2020/09/10 - 2020/09/10
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Kオジサンさん
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令和2年9月10日 (晴のち曇りのち雨) 甲西駅から近江土山駅
公共交通機関を出発点へ。そして東海道を歩き終えた処から公共交通機関で我自宅へ戻る。
そんな街道歩きの繰り返しです。今回は第4回目で草津線の甲西駅から甲賀市の近江土山駅まで歩きました。土山駅は駅と言ってもバスの乗り場でした。でも、市内巡回バスの中心拠点となっている所でした。朝の内は晴れていました。それが横田渡跡常夜灯に着いた頃、少し雨が降りました。それでもしばらくしたら雨は止みました。野洲川の歌声橋辺りまで来ると本降りとなりました。
今日の計画では田村神社からバスで南草津駅に戻る予定でした。土山町前野地区辺りで雨が降り始めました。南草津駅行きのバスが田村神社を15時10分に出発するなっていました。雨が強く降り出しましたが、このままの調子で歩いていては10分発に間に合わないという苦境に立たされました。それで、飛び込んだのがJAこうか土山支所です。カウンタ―越に「タクシーを呼んで欲しい」と頼みました。南草津に向かいたいと事情を説明したら奥の方の席にいた男性が、この先にバスストップが有り、そこで待てば良いと教えてくれました。そして向かったのが近江土山駅で、支所から5分余りで着き、南草津行きのバスに余裕で乗車できました。この南草津行バスは東土山や土山西口で停車し、近江土山駅でも停車するものでした。土山のアチコチのバス停で乗客を拾い甲賀土山ICから新名神に乗り草津に向かうのでした。
JAこうかに飛び込んで、店内の奥の方に居た男性からバスの事を教えて貰いましたが、雨の中の旅先での親切でした。とても有難く感じました。
JR甲西駅 → 北島酒造 → 針公民館 → 由良谷川隧道 → 新田道道標 →
夏見一里塚 → 大沙川隧道 → きずな街道休憩所 → JR三雲駅 → 横田橋 →
横田の常夜燈 → 泉一里塚 → 舞込橋 → 地蔵尊 → 北脇縄手と松並木石碑 →
美富久酒造 → 水口宿西見附跡 → 林口一里塚 → 水口石 →
ひと・まち街道交流館 → 石橋 → 水口宿本陣跡 → 問屋場跡 → 高札場跡 →
水口宿東見附跡 → 松並木 → お休み処「郷の里」 → 今在家一里塚 →
土山宿今宿石碑 → 眞風軒石碑 → 反野畷石碑 → 近江土山駅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
trapicsから配布されたコース地図です。
今回も、trapicsは関係ありませんが、引用させて貰いました。
石部家宿の近く。
草津線の甲西駅から土山宿が有る近江土山駅まで歩きました。 -
trapicsから配布されたコース地図その2です。
-
草津駅の1番ホームです。
8時02分発の柘植行き普通列車が入線していました。 -
(08:24)
甲西駅に着きました。
通学の時間帯なので高校生がドット降りました。 -
(08:38)
甲西駅前です。
前回、歩くのを止めた交差点へ来ました。
ここから東海道を歩くのを再開します。 -
歩き始めました。
この辺り、湖南市針地区です。 -
北島酒造です。
軒に杉玉が下がっていました。
「御代栄」というのが代表銘柄なのでしょう。 -
(08:48)
由良谷川のトンネルが見えました。
右は天井川だった由良谷川を改良して平らな川にしたものです。 -
由良谷川のトンネルの中から、これから歩いて行く先を眺めました。
-
湖南市夏見地区を歩いています。
-
(08:55)
夏見公民館です。
建物にトイレのサインが付随していました。
街道歩きの人のために開放しているのでしょう。
トイレが有り、解放されていて街道を歩く人が利用させて貰えました。
使わせて戴き有難かったです。 -
夏見の一里塚です。
-
