2019/04/26 - 2019/04/26
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モボ101さん
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2019年のゴールデンウイークは10連休。出発を1日と数時間前倒しすると経由便ながら羽田→コペンハーゲン、フランクフルト→羽田のオープンジョーで、サーチャージや税もコミコミ8万円を切る航空券を見つけたのが前年の6月。羽田発や現地発の時間帯も良いので、まだ出発が10ヶ月以上先ではあるものの、先手を打って迷わずゲット。
往復の機中泊を含めると11泊12日、現地滞在正味10日の旅の入り口にコペンハーゲン、出口にフランクフルトを選んだんだのは、デンマークとドイツの間の海峡で列車を連絡船(フェリー)に乗せて航送する渡り鳥ラインと呼ばれるコースに乗ってみたかったから。
デンマーク訪問は、1995年以来実に24年ぶり。ユトランド半島と多くの島々からなるこの国の鉄道は、連絡船で海を渡っていたものが、今では海底トンネルや橋で直接結ばれるように。
0日目
羽田から夜便で出発。
1日目午前 その1
深夜の乗り継ぎ便で、朝のコペンハーゲンカストロップ国際空港着。入国後は国鉄の電車でコペンハーゲン中央駅。市庁舎前広場からストロイエ、スロッツホルメン等の散策です。
https://4travel.jp/travelogue/11729848
1日目午前 その2
コペンハーゲンからデンマーク国鉄のインターシティーでオーデンセへ。
https://4travel.jp/travelogue/11729977
1日目午後 その1
オーデンセにあるデンマーク鉄道博物館の見学。
【この旅行記です】
1日目午後 その2
童話作家アンデルセンの生まれた街オーデンセを散策後インターシティーでコペンハーゲンへ。
https://4travel.jp/travelogue/11731030
2日目午前
デンマークの首都コペンハーゲンから列車でエーレ海峡を渡りスウェーデンのマルメへ。
https://4travel.jp/travelogue/11734827
2日目午前
コペンハーゲンから列車代行バスとフェリーによる列車航送を経てドイツへ。
https://4travel.jp/travelogue/11738083
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
PR
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オーデンセは、童話作家アンデルセンの生まれた街。でも、私がオーデンセに来た目的は鉄道博物館。駅の北側は、再開発で綺麗になっていますが、昔は機関区をはじめとする国鉄の施設があったのでしょう。ターンテーブルを囲んで、北欧最大級のデンマーク鉄道博物館があります。
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こちらが駅の北側。再開発で駅舎を新しくしたときに、裏側にも駅の出入り口を設けたものと推測します。立派な建物の上層階は立体駐車場。
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駅から道路を隔てた向かい側へ、徒歩1分で鉄道博物館。コペンハーゲンからこの地に移転したのが1975年。扇形庫のあった場所に整備した館内には、かつてデンマーク国鉄DSBで活躍した車両が50両以上並んでいます。
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階段を上がって二階から。鉄道員や乗客の人形を配置して昔の情景を再現しているものの、狭いので写真は撮りにくい。
デンマーク鉄道博物館については、別のコーナーで詳細に取りまとめているので、ここでは主な展示のピックアップをご覧いただくことにして、一部に重複する写真もあるのはご容赦ください。 -
1847年に、初めてデンマークに鉄道が開通したときの蒸気機関車、ODIN号のレプリカ。
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テンダ機間車H型40号は、1868年の英国製。デンマークに現存する最古の蒸気機関車。煙突に国旗と同じ配色の鉢巻きを締めています。
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テンダ機関車G型78号は1875年、ドイツ製の蒸気機関車。
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木造の雪かき車。
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雪かき車を押すのは、1882年のドイツ製蒸気機関車。
その後ろに置いてあるのは、インターシティーのMF型ディーセルカーのモックアップ。 -
O型318号機は1898年、ドイツ製。
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タンク機関車Q型345号は1943年、デンマーク製の蒸気機関車。
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1862年製の客車。標準軌だけあって、日本の明治時代のマッチ箱に比べ、特に横幅が大きい。職員が塗装の修復作業中
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コペンハーゲン周辺で輸送力を増強するため、19世紀後半に導入された二階建客車。
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人形の身長と比べると、車内の天井が低くて窮屈そう。
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1937年製の郵便車。走行中の車内で郵便物の仕分けを行っていたようです。
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1900年製の、デンマーク王のお召し列車の客車。
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窓から見たサロンカーの車内。
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酪農王国デンマークらしく、食肉を輸送する貨車。
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左の2つの鐘は発車の合図でしょうか。右には幹部の視察用なのか、4輪自転車。
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入れ換え用の小さなディーゼル機関車。
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かつては、電化区間は首都コペンハーゲンの周辺だけで、国電が運行していました。1934年製の初代エストー。
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1970年代に流行したバックパッカーの若者達と、
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彼らが乗ってヨーロッパ中を旅した国際列車の客車。
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車内は1室6人のコンパートメント。
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紳士・淑女が乗るのは、
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ストックホルム-コペンハーゲン-パリ間に、オリエント・エクスプレスのワゴン・リ社が運行していたノルド・エクスプレス、北急行の個室寝台。
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これらの国際列車のみならず、国内の列車も本土と島々の間を連絡船に乗せて航走していました。
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HOゲージのジオラマも。
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屋外にも保存・展示されている車両があります。営業路線につながっているので、特別列車で運行する動態保存車かもしれません。
蒸気機関車を置き換えるため、1950年代に導入されたスウェーデン製のディーゼル機関車。 -
右は同じく1967年スウェーデン製のディーゼル機関車。左は1935年製のディーゼルカー。
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流線型のディーゼルカーは3車体連接車で、両側先頭車の運転室の後ろは機関室。ホイールベースの長い台車を履いています。
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両運転台のディーゼルカー。手前側の運転室の後ろに機関室と荷物室があり、客室は車体の半分ほど。1954号は1935年製。
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同じ型式で1846号は1954年製。こちらは客室側。これらのディーゼルカーは、1~2両の客車を牽引していたらしい。
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重い機関室側は3軸ボギー台車。
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子供達の歓声を乗せて、ミニ列車が運行中。
デンマーク鉄道博物館については、こちらで詳細にご紹介しています。
https://4travel.jp/travelogue/11704801
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旅行記グループ デンマーク・ドイツ鉄道の旅 2019年のゴールデンウイーク
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