2017/04/25 - 2017/07/19
345位(同エリア506件中)
おくさん
フィステラの道10 サンチャゴへ Fisterra - Santiago
7月14日
フィステラのアルベルゲ POL FIN。今日はサンチャゴへ戻る日だ。7時過ぎに起きるがパッキングを済ませたら何もすることがないのでベッドの上でごろごろしている。イベリア半島最北の海岸でなのか、7月半ばなのに朝晩は寒いくらい、て言うか確実に寒い。フェイスブックで日本は真夏だと教えてもらい、帰ってきたら暑くて参るよと言われるので、暑さに弱い私は少しびびる。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ベッドでのんびりしている所へ愛想の悪いつるぴか禿げ丸君がやってきて、今日も泊まるのかと聞いてきたので、ノと一言伝えたらニコリともしないで行ってしまった。相変わらずなやっちゃな、おまえ客商売には向いてないからな。
昨日、咳止めを2個上げたドイツ青年はその後一度も咳をしてないので薬が効いたようだ。やっぱりドイツ人に咳止めはてき面に効くらしい。前の晩は咳と共に凄いイビキもかいていたが、それもピタッと止んでいた。咳とイビキは何かしら関係があるようだ(根拠なし)。何にしても静かな夜だったのでお互いに喜ばしい。フランスおじさんは今も軽いイビキをかいて寝ている。今日は私と同じバスに乗ってサンチャゴへ帰る筈だが呑気に寝ているところをみると、朝イチのバスでもないのかな。 -
チェックアウトして広場へ行ってみる。風も冷たいし温かいのが飲みたいので、2年前にイーデンとお茶したカフェでコラカオ1.5ユーロを飲んで時間つぶしをする。やっぱり座っていると寒いのでフリースを引っ張り出して着ておく。スペインの夏はフリースも必需品。
-
お婆ちゃんのパン屋が9時に開いたので、エンパナーダとクリームサンドで2ユーロを購入する。港の岸壁沿いにある石のベンチに座って朝飯にする。そうこうしている内にバスの時間が迫ってきたのでバス停に移動。バスはすぐやって来て、9時半になったら乗車開始しだした。チケットは昨日買っておいたが、ほとんどの人たちはバスに一歩乗ったステップの上で運転手から直接買っていた。私も昨年は同じだったが、やっぱり前もって買っておいた方が金のやり取りをしなくて済むので気楽な気がした。先頭の席をゲット、隣におばさんが座ってグラチエと言ったのでイタリア人だ。数少ない知ってるイタリア語からプレーゴと言ってみる。フランスおじさんはまだやって来ないので、ぎりぎりに来る積りなのかなと、少しハラハラしてみる。結局、おじさんは来ないままバスは出発してしまったので、次の11時45に乗る積りか。
-
サンチャゴの大きなバスターミナルに戻って来た。徒歩なら数日掛かる行程がたったの1時間半。ここはサンチャゴで一番大きなバス停(と言うか、ここしかないらしいが)なので今後のために何処の町までどういう時間で行けるのか情報収集しに2階のチケット売り場へ行ってみる。だが、行き先や時刻表の類なんか一切なくて、あるのは行くことができる外国の旗だけだった。何つぅ大雑把、大雑把スペインここに極まれり。
-
ポルトガル、ドイツ、フランス、イタリアなど、EUの主だった国へ行けるのが分かっただけだった。チケットを買う段になって、いちいち係と相談しないとならないのか!?だったら物凄い時間のロスが一人一人に発生しそうだな。
来年は銀の道を歩き通してサンチャゴに到達したら、その足でリスボンへ移動したいのだが、バスより好きな列車移動だとサンチャゴ、ビーゴ、ポルトと乗換えが必要なのに対して、バスだと直通があるらしい。だったらバスで決まりだ。普通、列車よりバスの方が安いし。 -
バスターミナルからアルベルゲ・メノールまでは歩いて20分ちょい掛かる。暑い中をフーフー言いながら12時到着。予約してあるので受付も簡単。もっとも予約してなくてもメノールのチェックインは簡単だけど。2泊で28ユーロと夏休み値段で今日も高めになってる。ベッドは2階のC2048なのでラッキーだ。メノールのベッドルームは2階と3階があって、日本で言えば更に+1階だ。天井が高く階段の段数が多いので、疲れた時にはこの1階の差がかなり大きい。1時半までは掃除の時間なのでベッドルームには入れないのが辛い。早くシャワーを浴びたいので地下にあるシャワールームを使おうと行ってみたが、すべてのドアには鍵が掛かっていて使うことができなかった。くそ。
-
オブラロイド広場へ行ってみるが顔見知りなんて皆無。そりゃそうだ、プリミティボの道から到着して既に10日経っているのでみんな故郷へ帰ってしまっている。分かってはいたけどちょっと寂しい。カテドラルは相変わらず絶賛修復中なので写真を撮ってもしょうがない。そろそろ土産を買う時期になってるのでキーホルダーの市場調査をやってからアルベルゲへ帰る。
-
キッチン兼食堂はとても広いし鍋釜も充実している。ただ、今までは置いてあったガラスのコップがみんなプラスチックに代わっていた。ガラスのコップでビールを飲むのが大好きな私にはとても残念。写真は今日の昼夜兼ねた食事。今日のポイントはキウイでしょうか。これで合計500円くらいかな?節約食事続行中。
-
さてさて、今日のベッドルームにはイビキ大王が2つ隣のベッドにいた。あまりに煩いので毛布を掴んで廊下に置いてあるソファへ移動して寝ることにする。寝られないベッドに居るよりかこっちの方が何ぼかマシだ。
深夜、懐中電灯の明かりで起こされると、見回りの男性だった。豚の鳴き声を真似てイビキで寝られないと伝えてみる。ベッドの配置表を持っていて、あなたのベッドはどこかと聞くので指差したら行ってしまった。既に十数泊したメノールだが、夜回りがいることを初めて知った。
サンチャゴ2日目 Santiago
7月15日
キッチンに下りて昨日の残りの食料で朝飯。カット野菜とチョリソーにパン。キッチンにあったインスタントコーヒー。ここのキッチンは前の巡礼が置いていった食料が結構あるので何かと便利することがある。サラダ用の塩の小袋とビネガーらしき小物を次回用にゲットしておく。こないだムシアで食べた粉砕ラーメンがあったので、これも1袋もらって後で食事の足しにしよう。
