2014/12/20 - 2014/12/20
69位(同エリア495件中)
さっくんさん
先日出逢ったタクシーの運ちゃんから情報を得て、バイクタクシーにニケツして、アラマプラ、インワ、ザガインと言う三つの古都を訪れました。
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良い一日になりそうです!時間にルーズな海外であっても、バイクタクシーとか運転手さんは時間に正確です。此方が遅刻する様ではいけません。
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でも朝食はガッツリ派です。
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運転手さんはサービス満点。最初の目的地へ向かう途中、マンダレーの見所に寄ってくれました。マンダレー散策を変更して郊外散策に変えたので、ちょっとマンダレーにも未練があったので、この配慮は嬉しかったです。
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運ちゃんが連れて行ってくれたのはマハムニ・パヤー。マンダレーでも重要な寺院だそうです。
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ミャンマーの敬虔な仏教徒が次々と金箔を貼っていくので常にキンキラキンです。
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アンコール・ワットの象の像をアンコール王朝に侵攻したアユタヤが持ち去り、そのアユタヤに侵攻したミャンマーの王朝が像を奪い、アンコール王朝の象は此処まで旅して詣りました。
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それにしても様々なものを奪っています。そしてミャンマーのお宝、奪った戦利品の多くは、今度はミャンマーを植民地としたイギリスの大英博物館へ…古今東西変わりませんね。
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表参道も大にぎわいです。
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民芸品を作っています。
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人形劇に使われる人形達。
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さて、今日一日で巡る三つの街はどれも首都となった重要な街です。日本でも平城京、平安京以外にも幾つも短命に終わったけれど遷都が繰り返された時代がありましたが、理由はともあれマンダレー近郊でも遷都が繰り返された歴史があり、今日はその足跡を辿る旅と言う訳です。
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先ず最初に訪れた古都はアマラプラ。マハーガンダーヨン僧院にて少年修行僧の集団での食事を見学させて貰うと言うもの。
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この儀礼中にちょっと、否とても赦せない事がありました。白人のBBAが一眼レフに無駄にゴツいズームレンズで、行進する少年僧侶に張り付く様に上から下から撮影し始めたのです。伝統行事に敬意の欠片さえない、それどころか侮蔑する様な行為で見ているだけで胸糞悪かったです。
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此処だけでは無く、チベットでもそんな事ありましたし、京都の舞妓さんに対しても酷い有り様でした。旅をするなら、その国の人々や伝統に敬意を払う、少なくても気を遣うのは人として当然の事に思います。
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お互い笑顔で!
それが旅の鉄則です。 -
ウーペイン橋と言う世界最長の木造の橋です。夕陽で有名な場所なので、その時また訪れる予定です。
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続いて向かうは三つの古都の中では一番長期政権を誇ったインワに向かいます。
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インワへは通常渡し船で渡り、其処から馬車で散策するのが一般的な様ですが、運ちゃんは自分のバイクで見所を回ってくれました。これは時間的にもお財布的にも非常に助かりました。
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インワが放棄された理由は地震による被害だったそうですが、他の二つの都市と違い、インワは放棄されて以降街も放棄され、今では遺跡と化して水と緑の大地に仏跡や僧院跡が点在しているのですが、その寂れ具合と自然の景観のコラボが素敵でした。
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王宮の門が残されていました。
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此方は人気の仏塔なのでしょうか?しっかり金ぴかに修復されています。
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ヤタナーシンメ・パヤー。
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アユタヤを彷彿させる寂れ具合が素敵な寺院跡です。
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此方もアユタヤと共通点を感じます。
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此方は白亜に化粧されています。何を基準に金ぴかと純白に別れるのでしょう?
