。上昇558m・下降200m。累計高度は上昇989m・下降633m。
本日の感想として、「お天気山2号」であるピッツ・ユリア(Piz Güglia / Piz Julier)を一日中、間近かからいろいろな角度・高度で見ることができ、興味深いハイキングができた。午前も午後も南方向が開けた明るいコースなので、周囲の景色が見渡せて気持ちの良いコースだと思った。下りが苦手でなければ、我々とは反対に、コルヴィリアをスタートしシグナルをゴールにすれば、最初に200m登るだけで後はずっと緩い下りとなるので、体力的にも楽なコースだと思える。さらに、そうすればゴール前にParadisoの天国ベンチで景色を望みながらゆっくりと休憩することもできるだろう。
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この旅行記へのコメント (8)
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- なおなおさん 2023/01/21 23:47:40
- 脚長ベンチ、ソソられます!
ゴン太様!物凄く良いお天気で、これはもう、絶好のハイキング日和じゃないですかー。お天気山1号&2号も燦然とキラメキ…まるでお二人を祝福するかのようです。7時35分にご出発されるには、かなり早起きされていらっしゃるのですねぇ。ホテル滞在の方々が動き出す前の静かなひとときをお楽しみになられますよね!早起きは三文の徳…ってことでしょう。ピッツ・ユリアとピッツ・アルバナの堂々たる風格と澄み切った青空が何とも清々しくて、心が洗われる思いです。どんなに腹黒い人でもこの風景に出逢ったら浄化されることでしょう!おーーーっ!赤い脚長ベンチ!もう、目に入った途端「座りたい!」と心は一直線に飛んで行きます。えぇぇぇーっ、座らなかったのですか?何て勿体ないことを!(笑)それにしてもこの脚長ベンチ、5メートルって、2階の天井に近い高さもあるのですね。『座る』というより『よじ登る』に近い感覚。益々、よじ登りたくなりました。自己責任だろうが、例え有料であったとしてもチャレンジしないではいられない私です。(笑)マーモットにも見向きもせず(笑)スルーしてしまうくらいの『マーモットインフレ』を経験されて、もう、満足指数が振り切ってしまわれたのですねー。幸せなことです。目指すゴールやそこまでの道が見えるのは安心感がりますね。真逆にクネクネと入りくんだ峠道もパッと展望が開けた先に思わぬ絶景が待っている楽しみもあったりして、別の良さ、楽しみがそれぞれにありますねー。登り道が多いコースですが、こうして一歩一歩高みに向かい歩を進めると喜びもひとしおかと思います。帰宅してから(整体に行っていました。)おーと様のコメントを読んで、冬の旅行記を拝見したら、あの『脚長ベンチ』が写っていましたね。冬はどの山も雪化粧をしていて雰囲気がまた別物…白き世界のエンガディンは訪れたことがないですが、ムクムクと行きたい気持ちが込み上げてきました。やっぱりエンガディン地方の長閑な風景もまた、心に染み入るような穏やかな美しさがあってイイなぁーーーと、強く恋い焦がれる想いです。素敵なハイキングコースを紹介してくださり、ありがとうございました。続編も楽しみに待っていまーす。
- ゴン太さん からの返信 2023/01/22 04:36:02
- RE: 脚長ベンチ、ソソられます!
- なおなお様
遅い時間にさっそくコメントを頂戴しまして、ありがとうございました。
なおなお様ご命名の「お天気山」、さっそく使わせていただきました。本当に2つの山が見える日は天気が良く、霞んでいたり見えなかった日は芳しくない天気でした。
おっしゃるとおり、スイスの澄み切った空や山々を見ていると、自分の腹黒さが浄化される思いです。その後1年近く生活をしているとまたどんどん腹が黒くなってきます?ので、それをまたスイスできれいにする・・、そんな感じがありますよね。
脚長ベンチの件ですが、おーと様の冬のハイキング紹介を拝見したら、5mは嘘でした。写っている人の身長と比較したら3mほどだとわかり、本文を訂正させていただきました。高いと期待させてしまい、申し訳ありませんでした。しかし、3mでも確かにあれは「よじ登る」という表現が正しいと思います。誰でも無料で登れるのですが、下りる時のことを考えると、残念ながら私どもには無理でした。ぜひなおなお様の「スイス3ヶ月」の際のハイキング候補地にこちらもお加えいただければと思います。
続編はおーと様が「登頂をチャレンジする」と宣言されている??「Piz Languard」の麓までのレポートです。しばしお待ち下さいませ。
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- おーとさん 2023/01/21 22:30:38
- 長閑で良いコースですね!