9時過ぎにカテドラル方面に行ってキーホルダーの価格チェックをまたする。お土産の屋台がそこかしこにあるが、屋台だからと言って安いと言うことはないようで、むしろ高い。最低1ユーロからあるが、1ユーロのは安っぽいな。2ユーロのはまずまず。 -
北の道を歩いてきたと言う日本人男性、Tさんと会えたので道端でお喋り。同僚に同じ名前の人がいて、タナちゃんと呼んでたと言ったら、自分もそう呼ばれているとのこと。Tさんによると北の道で会った日本人はヒザを故障したので巡礼を途中で止めて日本に帰ってしまったそうだ。そりゃ死ぬ以外で最悪だな。私も銀の道でヒザを故障して3日間足を引きずって歩いたけど日本に帰ることは考えたこともなかった。帰りの飛行機チケットは一番安いヤツなので便変更が出来ないと言う理由もちょっぴりあるが、自分の体なので何とかなると言う意識がいつもあるのが大きな理由かな。
その人の航空券が変更が効くタイプかどうかは聞かなかったけど、帰る気になるほど大変だったと言う事か。まぁ、異国で具合が悪くなったら気も弱くなるのだろう。日本人がスペインまで来てサンチャゴ巡礼をしようと決めるまでにはそれ相応の葛藤を乗り越えてのモノがあったに違いないが、それを全てチャラにして帰らなくちゃならないなんて気の毒としか言いようがない。 -
カテドラルの巡礼者のためのミサは12時からだが10時40に聖堂に入っておく。ミサの30分前にやって来て座るイスがないとオロオロする人が沢山いるが甘いっ。入れただけマシだと思おう。それより遅いと入場制限が掛かって、ミサが終わるまで入り口で並ばなくてはならない人がいっぱいいるのだ。
※お役立ち情報
カテドラル入場は書いたとおりですが、なるべく1時間前に入るのが肝要です。混んでいるときは1時間前でもイスが全て埋まってしまいます。ちなみに、座るイスがなくて祭壇のすぐ前や出入り口の階段に座る人が続出しますが、係によってみんな排除されますよ。 -
今日もミサの終わりにボタフメイロのぐるんぐるんをやってくれたのでデジカメの動画で撮る。いつも昔風の衣を来た数人が登場してボタフメイロの用意をし出すと皆がどよめきだし、カメラを一斉に用意し始めるのが面白い。そりゃぁ苦労してサンチャゴに到着したんだから、ボタフメイロは見たいしカメラやビデオで撮りたいよね。
-
時には祭壇の中にゾロゾロいる神父達までがボタフメイロの様子を撮る人がいる。立場をわきまえろと言われそうだが、有名なサンチャゴのボタフメイロなので外国からやってきた神父としたら、これが撮らずにおらりょうかなんだろう。その気持ちは分かるが、見ていてみっともないぞ。その光景を面白がって写している私みたいのもいることだし。
ミサの後、もしかしたらムシアで会った日本人がいないかなと探してみたがそんな偶然はなかった。 -
明日はサンチャゴを離れるのでサンチャゴらしい土産は今日ここで買わなくてはだ。子供達は毎回キーホルダーと決めてあるので、下見をした店に行ってみる。キーホルダー6個と別暮らしの娘には冷蔵庫などに張るマグネットを買う。合計14ユーロと少し。アルベルゲへ帰る前に食料を調達しに少し離れたスーパーのEROSKIへ向かう。スペインで初めてジャガイモを買った。小さいのを5個と玉ねぎ1個、一番安いソーセージ1袋とバゲットと2回買ったことのあるワイン Gran Vino do Val。それに明日、電車の中で飲む用にオレンジジュース1パック。これだけ買っても3.31ユーロと格安。日本では野菜を買ったことは無かった気がするが、スペインでは野菜や色んな物を買うようになったので、買い物もだんだんこなれて来た気がするな。
-
アルベルゲに戻り、シャワーを浴びてから夕飯作りを開始する。芋の皮むきは面倒なので皮付きのまま使う。オイルとニンニクがあることを期待していたが、両方ないのでみんな小さく切ってからそのまま煮込むことにする。何だか良く分からないけどキッチンに辛い粉があったので投入。それだけじゃ味がしないので、手持ちの玉ねぎスープの素を少し入れたらまずまずになった。ワインもあるし、今日はのんびりと2時間掛けて飲み食いする。どういう訳か今まで目にしなかった立派なワイングラスがキッチンに一つだけあったので使わせてもらう。
食べ終わったころにキッチンに日本人がやって来た。どこから見ても日本人顔なのですぐ声をかける。昼間も日本人に会ったし今日は大漁だ。定年退職した62才の男性で何の計画もなくレオンから歩き始めたそうだが、フランス人の道はそれが出来ちゃうと言う整備され尽くされたカミーノだ。
※お役立ち情報
フランス人の道を歩くならガイド本などは必要ありません。SJPPの巡礼事務所でくれるアルベルゲ情報の紙1枚で歩けてしまいます。私もフランス人の道を初めて歩いたときは、日本からGoogleマップを印刷してきただけで、それも車が使うような大雑把な縮尺でした。貰ったアルベルゲ情報の紙を見て明日はどこまで歩こうかと毎日考えてましたが、それで十分でした。
この大阪の人から橋本市長の改革の事実を初めて地元の人の声として聞いた。それまでの言動から橋本は政治を玩具にしていると思っていたので嫌いだったが、地元のことをしっかり考えた政治をしていて大阪の人には絶大な人気があるそうだ。おまけに大阪以外では批判的に捉えられていることもちゃんと知っていた(私みたいに)。
日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会の役員をしていた友達がいるそうで、複数の人から聞いたという話を元に友の会を痛烈に批判していた。私もいささか思い当たることがあるので、その話でも大いに盛り上がるが差し障りがあるので、これ以上は書きませぬ。
