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プリミティボの道1(銀の道12の続き)<br /><br /> プリミティボの道1 今日からプリミティボ Santiago - Oviedo<br /><br /> 6月19日<br /> 日本を4月25日に出発して、銀の道を4月28日から歩き始めてサンティアゴには6月17日に到着。ここで2日間休養して、今日からはプリミティボの道を歩き始めます。まずはプリミティボの道の出発点、オビエドにバスで移動するところから話は始まります。

歩く歩く歩く2017 プリミティボの道1(銀の道12の続き)

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2017/04/25 - 2017/07/19

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プリミティボの道1(銀の道12の続き)

プリミティボの道1 今日からプリミティボ Santiago - Oviedo

6月19日
 日本を4月25日に出発して、銀の道を4月28日から歩き始めてサンティアゴには6月17日に到着。ここで2日間休養して、今日からはプリミティボの道を歩き始めます。まずはプリミティボの道の出発点、オビエドにバスで移動するところから話は始まります。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
徒歩
航空会社
エティハド航空
旅行の手配内容
個別手配
  •  Santiago de Conpostera、アルベルゲ・メノールの朝。リリアンは今日も一人早立ちしてフィステラの道へ向かった。ギャエレ達は7時にゆっくり出発するようだ。昨晩書いておいたカードをルアンに渡しながら、ルアンはカミーノのグッドフレンドだと言うようなことを伝える。打ち合わせどおりギャエレが隣ですかさず通訳してくれる。変な日本人と過ごしたことがルアンの人生に何かプラスになってくれれば嬉しい。<br /><br /> ギャエレ達3人は、今日もみんな同じ町に泊まるようだ。また一緒に歩けるなんて、かなり羨ましいけど私はフィステラの道は毎回最後に歩くと決めているので仕方ない。フィステラはフィニッシュ・テラ(半ば私の造語です)地の終わりなので、どうしても巡礼最後に歩かなくてはいけないのだ。別れ際にギャエレからメールで写真を送ってねと念を押される。ギャエレはカメラを持っていなかったから。最後にハグして今生の別れをする。メルシーボク、ギャエレのお陰で楽しかったよ、ルアンも元気でね。私が抜けてもギャエレと仲良くやってね。

     Santiago de Conpostera、アルベルゲ・メノールの朝。リリアンは今日も一人早立ちしてフィステラの道へ向かった。ギャエレ達は7時にゆっくり出発するようだ。昨晩書いておいたカードをルアンに渡しながら、ルアンはカミーノのグッドフレンドだと言うようなことを伝える。打ち合わせどおりギャエレが隣ですかさず通訳してくれる。変な日本人と過ごしたことがルアンの人生に何かプラスになってくれれば嬉しい。

     ギャエレ達3人は、今日もみんな同じ町に泊まるようだ。また一緒に歩けるなんて、かなり羨ましいけど私はフィステラの道は毎回最後に歩くと決めているので仕方ない。フィステラはフィニッシュ・テラ(半ば私の造語です)地の終わりなので、どうしても巡礼最後に歩かなくてはいけないのだ。別れ際にギャエレからメールで写真を送ってねと念を押される。ギャエレはカメラを持っていなかったから。最後にハグして今生の別れをする。メルシーボク、ギャエレのお陰で楽しかったよ、ルアンも元気でね。私が抜けてもギャエレと仲良くやってね。

  •  見送ったあと、キッチンに下りていって昨日のチョリソー、ヨーグルトにポテチにジュースで簡単な朝飯とする。<br /><br /> 7時55分、メノールを後にオビエドへ行くためのバスターミナルへ向かう。何度か利用したことがあるバスターミナル迄は歩いて20分ちょい。バスは9時発だが大事をとって早めに出発する。交通機関を利用するときはいつも早め早めに行動している。何せ言葉が分からないから巨大なターミナルでオビエド行きがどこから出るのか余裕を持って確認しなくてはならない。オビエドまではバスなら6時間くらいかな?そこから268kmの道のりを半月がかりで、ここサンチャゴまで戻って来るのでアホみたいかな?<br /><br /> プリミティボの道は昨年歩いた北の道が途中で分かれてサンチャゴを目指す道だ。昨年私はプリミティボとは別のルート、ラ・コスタの道を歩いてサンチャゴへ到達したので、どうしてももう一つの道であるプリミティボの道を歩きたかった。プリミティボの道はその殆どが山岳地帯らしいので、なるべく一日の距離を短くしたいが、それもアルベルゲ次第だろう。

     見送ったあと、キッチンに下りていって昨日のチョリソー、ヨーグルトにポテチにジュースで簡単な朝飯とする。

     7時55分、メノールを後にオビエドへ行くためのバスターミナルへ向かう。何度か利用したことがあるバスターミナル迄は歩いて20分ちょい。バスは9時発だが大事をとって早めに出発する。交通機関を利用するときはいつも早め早めに行動している。何せ言葉が分からないから巨大なターミナルでオビエド行きがどこから出るのか余裕を持って確認しなくてはならない。オビエドまではバスなら6時間くらいかな?そこから268kmの道のりを半月がかりで、ここサンチャゴまで戻って来るのでアホみたいかな?

     プリミティボの道は昨年歩いた北の道が途中で分かれてサンチャゴを目指す道だ。昨年私はプリミティボとは別のルート、ラ・コスタの道を歩いてサンチャゴへ到達したので、どうしてももう一つの道であるプリミティボの道を歩きたかった。プリミティボの道はその殆どが山岳地帯らしいので、なるべく一日の距離を短くしたいが、それもアルベルゲ次第だろう。

  •  ターミナルには続々と大きなバックパックを背負った巡礼がやってくる。国へ帰る人のほかに私みたいに次のカミーノを目指す人もいるかもしれない。でもオビエドへ行く人はいないようだ。バスは北の道のスタート地点イルン行きだった。その途中にオビエドがある。9時に出てイルンへは夕方の6時に到着らしい。さすがに800キロの道のりは時間が掛かりそうだ。12時間の長旅か、尻が痛くなりそう。でもサンチャゴからイルンへ乗り換え無しで行けるのなら、2本目のカミーノに北の道を歩くことが簡単に出来るんだな。それならいつかやってみてもいいな。

     ターミナルには続々と大きなバックパックを背負った巡礼がやってくる。国へ帰る人のほかに私みたいに次のカミーノを目指す人もいるかもしれない。でもオビエドへ行く人はいないようだ。バスは北の道のスタート地点イルン行きだった。その途中にオビエドがある。9時に出てイルンへは夕方の6時に到着らしい。さすがに800キロの道のりは時間が掛かりそうだ。12時間の長旅か、尻が痛くなりそう。でもサンチャゴからイルンへ乗り換え無しで行けるのなら、2本目のカミーノに北の道を歩くことが簡単に出来るんだな。それならいつかやってみてもいいな。

  •  バスのフロントガラスにはこれから行くオビエド以外、私が行ったことのある地名が全て記してあった。ア・コルーニャ、オビエド、サンタンデール、ビルバオ、サンセバスチャン、イルン。どれも懐かしい地名で、このバスは北の道に沿って東へ行くのが分かった。スペインのバス路線は本当に充実しているのを実感できる。<br /><br /> 9時出発のバスだが、気持ち遅れて9時7分に出発。眺めの良い前から2番目の席をゲットする。隣には誰も座らなかったのでゆったりバスの旅が楽しめそうだ。途中から雨になったが1回休憩を挟んで10時にア・コルーニャのバス停に到着。ここで沢山の人がドヤドヤと乗り込んできた。そしたら私がゲットして喜んでいた席はシスターの予約席だった!えっ、どこに座ってもいいんじゃなかったのか。何となくチケットを見ていた時に番号が打たれていたのでそんな気がしないでもなかったが乗り込む時には忘れてしまっていた。じゃぁ私の席はどこなんだとチケットを通路隣の女性に見せたところ、なんと運良くこの女性の隣の席だと言われる。間違えたと言っても偶然通路を挟んだ隣の席に座っていたので運が良かった。

     バスのフロントガラスにはこれから行くオビエド以外、私が行ったことのある地名が全て記してあった。ア・コルーニャ、オビエド、サンタンデール、ビルバオ、サンセバスチャン、イルン。どれも懐かしい地名で、このバスは北の道に沿って東へ行くのが分かった。スペインのバス路線は本当に充実しているのを実感できる。

     9時出発のバスだが、気持ち遅れて9時7分に出発。眺めの良い前から2番目の席をゲットする。隣には誰も座らなかったのでゆったりバスの旅が楽しめそうだ。途中から雨になったが1回休憩を挟んで10時にア・コルーニャのバス停に到着。ここで沢山の人がドヤドヤと乗り込んできた。そしたら私がゲットして喜んでいた席はシスターの予約席だった!えっ、どこに座ってもいいんじゃなかったのか。何となくチケットを見ていた時に番号が打たれていたのでそんな気がしないでもなかったが乗り込む時には忘れてしまっていた。じゃぁ私の席はどこなんだとチケットを通路隣の女性に見せたところ、なんと運良くこの女性の隣の席だと言われる。間違えたと言っても偶然通路を挟んだ隣の席に座っていたので運が良かった。

