2017/04/25 - 2017/07/19
343位(同エリア504件中)
おくさん
銀の道44 Albergueria - Xunqueira 明日は休養日に
6月9日
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
-
一風変わったアルベルゲリアのアルベルゲを7時5にスタート。今日は21kmちょっとのショートコースなので気楽だ。急な岩場の下りもあったけど、最近では至極平凡な歩きの日。途中の小さな村にバルがあったので寄っていく。中はミニ改装中でオーナーと近所の職人みたいな人がカウンターの中に立てた脚立に上って電気の配線をしているようだ。客が下にいても気にしないのはスペイン流。ビールが1ユーロと安いのに小皿にポテチまでサービスしてくれる。村のバルは安くて愛想がいいので大好き。
-
シュンケイラのアルベルゲには12時頃に余裕で到着。建物全体が赤錆びに覆われていて、これはデザインなのか横着なのか?中に入って行くと入口横の棚には紙製のベッドカバーと枕カバーが山積みになっていたので、セットで貰って好きなベッドをゲットする。外側は真っ茶っ茶だったけど中は近代的で綺麗。キッチン等も充実している三ツ星ベルゲだったので気分が上昇する。
シャワー洗濯したら少し離れた村の中まで買い物に出かける。このアルベルゲは村はずれの一軒家なので、村までは歩いて10分くらいか。シャワー後の炎天下にこの距離はちょっと辛い。見落としそうなスーパーを発見できたのでMahouの缶ビール2に小さいトマト3、チーズ、チョリソー、さくらんぼ、ヨーグルト4にバケットと菓子パンで9,27ユーロと大量買い。生ハムは少々飽きてきたので、それより味が濃い赤いチョリソーが最近のお気に入りだ。どちらを買っても1パック1ユーロと安いのしか買わない。 -
私は相変わらず簡単に食べられるものを並べてキッチンで食べ始めたが、なんとルアンは分厚いステーキを焼きだしたよ。ジャガイモもソテーしてレタスも加えてと本格的。パタタ(芋)を食べるかと言ってくれるので皿に少し頂く。ジャガイモってこんな風に薄切りにしたのをフライパンで炒めるだけで立派なひと品になるのか勉強になったよ(今更)。二人はいつもルアンが料理をしてギャエレは食べるだけなので聞いてみたら「ルアンは作る係、私は食べる係」と日本でも聞いたことのあるようなギャグを言っておどけている。最近はギャエレも私にすっかり心を許したのか、いつも笑顔で接してくれるし、カメラを向けると必ずオドケテくれるようになった。最初に会った時のような抜身の刃物みたいな顔はすっかり息を潜めている。
大量に買ったさくらんぼはコーヒーカップに入れて周りにいた4人にも少しずつプレゼントする。さくらんぼもイチゴも、どこでも大きなパックで売っているので、一人で食べるには多すぎるからこうやって人に振る舞うと言う楽しみのおまけが付く。
自転車の4人組がやって来た。最初見た時は親子の4人組かと思ったが、よく見ると全員が大人だった。女の子二人は子供みたいに見えたな。いつもふざけているカタランが出迎えて「私はオスピタレロだが今日はコンプリートだ」とまた冗談をかましている。もちろん全員が泊まれたのは言うまでもない。
夕方になったらオスピタレラがやって来た。今日のアルベルゲは6ユーロ。ガリシア州の公営はみんな同じだ。Wi-Fiの機械は大きなのがあったが電源が入ってなかった。入っててもガリシアのWi-Fiは私には使えないから何てことない。
私の上段ベッドになったドイツの兄ちゃんは話してみたら良いやつだった。日本語を幾つか知っていて披露してくれる。私も知ってるドイツ語を2つばかり言ってみる。そんな程度でも自分の国の言葉を喋る外国人はうれしいものだと分かっているので、知っている外国語なら必ずその国の言葉で挨拶して上げている。この青年はキッチンで大量のパスタを作ってモリモリ食べていた。冗談ばかり言っているカタランがメロンを勧めてくれたが生憎歯磨きを済ませてしまったばかりなのでノーグラシアスだ。