四国巡礼と熊野古道も歩いたそうなので色々教えてもらう。熊野古道を歩いている人は外国人ばっかりで、季節的には雨の降らない冬が狙い目だと意外なことを聞かされる。サンチャゴ巡礼はお金が掛からないが、四国遍路は金が掛かりすぎるので、皆が歩けるように安宿を整えて四国遍路を活性化すれば結果的に沢山のお遍路を呼び込むことができると、これは私も同じ意見だった。
私は遍路には興味があるが、仏教徒でない自分が遍路道で地元の人のお接待を受けるのは筋違いな気がすると言ったところ、四国は宗教関係なく歩いて良くて、その理由も言ってたが詳しいことは忘れてしまった。これも意外なことだった。仏教徒でなくても良くてアルベルゲのような安く泊まれる宿を渡り歩けるなら四国遍路は是非やってみたいところだ。ちょっと楽しい未来が見えてきたかも知れない。
しかしその後、歩いて四国遍路をやった人のブログを幾つも拾い読みしたところ、四国遍路はエライお金が掛かることを知ってしまった。まず宿代が高い。アルベルゲみたいな安宿はないので、毎日民宿やビジネスホテルを泊まり歩かなくてはならず、その料金は一泊二食付で7000円前後らしい。歩き遍路で一周する期間は50日前後必要なので、宿だけで30万40万も掛かるということだ。プラス、昼飯代とビール代(必)に寺を正式訪問するなら御朱印帳と言うのにスタンプ押してもらって墨で揮毫してもらうだけで300円も取られるそうだ。更にプラス、細々としたものを収めるのに数十円必要で、ひとつの寺で賽銭まで入れると400円ほど掛かるらしい。それが88カ所!!うーん、私が四国遍路をするなら3分の1は野宿でいいかな。それとお寺訪問は写真だけで済まそう。その男性の話だと外国人は私が言ったのと同じように質素に回っているそうだ。
四国遍路をするような外国人は間違いなくサンチャゴ巡礼の経験者だろう。サンチャゴ巡礼と同じつもりでやって来たらとんでもないことに気づくんじゃないかな。それでなくても日本の物価は高いので、ビールやワインも好き放題と言う訳には行かないだろう。宿が高いので野宿もするらしい。
更に残念なことも複数のブログには書かれていた。時々、遍路に対して悪意を感じる対応の寺や拝金主義と思われる寺が存在すること。スタート地点の徳島の寺では遍路の心得を説いてくれるが、それが2000円。遍路を終わって苦楽を共にした杖を寺に奉納すると、それも2000円。何しろ色んなことに金が絡むのが四国遍路らしい。それに対して、クレデンシャルに押してくれるスタンプが無料なのは当たり前だが、毎日沢山の巡礼に無料で巡礼証明書を発行してくれるサンチャゴ・フィステラ・ムシアとは行って帰るほどの違いを感じる。四国遍路道を世界遺産にしたくてマゴマゴしているそうだが、そういうのが無くならない限り、世界遺産の道は遠いだろう。
大阪の男性は、乗り継ぎが嫌なのでスペインへはイベリア航空の直行便で来ており、往復で16万円だったそうだ。私の飛行機はマドリッド往復が55,140円と格安チケットが買えたのでその3分の1ほどだ。その代わり乗り継ぎ便だが、こんだけ値段に差があるなら乗り継ぎなんてどすこいだ。この人も明日はマドリッドへ移動して2泊するそうなので私と同じだ。運が良ければマドリッドで再会するかも知れないな。2時間以上も楽しくお喋りでき、思いがけず楽しい晩になったので感謝だ。
マドリッドへ Santiago - Madrid -
7月16日
とうとうサンチャゴを離れてマドリッドへ戻る日がやって来た。4月26日にマドリッドに到着してから既に81日が経過している。はじめは気の遠くなるほどの日数だったが、終わってしまえば短いもんだ。マドリッドでは安いオスタルを2泊予約済みなので、これは久しぶりの一人部屋なのが嬉しい。最後に楽しみが待っているのはいいもんだ。
この旅で一人部屋だったのは、スペインに到着した初日にコルドバのオスタルで1泊、次が5月23日のサラマンカ。そして今日7月16日のマドリッド泊まりと久し振りもいいとこだ。あとは全て大勢で一緒に過ごす大部屋なのでプライバシーもへったくれもないが、慣れてしまえば大した問題ではなく、むしろ楽しかった。 -
アルベルゲ・メノールを5時5に出発してサンチャゴ駅を目指す。夜明けは7時なのでまだ町は寝静まっているが大通りに出るとライトを点けた車が走っている。20分歩いて暗闇に浮かぶサンチャゴ駅に到着。構内には沢山の人たちがいて、みんな静かに始発を待っているようだ。椅子の数がとても少ないので、床にべたりと座り込んでいる人もいるな。駅舎の外なので少し寒くなるがホームのベンチなら座れるので、そっちへ移動して持ってきたクロワッサン風パン3個とオレンジジュースでモソモソと朝飯にする。
目の前に流線型のかっこいい電車が1台止まっていて、5時半にエンジンを掛けだした。私の乗る電車は6時発なので、まさか30分も前にエンジンを掛けないだろうと思っていたので別の電車と思い込む。一応、電光掲示板でこれからの電車をチェックしてみると、6時前の出発はないし、この1番ホームからマドリッド行きが出ることになっている。駅員を捕まえて電車を指さしながら「マドリッ?」と聞いたらそうだと言う返事。念のために自分が持っているチケットを見せて再確認する。本当にこれがマドリッドへ行く電車のようだ。この駅には改札はないので、そのまま乗り込もうとしたらホームでチケットをチェックし始めたので列に並ぶ。今回はセキュリティーチェックはなかった。やったりやらなかったりがスペイン流。シートは8-8Bで通路側だった。5時間も乗るので通路側の方が歩き回れるという開放感があって好きだ。隣が来なくっちゃもっと好きだ。 -
昨年もマドリッドへは電車で戻っているので、見覚えのある車窓の風景がそこかしこに現れる。マドリッド・チャマルティン駅に11時9分に到着する。やっぱり5時間か。
-
チャマルティン駅はマドリッドの郊外10kmにあるので、中心のアトーチャ駅には近郊線のセルカニアで移動しなくてはならない。セルカニアの切符売り場は昨年と同じだったので、迷うことなく1.6ユーロのチケットをゲット。券売機はいっぱいあるのに、一番利用が多いと思われるセルカニアが窓口販売のみと言うのはどうなんだろう。チャマルティンは大きな駅だが乗るホームはあちこちにある電光掲示板に表示されてるので迷うことはない。一番近いアトーチャ行きは3番線だが電光掲示板には1Minの文字が点滅しているので後1分で発車のようだ。慌てて走ってスッ転がりたくないので、次の11番線のに乗る。