  •  ア・コルーニャは大きな町だった。バスはWi-Fi付なので車窓から市内をタブレットで撮ってア・コルーニャに住んでいるカミーノ友達のアナのフェイスブックに貼り付けたらすぐレスが付いて「Ohhh...You shold vist me !!!」と書き込んでくれた。ありがたいが途中でバスを降りる訳には行かないのが残念だ。アナは昨年のフィステラの道で仲良くなって数日を一緒に行動しためっちゃ楽しいスペイン女性だ。フェイスブックをやっている欧米人は沢山居るので簡単に縁が繋がることができる。コルーニャはサンチャゴから僅か90kmほどなので、いつか訪問してみたい。<br /><br /> エアコンが効いて快適なのに加え、心地よい揺れで何度も居眠りをしてしまう。やっぱり疲れているのだろう。いつも眠りが浅いほうだし。<br /><br /> 2時半にオビエド到着。バスのトランクからザックを引っ張り出すときに、地図入れが引きちぎれ紛失してしまった。これはザックに吊るして歩きながら地図が見られるので便利。でもスペアのチャック付きビニール袋があるので、今度はこっちの出番だ。スペア持ってきて良かった。

     ア・コルーニャは大きな町だった。バスはWi-Fi付なので車窓から市内をタブレットで撮ってア・コルーニャに住んでいるカミーノ友達のアナのフェイスブックに貼り付けたらすぐレスが付いて「Ohhh...You shold vist me !!!」と書き込んでくれた。ありがたいが途中でバスを降りる訳には行かないのが残念だ。アナは昨年のフィステラの道で仲良くなって数日を一緒に行動しためっちゃ楽しいスペイン女性だ。フェイスブックをやっている欧米人は沢山居るので簡単に縁が繋がることができる。コルーニャはサンチャゴから僅か90kmほどなので、いつか訪問してみたい。

     エアコンが効いて快適なのに加え、心地よい揺れで何度も居眠りをしてしまう。やっぱり疲れているのだろう。いつも眠りが浅いほうだし。

     2時半にオビエド到着。バスのトランクからザックを引っ張り出すときに、地図入れが引きちぎれ紛失してしまった。これはザックに吊るして歩きながら地図が見られるので便利。でもスペアのチャック付きビニール袋があるので、今度はこっちの出番だ。スペア持ってきて良かった。

  •  オビエドは巨大な街だった。大きな街でも巡礼路を追ってくれば何とかなるが、いきなり街のど真ん中にほっぽり出されると右も左も分からないので途方に暮れる。こんなときはタブレットの出番だ。オビエド駅前を通りカテドラル方面への表示も現れるが、今は何より先にアルベルゲだ。大きくて複雑な町だけど、GPSが良く働いてくれて間違うことなく公営アルベルゲの前まで到達できる。

     オビエドは巨大な街だった。大きな街でも巡礼路を追ってくれば何とかなるが、いきなり街のど真ん中にほっぽり出されると右も左も分からないので途方に暮れる。こんなときはタブレットの出番だ。オビエド駅前を通りカテドラル方面への表示も現れるが、今は何より先にアルベルゲだ。大きくて複雑な町だけど、GPSが良く働いてくれて間違うことなく公営アルベルゲの前まで到達できる。

  •  来る前にネットで見た通りの建物だったが、ここは見てすぐ分かるほど工事中だった。もちろん閉鎖中。どどどどーしてくれるんだよ。オビエドのアルベルゲデータはここしか登録してないから今晩の宿の当てがなくなってしまった。困ったなー、他にアルベルゲの当てはないし、Wi-Fiが無いから探すことも出来ない。来る途中にイビスのホテルがあったから最悪そこに泊まるかと思案していると、近所の男の子が寄ってきた。え?何だろな。そのお婆ちゃんらしい人が離れた所から何か言っているので行ってみよう。オビエドにはもう一軒アルベルゲがあるのを教えてくれる。えっホントに!!暗闇に灯火を見つけた心境だ。

     来る前にネットで見た通りの建物だったが、ここは見てすぐ分かるほど工事中だった。もちろん閉鎖中。どどどどーしてくれるんだよ。オビエドのアルベルゲデータはここしか登録してないから今晩の宿の当てがなくなってしまった。困ったなー、他にアルベルゲの当てはないし、Wi-Fiが無いから探すことも出来ない。来る途中にイビスのホテルがあったから最悪そこに泊まるかと思案していると、近所の男の子が寄ってきた。え?何だろな。そのお婆ちゃんらしい人が離れた所から何か言っているので行ってみよう。オビエドにはもう一軒アルベルゲがあるのを教えてくれる。えっホントに!!暗闇に灯火を見つけた心境だ。

  •  大雑把な方向を教えてもらい歩いていく。でも「あっちのほう」と、かなり大雑把だったので、ところどころ途中の人に聞きながら段々と近づいて来た気がするが見るまでは安心できない。ベンチでお喋りしていた3人組の若者に聞いたときは私の予想とは逆の方向を口を揃えて言い出したが、スペイン人あるあるなので信じなかった。離れたところに移動して店の人に聞いたら、この人はアルベルゲを知っている人で案内が具体的だったので信じられる。やっぱり3人組は真逆を教えていた、信じなくて良かったこと。<br /><br />※お役立ち情報<br /> スペイン人は知らなくても道を教えたがる傾向があります。悪気はないのですが困ったものです。でも雰囲気から曖昧なことを言ってるなと分かるので、複数の人に尋ねて総合判断するのが身のためです。

     大雑把な方向を教えてもらい歩いていく。でも「あっちのほう」と、かなり大雑把だったので、ところどころ途中の人に聞きながら段々と近づいて来た気がするが見るまでは安心できない。ベンチでお喋りしていた3人組の若者に聞いたときは私の予想とは逆の方向を口を揃えて言い出したが、スペイン人あるあるなので信じなかった。離れたところに移動して店の人に聞いたら、この人はアルベルゲを知っている人で案内が具体的だったので信じられる。やっぱり3人組は真逆を教えていた、信じなくて良かったこと。

    ※お役立ち情報
     スペイン人は知らなくても道を教えたがる傾向があります。悪気はないのですが困ったものです。でも雰囲気から曖昧なことを言ってるなと分かるので、複数の人に尋ねて総合判断するのが身のためです。

  •  教わったとおりに歩いて行くと、すぐアルベルゲの看板が現れたので超安心する。合計5ヶ所で聞いてきたことになった、お陰で無事にアルベルゲの門前に到着することができた。来てみるとここも下調べしていたときには写真で見ていたアルベルゲだった。でも先の一軒に必ず泊まれると信じ込んでいたのでタブレットには登録していなかったのだ。やっぱり調べた内の90%が無駄骨になったとしても出来る限りの事前調査は必要だと思い知る。

     教わったとおりに歩いて行くと、すぐアルベルゲの看板が現れたので超安心する。合計5ヶ所で聞いてきたことになった、お陰で無事にアルベルゲの門前に到着することができた。来てみるとここも下調べしていたときには写真で見ていたアルベルゲだった。でも先の一軒に必ず泊まれると信じ込んでいたのでタブレットには登録していなかったのだ。やっぱり調べた内の90%が無駄骨になったとしても出来る限りの事前調査は必要だと思い知る。

  •  アルベルゲの塀と扉は要塞のような頑丈で物々しいものだった。インターホンを押すと遠隔操作で遠くからガチャンと開錠してくれる。入ってからも石つくりの通路を90度にカクンと曲がって更に石段を上がっていくという砦のような構造に若干びびる。建物の中も無骨で修道院を改装してアルベルゲにした感じ丸出し。受付には意外や2、3人の人が待ち構えていて、ここはプリミティボの道のスタート地点だから大勢が泊まりに来るのが想像できる。

     アルベルゲの塀と扉は要塞のような頑丈で物々しいものだった。インターホンを押すと遠隔操作で遠くからガチャンと開錠してくれる。入ってからも石つくりの通路を90度にカクンと曲がって更に石段を上がっていくという砦のような構造に若干びびる。建物の中も無骨で修道院を改装してアルベルゲにした感じ丸出し。受付には意外や2、3人の人が待ち構えていて、ここはプリミティボの道のスタート地点だから大勢が泊まりに来るのが想像できる。