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各見所の間は自然に還った原野を疾走します。
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古都散策と言うよりも遺跡探訪です。
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マハーアウンミェ僧院。木造が主流になった時代に築かれた煉瓦造りの僧院。煉瓦作り故に遺跡感マシマシです。
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マハーアウンミェ僧院の仏塔。
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何とも言えない重厚感のある僧院です。
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僧院の門です。
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僧院内部。煉瓦や石造りだとどうしても内部は狭くなります。
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この僧院の主様です。
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ナンミイン監視塔
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白亜の立派な仏塔が並んでました。
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凄く快適なバイクタクシーですが、トゥクトゥクの様に客を乗せる改造等何も無しの単なるニケツですから、安全性を危惧してかミャンマーでは禁止されつつあり、バガンでもヤンゴンでもありませんでした。マンダレーでも時間の問題かもしれません。
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遺跡とは言え敬虔な仏教国でもある為、重要な寺院は国がやらずとも維持管理されています。が、その方法が昔のままでは無かった事が、バガン遺跡の世界遺産認定を遅らせる要因のひとつとなりました。
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しかし私には異論があります。それが伝統が途切れ、字の如く遺跡と化しているなら、それに現代的価値観加えるのは勿論反対です。しかしミャンマーでは庶民の信仰の場として生き続けています。生きているのであれば、時代の変遷と共に自然と変わっていくものについては受け入れても良いのでは無いかと思います。
我々が感じる遺跡はこうあるべきだ!を押し付けるのでは無く、彼等が伝統を守り、後世に受け継いでこその世界遺産だと思います。 -
バガヤー僧院。此方はチーク材製です。
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バガヤー僧院の仏塔。
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此方が主様。
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農家の方が水牛の引く牛車に揺られてます。
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仏塔の基礎部分のみが残されています。
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大自然の中、仏塔が土へ還ろうとしています。
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イラワディ川を挟んだ対岸は、次に訪れる古都ザガインです。
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18世紀に首都となった事もあり、マンダレー同様丘には無数の仏塔が建つ聖地です。
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そんなザガインですが、マンダレー同様インパール作戦の進路であった事から、その道には無数の日本軍兵士の亡骸に埋め尽くされ、白骨街道と呼ばれたそうです。
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そして2022年初頭、再び悲劇がこの聖地を襲います。軍事政権による虐殺が行われたのです。訪れた地にこの様な事が起きるのは本当に精神的にキツイです。
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此方は寺院では無く仏教の学校です。
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内部に鎮座する仏様。
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綺麗な曲線の仏塔です。
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ザガイン・ヒルに登ります。
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勿論裸足で登ります。
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裸足で登るのは結構しんどいです。
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ミャンマーの仏様の幾つかには電飾で後光が表現されているのには驚きました。
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とても印象的な仏塔が大平原に鎮座しています。
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やっと頂上に達しました。
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裸足で登ってきた長所は、こうした場所で胡座かいて休める事です。
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遅めのランチです。
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テーブルの下では猫様が「早く我等におこぼれを与え徳を積みなされ!」と見つめています。
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頂上のサンウーポンニャーシン・パヤーの仏様。
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ザガイン・ヒルからの眺めを楽しみます。
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ザガイン・ヒルの山頂に無数の黄金の仏塔が輝いています。
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仏塔の数ならマンダレー・ヒルを圧倒します。
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ザガインは首都としての期間は短いものでしたが、仏教の聖地として栄え続けました。
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様々な仏塔がザガインの大地に咲き誇っています。
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日本のお稲荷さんに奉納する鳥居の様な案配で奉納し続けた結果なのかもしれません。
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だとすると、金ぴか率は奉納した人の所得の差?
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ザガイン・ヒルを降りて運ちゃんが日本人にお勧めなパヤー連れていってくれるそうです。これだけパヤーがあって、どんなお勧めなんでしょう?
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この寺院の名前はカウンムードー・パヤーです。
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しかし運ちゃん曰くこの寺院の名前は「オッパイ・パヤー」だそうです。誰ですか?そんなインチキを吹き込んだのは!犯人は日本人に間違いない(笑)
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おっぱいパヤーの仏様です。
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イチオシ
ザガイン・ヒルを降り、夕陽を眺めにアラマプラに戻りますが、既に後ろ髪を引く光景。
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仏塔建ち捲りでまるで現代版バガンのザガイン・ヒルを眺めます。
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陽が暮れていきます。夕陽に定評があるアラマプラに急がないと!
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あ!ちょっと待って!
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後ろ髪引かれる光景の連続。
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名残惜しそうに振り返る私。
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運ちゃんは、ちょっと焦り気味です。
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あ!今度はお祭りの山車に遭遇しました。
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アラマプラのウーペイン橋に戻って来ました。大勢の観光客が集まっています。
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木製の橋は耐えられるのでしょうか?