-
アトーチャ駅が終点の気になっていたが、実際は通過駅だった。相変わらず当てにならない記憶だ。立派な駅に着いたなーと思ったがアトーチャと思わなかったので呑気にしていたが、ふとこれがアトーチャかも知れないと気がついて前に座っていたセニョーラに「アトーチャ?」と聞いたらそのとおりだったのでグラシアスと言い残して急いで降りる。こういうときにポカやるので注意が必要だ。出るのを急いだときに銀の道の巡礼証明書を無くしたことをユメユメ忘れることなかれ。
-
駅の外へ出て、明後日乗るための空港行きバス停をチェックしに行く。青い車体のバスが止まっているが空港行きは黄色の筈だ。調度そこへ黄色い車体の空港バスがやって来た。車体横に大きく「AERO PUERTO」と書かれているのが確認できたので一安心。バス停に時刻表があったので朝の出発時間をメモしておく。6:00 6:22 6:43 7:03 7:23 7:43 どれも20分置きだ。このうちのどれに乗ってもフライトには間に合うが6:43 か7:03がいいだろう。6時前は書かれてないが、このバスは24時間運行と謳っているので動いている筈。そんな早いの乗らないけど。
アトーチャ駅の構内でバーガーキングの昼飯。いつも思うが、ハンバーガーって何でこんなに食べづらいのだろう。油ベトベト、ケチャップとマヨネーズだらだら。手を汚さずに食べるのは至難の業。ハンバーガーとポテトに好きなドリンクが付いて6.5ユーロ。スペインで節約食生活に慣れた身にはこの値段が安いのか高いのか?スペインのバーガーキングはコーラもビールも同じ値段で飲めるので、もちろんここはビールの一択。
店の前にバーガーキングの紙袋を不自然に持ったおじさんがいて、若者が残ったポテトをゴミ箱に処分しようとしたら慌てて声を掛けてゲットしていた。想像したとおり、このオジサンはルンペンだったようだ。そのあと、カップルの女の子が残ったポテトをおじさんの所まで持っていって上げていた。こういうのが自然にできるのって何だか凄いと思った。
日本にはホームレスはいても物乞いしている人は滅多に目にしない。なので施しをどうやったらいいのか分からない日本人が殆じゃないのかな。でも、スペインには物乞いの人はどこにでもいるので、誰でもさりげなく施しが出来るようになっているのかも知れないと思った。
マドリッドは滅茶くちゃ暑かった。予約しておいたオスタル・ラ・ヴェラへ行くまでに汗びっしょになる。4月に挨拶しに寄ったときは、表の扉は開いていたが、今日はロックされていた。建物は複数のオスタルが入っていて、それぞれの名前を書いたインターフォンが入り口に付いている。ヴェラの1番を押して何か言ったら開けてくれる。前に来たときは愛想のいいセニョーラだったが、今日は違うおばちゃんだった。この人も感じが良い人だった。チェックインして自分の部屋とオスタルの扉の鍵と、外入り口の扉を開けるプラスチック板の3枚セットを渡される。厳重なのはいいけど面倒だなぁ。この通りは地元の人だけの少しうらぶれ感があるので治安に問題でもあるのかな。 -
これが2泊お世話になる私の部屋です。海外旅行では立派なホテルばかり泊まっている方には刑務所の独房に見えるかも知れないが、今までのドミトリーから比べれば上等です。部屋には小さな扇風機があったので少しだけラッキーだ。日本ならホテルにエアコンは当たり前だが、スペインに来て扇風機を見た記憶がない。これは私がアルベルゲばかり泊まり歩いたからかな?上の方にはこれまた小さなテレビが壁に掛っている。テレビ付きの部屋も久しぶりだ。
廊下突き当たりにある共用のシャワーを浴びながら洗濯もして部屋に干しておく。部屋はやっぱり狭いけど、昨年泊まったオスタルより新しくて清潔ぽい。もちろんWi-Fiもある。残念なことは、この部屋には電気ポットがないのでコーヒーが飲めないことと、廊下に共用の電子レンジがないことだった。洗濯物を干す場所もないので、総合点では昨年のオスタル・コマーシャルの方が上かな。こっちの良い点はアトーチャ駅から歩いて15分なので、早朝の駅への移動にはこっちの方が便利。 -
プラド美術館が今日、日曜日は5時から無料になるらしいので4時ころ行ってみる。通常の入り口近くで4時50迄ぶらぶらしてみるが行列ができないのでおかしいな。そこでふと、無料の入り口は有料入り口と同じにはしないのではないかと気づいて、他を探してみたところ建物反対側に長蛇の列を発見する。ありゃまここにこんなに並んでいたよ。500人くらいは並んでいそうだ。余りに列が長いし、暑い日向にも行列を作っているので、列が動き出して最後尾が日陰までやってきたら並ぼう作戦にしてしばらく日陰で待つことにする。
列は動き出してはみたものの、どんどん後ろに追加されるので減ることはなく、むしろ長くなっている。ここで待つのは逆効果の気がしてきた。これも話の種になるだろうと、意を決してカンカン照りの列に並ぶ。10分とたたずにその後ろに200人ほどが追加された。後ろに沢山並ばれると何となく嬉しい。 -
気が遠くなりそうな長い列だが、チケットを買うためにやり取りする時間は省かれるのか、列はどんどん進んだので、思ったよりずっと早く自分の番がやって来た。20人ほどを束にしてチケット売り場に行き、そこではちゃんと0ユーロのチケットをくれた。ただ中に入れてくれるだけじゃなかったんだな。前のグループは2階の入り口から入ったが、自分たちのグループは普通の1階入場口から0ユーロのチケットを見せて入ることができた。係がチケットに印刷されているバーコードを、持っている機械でチカチカッと照らしてからセキュリティーも通される。有料で入った時とまったく同じだった。中に入ってしまえば、有料で入った人たちと一緒にどこまでも見て回ることができる。なんてお得なんでしょう。スペイン太っ腹。