  •  無事にチェックインを済ませてあてがわれた部屋はすこぶる古いもので窓には鉄格子まではまっている。そこには東洋人の顔が。テレビ以外で香港人を初めて見た。知っている中国語はニーハオ、ハオツーとシェーシェーだけなので、謝謝と言ったら謝謝は中国の言葉なのでノー謝謝だとのこと。香港って中国語を喋るんじゃないのかい。イギリスに統治されてたからひょっとして公用語は英語か?何かと世間を騒がしている中国が大嫌いのようだ。私ももちろん今の中国政府は大嫌いなので大いに同意する。<br /><br /> シャワー、洗濯後にスーパー探しで遠くまで足を運ぶが折角見つけたスーパーDIAはシエスタやってた。大型チェーン店なのにDIAの営業形態は色々のようだ。地下道を通ってもう少し先まで歩き、四畳半ほどの小さなパン屋を見つける。揚げパンみたいのがあったので興味深く見ていたら女の子が何やら説明してくれたので、意味は分からなかったけどひとつ買ってみる。それと麦芽パンとクリームパン、パン屋だけど缶ビールも売ってたので2本。それでも5ユーロもしなかった。今日は一日粗食だ。<br /><br /> アルベルゲは古かったが使えるWi-Fiがあったので喜ばしい。Wi-Fiがあるとメールとフェイスブックの他に次ぐ日からの巡礼路の情報収集に大いに役立つ。オビエドは巨大な街だけど明日のカミーノが分からないので、みんなが出発する時間を狙って付いて行く作戦を考える。<br /><br /><br /> プリミティボの道2 プリミティボは山岳の道 Oviedo - Grado<br /><br />6月20日<br /> 5時40に起床。キッチンに移動してスープを作りパンを浮かべて朝飯にする。粗末な食事継続中。それを見ていたからじゃないんだろうが、キッチンにいたイタリア人が小さなチョコパンをひとつくれた。グラチエ。<br /><br /> 同室の香港人は今日も愛想がいい。私を「センセー」と呼ぶようになってる。日本人は先生と呼べば機嫌がいいんだとどっかで教わったのだろうか、良いような悪いような言い伝えだ。<br /><br /> ベルギー人がいたので、銀の道で仲良しになったベルギー夫婦が書いてくれた住所付きのサインを見せたところ、住まいが自分ちから近いそうだ。世界広しと言えども色んなところに接点があるもんだ。<br /><br /> 6時になったら部屋の明かりを点けて全員が行動開始。たぶんここにいる全員が今日からプリミティボの道を歩き始める。

     無事にチェックインを済ませてあてがわれた部屋はすこぶる古いもので窓には鉄格子まではまっている。そこには東洋人の顔が。テレビ以外で香港人を初めて見た。知っている中国語はニーハオ、ハオツーとシェーシェーだけなので、謝謝と言ったら謝謝は中国の言葉なのでノー謝謝だとのこと。香港って中国語を喋るんじゃないのかい。イギリスに統治されてたからひょっとして公用語は英語か?何かと世間を騒がしている中国が大嫌いのようだ。私ももちろん今の中国政府は大嫌いなので大いに同意する。

     シャワー、洗濯後にスーパー探しで遠くまで足を運ぶが折角見つけたスーパーDIAはシエスタやってた。大型チェーン店なのにDIAの営業形態は色々のようだ。地下道を通ってもう少し先まで歩き、四畳半ほどの小さなパン屋を見つける。揚げパンみたいのがあったので興味深く見ていたら女の子が何やら説明してくれたので、意味は分からなかったけどひとつ買ってみる。それと麦芽パンとクリームパン、パン屋だけど缶ビールも売ってたので2本。それでも5ユーロもしなかった。今日は一日粗食だ。

     アルベルゲは古かったが使えるWi-Fiがあったので喜ばしい。Wi-Fiがあるとメールとフェイスブックの他に次ぐ日からの巡礼路の情報収集に大いに役立つ。オビエドは巨大な街だけど明日のカミーノが分からないので、みんなが出発する時間を狙って付いて行く作戦を考える。


    プリミティボの道2 プリミティボは山岳の道 Oviedo - Grado

    6月20日
     5時40に起床。キッチンに移動してスープを作りパンを浮かべて朝飯にする。粗末な食事継続中。それを見ていたからじゃないんだろうが、キッチンにいたイタリア人が小さなチョコパンをひとつくれた。グラチエ。

     同室の香港人は今日も愛想がいい。私を「センセー」と呼ぶようになってる。日本人は先生と呼べば機嫌がいいんだとどっかで教わったのだろうか、良いような悪いような言い伝えだ。

     ベルギー人がいたので、銀の道で仲良しになったベルギー夫婦が書いてくれた住所付きのサインを見せたところ、住まいが自分ちから近いそうだ。世界広しと言えども色んなところに接点があるもんだ。

     6時になったら部屋の明かりを点けて全員が行動開始。たぶんここにいる全員が今日からプリミティボの道を歩き始める。

  •  巡礼路が分かってないので、誰かが出発した後を付いて行く作戦が失敗して殆どの人たちは既に出発した後だった。まぁ取りあえずアルベルゲを出たら左に歩いて行けばいいのだけは分かっているのでそうする。散歩中の地元のおっちゃんに一度教えてもらい歩き続けると、運良く道端に矢印を発見する。これで一安心。一度見つけるととても丁寧に道のあちこちに矢印が沢山描かれている。オビエドはプリミティボの道のスタート地点なので矢印も親切にいっぱい描いてくれてるのが分かる。ありがたや。

     巡礼路が分かってないので、誰かが出発した後を付いて行く作戦が失敗して殆どの人たちは既に出発した後だった。まぁ取りあえずアルベルゲを出たら左に歩いて行けばいいのだけは分かっているのでそうする。散歩中の地元のおっちゃんに一度教えてもらい歩き続けると、運良く道端に矢印を発見する。これで一安心。一度見つけるととても丁寧に道のあちこちに矢印が沢山描かれている。オビエドはプリミティボの道のスタート地点なので矢印も親切にいっぱい描いてくれてるのが分かる。ありがたや。

  •  オビエドにはカテドラルがあって、巡礼者にはわりと縁があるようなないような教会だが、昨日は当てにしていたアルベルゲが閉鎖されていたのでカテドラルどころじゃなかったから訪問していない。出発のこの日に回り道して寄るのも時間がもったいないので、結局、カテドラルは縁がなかったと諦めよう。

     オビエドにはカテドラルがあって、巡礼者にはわりと縁があるようなないような教会だが、昨日は当てにしていたアルベルゲが閉鎖されていたのでカテドラルどころじゃなかったから訪問していない。出発のこの日に回り道して寄るのも時間がもったいないので、結局、カテドラルは縁がなかったと諦めよう。

  •  オビエドは大きな街なので、結局、抜けるのに1時間掛かってしまった。街外れの小さな駅前にあった陸橋を越えて暫く行くと、そこからは早速坂道が始まった。さすが山岳のカミーノだ、看板に偽りなし。女性巡礼が一人前を歩いているのが目に入る。でも若者は年配者はお呼びじゃないので適当に距離を保って後に続く。

     オビエドは大きな街なので、結局、抜けるのに1時間掛かってしまった。街外れの小さな駅前にあった陸橋を越えて暫く行くと、そこからは早速坂道が始まった。さすが山岳のカミーノだ、看板に偽りなし。女性巡礼が一人前を歩いているのが目に入る。でも若者は年配者はお呼びじゃないので適当に距離を保って後に続く。

  •  前方の谷には濃い靄がどっぷりと滞留しているのが見えてくる。幻想的でなかなかの風景だ。日本の天空の城何とかと言うのを思い出した。方向からしてあの中に入っていくのかな?どう転んでもこの先下ってからまた上る道中にしか見えない。

     前方の谷には濃い靄がどっぷりと滞留しているのが見えてくる。幻想的でなかなかの風景だ。日本の天空の城何とかと言うのを思い出した。方向からしてあの中に入っていくのかな?どう転んでもこの先下ってからまた上る道中にしか見えない。

  •  8時45、山の中の小さな教会があった。扉には鍵が掛かっているので入ることは出来ないが、扉の鉄格子越しに中を見ることはできる。扉の前にスタンプが置いてあったので押させて貰おう。この辺りから巡礼者が前後にいるようになり心強い。プリミティボの道では滅多に会わないかと思っていたが、予想より歩いている人がいそうな予感がする。<br /><br /> 山道を抜けると舗装路が出現して、後半は舗装路歩きになる。小さな村にあった小さな店に入っていったら肉屋だった。店の人がいないなと隣の部屋を覗きこんだら、おばちゃんは大きな豚の解体中だったのでギョッとする。こんな所で解体作業をするのか、衛生面なんか考えないようだな。ファンタオレンジとカステラに生のオレンジを1個買っておく。ついでにボトルに水をもらっておき、店の外で背中のタンクに移し替える。水道は解体の近くじゃなくて店の中から汲んでくれたのでちょっと安心した。同じ家の水なんだから同じだろけど、やっぱりね。<br /><br /> 昨日のアルベルゲで一緒だったアメリカカップルも店に寄って来た。人の名前を覚えるのは苦手だが、この女性は一発で覚えられた、自分からインディラガンジーのインディラと名乗ったから。顔もインド人そのものの顔をしているからインド系アメリカ人と言うところか。男の方はアストンで、アストン・マーチンのアストンと覚えるようにしたが時々忘れる。この二人とは行く先々で会うようになる。

     8時45、山の中の小さな教会があった。扉には鍵が掛かっているので入ることは出来ないが、扉の鉄格子越しに中を見ることはできる。扉の前にスタンプが置いてあったので押させて貰おう。この辺りから巡礼者が前後にいるようになり心強い。プリミティボの道では滅多に会わないかと思っていたが、予想より歩いている人がいそうな予感がする。