ギャエレが明日のオウレンセは2ステイするのかと聞いてきた。それは考えてなかったけど、ルアンとリリアンも2泊すると言ってるので私も2泊に即決する。ここでもギャエレはガッツポーズをしたのでこちらも嬉しくなる。いつも近くにいる爺ちゃんに聞いたらやっぱり乗ってきた。この爺ちゃんはリリアンといつも一緒に歩いていたので夫婦かと思ったが、二人はソロ同士でたまたま一緒に歩いていただけなのが判明している。イギリス人で名前はトム。トムはありそうで中々出会わない名前だ。年齢は70台後半と言うところか。相当な年寄りに見える。
5人でオウレンセ連泊が決定したので、1泊は公営に泊まれるとして、連泊は出来ないのでギャエレの携帯から私営アルベルゲに予約を入れてみたところ、2ベッドしか空いてないそうだ。30ベッドもある大きな私営なのに!?それからガイドブックに載っているオスタルに幾つか電話して、やっとHostal Lidoと言うのに3人が泊まりギャエレ達二人は別の宿に泊まることになった。2ベッドだけあったと言う私営アルベルゲかな?全員で一か所に泊まりたいが無いんじゃ仕方がない。
明日はオスタルが予約して貰えたのでゆっくり歩けばいいし、3人で一緒に泊まるのでいつもと違ってあんまりバラけない方がいいのかな。オウレンセは大きな町なので入る手前で固まる必要があるかも知れない。せっかく予約してもらったのにオスタルが見つからない人が出たんじゃ困る。
オウレンセの詳しいパンフレットがアルベルゲに置いてあったのでみんなでチェックする。市内には無料の温泉プールがあって、郊外に3つも無料の露天風呂があるそうだ。その隣には有料の風呂があるが多くの人は無料の温泉に入るらしい。温泉は日本と違って水着着用だ。オスピタレラに聞いたら、水着は温泉施設では売ってなくてティエンダ(小さい店)で買うんだと教えてくれる。売ってるティエンダがうまく見つかるかな?私は海パンを買って温泉の湯で腰の治療に専念したい。いずれにしてもオウレンセは休養日に加えてみんなで遊べるという楽しみな町になった。
ギャエレは見た目は相当なインパクト有りだが慣れて来ると頭も切れて知性も感じられる。フランス人でスペイン語ペラペラ。英語も幾らか使えるようだ。リリアンはフランス語とスペイン語が使えるが英語はダメ。トムはイギリス人なので当然英語はネイティブでスペイン語も達者だがフランス語はなし。私は英語が片言でスペイン語は「片」しか喋れない。ルアンはフランス語のみ。自然と5人の共通語はスペイン語になる。ここでは英語は世界の共通語ではなかった。
今日はいくらも写真を撮らなかったので見せられるものがありませぬ。
銀の道45 Xunqueira - Ourense 温泉の町オウレンセ
6月10日
シュンケイラのアルベルゲ。朝飯にスープを作りパン、トマト、ヨーグルトにトムから貰ったオレンジジュースも飲んで、充実した朝飯になった。7時5分に一人でスタートする。5人でオウレンセで連泊する手筈になってはいるが、ほかの全員はすでに出発していた。今日はみんなで同じ宿に泊まると言っても、他の人を待って出発しないのが普通だ。歩く時もみんな自分のペースを大事にするのでバラけて歩くのが普通。 -
村外れのアルベルゲから出て、教会の脇を通り、昨日買い物した村の中まで入ってきたら巡礼路を分かってないことに気がつく(こらー)。村の広場まで来れば自然と道は見つかると思っていたが、この村ではそれは甘かった。田舎の村なのに矢印もないし早朝なので巡礼も見当たらないし困ったな。それでも広場の辺りをグルグル回り探索を繰り返していたら少し入った路地に矢印を見つけ村の脱出に成功する。
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けもの道みたいな巡礼路をずんずん進んで行きやがて舗装路にでる。次の村の手前に早朝から開いてるバルがあったので休憩していくことにする。今日もコラカオ。バルではコーヒーは飲まなくなって朝ならコラカオが定番になった。何故かと言うとコラカオは温めた牛乳にココアの粉を入れるからエネルギーになる。カフェコンレチェにもたっぷりの牛乳を入れるが割合から言ったらコラカオの圧倒的勝利。小さなクッキーを4枚もおまけにつけてくれる。これもエネルギーの元なので全部その場で頂く。