-
プラドは2回目なので案内のパンフレットは貰わなかったが、何となくぐるぐる回って見たい作品はほぼ見られたかな。無料と言っても時間はたっぷりあり、飽きるほど見られる。歩きつかれてきたので外に出て、少し離れた所にあるというシベーレスの泉と言うのを見に行ってみる。シーベレスだかシベーレスだか、スペインの名前はいつも混乱する。大きなラウンドアバウトの中に噴水があり、グルグル交差点を渡ってそこまで行くのが面倒なので遠くから写真を撮るだけでいいや。有名と言っても噴水は噴水だし。
日陰を伝って帰りながら明日見る予定のティッセン何とか美術館の入り口をチェックする。マドリッドはプラドとティッセン何とかとソフィア何とかが3大美術館ということだが、どれもが無料開館時間を設けている。有料だとしてもシニア割引があちこちにあるし、スペイン本当に太っ腹。日本も真似てもらいたい。
※お役立ち情報
マドリッド三大美術館無料情報(2017年)
○ティッセン=ボルネミッサ美術館
一般:12ユーロ 割引料金:8ユーロ
月曜の12時から16時まで無料
○プラド美術館
月曜~土曜18時から20時。日曜17時~19時まで無料
○ソフィア王立芸術センター(ゲルニカがある)
月曜~金曜19時から21時、土曜14時半~21時まで
日曜10時~14時半まで無料 -
何か食べたいなーと安い店をチェックしながら歩いていると、道端に噂の生ハム博物館を偶然発見する。博物館と言ってるが実態はバルだ。中に入っていくと大混雑でカウンターには隙間さえない。テーブル席には日本語を喋っている二人の女性がいたが、話しかけても面倒がられるのが落ちなのでそのまま。中二階の階段を上がっていくと奥には普通のテーブル席があった。こっちは立ち飲みじゃないから高いのかなと思ったが、メニューを見るとカウンターと同じ値段だった。
-
生ハム、クロケッタ、ポテトに目玉焼きが載ったプレート料理が7ユーロ80と安いのでお願いする。でもこれにビール2杯とパンを付けたら12ユーロ20になってしまい、普通の定食と同じになってしまった。渡されたレシートにはパン代が0.6ユーロと打ち出されているが、スペインでパン代取られたの2回目だった。どれもこれも余りの油過多に辟易するも欲で完食。
-
残りのユーロが60になってしまい心細いので100ユーロだけキャッシングする。これでお土産のスープを買っても安心だ。オスタル近くの中国人経営の雑貨店でコーラとファンタを買ってからヴィラに戻って両方飲む。夕飯が凄い油っぽかったけど、これで解消だ。
マドリッドの休日2 スペイン王宮 Madrid
7月17日
マドリッド2日目、今日はスペイン王宮へ行く。昨年、王宮の外から柵越しに見たことはあるが、余りに入場料が高いので入るのは止めといた曰く付の王宮だ。今年のマドリッドの目玉はここと決めといたので高くても入る。8時50にオスタルを出て、まず王宮行く途中にあるマヨール広場へ行ってみる。広い広場の回りをグルッと色んな店が取り囲んでいて開店準備の真っ最中。 -
由緒あるモニュメントだろうが、そこにグルッと南京錠がもれなく掛けてあった。パリの何とか橋に恋人同士が南京錠を掛けて、その鍵はセーヌ川にポイ捨てするのと発想が同じなのだろう。橋はそのお陰で壊れてしまったと聞く。スペインのこれも感心したことじゃない気がするな。
驚くことにこの広場にも生ハム博物館があった。探さなくてもあちこちにあるようだ。写真入りの大きなメニューが広場に出してあって、見たら昨日と同じようだったので、統一しているらしい。そこから少し歩くとサンチャゴ教会がある。ここのスタンプを今年の巡礼最後の記念に貰いたいのだが、この時間はまだ開いてないらしい。 -
王宮はこのすぐ近くにある。取りあえず前まで行ってみると入り口があったが、ここは団体用らしいのでグルッと回りこんでみる。王宮と隣の教会の間に広場があり、こっちが一般の入場口だった。入り口は2つあり、チケットを持っている人と持っていない人とに別れていた。私はチケット当日買いなので右の列に並ぶ。当日買いの人が殆どのようだが、ときどき左の列に並ぶ人がやってくる。手には一様に印刷されたA4用紙を持っているのでネットででも買ったのか。10時のオープンになると列が動き始めた。さすがにチケットを持っている人の列は早い。係が印刷されたバーコードを読み取り機でピッとやるだけでスイスイ入っていける。王宮もシニア割引がある情報を得ていたので期待を込めてパスポートを用意したが、あんたはEUの人かと聞かれる。割引はEU圏内の人だけ適用だった。げーだ、こんなのもあるんだな。入場料は11ユーロとメチャ高かったが決死の覚悟で来ているので購入する。
-
-
パリのベルサイユを2回見てるので、それに比べたら王宮はたいしたもんではなかった。まぁ一度くらい見てもいいかなな程度。5ユーロ位が適切価格だな。50分ほど見て回ってからサンチャゴ教会へ再度行ってみる。教会の入り口に物乞いのおばちゃんがどっかと座っていた。スペインでは教会の入口にこうやって物乞いの人が頑張っている姿をよく目にする。教会に来るような人は憐みの心が強いだろうと期待する心理を想像する。
-
中に入るとサンチャゴ関連の像が複数あり、見渡しても人の気配がなく静まり返っている。そしたら女の人が奥の部屋から出てきたようなので行ってみる。
-
何だか分からないけど聖堂脇の小部屋の扉が開いていたので入っていくと二人の男性が立っていて、その奥に係らしい人が座っているのが目に入る。二人はこれからマドリッドの道を歩き始める巡礼のようだ。東洋人の私のことを不思議な目で見ているので「ソイ ペレグリノ(巡礼だよ)」と伝えると「アー」と納得したような顔をした。二人はクレデンシャルを発行してもらいスタンプを押してもらっていた。そっか、ここでクレデンシャルが貰えるんだと発見できた。と言うことは、ここがマドリッドの道のスタート地点だ。それらはドナティーボらしく、クレデンシャルを貰うと小箱の中に小銭を入れていた。私はずっと持ち歩いているクレデンシャルにスタンプを押して貰うだけなのでドナティーボもしなくて良いらしい。良かった、扉が閉まっていたらこんな大事なことに気が付かないまま出てきてしまっただろう。