     山道を抜けると舗装路が出現して、後半は舗装路歩きになる。小さな村にあった小さな店に入っていったら肉屋だった。店の人がいないなと隣の部屋を覗きこんだら、おばちゃんは大きな豚の解体中だったのでギョッとする。こんな所で解体作業をするのか、衛生面なんか考えないようだな。ファンタオレンジとカステラに生のオレンジを1個買っておく。ついでにボトルに水をもらっておき、店の外で背中のタンクに移し替える。水道は解体の近くじゃなくて店の中から汲んでくれたのでちょっと安心した。同じ家の水なんだから同じだろけど、やっぱりね。

     昨日のアルベルゲで一緒だったアメリカカップルも店に寄って来た。人の名前を覚えるのは苦手だが、この女性は一発で覚えられた、自分からインディラガンジーのインディラと名乗ったから。顔もインド人そのものの顔をしているからインド系アメリカ人と言うところか。男の方はアストンで、アストン・マーチンのアストンと覚えるようにしたが時々忘れる。この二人とは行く先々で会うようになる。

  •  山の中なのに、また小さな教会があった。村人がここまでやって来るのかなぁ?日本で言えば道端の祠みたいなもんなんかな?田舎の人は信仰心が篤そうだ。一人の巡礼が中を覗き込んでいるが、プリミティボの道初日なのに、もう膝サポーターをしている。それとも北の道からやって来た人なのかも知れないな?<br /><br /> 山の中でイタリアの女の子がトイレタイムを始めたので気がつかない振りをして通り過ぎる。こっちも気を使うのでもっと奥に入ったところでやって貰いたいもんだ。前後に人が居ないか確認もしなかったし、欧米人はこういうの余り気にしないのかな。

     山の中なのに、また小さな教会があった。村人がここまでやって来るのかなぁ?日本で言えば道端の祠みたいなもんなんかな?田舎の人は信仰心が篤そうだ。一人の巡礼が中を覗き込んでいるが、プリミティボの道初日なのに、もう膝サポーターをしている。それとも北の道からやって来た人なのかも知れないな?

     山の中でイタリアの女の子がトイレタイムを始めたので気がつかない振りをして通り過ぎる。こっちも気を使うのでもっと奥に入ったところでやって貰いたいもんだ。前後に人が居ないか確認もしなかったし、欧米人はこういうの余り気にしないのかな。

  •  村のバルに入って行ったら昨日の香港人と他に二人が休んでいて、一緒のテーブルに誘ってくれたので冷たい飲み物を注文する。相変わらず私を「せんせー」と呼んでいる。ここはみんな2,30代と若い。後からさっきのイタリアの子ともう一人やってきてテーブルは賑やかになった所で出発する。同じタイミングでスペイン人のおっちゃんがスタートしたので必然的に一緒に歩くようになった。若い子達5人がまだバルにいるので大分抜かしたことになる。アルベルゲがある目的の町が近くなってきたので下段ベッドが取りたい私には重要なポイントだ。<br /><br /> バルで出してくれたファンタに大きな氷が2個入っていたので、背中のタンクに入れておいたところ、この冷えた水が劇的に旨かった。あの程度の氷でも水全体をがっちり冷やせるのが分かった。チャンスがあったら是非またやりたい。<br /><br /> おっちゃんとは一緒に歩いていても大して話はしない。こっちがスペイン語を片言しか話せないのが分かってるので面倒なんだろう。分からないスペイン語でやたらと話しかけられるよりこの方がいい。<br />

     村のバルに入って行ったら昨日の香港人と他に二人が休んでいて、一緒のテーブルに誘ってくれたので冷たい飲み物を注文する。相変わらず私を「せんせー」と呼んでいる。ここはみんな2,30代と若い。後からさっきのイタリアの子ともう一人やってきてテーブルは賑やかになった所で出発する。同じタイミングでスペイン人のおっちゃんがスタートしたので必然的に一緒に歩くようになった。若い子達5人がまだバルにいるので大分抜かしたことになる。アルベルゲがある目的の町が近くなってきたので下段ベッドが取りたい私には重要なポイントだ。

     バルで出してくれたファンタに大きな氷が2個入っていたので、背中のタンクに入れておいたところ、この冷えた水が劇的に旨かった。あの程度の氷でも水全体をがっちり冷やせるのが分かった。チャンスがあったら是非またやりたい。

     おっちゃんとは一緒に歩いていても大して話はしない。こっちがスペイン語を片言しか話せないのが分かってるので面倒なんだろう。分からないスペイン語でやたらと話しかけられるよりこの方がいい。

  •  大きな町に入ってきたが、矢印どおりに進んで行くとアルベルゲに到着。まだ1時15なのでオープンの2時には大分ある。先着が一人いて、その横に地元の少年が一人いるが、この子は友達が隣の役場で何かしているのを待っているだけだった。と言うことは、このアルベルゲは自治体が運営しているってことか。その後、香港人とベルギー人も到着して時間通りに2時オープン。

     大きな町に入ってきたが、矢印どおりに進んで行くとアルベルゲに到着。まだ1時15なのでオープンの2時には大分ある。先着が一人いて、その横に地元の少年が一人いるが、この子は友達が隣の役場で何かしているのを待っているだけだった。と言うことは、このアルベルゲは自治体が運営しているってことか。その後、香港人とベルギー人も到着して時間通りに2時オープン。

  •  オスピタレラの婦人二人は感じが良く、ウェルカムドリンクにはレモン水を振舞ってくれる。ここはドナティーボ(寄付)に加え朝食を出してくれるそうなので寄付箱には10ユーロを入れさせてもらう。ベッド代は普通5か6ユーロで朝食はバルで食べても2か3ユーロが平均なので10なら気持ち大目ってところだ。一晩お世話になったベッドの写真はなるべく撮るようにしている。でないと、泊まったアルベルゲがどんなだったか完璧に忘れてしまうので。

     オスピタレラの婦人二人は感じが良く、ウェルカムドリンクにはレモン水を振舞ってくれる。ここはドナティーボ(寄付)に加え朝食を出してくれるそうなので寄付箱には10ユーロを入れさせてもらう。ベッド代は普通5か6ユーロで朝食はバルで食べても2か3ユーロが平均なので10なら気持ち大目ってところだ。一晩お世話になったベッドの写真はなるべく撮るようにしている。でないと、泊まったアルベルゲがどんなだったか完璧に忘れてしまうので。

  •  シエスタやってないスーパーを教えてもらって炎天下を百均のペラペラサンダルでぺたぺた歩いて行く。大き目のスーパーに好物のバケツ野菜が何種類もあったのが嬉しい。久しぶりに生ハムも買って、いつもの1リットルビールにファンタレモン。次ぐ日用にオレンジジュースとヨーグルト4で5ユーロと少し。今回もお安くなってます。レジ袋を提げて歩いていたら女性の巡礼がいたので、アルベルゲに行くのなら連れてって上げようと思い「アルベルゲ?」と言ってみたけど次の村を目指すそうで行ってしまった。炎天下の上もう3時になると言うのに元気だなぁ。

     シエスタやってないスーパーを教えてもらって炎天下を百均のペラペラサンダルでぺたぺた歩いて行く。大き目のスーパーに好物のバケツ野菜が何種類もあったのが嬉しい。久しぶりに生ハムも買って、いつもの1リットルビールにファンタレモン。次ぐ日用にオレンジジュースとヨーグルト4で5ユーロと少し。今回もお安くなってます。レジ袋を提げて歩いていたら女性の巡礼がいたので、アルベルゲに行くのなら連れてって上げようと思い「アルベルゲ?」と言ってみたけど次の村を目指すそうで行ってしまった。炎天下の上もう3時になると言うのに元気だなぁ。

  •  アルベルゲのキッチンで、バケツ野菜の中に生ハム、パンも投入して一食分の完成。ビールと共に至福の時間だ。明日朝の朝食はアルベルゲで出してくれるので気楽。<br /><br /> オスピタレラが呼んだので行ってみたところ、これからパンの残りを羊の群れに上げるイベントだそうだ。金網のこちら側から30mほど離れた丘の上に固まっている羊の群れに声を掛けるのだが、全員こっちを見てるのに中々やってこない。そのうち、1頭がそろそろと歩きだしたらそれが引き金になって全員が雪崩を打ってやって来た。それからは金網の向こうでパンが欲しくて大騒ぎ。たぶん、昨日今日始まったイベントじゃないだろうに羊ってやっぱり臆病なんだな。それとも昨日のことも忘れてしまうバカなんか。

     アルベルゲのキッチンで、バケツ野菜の中に生ハム、パンも投入して一食分の完成。ビールと共に至福の時間だ。明日朝の朝食はアルベルゲで出してくれるので気楽。

     オスピタレラが呼んだので行ってみたところ、これからパンの残りを羊の群れに上げるイベントだそうだ。金網のこちら側から30mほど離れた丘の上に固まっている羊の群れに声を掛けるのだが、全員こっちを見てるのに中々やってこない。そのうち、1頭がそろそろと歩きだしたらそれが引き金になって全員が雪崩を打ってやって来た。それからは金網の向こうでパンが欲しくて大騒ぎ。たぶん、昨日今日始まったイベントじゃないだろうに羊ってやっぱり臆病なんだな。それとも昨日のことも忘れてしまうバカなんか。

