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「我孫子市史」による龍泉寺の縁起・開山、開基とも不詳であるが、現在は第四十代という。草創についての伝説が『湖北村誌』には「伝ふる処によれば延暦年中弘法大師関東巡錫の砌、雄大縹渺たる手賀湖の風景を愛し、湖畔の岡陵中里村東原に在りし草庵に杖を留め、大師自ら波切不動尊の像を刻みて之を其の庵室に安置し、鷹法山龍泉寺と称せしと云ふ」と記してある。けだし、我孫子の寺院で最も古い草創伝承である。将門の天慶の乱のとき兵火によって伽藍焼失、大徳良仁法印再建、延慶二年1309)に後二条天皇の皇子遍智院聖雲法親王が相馬巡錫の途次ここに留庵されたとの伝えがある。ついで、嘉吉元年(1441)に開祖一世大僧正隆忠法印が東原に伽藍造営、延徳二年(1490)罹災、明応元年(1492)に復旧したが、永正五年(1508)にまた罹災したという。かくして、権大僧都永楽法印のとき現在の芝原の地に寺を移し、山号も南命山と改めた。天文年間(1532-55)のことである。末寺は14ヶ寺に及んだ。<br />参考にさせていただいたブログは下記です。<br />石仏神心 95 北総石仏 我孫子市の石仏 中峠に詳しく書かれています。<br />http://sekibutu.blogspot.com/<br />

我孫子市の中峠・龍泉寺・相馬霊場(76)・石仏

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2021/01/16 - 2021/01/16

115位(同エリア184件中)

中国の風景

中国の風景さん

「我孫子市史」による龍泉寺の縁起・開山、開基とも不詳であるが、現在は第四十代という。草創についての伝説が『湖北村誌』には「伝ふる処によれば延暦年中弘法大師関東巡錫の砌、雄大縹渺たる手賀湖の風景を愛し、湖畔の岡陵中里村東原に在りし草庵に杖を留め、大師自ら波切不動尊の像を刻みて之を其の庵室に安置し、鷹法山龍泉寺と称せしと云ふ」と記してある。けだし、我孫子の寺院で最も古い草創伝承である。将門の天慶の乱のとき兵火によって伽藍焼失、大徳良仁法印再建、延慶二年1309)に後二条天皇の皇子遍智院聖雲法親王が相馬巡錫の途次ここに留庵されたとの伝えがある。ついで、嘉吉元年(1441)に開祖一世大僧正隆忠法印が東原に伽藍造営、延徳二年(1490)罹災、明応元年(1492)に復旧したが、永正五年(1508)にまた罹災したという。かくして、権大僧都永楽法印のとき現在の芝原の地に寺を移し、山号も南命山と改めた。天文年間(1532-55)のことである。末寺は14ヶ寺に及んだ。
参考にさせていただいたブログは下記です。
石仏神心 95 北総石仏 我孫子市の石仏 中峠に詳しく書かれています。
http://sekibutu.blogspot.com/

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 成田街道の湖北駅入口より成田方向に100m程にあり。

    成田街道の湖北駅入口より成田方向に100m程にあり。

  • 真言宗南命山龍泉寺の門柱。<br />

    真言宗南命山龍泉寺の門柱。

  • 新四国相馬霊場七十六番・「新四国相馬霊場八十八ヶ所の巡り」・茨城県南に流れる利根川は別名板東太郎といいます、この川沿いの街に250年の歴史のある新四国相馬霊場八十八ヶ所が現存しています。開基された僧は、観寛光音という禅師です。

    新四国相馬霊場七十六番・「新四国相馬霊場八十八ヶ所の巡り」・茨城県南に流れる利根川は別名板東太郎といいます、この川沿いの街に250年の歴史のある新四国相馬霊場八十八ヶ所が現存しています。開基された僧は、観寛光音という禅師です。

  • 龍泉寺の山門。

    龍泉寺の山門。

  • 龍泉寺の参道。

    龍泉寺の参道。

  • 大師堂。大師堂は、明治年代の建物に代えて、正面二間、側面二間半の建物が宛てられている。

    大師堂。大師堂は、明治年代の建物に代えて、正面二間、側面二間半の建物が宛てられている。

  • 大師堂内。それは入母屋造、瓦葺、正面中央一間分が蔀戸で、半間の仏壇をつくって、木造及び石造の大師像その他の仏像が安置されている。(「我孫子市史」より)

    大師堂内。それは入母屋造、瓦葺、正面中央一間分が蔀戸で、半間の仏壇をつくって、木造及び石造の大師像その他の仏像が安置されている。(「我孫子市史」より)

  • 石祠、判読不能。正徳元年(1711)大杉大明神石祠。

    石祠、判読不能。正徳元年(1711)大杉大明神石祠。

  • 石像。地蔵か馬頭観音と思われるもの。

    石像。地蔵か馬頭観音と思われるもの。

  • 記念碑。

    記念碑。

  • 記念碑。

    記念碑。

  • 龍泉寺本堂。当寺の本尊は、不動明王及び二童子で、内陣の厨子に納めてある。

    龍泉寺本堂。当寺の本尊は、不動明王及び二童子で、内陣の厨子に納めてある。

  • 大きな石塔。立派な寛永六年(1629)寶篋印塔。宝篋印塔は供養塔の一種で、中に『宝篋印荼羅尼経』を納めたのでこの名がある。蓋の四隅に馬耳状の飾りがあるのが特色で,それが垂直に近く立っているのは中世のもので,外側にはり出しているのは近世のものである。

    大きな石塔。立派な寛永六年(1629)寶篋印塔。宝篋印塔は供養塔の一種で、中に『宝篋印荼羅尼経』を納めたのでこの名がある。蓋の四隅に馬耳状の飾りがあるのが特色で,それが垂直に近く立っているのは中世のもので,外側にはり出しているのは近世のものである。

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