聖堂を出るときに表の物乞いおばちゃんのことを思い出したので、1ユーロ以下の小銭をいっぱい持っているので「ペケーニョペケーニョ」と言いながらおばちゃんが持っている紙コップの中にジャラジャラと入れる。ごめんよ、全部合計しても1ユーロに満たないかもしれない。 -
入口の壁面にはプレートがあり、営業時間が(とは言わないだろが)記されていたので来年のために接写しておく。午前は10時から13時、午後は18時から20時までが受付らしい。マドリッドに朝早く着いて、その足でここでスタンプを貰って歩き出すことは出来ないのが分かっただけでも収穫だ。と言うことは、マドリッドでスタンプを貰うためには少なくとも1泊しないとならないようだ。
-
腹が減ったので安い店を物色してたら、マドリッドではちょっと有名らしいサン・ジュセッペ市場があったので入ってみる。広い建物内には色んな店が沢山入っていた。昨日、生ハム博物館にいた二人の日本人女性がいて小さなテーブルでワインと何かを食べていた。目があったので日本人と分かったらしい。こんにちはと会釈だけするが若者は年配者には興味がないだろうと素通りしておく。私は昨晩も今日も腹を満たす目的だけで店に入ったが二人は観光のためにこれらを回っているようで、割高の飲み食いなんて何のそのらしい。ぐるぐると回りながら物色してると、この市場は観光客相手丸だしなのが分かった。どれもお洒落だがみんな高いので写真だけ撮って出てしまう。出口には3人の物乞いが観光客を待ち構えていた。
プエルタ・デル・ソル方面へ歩いていくと、道端にまた別の生ハム博物館があった。マドリッドにはいったい幾つの生ハム博物館があるんだろう。店内に入ると昨日と同じような作りだったしメニューもまったく同じだった。ぐるっと回ったカウンターの中には威勢のいいセニョールが動き回り、天井からは生ハムが沢山ぶらさがっている。飲み食いだけじゃなく、買って帰ることも勿論出来るようだ。 -
今日はカウンターが空いてたので立ち喰いにする。昨日は油が多すぎたので、今回はトマトや野菜が大目のプレート料理6.8ユーロを頼む。ビールは1ユーロで、頼むと小皿にチョリソーをたっぷり載せてくれた。見ていると、ビールを頼むと必ず小皿に何か載せて出してくれている。ほかの客には生ハムも出してくれてたので、どうせだったら生ハムの方が良かったな。ビールやワインを1杯頼むごとに小皿でつまみを出してくれるんだったら、3杯3ユーロも飲めば軽食くらいにはなりそうだな。今回は合計で7.8ユーロと私にピッタリの値段だった。さっきのサン・ジュセッペ市場ではビールもカバもグラス1杯3ユーロだったので、今までから考えたら信じられない位高かった。あんな観光地値段の所で食べるもんじゃないなと思った。3ユーロも出せばスーパーならフルボトルのカバ1本買えてしまうよ。
※お役立ち情報
マドリッドの生ハム博物館お勧めです。逆に、サン・ジュセッペ市場は高くて観光客用なので地元の人は入らないんじゃないかな?それでも観光でマドリッドを訪れる多くの日本の方は「観光」として入るでしょうから、大いに楽しめば良いと思います。 -
腹も落ち着いたし、この後はプエルタ・デル・ソル広場を通り越してティッセン何とか美術館まで歩いていく。プラドは無料開館時間が遅かったが、ティッセンは今日月曜日は12時40から無料で開放される。着いてみると行列も何もなくて、マンションのような建物の中にそのままスーッと入ることができる。チケットもセキュリティーもなし。ただ、受付の男性が何やら言っているようだ???何を言っているのか分からないでいたら、後ろを通りかかった観光客が私に「ザックは前に掛けるんだよ」的なことを教えてくれ、その人もそうやっていた。そっか、安全のためにザックは背中じゃなく前に掛けることになっているんだな。作品を守ると同時に盗難被害も防げるってことなんかも知れない。中に入ったところでも、背中にザックを背負った人が係に注意されていた。
-
ティッセンは凄く広い美術館で収蔵数も相当なものだったが残念ながら私でも知っているような作品は多くなかった。純粋に芸術が好きなんじゃなくて有名なのが見たいだけのミーハーなんだよな。ただ、日本の東海道五十三次のような有名な版画の本物がたくさん展示してあった。こんなの日本でも見たことなかった。もしかしてピカソやダリなんかが影響を受けたと言う版画なのかも知れない。
-
見疲れたので作品鑑賞のためのベンチに座って日記を書いていたら、どっかの女性が声を掛けてきた。どうやらメモするために私の日記帳のページをくれないかと言っているらしい。日程がまだ何週間も残っているのならページ数が足りなくなる可能性を考えて躊躇するところだが、もう明日帰ってしまうのでお安い御用だ。ビリッと1枚破いて上げる。どこから?と聞いたらターキッシュだった。「ジャパン ターキッシュ フレンドリー」と単語を並べたら、自分もそうだと言ってくれる。やっぱりトルコと日本って友好的なことを国民が分かってるんだなー。初対面でも友好国同士と言うだけで笑顔になれるのは素晴らしいことだ。逆に・・・以下省略。
トルコツアーに行ったことがあるとか、現地ガイドに教わった「こんにちは、おはよう、ありがとう」の3つのトルコ語を言ったら通じた。その後また別の展示室でも会ったので写真を撮らせてもらう。巡礼中は誰とでも普通に話せるが、観光でとなると中々話すチャンスはない。日本人に会ってさえ声かけないし。
オスタル・ラ・ヴェラの前にはお馴染みスーパーのDiaがある。この小さなDiaは兄ちゃんが一人で切り盛りしているようだ。Diaはスペイン中にあるチェーン店だが、その規模は千差万別で、日本で言えば見た目はコンビニチェーンの店だけど実態は個人経営の雑貨屋とか、きっとそういう形態なのかも知れない。だから日曜日はシャッターを下ろしてしまうDiaがあるかと思えばオープンしているDiaもある。明日もう日本へ帰るので、ここで予(かねて)てより考えていたばら撒き土産を買うことにする。いつも切らさずに持ち歩いてたスープの素が今回のスペイン土産だ。普通は1袋1ユーロのスープだが、Diaブランドだと色んな種類のスープが一律0.59ユーロだった。各種織り交ぜて31袋も買っておく。ばら撒き土産は多目に買っておいても、いつも足りなくなるので。 -