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外のテラス席で飲んでいると、見たことないグループ巡礼が前を通って行った。みんな割と軽装だ。オウレンセからサンチャゴまでは100kmちょっとかな。100kmを徒歩で歩いたことが証明されると巡礼証明書が発行されるので、ここ銀の道でもオウレンセからスタートする人はいるようだ。巡礼あるあるだ。
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山から下りてくる道なので、オウレンセの町並みが遠くに見え出した。やっぱりとても大きな町のようだ。ずっと山村ばかり伝って歩いてきたので久しぶりの都会だ。はるか遠くに大きく白い蒸気が立ち上っているのが見える。オウレンセ温泉の湯煙かな?でもこれは近くまでやって来たら工場のただの煙突だと判明する。それにしてもでっかい煙突だ。何の工場なんだろう。
町の手前から公道レースみたいのをやっていて、派手にペイントした車が猛スピードで走りまくっている。なんと日本のスズキが殆どのようなので意外。スズキって海外で人気があったのか!?一団が走り去って暫く経つとまたやってくる。やかましいし危険も感じる。いいんかこんな公道でレースやって。もぐりレースか?
都会の道路わきを歩くのは疲れる。休みたいけど車がバンバン走っているので落ち着かないし歩道と車道が区切れてないので歩いていると少し危険も感じる。店がぱらぱらと目立ち始めたところで、大きな道路反対側のテラス席から手を振る人がいた。見るといつものドイツの夫婦だった。誠に愛想がいい。彼らもオウレンセに泊まるんだろうな。
いい加減何かを食べたくなったのでガードレール内側の狭い場所に腰掛けてカステラとバナナでエネルギー補給をしておく。近くに道路標識があって、オウレンセまで4kmとあった。既にオウレンセに入った気になっていたが、まだ手前だったのか。誰かのブログに「行けども行けどもオウレンセ」と言う名文句があったが、誠にそのとおりだった。 -
広い道路から外れて村の中へと導いてくれる矢印を見つけたので喧騒からやっと開放される。車も通らないような村の道を歩いていたら後ろから声が掛かった。トムとリリアンが一歩入った路地のバルで休んでいたのだった。そこからは3人で一緒に歩くことになる。三人は今晩同じオスタルに泊まるので、その前に一緒になれるかなと少し心配していたのだが、都会に入る手前で一緒になれて良かった。もしかしたらあそこで私がやって来るのを待っててくれたのかな?それからはずっと三人で仲良く一緒に歩くことになった。
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もうすっかり都会の真ん中にやって来たので矢印も消えてしまい、巡礼路もわからなくなってしまった。私が必殺GPSを見せてこっちだよと言ってるのに、トムは独自の構想があるらしく、こっちこっちな感じで聞く耳を持たないようだ。リリアンは自分からは探索しようとせずにお任せモードに入っている。トムの脳内GPSも精度がいいようで、ほどなく街のど真ん中にある温泉プールまでたどり着いた。ここはネットの紹介で見ていた場所だ。へー、ここだったんだ。多くの若者が水着で楽しんでいるが、さすがにここには年配者はいなかった。外から丸見えだし、私もここに入るには少し勇気が要りそうだ。