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さてもうそろそろ太陽のショーが始まります。流石運ちゃん、待たせる事無く、遅れる事無く、これぞプロの仕事です。
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なんか青春の1ページを見ている様な…。
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夕陽鑑賞の為沢山のボートも出撃します。
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素敵な枯れ木を発見しました。
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イチオシ
やっぱり有名スポットなのでしょうか?次々とボートがやって来ます。
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そんなボートも良い被写体です。
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枯れ木に花を咲かせましょう。
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静かに、蕩ける様に、陽が沈んでいきます。
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クライマックスが訪れました。
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静かに
静かに
陽が沈んでいきます。 -
陽が沈みました。
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夕焼けこ焼け♪の歌が脳裏に流れます。
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ノスタルジックな気分に浸りました。
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楽しかったツアーが終わろうとしています。
楽しかった一日が幕を閉じていきます。 -
ツアー終了後も運ちゃんはサービス満点で寺院等に立ち寄りながらマンダレーに帰りました。
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ヤンゴンに到着です。はっちゃけ過ぎて私も運ちゃんも腹ペコでしょう。ミャンマーは物価も安いのでチップより食事です。
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それに一人の食事より二人が楽しい。そして世界各国共通、運ちゃんお勧めの店に外れは無いのです。
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やっぱり運ちゃんお勧めは間違い無しでした。そして楽しい夕食となりました。
最後までご覧になってくださり、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (5)
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- TKさん 2023/06/04 11:24:56
- 早くミャンマーが平和になるように!
- さっくんさん
こんにちは。
ミャンマーの旅行記楽しませていただきました。さっくんさんの旅行記に登場する平和だったころの、ミャンマーの人々。タナカを顔に塗ったお嬢さんたちの活き活きとしたお顔。遊びたい盛りの子供修道僧の健気にも凛々しいキリっとしたお顔の托鉢風景。ウーペイン橋の燃えるような夕陽。パゴダが美しく点在するバガンのパノラマ。そして、とても美味しいミャンマーのお料理。(期待以上ですね)
あんなに、平和だったミャンマー。昔の美しい風景は健在でしょうか。醜い権力争いの犠牲になっているけど、たくましいミャンマー人のこと。いつか、幸せを勝ち取ることでしょう。
また行きたい国の一つです。
さっくんさんのお陰で、民主化が始まり、これから頑張るぞ!と、活き活きしていたころのミャンマーの思い出が蘇りました。
ありがとうございます。
TK
- さっくんさん からの返信 2023/06/10 21:48:18
- Re: 早くミャンマーが平和になるように!
- こんばんは
コメントありがとうございます。お返事遅くなってごめんなさい。
ミャンマー、民主化して平和だったミャンマーはたった10年しかありませんでした。まさか軍事政権時代に後戻りしてしまうとは…。ウクライナ紛争の影響で、世界の支援も受けられず厳しい状況が続いていると思います。一日も早く彼等が平和に過ごせる日がくる事を願います。そして再訪したいと思います。
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- miさん 2022/07/31 21:10:18
- 夕暮れ時の橋の上の人影
- の写真、とても、よいですね。
最後の運転手さんの姿を見て、あたたかく心優しきミャンマーの人たちのことを思い出しました。ありがとうございます。
ミャンマーにも早く平和が訪れますように。
- さっくんさん からの返信 2022/08/01 19:34:27
- Re: 夕暮れ時の橋の上の人影
- コメントありがとうございます
ミャンマーの人達、素朴で暖かいですよね。敬虔な仏教徒だからか、常に自分より人の事考えてる。今の日本に慣れてしまうと中々出来ない事だと思います。過去の旅を振り返ると本当もっともっと世界が目を向けて欲しい国々がいっぱいあります。勿論ミャンマーに平和が訪れて、もう一度再訪出来る日を心待にしています。
- miさん からの返信 2022/08/01 20:37:20
- Re: 夕暮れ時の橋の上の人影
- さっくんさんの旅行記は写真も感性もすてきなので、とても楽しく、また色々感じながら読ませていただいてます。
コロナ以来、旅に出ていないので、さっくんさんの旅をみて、擬似体験させていただいてます!(^-^) 感謝
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