今晩の自分用にはトマトにバケツ野菜、ファンタ、ペプシと土産のスープで合計23.6ユーロ。スーパーでの買い物最長不倒距離だ。オスタルには冷蔵庫がないので、シャワーを浴びてからまた行って冷えた1リットルビールを買ってくる。いつものように1ユーロと格安。このオスタルは道路ひとつ跨げばスーパーなのでとても便利。
他の人の海外ブログでは、豪華な各国料理を毎回見せて貰っているが、私はそういうの見せられないので美味しいもの好きの人すいません。
ビルの2階1区画がオスタルになっていて、外から入る扉は預かっているプラスチックをかざすだけで簡単に開けられるが、2階のオスタルへ入る扉は毎回開けられなくて中から開けて貰っている。このオスタル最大の難関。いつも鍵を突っ込んで外からガチャガチャやってるとオーナーが開けてくれる。ホントにスペインのこのタイプの鍵は苦手だ。 -
オスタルの事務室には4月に挨拶に寄ったときに愛想が良かったセニョーラが座っていた。この人はここの娘だった。4月のことも当然覚えていてくれたので、カミーノをいっぱい歩いてきたことを伝え一緒に写真を撮らせてもらう。
明日は朝早く空港行きのバスに乗るので、今晩のうちにパッキングは済ませおかナイト。エティハド航空はスティックの外付けは認めてくれなかったので、まず長いスティック2本を収めるためにバックパックの2気室を1気室に広げ直してスティックを収め、大きなシュラフから順に詰めなおす。来るときは縦に収めたシュラフだが、今回は横にしたまま収められたので簡単に全て収めることができた。いろいろ遣りようがあるんだな。
とうとう帰国 Madrid - 日本 -
7月18日
いよいよスペインを発つ最後の日が来た。バックパックのパッキングは昨晩入念に完了してあるので、ここから何か引っ張り出すのは極力避けたい。飛行機内に持ち込むものとか、食べ物などはレジ袋に入れて持ち歩くことにする。 -
6時半、2晩お世話になったオスタル・ラ・ヴェラを出発する。まだ真っ暗だが都会のマドリッドはこの時間でも車も人も忙しく動き回っている。7時台のバスに乗ろうと思ったが、思ったより早くアトーチャ駅に着いたので6時50のエアポートバスに乗れてしまった。
-
バラハス空港には7時20に到着。バスで30分か、結構距離があるんだな。10時発のエティハドのチェックインが既に始まっていた。普通は2時間前からチェックインかと思っていたが、予想より早く始めたようだ。早いことはいいことだ。持参のeチケットを見せて何の問題もなくチェックイン完了。ANAカードも一緒に出すとマイルもちゃんと加えてくれたようだ。セキュリティーとパスポートコントロールも無事通過。問題ないと思っていても、終わるまでは毎回少しの緊張がある。
-
B28ゲートまで一直線でやって来て、やっとイスに座ることが出来た。ここで朝飯用に持ってきたカステラを食べる。一緒に飲もうと思って持ってきたファンタはセキュリティー通過があったのでその前にゴクゴク飲んでしまった。早いチェックインで唯一マイナスだったのがこの一気飲みファンタだった。まだ8時40なのでフライト迄には1時間20分もある。ゆっくり出来て丁度いいところか。
9時5分搭乗開始になるが、その前から長い行列を作っている人たちがいる。搭乗順に好きな席を取っていいのなら分かるが、座る席は決まっているのに何故そんなに並びたがる?10時のフライト、長い長い飛行時間の始まり。エティハドはマドリッドからアブダビまで日本語の映画がないのが辛い。でもこれは思い込みで、実際には日本語字幕の映画が5本もあったので助かった。来るときは探し方が悪かったようだ。アブダビまでは日本人は私一人だったし、機内アナウンスもアラビア語(らしい)と英語なので何を言っているのかさっぱり分からず若干の不安がある。まぁ別の飛行機に乗った訳じゃないので言葉は分からなくても問題なかろう。 -
アブダビ空港に到着。乗り換えのための58番ゲート待合所に行くと知り合いのIさんが座っていたのであんぐり。まさか!!とガラス越しに凝視していたらIさんも気がついた。あらま、こんなこともあるんだなーと互いにビックリ。
Iさんは私がボランティアしている国際交流協会主催の「サンチャゴ巡礼講座」に参加してくれた人で、その後、サンチャゴ巡礼について何度か質問もされた仲だ。その関係から、今年私と同じようにサンチャゴ巡礼の旅に出たことを知っていた。Iさんは私とは違うルートのフランス人の道を歩いたが、その大よその日程は知っていたので、もしかしたらサンチャゴで会えるかなと思ってはいたが会えず仕舞いだった。まさかここで会えるとは。Iさんはフランス人の道を見事に歩ききって日本に帰る所だったのだった。IさんはパリINのパリOUTだ。私はマドリッドINマドリッドOUTだが二人ともエティハドなので経由地のアブダビで合流したってことだった。ひぇ~。
さすが成田行きの飛行機なので乗客は日本人がいっぱい。CAさんも日本人が一人いるので心強いし機内アナウンスも日本語でやってくれる。もう安心感でいっぱい。私のシートは22DでIさんは24Dだった。間に仕切りがあるものの、すぐ近くだった。私は日本でチケットを取ると同時に往復4回乗るシートをすぐ取ったので、全部通路側で後ろは壁の席を取った。これだとリクライニングを最大に倒しても後ろの人(いないし)に気兼ねしないで済むので大好物の席だ。先頭の席も魅力だが、これは赤ちゃん連れが乗ることを想定してあるので事前に予約することは出来ないようだ。
食事は嬉しい和食があった。85日振りの箸での食事。少しばかりのそうめんがちょっと古い。おかずは魚のフライ。2回目もご飯を頼むと、今度は目先を変えて炊き込みご飯が出たが、さっきと同じ魚のフライが混じっているな。エコノミーなのでこんなもんか。