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少し歩くと広場に出る。たぶんスペインにはどこにもあるマヨール広場だろう。広場に面した会堂から着飾った一団がワイワイと出てきた。どうやら結婚式を終えた人たちのようだ。どういう訳だか関係者らしき女性から中に招き入れられる。訳が分からないまま着飾った人たちの間をすり抜けて入らせてもらうのだが、その人たちと比べると情けないくらいなギャップがある。バックパックを背負ったむさくるしい格好で場違いと思われるほどの立派な建物の中に入るので、いいのかなな気分だ。恰好を見れば巡礼だと言うことは分かってるだろうが、女性には我々はフランス、イギリス、日本からの巡礼者だと伝える(トムが)。三人とも別々の国からやって来た外国人たちだとは少し驚いたかも知れない。
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大きな部屋は何か特別な会議が行われるようで超豪華。何か説明してくれてるようだがさっぱり分からない。そこへ女性の上司と思われる紳士が登場。一緒になって説明をしてくれるが、これもスペイン語なのでチンプンカンプン。トムとリリアンはスペイン語が堪能なので理解してるようだ。
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女性の方にカメラを渡してみんなで一緒に写真を撮ってもらう。この日の夕方になって分かったことだが、この紳士はオウレンセの市長だった。会堂は市の議事堂で、大きな会議室はオウレンセの市議会議場のようだ。とすると、ステンドグラスの意味不明のワッペンみたいのは、オウレンセの市章だったのかも知れない。それでやたら立派だったのか。この時は全然分からなかったので、市長と一緒に写真を撮って貰ってもその有難味も感激も感じなかったのが残念。
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ギャエレ達は一緒じゃないし、取り合えず我々3人が予約してもらったオスタルを見つけよう。GPSもあるし市内地図もあるので苦労もせずに暫く歩いた先に見つけることに成功する。チェックインはスペイン語が堪能な二人におまかせだ。私とトムがツインで一人19.5ユーロ。リリアンは一人部屋なので少し高いようだ。
※今日はこれ以降、写真を撮らなかったのでありませぬ。
楽しいことが続いたのでカメラ持ってけば良かった。
トムと二人部屋になったがトムの英語は殆ど聞き取れない。イギリス英語はアメリカ英語より聞き取りやすいと噂だが、元々トムは活舌が悪く口の中でモゴモゴ言うのでさっぱり分からない。暫く前に一緒になったイギリス紳士はとても分かりやすい英語を喋ってくれたが、トムには聞き取りやすい英語という発想がないらしい。トムは歳も歳だし幾らか脳軟化なんかな。(こら)
近くに大きなスーパーがあるのを来る途中に確認済みなので買出しに行ってくる。缶ビール2に今回の旅で初のバケツ野菜、ヨーグルト4、コーラに具入りのパンを2個買って帰る。このオスタルは鍵が面倒くさい。まず受付がいる目の前の扉に鍵が掛かっている。鍵は一部屋に1本なのでトムが出かけるかも知れないので私は持って出てない。最初の扉は受け付け嬢がカウンター内のスイッチで空けてくれるが中に入って部屋の階へ行くための扉にまた鍵が。それは受付から遠隔操作できないので来てもらって開けて貰わなくてはならない。そして最後が部屋の鍵。それはコンコンとノックをすれば中のトムが開けてくれる。面倒なので鍵をもう1本貸してと言って見るも、それは不可能らしい。二人で一部屋だと面倒くさいことこの上ない。
部屋にリリアンがやって来た。温泉に入るための水着を買ってきたそうだ。え、温泉に行くことになってるの?いつ?今日の5時にマヨール広場に集合して無料の温泉まで行くそうだ。言葉が分からないので仕方ないが、そんな楽しいことが決まっていることを知らなかったよ。水着はデカトロンで安く買えるそうだ。デカトロンはヨーロッパでは良く知られたデパートらしい。場所を教えてもらってトムと行ってくる。地元の人にちょっと教えてもらって難なく到着。デカトロンは普通のデパートではなく、スポーツ専門の店だった。私は一番安い3.95ユーロの無地海パンを買うが、トムは色の切り替えが入ってポケット付のを買った。それは7ユーロらしい。爺ちゃんだけどイギリス紳士なのでお洒落のようだ。