  •  玄関には「満員 次のアルベルゲ4km ごめんね」の紙が貼り出されてしまったが、8時近くなってから3人の巡礼者が到着してきた。いくら歩く人が少ないプリミティボの道でも8時まで歩いていちゃいかんだろう。当然のことながらベッドはなかった。夫婦ものには4km先のアルベルゲを紹介していたが、どうするか?40代の男性は入り口外にあるベンチで暫くスマホをいじっているのでオスタルでも探しているのか?8時20にまた二人やって来た。甘すぎるよ。しかも二人ともナップザックだから本当の巡礼とは違うのかな。ここは16ベッドしかないことを知らないのかね?でも若いカップルだからいいや、何とかするだろう。スペインの宿は部屋貸しなので二人で泊まれば安上がりだし、場合によっては私営アルベルゲより安く泊まれる。<br /><br /> 昼間は31度あったが8時を過ぎたので27度まで下がってきた。ここのベッドルームは風通しが悪いので、今晩は寝苦しそうな気がするな。

     玄関には「満員 次のアルベルゲ4km ごめんね」の紙が貼り出されてしまったが、8時近くなってから3人の巡礼者が到着してきた。いくら歩く人が少ないプリミティボの道でも8時まで歩いていちゃいかんだろう。当然のことながらベッドはなかった。夫婦ものには4km先のアルベルゲを紹介していたが、どうするか?40代の男性は入り口外にあるベンチで暫くスマホをいじっているのでオスタルでも探しているのか?8時20にまた二人やって来た。甘すぎるよ。しかも二人ともナップザックだから本当の巡礼とは違うのかな。ここは16ベッドしかないことを知らないのかね?でも若いカップルだからいいや、何とかするだろう。スペインの宿は部屋貸しなので二人で泊まれば安上がりだし、場合によっては私営アルベルゲより安く泊まれる。

     昼間は31度あったが8時を過ぎたので27度まで下がってきた。ここのベッドルームは風通しが悪いので、今晩は寝苦しそうな気がするな。

  •  1組の5本指靴下の穴が巨大化してきて、いよいよ危なくなってきた。でもまだ履けるから捨てない。スペインには5本指は売ってないしマメ対策には絶大な効果があるので貴重品だ。無事なのがまだ他に2組あるがプリミティボの道を歩き始めたばかりだし、そのあとにムシア、フィステラを歩く予定なので持たせるだけ持たせる。<br /><br /><br /> プリミティボの道3 素敵なアルベルゲ Grado - Cornellana<br /><br />6月21日<br /> 優しいオスピタレラのいるグラドのアルベルゲ。ありがたい朝食付だ。パンにコーヒーそれにジュースと、スペインではこれが平均的な朝食。ありがたいが日本人には物足りない。あとで何か食べたい。

     1組の5本指靴下の穴が巨大化してきて、いよいよ危なくなってきた。でもまだ履けるから捨てない。スペインには5本指は売ってないしマメ対策には絶大な効果があるので貴重品だ。無事なのがまだ他に2組あるがプリミティボの道を歩き始めたばかりだし、そのあとにムシア、フィステラを歩く予定なので持たせるだけ持たせる。


    プリミティボの道3 素敵なアルベルゲ Grado - Cornellana

    6月21日
     優しいオスピタレラのいるグラドのアルベルゲ。ありがたい朝食付だ。パンにコーヒーそれにジュースと、スペインではこれが平均的な朝食。ありがたいが日本人には物足りない。あとで何か食べたい。

  •  7時10にスタートする。山の中の町なので最初から上ったり下ったりの連続だが体力・気力とも充実しているので苦にならない(つもり)。

     7時10にスタートする。山の中の町なので最初から上ったり下ったりの連続だが体力・気力とも充実しているので苦にならない(つもり)。

  •  写真は朝の山越えで見かけた大型オレオ。高床式でネズミ返しが付いている。高台にあるので、ここのベランダから見下ろす景色は中々のもんだろな。<br /><br /> この近くの家にホンダのインテグラが停まっていて、主が隣にいたので車を指さしながら「オンダオンダ」と言ったら「オンダは良い車だ、これで2台目だ」と誇らしげに言っていた。スペインには日本車がとても多い。あと大型オートバイは殆どが日本製。世界中からやって来る巡礼が持っているカメラも殆どが日本製。みんなこれらが日本製だって知ってるのかなぁ。でも日本人にはもう2か月会っていない。独り言で日本語は喋っているが会話ができない。

     写真は朝の山越えで見かけた大型オレオ。高床式でネズミ返しが付いている。高台にあるので、ここのベランダから見下ろす景色は中々のもんだろな。

     この近くの家にホンダのインテグラが停まっていて、主が隣にいたので車を指さしながら「オンダオンダ」と言ったら「オンダは良い車だ、これで2台目だ」と誇らしげに言っていた。スペインには日本車がとても多い。あと大型オートバイは殆どが日本製。世界中からやって来る巡礼が持っているカメラも殆どが日本製。みんなこれらが日本製だって知ってるのかなぁ。でも日本人にはもう2か月会っていない。独り言で日本語は喋っているが会話ができない。

  •  山の中を2時間ほど歩いて人里近くなったら工事中の道路が現れる。その前方にインディラとアストンのカップルを見つける。インディラはメタボぎみなので歩くのが遅いから、いつもアストンが歩調を合わせているのが分かる。後でフェイスブックを見て分かったが、この二人は若夫婦だった。もしかしたらハネムーンでサンチャゴ巡礼に!?

     山の中を2時間ほど歩いて人里近くなったら工事中の道路が現れる。その前方にインディラとアストンのカップルを見つける。インディラはメタボぎみなので歩くのが遅いから、いつもアストンが歩調を合わせているのが分かる。後でフェイスブックを見て分かったが、この二人は若夫婦だった。もしかしたらハネムーンでサンチャゴ巡礼に!?

  •  Doriga村の教会に手ごろな日陰があったので持参のジュースとカステラでエネルギー補給をする。近くの自販機にCornellana村まで3.2kmの表示があった。まだ幾らも歩いてないけど、もう今日の目的地が近いようだ。

     Doriga村の教会に手ごろな日陰があったので持参のジュースとカステラでエネルギー補給をする。近くの自販機にCornellana村まで3.2kmの表示があった。まだ幾らも歩いてないけど、もう今日の目的地が近いようだ。

  •  昨日は初日なのでショートコースにしようと思ったけど結局普通に歩いたので今日は本当に11kmのショートコース。前からこのCornellanaのアルベルゲに泊まりたかったので辻褄を合わせる。なぜならここは廃墟の修道院を一部改装したアルベルゲで、いかにも雰囲気たっぷりなのを知っているから楽しみなのだ。

     昨日は初日なのでショートコースにしようと思ったけど結局普通に歩いたので今日は本当に11kmのショートコース。前からこのCornellanaのアルベルゲに泊まりたかったので辻褄を合わせる。なぜならここは廃墟の修道院を一部改装したアルベルゲで、いかにも雰囲気たっぷりなのを知っているから楽しみなのだ。

  •  10時15に件の村に到着。村の大通りをカクンと左折すると大きなスーパーが目に飛び込んでくる。お、いいねいいね、村は小さいけどこんな大きなスーパーがあるよ。買い物が楽しみだ。更に進むと前方に大きな建物が現れてきた。あれが今晩のアルベルゲらしい。しかし余りに大きすぎてどこから入っていいのか分からないでいると、2匹の犬を連れたセニョーラがやってきたので「アルベルゲアルベルゲ」と聞いてみると、この人がオスピタレラだった。凄い偶然。セニョーラは何処かに行く予定だったようだが、私を伴ってやって来た方へ戻って行ってくれた。

     10時15に件の村に到着。村の大通りをカクンと左折すると大きなスーパーが目に飛び込んでくる。お、いいねいいね、村は小さいけどこんな大きなスーパーがあるよ。買い物が楽しみだ。更に進むと前方に大きな建物が現れてきた。あれが今晩のアルベルゲらしい。しかし余りに大きすぎてどこから入っていいのか分からないでいると、2匹の犬を連れたセニョーラがやってきたので「アルベルゲアルベルゲ」と聞いてみると、この人がオスピタレラだった。凄い偶然。セニョーラは何処かに行く予定だったようだが、私を伴ってやって来た方へ戻って行ってくれた。

  •  大きな建物を右から回りこんで行くと頑丈な鉄の扉が行く手を遮っていた。鍵も掛かってるようなので、どうやって開けるのか興味津々で見ていると、端っこの鉄柱に取り付けてある鍵を差し込む突起をグルッと回転させるとあーら不思議、大きな扉がガガガガガと言う音とともにスライドし出した。へー、まるでアラジンと魔法のランプみたいだ。鍵穴はあるが鍵は必要なかったのだ。おまけに閉め方もご丁寧に教えてくれたので、一人でも出入りが出来るってことになった。