- お天気も申し分なく、快適にハイキングされたご様子が伝わってきました。
ジグナールからレストラン「パラディーゾ」までは我が家も16年前の冬に歩きましたので、「ふ~ん、夏はこんな感じなんだ」と興味深かったです。「パラディーゾ」には当時も高椅子が並んでました(↓)。
https://aruku-swissalps.net/engadin1.html#chairs
スヴレッタ谷でご覧になった「大量の砂礫が堆積している」場所を地図で見ると、アルバーナ峠方面から流れ下っている岩石氷河じゃないかなと思うんですが、如何でしょうか。
- ゴン太さん からの返信 2023/01/22 04:18:21
- RE: 長閑で良いコースですね!
- おーと様
さっそくコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。
おーと様のホームページは全ページを何回も拝見させていただいているのですが、冬にこちらを歩かれていたことは失念しており、失礼しました。頂戴したリンクのページを再読させていただきましたが、冬のほうがずっと賑わっているのに驚きました。アパートの料金が冬はハイシーズンで夏はミドルシーズンなのも納得できる人の多さですね。パラディーゾのレストランで食事をされたのは良い思い出になっておられるのではないかと思います。
パラディーゾの高椅子、古くからあるのですね。おーと様の写真で椅子と人の高さが比較でき、5mは大げさで3mぐらいだと理解できましたので、おかげさまでレポートを修正させていただくことができ、ありがとうございました。
大量の砂礫の件ですが、実は私も「これって、ムラーユの岩石氷河に良く似ているなあ。」と思ったんです。が、以前おーと様にお教えいただいたエンガディンの4箇所の岩石氷河とは場所が違ったので、「似ているけれど、氷河が衰退したあとの岩屑なのかなあ。」と思った次第です。ハイキングコースのすぐ近くまで流れ落ちてきていて、スヴレッタ川を堰き止めてしまっているあたりの地形はムラーユのものとそっくりな感じでした。
「ヴィーア・エンジャディーナ」を歩かれる時、アルプ・スヴレッタの分岐からは7-800mのところですので、若干遠回りにはなりますが、ぜひおーと様の目でお確かめいただければと思います。
- おーとさん からの返信 2023/01/22 10:44:57
- スヴレッタ岩石氷河
- ちょっと検索してみましたら、幾つかのサイトがヒットしました。やはり岩石氷河で間違いないようです(↓)。
https://www.archiv.geographie.fau.de/wp-content/uploads/2_Nat_Engadin_Suvretta-Blockgletscher_2015.pdf
おっしゃるとおりIUGSの「地質遺産100選」に選定されているのは4ヶ所だけですが、エンガディン地方には約300もの岩石氷河があるらしいです(↓)。
https://www.srf.ch/news/schweiz/welterbe-im-engadin-grosse-ehre-fuer-engadiner-blockgletscher
- ゴン太さん からの返信 2023/01/22 23:01:39
- RE: スヴレッタ岩石氷河
- おーと様
スヴレッタ岩石氷河の情報をありがとうございます。
実は私も昨日検索してみたのですが、全くヒットできなかったのです。「ちょっと検索」しただけで幾つものサイトを見つけられる、おーと様の検索力には本当に脱帽です。
下のリンクは以前にもいただいたものでしたね。その時にしっかりと読んでいればエンガディン地方に300もある、ということがわかっていたはずなのですが、そこのところをきちんと読んでおらず・・、今回もまた、もったいないことをしてしまった気がします。
頂戴した上のリンクによれば、岩石氷河は「土石流」の原因にもなる、とのことで、雄大で素晴らしい、と褒めてばかりもいられないものなのですね。
ハイキングレポートの上記部分、追記させていただきます。おかげさまで正確な記載ができ、とても感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします。
- ゴン太さん からの返信 2023/01/22 23:23:59
- RE: スヴレッタ岩石氷河
- おーと様
上記レポート、3箇所に「岩石氷河」関係の追加・追記をいたしました。ありがとうございました。
- おーとさん からの返信 2023/01/23 11:02:14
- こちらこそ
- 私の方こそ、スヴレッタ谷に川を堰き止めて池を作るほどの立派な岩石氷河があることを教えていただけて、興味深かったです。ありがとうございました。
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