オスタルへ帰るのかと思ったが、トムは携帯の何とかが必要と言って携帯の会社を探すようだ。あっちかこっちかと付き合わされるが、部屋の鍵はトムしか持ってないので先に帰るという訳に行かないので面倒くさい。途中で黄色い郵便ポストを見つけたので、絵葉書を買うことを思い出した。オウレンセは大きな町なので、この町で買っておかなくては。思い出して良かった。
レジ袋にタオルとサンダルを入れてマヨール広場に集合。5時だがスペインの夕暮れは10時なので遊ぶには十分ある。ギャエレ達は少し遅れてきたが、ここから乗るバスの時間迄には余裕がたっぷりのようだ。ソコトレインと言う、ヨーロッパにはあちこちにある蒸気機関車を模した観光バスで移動するそうだ。これは何度も目にしたが乗るのは初めてなので嬉しい。郊外に3つある温泉施設のどこまで乗っても0.85ユーロと格安。 -
ガタゴトと観光客の視線を浴びながら無料のテルマエへ。大きな橋を渡っている途中に、曲線の美しい橋が見えた。あ、あれもネットで見た覚えがある。オウレンセだったのか。(注:写真は翌日撮った橋)
橋を渡って川の向こう側に行くと繁華な地帯を過ぎて、いかにも露天風呂がありそうな雰囲気の所をゴトごとと走って行く。やがて大きな露天風呂があるバス停に止まった。露天風呂に歩いて行くと、100人位の人たちが湯に浸かったり水着のまま芝生の上で寛いでいる。想像してたのよりずっと開放的で楽しそうだし大きい。隣には日本語で「温泉」と書かれた4ユーロのテルマエがあったが、無料の温泉が目の前にあるのに利用する人いるのかな?有料の温泉は日本の温泉技術者を招いて作ったらしい。それで「温泉」の文字があるのか。オウレンセのオンセン。何かお茶目な響きがある。
湯船の余ったお湯を川原に放流してるので川原にも幾つも小さな湯船が掘ってあった。係りが常駐していて湯の温度を計っては水を加えて調整しているので無料じゃ申し訳ないようだ。長いこと湯に浸かっているとノボセて来るので、温度調整用の水を両手に受けて頭に掛けるのが気持ち良かった。プラスチックの手桶を持っている人が水を桶で受けて頭に掛けている。何人もがプラ桶を持っているのが不思議だったが、このためだったのか。玩具として持っているんじゃなかった。
日本と違って温度は低めかと想像してたが適温だった。汗が流れるほど浸かって腰の治療に専念する。効いてくれるといいのだが。のんびり浸かった後はみんなで芝生の上で陽に当たりながら長い時間まったり。誰もタオルで拭く人はいなくて自然乾燥させてからそのまま上に着ていた。なかなか合理的。
※お役立ち情報
無料温泉は水着着用です。短パンなど水着以外で利用すると係に注意されて出されるそうですよ。貴重な体験ができるのでオウレンセに来たらぜひ入ってください。露天風呂への行き方も書いた通りなので簡単に行けます。
帰りは普通のバスがやってきた。でも料金は同じ。帰りもユニークな橋の横を通る。ネット情報によると、この橋は見事にカーブしたあの上を歩けるそうだ。おーこわ。
帰りはマヨール広場じゃなくて別の所で降りたが、この近くで何かイベントがあるようだ。ギャエレはそれを知ってたのでバス停を替えたのかな。祭りの出店があったので5人で野外テーブルを囲んで一杯やる。トムが最初にポルトガルワインを全員に奢ったので私も2杯目を全員に奢ってみる。女性人はワイン屋の隣で焼いていた肉を皿にひと盛り買ってくれた。結局そんなことを何度も繰り返す。トムがルアンにワインを勧めた時、ギャエレがマジ顔になって止めていたので二人の謎がまた深まった。あの止め方は兄弟や友達じゃなくて生徒を指導する教師の顔だったから。
昼間、会堂を案内してくれた紳士がやって来た。あれ、あの人は昼間の人だよねとみんなに確認する。その紳士がやってくると店の人たちがやたらと一緒に写真を撮りたがっているので、どういう人なのか聞いたらオウレンセの市長だった。フレンドリーに会堂を案内してくれて謎だったのがやっと解明した。まぁ知らなかったのは私だけだったようだけど。