     大きな建物を右から回りこんで行くと頑丈な鉄の扉が行く手を遮っていた。鍵も掛かってるようなので、どうやって開けるのか興味津々で見ていると、端っこの鉄柱に取り付けてある鍵を差し込む突起をグルッと回転させるとあーら不思議、大きな扉がガガガガガと言う音とともにスライドし出した。へー、まるでアラジンと魔法のランプみたいだ。鍵穴はあるが鍵は必要なかったのだ。おまけに閉め方もご丁寧に教えてくれたので、一人でも出入りが出来るってことになった。

  •  石つくりの門はすこぶる古く数百年前の物のように感じた。門を潜って入ると広ーい中庭があって、建物がコの字形に配置されている。ベッドルームと管理棟は中庭を挟んで向かい合って配置されていて、もうひとつの面は昔のまま残されているようで入ることは出来なそうだ。ここは5ユーロ。

     石つくりの門はすこぶる古く数百年前の物のように感じた。門を潜って入ると広ーい中庭があって、建物がコの字形に配置されている。ベッドルームと管理棟は中庭を挟んで向かい合って配置されていて、もうひとつの面は昔のまま残されているようで入ることは出来なそうだ。ここは5ユーロ。

  •  こんな古い建物だけど、ちゃんとWi-Fiもあった意外だった。でもパスワードは合っているのに接続が難しくて5回目にやっと成功する。ベッドルームは大きなのが連続して2部屋あって好きなものを選べば良いスタイルだった。キッチンは管理棟にあるので広い中庭を歩いていく必要がある。私のペラペラサンダルでは庭に敷き詰められた小石が痛くて仕方ないのでヒョコヒョコ歩きで行き来することになる。<br /><br /> シャワー、洗濯してから来るときに見つけたスーパーへ買い物に出かける。ちょっと歩くけどこの位は朝飯前だ。ATMもあったのでそろそろ軍資金を追加しておこう。このATMは珍しく自分で金額を指定できるものだったので、いつもは300ユーロ固定だが初めて400と数字ボタンを押してキャッシングしてみる。贅沢しなくっちゃ20日間は賄える金額なので、もしかしたらスペインで最後のキャッシングになるかな?<br /><br /> 大きなスーパーなのでバケツ野菜も置いてあった。それに定番の1リットルビール、ヨーグルト4、桃の缶詰、コーラにセブンアップ、肉団子、チョコパン、髭剃り6本で12.65ユーロと、軍資金もたんまり入ったことだし大量買いをする。アルベルゲに戻って2ヶ月ぶりに髭を剃ってみる。今日も暑かったので久しぶりにサッパリする。

     こんな古い建物だけど、ちゃんとWi-Fiもあった意外だった。でもパスワードは合っているのに接続が難しくて5回目にやっと成功する。ベッドルームは大きなのが連続して2部屋あって好きなものを選べば良いスタイルだった。キッチンは管理棟にあるので広い中庭を歩いていく必要がある。私のペラペラサンダルでは庭に敷き詰められた小石が痛くて仕方ないのでヒョコヒョコ歩きで行き来することになる。

     シャワー、洗濯してから来るときに見つけたスーパーへ買い物に出かける。ちょっと歩くけどこの位は朝飯前だ。ATMもあったのでそろそろ軍資金を追加しておこう。このATMは珍しく自分で金額を指定できるものだったので、いつもは300ユーロ固定だが初めて400と数字ボタンを押してキャッシングしてみる。贅沢しなくっちゃ20日間は賄える金額なので、もしかしたらスペインで最後のキャッシングになるかな?

     大きなスーパーなのでバケツ野菜も置いてあった。それに定番の1リットルビール、ヨーグルト4、桃の缶詰、コーラにセブンアップ、肉団子、チョコパン、髭剃り6本で12.65ユーロと、軍資金もたんまり入ったことだし大量買いをする。アルベルゲに戻って2ヶ月ぶりに髭を剃ってみる。今日も暑かったので久しぶりにサッパリする。

  •  スーパーから戻ってくるとベッドルームにはバックパックが2つ増えていた。誰か後続の巡礼が到着してきたらしいが顔が見えないので昼飯でも食べに行っているようだ。その後、フランス親父の3人組が私がいる方のベッドルームにやって来た。いびきが心配になったが、この人たちは静かなものだった。

     スーパーから戻ってくるとベッドルームにはバックパックが2つ増えていた。誰か後続の巡礼が到着してきたらしいが顔が見えないので昼飯でも食べに行っているようだ。その後、フランス親父の3人組が私がいる方のベッドルームにやって来た。いびきが心配になったが、この人たちは静かなものだった。

  •  肉団子を暖め冷凍庫に入れておいたビールで乾杯。桃缶もあるし中々豪華だ。現金も手に入ったし今日は給料日か?<br /><br /> 食べながらカミーノ情報を知らせてくれるEROSKIのサイトに接続して明日からの情報を仕入れる。地図やアルベルゲ情報は日本にいるときにチェックしていたが、山岳の道なのに高低表をチェックしてなかった。ここでは高低表が凄く大事なことに今頃気づいてしまった。平坦な道なら時速何キロで歩けると予測ができるが、山岳の道では坂の具合を加味して予測しなくてはならない。その日のアルベルゲも坂の具合によって何処まで歩くのが適切か決めなくてはならないので、これは割と重要な情報だ。持ってきた紙の地図に毎日の高低表を手書きでせっせと書き込んでおく。

     肉団子を暖め冷凍庫に入れておいたビールで乾杯。桃缶もあるし中々豪華だ。現金も手に入ったし今日は給料日か?

     食べながらカミーノ情報を知らせてくれるEROSKIのサイトに接続して明日からの情報を仕入れる。地図やアルベルゲ情報は日本にいるときにチェックしていたが、山岳の道なのに高低表をチェックしてなかった。ここでは高低表が凄く大事なことに今頃気づいてしまった。平坦な道なら時速何キロで歩けると予測ができるが、山岳の道では坂の具合を加味して予測しなくてはならない。その日のアルベルゲも坂の具合によって何処まで歩くのが適切か決めなくてはならないので、これは割と重要な情報だ。持ってきた紙の地図に毎日の高低表を手書きでせっせと書き込んでおく。

  •  このアルベルゲは予想したとおり凄く良かった。ベッドの間隔は広く取ってあるし各ベッドにはコンセントにライトまで用意されている。キッチンもシャワールームも満点。ただ、アルベルゲとしてリニューアルしてある所は全体の2割くらいだろうか、それ以外は壊れっぱなしの窓や扉など、荒れ果てたままでお化け屋敷みたいなのが少し気になった。鎖を引きずって歩く幽霊の話が出るのはこういう所じゃないのかね。素敵なアルベルゲが「素敵な金縛りアルベルゲ」にならなきゃいいが。(知ってる?)<br /><br /><br /> プリミティボの道4 歌姫のアルベルゲ Cornellana - Bodenaya<br /><br />6月22日<br /> 同室のフランス親父3人組は暗い内に出発していった。私はアルベルゲで食べられる時は椅子もテーブルもあるキッチンで食べてから出発することにしている。その方が効率的だしそのためのスーパー通いだし。

     このアルベルゲは予想したとおり凄く良かった。ベッドの間隔は広く取ってあるし各ベッドにはコンセントにライトまで用意されている。キッチンもシャワールームも満点。ただ、アルベルゲとしてリニューアルしてある所は全体の2割くらいだろうか、それ以外は壊れっぱなしの窓や扉など、荒れ果てたままでお化け屋敷みたいなのが少し気になった。鎖を引きずって歩く幽霊の話が出るのはこういう所じゃないのかね。素敵なアルベルゲが「素敵な金縛りアルベルゲ」にならなきゃいいが。(知ってる?)


    プリミティボの道4 歌姫のアルベルゲ Cornellana - Bodenaya

    6月22日
     同室のフランス親父3人組は暗い内に出発していった。私はアルベルゲで食べられる時は椅子もテーブルもあるキッチンで食べてから出発することにしている。その方が効率的だしそのためのスーパー通いだし。

  •  キッチンのある建物に移動してスープを作りパンをいっぱい浮かべる。冷蔵庫に入れて置いた残りの桃とヨーグルトにチョコパンを1個食べて充実した朝飯。セブンアップの缶は持ち歩くので途中で飲むのが楽しみだ。<br /><br /> 今日は17.6km先のBodenayaを目指すが、そこのアルベルゲにも是非泊まりたかったのだ。何故なら昨年の北の道で泊まったペンデュエレスのアルベルゲとオーナーが友達同士だそうだから。ペンデュエレスと同じように夕飯と朝メシが付いてドナティーボ(寄付)だそうだ。オスピタレロはきっと良い人なのが容易に想像つく。ペンデュエレスの時の写真はカメラに入っているので、それを見せるのも楽しみ。<br /><br /> 表は霧雨状態なのでバックパックにカバーを掛け、雨合羽を着こんで7時15に出発する。開けゴマの鉄門は開けっぱなしになっていた。キッチンもベッドルームも無施錠なので物騒な気がしないでもないが、それよりも遅く到着した巡礼が入ることが出来るようにかな?