大分経ってから隣の御婦人二人組に話しかけてみる。HISで二人だけのツアーに行ってきたそうだ。HISってネットでそういうのを販売しているのを見るけど、本当に二人だけのツアーに行く人っているんだな。ロンドン4泊で16万円は高いのか安いのか?オペラ鑑賞や何とかツアーも入ったものだったと言う。二人連れなので遠慮していたが、話したら気さくな人たちだったのでもっと早く話しかければ良かったな。 -
7月19日
成田には時間通りに到着する。今まで税関で引っかかったことはないが、今回は運び屋宜しく30数袋のスープの素がバックパックの中に入っているので少しだけ心配だった。でも中を見せろとは言われなかったので無事通過。係の人は、怪しいか怪しくないかは旅行者の挙動で判断するようだ。数年前に初の海外旅行に行く友達と二人で税関を通ったとき、友達だけはバッグの中をチェックさせられたことがあった。きっと、初の海外旅行、初の税関通過で緊張したのが顔に現れていたんだろう。まぁ何も怪しいものは買ってこなかったので無事に通過したのは言うまでもない。
同じ前橋なのでIさんと一緒に帰ろうかと思っていたが、知らないうちにIさんは居なくなっていた。私は来た時と同じようにJRで上野へ出て高崎線で帰ろう。 -
構内の案内はさすが成田で、英語でRAPIDとかZUSHIなんて書いてあるけど読めるのが嬉しい。文字は読めるし言葉も通じるので、もう何も心配することはなくなった。これで86日間一人旅がようやく終わります。長いこと読んでくれた方、ありがとうございます。2017年のサンチャゴ巡礼日記これにてお仕舞いです。
---------------
最後におまけで、今回の経費をざっと紹介します。
日本で 55,170円 438ユーロ エティハド航空 マドリッド往復
(クーポン利用したので3000円引き)
〃 5700円 45ユーロ マドリッドコルドバ列車移動
〃 1500円 12ユーロ レイルヨーロッパ予約手数料(高っ)
キャッシング 199,127円 1,600ユーロ
カードでの買い物 95,573円 751ユーロ
★飛行機代など含めた総合計 308,283円 2,473ユーロ でした
これにキャッシング手数料など雑費が若干プラスされますから、凡そ32万円と言う所でしょうか。86日間で32万円って凄くないですか?
※2017年4月から7月のユーロ、1ユーロ約124円
---------------
2018年は坐骨神経痛が悪くならなければ、マドリッドの道、リスボンからのポルトガルの道、日程が余ったらイギリス人の道とフィステラへも歩きたいです。さてさてどうなることやら。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
歩く歩く歩く2017
-
歩く歩く歩く2017 銀の道1
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道2
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道3
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道4
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道5
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道6
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道7
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道8
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道9
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道10
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道11
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 銀の道12
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 プリミティボの道1(銀の道12の続き)
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 プリミティボの道2
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 プリミティボの道3
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 プリミティボの道4
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 プリミティボの道5
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 フィステラ・ムシアの道1
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 フィステラ・ムシアの道2
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 フィステラ・ムシアの道3
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
-
歩く歩く歩く2017 フィステラ・ムシアの道4
2017/04/25~
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 歩く歩く歩く2017
0
49