自分だけでオウレンセにやって来たなら海パンも買えなかったろうし、歩きで行けない郊外に温泉があると知った時点で入るのは諦めただろう。みんなのお陰でとても良い一日になったので仲間に感謝だ。しかも明日もみんなで過ごす楽しい一日が控えているのだ。
銀の道46 オウレンセの休日
6月11日 -
オスタル泊まりだったので、朝の8時過ぎだけどまだベッドでゴロゴロしてます。英国じいちゃんのトムも隣でネット中。トムは年寄りだけどタブレットにスマホ迄持っているハイテク爺ちゃん。帰ってからメールで写真を送ってあげたら、自分のサイトのURLを教えてくれる。やっぱりカミーノはそこいら中を経験していて歩いた道をサイトで紹介していた。あとリリアンもあちこちのカミーノ経験者だった。銀の道を歩くような人はそんなオタクみたいな人ばっかです。タハハ
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10時にやっとチェックアウト。取りあえず公営のアルベルゲがオープンする時間まで何にもする予定がないのでマヨール広場に行ってみようか。トムはカテドラルの前まで来たら入って行ってしまったので私は朝飯を食べようと通りに見つけた食事も出来るパン屋に入っていく。飲み物とパンがセットになったモーニング・サービスみたいのがあるそうなので、それを頼む。粉砂糖が掛かった甘いのとカフェコンレチェ。
パン屋を出たら近くに本屋があったので、ここなら絵葉書があるかなと尋ねると予想通り何種類もの絵葉書が売られていた。文字がいっぱい書けるように一番大きいのを4枚買ってみる。1枚1ユーロ。絵葉書なんだから大きさが違っても同じ切手で届くんだろう。 -
広場にリリアンがやってきた。手ぶらなのでバックパックはオスタルに置きっぱなしにしてるようだ。なるほど、その手があったか。マヨール広場ではべスパのお祭りがあるらしく、続々とスクーターが集結してきた。100台くらいは集まったようでなかなか壮観。広場のカフェでお茶してたドイツの夫婦が声を掛けてくれる。奥さんがプラチナブロンドで、二人とも私を見つけるといつも親しく声を掛けてくれるのでありがたい。
GPSを手にアルベルゲ方向へ歩いていく。旧市街かと思われる地域を通り越して坂を上った高台にアルベルゲはあった。博物館を併設した歴史を感じる建物だ。博物館にアルベルゲが併設されてると言った方が適当か。知らない婦人が3人、入り口で待っていたのでバックパックをその横に下ろす。まだ11時半でオープンは13時だが、さっき買った絵葉書があるので便りを書きながら時間つぶしができる。リリアンがやってきて、そのあとトムもやってきた。二人はカフェへ行くと言ってるが絵葉書を書いているからと言って行かない。コーヒーはさっき朝飯で飲んだしあんまり金使いたくないし。 -
ギャエレとルアンもやって来た。これでオウレンセ連泊を約束した全員が揃うことになった。少年のルアンはいつも私を下の名前で呼び捨てにするのが気に食わないがフランス人なので仕方が無い。こっちも全員を呼び捨てにしてるし。名前を教えるときにニックネームを教えときゃ良かったな。「みっちゃんと呼べ」と後になって教えてみたが、ルアンはまったく英語を話せないので伝わらなかった。さくらんぼをくれるそうなので喜んで一掴み貰っておく。ルアンはフランス語しか話せないし最初は表情も硬く他人を寄せ付けない雰囲気がプンプンしていたが、もう長いこと一緒にいるので親しみを持って接してくれるようになった。このときカルロスが到着してきた。おーカルロス何日ぶりだ!?膝はどうだ?とお愛想に言ってみる。もちろんムイビエンの答えが返ってきた。我々がオウレンセ連泊したお陰で足の鈍いカルロスが追いついて来たので再会することが出来たと言う訳だ。カルロスと歩くスピードは全然違うのに、不思議なほど一緒になる。