     キッチンのある建物に移動してスープを作りパンをいっぱい浮かべる。冷蔵庫に入れて置いた残りの桃とヨーグルトにチョコパンを1個食べて充実した朝飯。セブンアップの缶は持ち歩くので途中で飲むのが楽しみだ。

     今日は17.6km先のBodenayaを目指すが、そこのアルベルゲにも是非泊まりたかったのだ。何故なら昨年の北の道で泊まったペンデュエレスのアルベルゲとオーナーが友達同士だそうだから。ペンデュエレスと同じように夕飯と朝メシが付いてドナティーボ(寄付)だそうだ。オスピタレロはきっと良い人なのが容易に想像つく。ペンデュエレスの時の写真はカメラに入っているので、それを見せるのも楽しみ。

     表は霧雨状態なのでバックパックにカバーを掛け、雨合羽を着こんで7時15に出発する。開けゴマの鉄門は開けっぱなしになっていた。キッチンもベッドルームも無施錠なので物騒な気がしないでもないが、それよりも遅く到着した巡礼が入ることが出来るようにかな?

  •  少し登り始めたらアルベルゲの全景を見渡せる所にやってきた。ここから見ると相当大きな建物だったのが分かる。修道院として使われてた頃はさぞや沢山の修道士たちが暮らしていたんだろうな。<br /><br /> これからは山々々の連続となる。なのにいきなり巡礼路を見失う。山の1本道なのに何故だーっ。だいぶ前を歩いていたフランス人が急に見えなくなったので、写真を撮っている間に差をつけられたかと思ったが、それにしても見当たらな過ぎる。早足で歩いているのにまった見えてこない。変だなーと思いながらもそのまま上っていたら後ろからやって来た地元のドライバーが「これはカミーノじゃないよ」と教えてくれる。がびーん(ふるっ)やっぱりぃ!悪い予感が当たってしまった。おじさんが喋っているスペイン語から知ってる単語を拾って意味を推理すると、ずっと戻って最初に家があった所を左に曲がるんだと教えてくれているらしい。戻るのは嫌なので、このままこの道を進んで行ってカミーノと合流してくれると良いんだがなーと思ったが、どんどん違う方へ進んでいく可能性の方が高い気がするので戻るのが正解だろう。

     少し登り始めたらアルベルゲの全景を見渡せる所にやってきた。ここから見ると相当大きな建物だったのが分かる。修道院として使われてた頃はさぞや沢山の修道士たちが暮らしていたんだろうな。

     これからは山々々の連続となる。なのにいきなり巡礼路を見失う。山の1本道なのに何故だーっ。だいぶ前を歩いていたフランス人が急に見えなくなったので、写真を撮っている間に差をつけられたかと思ったが、それにしても見当たらな過ぎる。早足で歩いているのにまった見えてこない。変だなーと思いながらもそのまま上っていたら後ろからやって来た地元のドライバーが「これはカミーノじゃないよ」と教えてくれる。がびーん(ふるっ)やっぱりぃ!悪い予感が当たってしまった。おじさんが喋っているスペイン語から知ってる単語を拾って意味を推理すると、ずっと戻って最初に家があった所を左に曲がるんだと教えてくれているらしい。戻るのは嫌なので、このままこの道を進んで行ってカミーノと合流してくれると良いんだがなーと思ったが、どんどん違う方へ進んでいく可能性の方が高い気がするので戻るのが正解だろう。

  •  20分上って15分下り合計35分のロス。でも、まだ下りで間違ったんじゃなくて良かった。間違って下った道を登り返すのは体力はもとより精神的ダメージが大きい。半信半疑のまま下っていくと、さっきのオジサンが教えてくれたとおり、最初の家の隣に細い巡礼路が続いていて、ちゃんと道標もあった。くっそー、こいつを見落とさなければと思うが自分が悪いんだからしょうがない。滅多に他の巡礼者とは出会わないプリミティボの道だから、貴重なフランス組と差が付いてしまったのは残念だが、間違った時間が30分以上あるので追いつく可能性はないだろう。予想どおりこれ以降はずっと一人歩きとなる。

     20分上って15分下り合計35分のロス。でも、まだ下りで間違ったんじゃなくて良かった。間違って下った道を登り返すのは体力はもとより精神的ダメージが大きい。半信半疑のまま下っていくと、さっきのオジサンが教えてくれたとおり、最初の家の隣に細い巡礼路が続いていて、ちゃんと道標もあった。くっそー、こいつを見落とさなければと思うが自分が悪いんだからしょうがない。滅多に他の巡礼者とは出会わないプリミティボの道だから、貴重なフランス組と差が付いてしまったのは残念だが、間違った時間が30分以上あるので追いつく可能性はないだろう。予想どおりこれ以降はずっと一人歩きとなる。

  •  小さな村はずれに休憩所があったので、椅子に座って持ち歩いていたセブンアップを飲んで気晴らしをする。休憩所の周りは草が奇麗に刈り取ってあって、休むには絶好の場所だった。サンチャゴ巡礼路の小さな立て看もあるので巡礼用の休憩所なのかな?その先にはシンドバッドの世界のような裸の山が現れた。ちょっと異様な光景だが、石の採掘所なのかな。

     小さな村はずれに休憩所があったので、椅子に座って持ち歩いていたセブンアップを飲んで気晴らしをする。休憩所の周りは草が奇麗に刈り取ってあって、休むには絶好の場所だった。サンチャゴ巡礼路の小さな立て看もあるので巡礼用の休憩所なのかな?その先にはシンドバッドの世界のような裸の山が現れた。ちょっと異様な光景だが、石の採掘所なのかな。

  •  10時半、山の中の町Salasの広場にバルがあったのでコラカオ1.5ユーロを頼んで、外のテラス席で持参のチョコパンを食べてエネルギー補給をしておく。ここには立派な城門があるので昔は要所だったのが想像できる。広場の一角にはアルベルゲ・ミゲールが面して建っていた。立地良すぎだろう。ここにも泊まることができたのか、私営だから知ってても泊まらないけど。<br /><br /> 歩き出したらすぐまたカミーノを見失う。でも昼間だから町の人に聞くことができるので問題ない。年配の婦人に聞いたらこの人はカミーノを知らなかったが、次におじさんに聞いたらこの人は知っていて教えてくれる。やっぱり男の方が道に詳しいのは万国共通か。

     10時半、山の中の町Salasの広場にバルがあったのでコラカオ1.5ユーロを頼んで、外のテラス席で持参のチョコパンを食べてエネルギー補給をしておく。ここには立派な城門があるので昔は要所だったのが想像できる。広場の一角にはアルベルゲ・ミゲールが面して建っていた。立地良すぎだろう。ここにも泊まることができたのか、私営だから知ってても泊まらないけど。

     歩き出したらすぐまたカミーノを見失う。でも昼間だから町の人に聞くことができるので問題ない。年配の婦人に聞いたらこの人はカミーノを知らなかったが、次におじさんに聞いたらこの人は知っていて教えてくれる。やっぱり男の方が道に詳しいのは万国共通か。

  •  ずっと寂しい山の中で細い上り坂が続くが半月前の銀の道で経験した5キロも続く急坂よりずっとマシ。でも30分以上も上っているとさすがに疲れてくる。

     ずっと寂しい山の中で細い上り坂が続くが半月前の銀の道で経験した5キロも続く急坂よりずっとマシ。でも30分以上も上っているとさすがに疲れてくる。

  •  途中、間違いやすそうな分岐に来ると、木の枝や石を矢印形に並べてあった。前を行く巡礼者が作ってくれたのだろうか、こんな山の中で間違った方向に行くのはまっぴらだ。こういうのは本当に助かる。

     途中、間違いやすそうな分岐に来ると、木の枝や石を矢印形に並べてあった。前を行く巡礼者が作ってくれたのだろうか、こんな山の中で間違った方向に行くのはまっぴらだ。こういうのは本当に助かる。

  •  二つ目の矢印の写真を撮っていたら駆け上がってくる巡礼がいたのでビックリ。話してみると北の道にあるビルバオからやって来た巡礼なので、去年はビルバオに泊まったことを片言スペイン語でお喋りする。見送ったら、また急坂を走って上がっていった。どんだけ体力があるんだよ。でも長い坂の上の方では歩いてたな。<br /><br /> そろそろ目的のボンディアナ村が近いかなと思い、雨の当たらない屋根の下に移動してタブレットで確認する。通り越すのを心配していたが、まだ少し先だった。GPS大助かり。

     二つ目の矢印の写真を撮っていたら駆け上がってくる巡礼がいたのでビックリ。話してみると北の道にあるビルバオからやって来た巡礼なので、去年はビルバオに泊まったことを片言スペイン語でお喋りする。見送ったら、また急坂を走って上がっていった。どんだけ体力があるんだよ。でも長い坂の上の方では歩いてたな。