またまた、トンネルが見えてきました。
大沙川のトンネルです。 -
「大沙川の隧道」の解説板がトンネルの手前に設置して有りました。
天井川で高くなっていますが、道が付けて有り、登って行くことが出来ました。そして、登った先に大きな「弘法杉」が有りました。 -
(09:13)
トンネルを出たところ。
休憩所が設けて有りました。「きずな街道休憩所」です。
額に入った写真は歩け歩けの大会だろうか。開催した時の写真でした。 -
草津線の線路を渡りました。
-
(09:35)
草津線の三雲駅です。
まだ、新しい駅でしたが、橋上駅となっていました。 -
横田橋を渡っています。
Googleでは県道13号線となっていますが、ロードサインは1号線。
どちらが正しいのだろう。 -
(09:56)
横田の渡し常夜灯です。
大きくて立派な常夜灯でした。
この辺りで雨が降り始めましたので、カッパを着ました。
ここから水口宿へ向かったのです。水口宿に行くには常夜灯から南にいかねばならなかったのですが、道を間違え県道を南西方向に歩きました。アレっ、おかしいぞと思い自動車修理工場のつなぎ服を着た男性に聞いたら、道を間違えていました。
道を戻り、修正できました。 -
歩く方角を修正して歩く事、数分で一里塚の所へ来ました。
泉の一里塚です。 -
(10:15)
甲賀市水口町泉地区を歩いています。
松並木で数本の松が並んでいました。 -
甲賀市水口町柏木地区を歩いています。
この辺り、道が真っ直ぐとなっています。 -
歩いていて何箇所か石仏を見かけました。
行路病死した人の物だろうか。
もともと彫の浅い石碑で字が読めなくなっています。 -
甲賀市水口町西林口を歩いています。
この先にも造り酒屋。
美富久酒造が有りました。 -
(11:00)
五十鈴神社の横です。
林口の一里塚の石碑が有りました。 -
「甲賀市ひと・まち街道交流館」です。
入口の案内看板。郷土史の冊子やピンバッヂなど土産物を置いてあり、観光ボランティアが常駐していると書いてありました。 -
交流館の入口です。
館内へお邪魔します。 -
館内です。
民俗文化財的な品々。
壁に貼られているのは曳山の写真です。
毎年4月に水口曳山祭りがおこに割れるが、今年はコロナで中止となったとボランティアの男性が話していました。 -
水口宿の中を流れる「馬渡川」に架かる石橋です。
この近くには近江鉄道の石橋駅が有りました。 -
橋の横に設置して有った石橋の説明板です。
-
(11:25)
三筋の町の入口です。
ここから町内を3本の道が通っています。
3本も道が有るのは攻め入った敵がどちらへ向かえば良いのか迷わせるための物だろうか。
左が本来の道です。
右の道に行っても、先で一緒の道になります。 -
宿場町の中です。
左側の趣のある家屋。
税理士事務所でした。
そして右側は郵便局。宿場町の雰囲気を壊さないように努めています。 -
三本筋の終点へ来ました。
三本の道が再び1本の道となります。
そこには高札場が復元して有りました。 -
本陣跡へ来ました。
水口宿について解説して有りました。 -
民家の玄関に有ったサギソウの鉢です。
-
(12:13)
東の見付まで来ました。 -
甲賀市水口町今郷に有った「小鈴鹿峠 お休み処 郷の里」 と言う休憩所です。
-
(13:03)
休憩所の内部です。
東海道を旅していて、ここで休憩しに立ち寄った人たち。
街道歩きでの色々の思いが残されていました。 -
今在家の一里塚です。
-
曲がった道。
旧街道の雰囲気が有ります。 -
(13:45)
前方から街道歩きの男性が歩いて来ました。
大津宿を出発してから街道歩きの姿を人と出会うのは初めての事です。
瀬田唐橋辺りでザックを背負った人を何人か見かけましたが、街道歩きの人か否か判りませんでしたので声を掛けなかったです。
前方からの人は間違いなく街道歩きの人です。 -
左がHさんで右がKオジサンです。
Hさんがスマホで撮影し、送ってくれました。東海道と中山道を並行して歩いているのだと話していました。そして東海道を17日間で歩き通したと教えてくれました。