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隣の博物館は一部工事中のようだが、何を展示しているのかと入り口の外から覗いていたら、中にいた係りの人から入ってきてと言われたので中を見せてもらう。特に入場料はいらないようだがそうなのかな?ガラスケースに入った展示物などはないようで、建物自体が博物館のようだ。いかにも歴史を感じさせる回廊が一番の売りなのかな?外にでてリリアンとギャエレにも入るといいよと教えてあげる。
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1時にオスピタレロがやって来てチェックインが開始される。愛想の悪いオスピタレロでパスポートのオリジナルを要求される。私はいつも日記帳にパスポートのカラーコピーを貼り付けてあって、大体それで通るのだが、ガリシア州はオリジナルを出せと言われることの方が多い。なにかと面倒ガリシア州。俳句ができそうだ。Wi-Fiはロクなもんじゃないし宿代1ユーロ高いし。まぁ安く泊めて貰っているので文句を言える筋合いではないのだが。
公営アルベルゲの管理人は無償のボランティアと言うのは何度も書いてるが、それだけに無愛想の人がときどきいる。どんな訳でオスピタレロをやってるのか知る由もないが、嫌々やってる人もいるってことか。嫌ならしなくちゃいいのにな。
ギャエレに今日もテルマエに行くのかと聞いたら勿論とのこと。今日は3時半に行くことに決まった。なのでシャワーは浴びないでおくことにする。歩いてないから汗も掻いてないし。昨日の洗濯物を洗って窓に干しておく。ここは干すスペースがないので、みんなスティックを窓や階段に渡したスティックで工夫して干している。因みにスペインではテルマーと言うらしかった。映画テルマエロマエを見てたので一回で覚えられた。 -
近くにティエンダがあると教わったので歩いて行ってみる。割と近くに小さな店を発見する。1リットルビール、トマト2、コーンの缶詰、ナッツ1袋、バナナ2本にクロワッサンで5ユーロと少し。アルベルゲでコーンを入れてスープを作ろうとしたら、食器も鍋も何も無いキッチンだった。こいつはうっかりした。ガリシア州のマイナスポイントをもうひとつ思い出したよ。
ガリシアのアルベルゲにはこういうキッチンが殆どだ。電気コンロや流しは立派なのがあるのに、どこも調理するための道具を置いてないし皿もコップもスプーンもフォークもない無いないずくし。何を考えてるんだガリシア州。困ったなぁと考えてたらギャエレが持ち歩いているキャンプ用のフライパンを貸してくれた。ギャエレは他にも色んなものを持っていて、ガスバーナーまで持っている。そんなの必要か?重たいのに。ナイフも借りてハムを小さく切ってスープに入れる。ギャエレのナイフは型は古いが良く切れたので兄弟船の歌詞のようだ(?)。
スープの素にコーンとハムを入れて煮込んだら結構うまいのが出来上がった。コーン缶詰はそれ自体が良い味出してるので、これからも度々利用すると良さそうだ。トムもキッチンにいたので、トムの小さいカップを借りてビールを3杯飲ませたる。ギャエレとリリアンも同じテーブルにいるので二人にも勧めてみたが、ノーサンキューだった。ワインなら飲むのかな?カルロスがやって来たのでテルマエに行こうと誘ったがシエスタするそうだ。やっぱり太っているから疲れるのかな? -
3時半にテルマエ行きのソコトレイン発着所があるマヨール広場に行ってみるが、ある程度集まらないと出ないのか中々出発しない。結局出発は5時になってしまった。早く来たのに昨日と同じか。昨日の温泉に行くのかと思ったが、今日は別の無料テルマエに行くそうだ。ギャエレは色々企画してくれてありがたい。今回は町からずっと離れた温泉で山の中にあった。と言ってもどの温泉も同じミーニョ川の畔にあるので昨日の温泉の前を通り過して行くことになった。
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最近のギャエレはカメラを向けると良くピースサインをしてくれるし、このようにダブルピースも盛んに送ってくれる。最初の頃にあったイメージとは真逆になってきたのでおかしい。ルアンは私には愛想が良くなったが、不思議と相棒であるギャエレとは仲良くしている風がないのが不思議だ。まぁ日本人で考えても親子や兄弟はそんなに仲良くは見せず、どっちかと言えば白けた仲なので、こんなもんなんかなぁ。