     そろそろ目的のボンディアナ村が近いかなと思い、雨の当たらない屋根の下に移動してタブレットで確認する。通り越すのを心配していたが、まだ少し先だった。GPS大助かり。

  •  村もアルベルゲも巡礼路沿いにあったので、すんなりアルベルゲに到着することができる。まだ時間前だし入り口は施錠してあったので、アルベルゲ前に設置してあった細いベンチに座って待つことにすると、すぐオスピタレロが車でやって来た。タイミング良すぎ。<br /><br /> 準備があるのでまだオープンは出来ないが、モチーラ(ザック)は中に入れて食事をしてきたらと言うのでそうすることにする。早速、ペンデュエルスのアルベルゲのことを言ってみると勿論知っていたし、その後に泊まったアマンディのオーナーとも友達だそうだ。Wi-Fiがあったので、私のタブレットに登録してあるアマンディのサイトを見せて上げる。それらのアルベルゲはどこも宿賃はドナティーボで2食の食事が付いて洗濯までしてくれる方式なので、こういうアルベルゲの同盟みたいのがあるような口ぶりだったが本当の所は分からない。いずれにしても、とっても有り難いアルベルゲ同盟には違いない。

     村もアルベルゲも巡礼路沿いにあったので、すんなりアルベルゲに到着することができる。まだ時間前だし入り口は施錠してあったので、アルベルゲ前に設置してあった細いベンチに座って待つことにすると、すぐオスピタレロが車でやって来た。タイミング良すぎ。

     準備があるのでまだオープンは出来ないが、モチーラ(ザック)は中に入れて食事をしてきたらと言うのでそうすることにする。早速、ペンデュエルスのアルベルゲのことを言ってみると勿論知っていたし、その後に泊まったアマンディのオーナーとも友達だそうだ。Wi-Fiがあったので、私のタブレットに登録してあるアマンディのサイトを見せて上げる。それらのアルベルゲはどこも宿賃はドナティーボで2食の食事が付いて洗濯までしてくれる方式なので、こういうアルベルゲの同盟みたいのがあるような口ぶりだったが本当の所は分からない。いずれにしても、とっても有り難いアルベルゲ同盟には違いない。

  •  アルベルゲは手作り感満載で現在も絶賛改築中なのか、大工道具がそこら中に置いてあった。屋根まで自分で葺いたそうで、そのときの写真を盛んに見せてくれる。薪ストーブの煙突付近の板が黒こげになってるので、これ危ないんじゃない?と指摘してみたが、へーきへーきとでも言っているのか、平気の根拠を説明してくれてるようだが何を言ってるのかさっぱり分からない。<br /><br /> 食事が出来るバルまでは遠いので今晩の買い物がてら車で送ってくれるそうだ。濡れたTシャツだけ着替えてオーナーの車に乗せて貰う。バルまではやっぱり結構の距離があった。帰りは歩くことになるので30分は掛かりそうだな。<br /><br /> 入ったバルには山の中で会った先程のマラソン巡礼が食事中だった。同じテーブルに誘ってくれたので、また片言スペイン語でお喋り。バカシオネス(バカンスね)の期間が決まっているので一日平均40kmを歩き走っているそうだ。フェイスブック友達になろうと言うので名前を交換し、その場で繋がることができる。父親が私と同い年だそうだ。私のスペイン語は知ってる単語を並べる程度だけど、このくらいだと何とかなる。

     アルベルゲは手作り感満載で現在も絶賛改築中なのか、大工道具がそこら中に置いてあった。屋根まで自分で葺いたそうで、そのときの写真を盛んに見せてくれる。薪ストーブの煙突付近の板が黒こげになってるので、これ危ないんじゃない?と指摘してみたが、へーきへーきとでも言っているのか、平気の根拠を説明してくれてるようだが何を言ってるのかさっぱり分からない。

     食事が出来るバルまでは遠いので今晩の買い物がてら車で送ってくれるそうだ。濡れたTシャツだけ着替えてオーナーの車に乗せて貰う。バルまではやっぱり結構の距離があった。帰りは歩くことになるので30分は掛かりそうだな。

     入ったバルには山の中で会った先程のマラソン巡礼が食事中だった。同じテーブルに誘ってくれたので、また片言スペイン語でお喋り。バカシオネス(バカンスね)の期間が決まっているので一日平均40kmを歩き走っているそうだ。フェイスブック友達になろうと言うので名前を交換し、その場で繋がることができる。父親が私と同い年だそうだ。私のスペイン語は知ってる単語を並べる程度だけど、このくらいだと何とかなる。

  •  アルベルゲに歩いて戻ると近くの教会が凄く良いから見てきてと、教会入り口の鍵を貸してくれる。教会の鍵まで持っているこのオーナーって村に取ってどういう人なんだろう?まさか神父じゃないよな?開けにくい鍵を何とか開けて中を見てくる。うーん、特にどうと言うことのない教会のようなんだがな。ま、村に取っては貴重な教会なのは想像できる。今度は閉めにくい鍵を何とか施錠してアルベルゲに戻ると、他の巡礼が到着してきていて一気に賑やかになる。

     アルベルゲに歩いて戻ると近くの教会が凄く良いから見てきてと、教会入り口の鍵を貸してくれる。教会の鍵まで持っているこのオーナーって村に取ってどういう人なんだろう?まさか神父じゃないよな?開けにくい鍵を何とか開けて中を見てくる。うーん、特にどうと言うことのない教会のようなんだがな。ま、村に取っては貴重な教会なのは想像できる。今度は閉めにくい鍵を何とか施錠してアルベルゲに戻ると、他の巡礼が到着してきていて一気に賑やかになる。

  •  楽しい夕食の時間が始まった。今晩の宿泊者は私を入れても5人なので食卓もゆったり座れるが、昨日はもうひとつのテーブルも使って満員だったので、一日違えば別の風景がありそうだ。(左一番手前がオーナー)<br /><br /> 食後もペチャクチャとお喋りの時間が続き、そしたら隣の女性は本物の歌手らしい(写真右奥)。アカペラで歌いだしたら、一瞬でその場の空気を彼女の世界に変えてしまった。鳥肌が立ちそう。プロの歌手って凄いんだなと思った。デジカメをテーブルの上に置いてたので、すかさず動画で撮影開始。

     楽しい夕食の時間が始まった。今晩の宿泊者は私を入れても5人なので食卓もゆったり座れるが、昨日はもうひとつのテーブルも使って満員だったので、一日違えば別の風景がありそうだ。(左一番手前がオーナー)

     食後もペチャクチャとお喋りの時間が続き、そしたら隣の女性は本物の歌手らしい(写真右奥)。アカペラで歌いだしたら、一瞬でその場の空気を彼女の世界に変えてしまった。鳥肌が立ちそう。プロの歌手って凄いんだなと思った。デジカメをテーブルの上に置いてたので、すかさず動画で撮影開始。

  •  女性はバルセロナの人で、その名もモセンラット!!それってバルセロナから数十キロ離れた聖地の名前なんじゃ!?人の名前としても使えるんだったのか。ユーチューブでの活動名はPARELLUNA(パレジューナ)と言うそうなので、さっそく検索したらすぐヒットした。オーケストラをバックに歌っているのもあるので、ソプラノ歌手らしい。顔もそこそこ美人なので密かに「歌姫」と命名する。2曲目を歌う前にカメラ無しで聞いてと言うような事を言ったらしいのでそうする。

     女性はバルセロナの人で、その名もモセンラット!!それってバルセロナから数十キロ離れた聖地の名前なんじゃ!?人の名前としても使えるんだったのか。ユーチューブでの活動名はPARELLUNA(パレジューナ)と言うそうなので、さっそく検索したらすぐヒットした。オーケストラをバックに歌っているのもあるので、ソプラノ歌手らしい。顔もそこそこ美人なので密かに「歌姫」と命名する。2曲目を歌う前にカメラ無しで聞いてと言うような事を言ったらしいのでそうする。

  •  歌手なんて滅多に出会えないので一緒に写真を撮らせてとお願いしたら、モンセラットが肩を組んでくれ、私の腕を取って自分の肩に回させた。凄くフレンドリー。ベッドは2段が多かったが、平ベッドが二つ並んだ配置が1画あって、最初に到着した私は勿論そのひとつをゲットしていたが、あとから隣にモンセラットが来たので、何もある訳ないけど少しドキドキする夜となった。

     歌手なんて滅多に出会えないので一緒に写真を撮らせてとお願いしたら、モンセラットが肩を組んでくれ、私の腕を取って自分の肩に回させた。凄くフレンドリー。ベッドは2段が多かったが、平ベッドが二つ並んだ配置が1画あって、最初に到着した私は勿論そのひとつをゲットしていたが、あとから隣にモンセラットが来たので、何もある訳ないけど少しドキドキする夜となった。

  • 歩く歩く歩く2017 プリミティボの道2(2の5)へ続く

    歩く歩く歩く2017 プリミティボの道2(2の5)へ続く

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