17日で踏破するとなると、1日当たり30キロから35キロはあるいたのでしょう。
凄い健脚の人です。 -
(14:24)
甲賀市土山町前野地区です。
土山に入ってきて茶畑が多くなりました。
沢山の茶畑を見かけました。
この辺りに来て、遂に雨が降り出しました。 -
(14:51)
雨が本格的な降り方となってきました。
左にロードサインが有り、道の駅 あいの土山 2キロとなっています。
この後。
冒頭に書いたような状態で有り、タクシーを呼んで欲しいと思い「JAこうか土山支所」に飛び込みました。 -
(15:09)
近江土山駅です。
駅と付いていますが、バスの駅です。
基幹的なバスと市内巡回バスのステーション的な役割をしていました。
このバス停。Googleで検索して出てきた建物と異なります。その建物は古い建物です。新しい建物に建て直したのでしょう。
JAこうか土山支所から近江土山駅へは余裕で来ることが出来、汗で汚れた衣服を着替えることが出来ました。
JAこうかですが、漢字ならJA甲賀となるのですが、甲賀市の正しい呼び方が「こうか」です。三重の伊賀に対して滋賀の甲賀なのですが、こうかと入れて変換を押しても甲賀になりません。こうがと押して変換すると甲賀になります。「こうか」は市の条例で決まっていますが何故「こうが」にしなかったのだろう。 -
今日の歩行数です。
3万歩余り。
25キロほどを歩きました。 -
(15:13)
南草津駅行きのバスが定刻通り来ました。 -
バスがJAこうか土山支所の前を通過しました。
-
(15:37)
新名神の近江大鳥橋です。 -
(15:56)
南草津駅まで来ました。
乗って来た甲賀流忍者バスです。
バスに乗っていたのは私だけでした。このバス、12人乗りだと教えてくれました。土山町から京都や大阪へ向かうのに便利なバスだと思いました。
乗車したのが15時13分で下車したのは15時56分でした。40分程の乗車時間。しかも新名神を走ってくれるバスです。そのバス料金が500円とお安い金額でした。ただ、このバス土日は運行していません。 -
米原駅で乗換えです。
最後に
朝の内はマズマズの天気だったのがゴールする頃になって崩れてきました。本格的な雨の降り方となって飛び込んだのがJAこうか土山支所でした。南草津駅行きの出発点が田村神社となっていました。このままの歩行速度では間に合わないと思い、土山支所へ助を求めて入りました。バスは田村神社だが、町内のバス停で拾って行くものでした。頭が凝り固まっていて、どうしても田村神社へ行かねばならないと思い込んでいました。
この先にバス停が有ると教えてくれた男性。旅の上での心細い状態から脱することが出来ました。
これからも東へ向かって歩きますが、今回の出来事は忘れないでしょう。
歩く途中。Hさんと出会いました。
その時の気持ちは同志と出会えたという感じでした。
草津川が天井川だという事は知っていましたが、今回歩いたところで、家棟川、由良谷川、大沙川も天井川だという事を知りました。それに、奈良時代に山の木を伐り出した結果、天井川となった知りました。こんなことは、現地を歩いたから知ることが出来たことです。
今日の経費
青春18きっぷ 2,410円
カップ麺 95円
菓子パン 110円
スポーツ飲料 51円
秋味、バタピー 436円
コミニティバス 500円
合計 3,602円 -
これが青春18きっぷです。
8月29日、9月1日。そして今回。9月10日に使いました。この切符が使えるのが9月10日まででして最後の日の使用でした。
9月6日はカミさんと高山へ行ってきました。
https://blog.goo.ne.jp/gifu2212/e/7cb936629eb94a5bdf6dc757e2463286
青春18きっぷが使えるのは9月10日までです。
暑い時期の利用は避けて、利用できる期間の終わり頃に使い始めました。
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