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この温泉は昨日より更に大きな温泉だった。やっぱり100人近い人たちが水着で寛いでいる。中には胸を堂々と出してる婦人も数人いるので国民性と言うか文化の違いと言うかを実感する。坊主頭で白いパンツだけはいた少年がいたけど、良く見たらこの人は少年では無く若い女性だった。おばちゃんだけじゃなく若い女性も胸を出すのが平気なのがいるようだ。
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今回は忘れずにカメラを持ってきたのでみんなの水着姿を納めることに成功する。ギャエレだけは長ズボンを履いてしまったが、上はほぼあのまんまで温泉に入っていたな。今回も大汗を掻いて腰を温めてみるが効果の程は疑問だ。昨日あんだけ暖めたのに特に何もなくて、相変わらず立ち上がる時は手で補助しないと偉い目に遭う。
町の中に戻ってきてからみんなで夕飯を食べることに決まった。手ごろなバルを探して5人でウロウロ。今日は日曜なのでどこも凄い人出だ。通りに教会があったのでみんなで入ってみるとミサをやっていた。だが、どういう訳かすぐ出てきてしまう。何を期待して入ったんだろう?
狭い通りの両側はバルばっか。ここで何度も一緒になる、奥さんが痩せているデンマークの夫婦とばったり。こちらもあちらも全員が知り合いのようだ。夫婦は公営アルベルゲには居なかったので、今回もオスタル泊まりのようだ。夫婦はすぐそこのテラス席に決めたので、私たちも近くのテラス席に陣取ってビールやワインを飲んでみたが、やっぱり5人じゃ狭いので店内のテーブルに移動する。メニューを出されたが読んでも良く分からない。ギャエレがタコのローストを頼み、これは美味いよと言うので真似する。スペインで茹でタコは何度も食べたことがあるが、ローストは初めてだ。これはカリッとして旨い。リリアンは茹でタコ、ルアンはステーキ、トムはバカラオと言う名のタラの魚だった。みんな料理が運ばれてきたら写真を撮っているので、その姿が楽しいからこっちからもパチリ。 -
飲みものには、さっきビールを飲んだので今度は白ワインを頼む。3人は必ず赤ワインで、私に赤は飲まないのかと聞くので舌の先を指で擦りながら「ベーっ」と言う声を出していがらっぽいとジェスチャーすると伝わってるのか笑い出した。ルアンは少年なのでいつもコーラだ。
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食べだしたところへカルロス登場。まぁこんな広いバルばっかりの通りなのに良く見つけるもんだね。同じテーブルになってカルロスもタコを注文する。カルロスはルアンに盛んに何か話しかけているが、ルアンはフランス語しか喋れないしカルロスはスペイン語だけなので、カルロスが何言っているのか分からないんじゃないかな。ルアンは真面目な顔をして聞いているように見えるけど。
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デザートはどうするかと相談始めたので、私は近くにエラード(アイス)があるからそこでアイスを食べたいと提案したら、全員で移動することになった。強面のカルロスも一緒になってアイスを買い求めている姿が可愛い。みんなでアイスをペロペロ舐めながらアルベルゲへ帰る。
思い出に残るオウレンセの休日になった。一緒に過ごした仲間たちと、企画してくれたギャエレに感謝だ。カルロスは一日遅れでオウレンセ2泊するので、また皆とは離ればなれになるが、カルロスとは不思議な縁があるのでまた会えるだろう。アルベルゲに戻って冷蔵庫に入れといた缶ビールとヨーグルトを食べておやすみなさい。
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