我孫子市の中峠・俊作一石七観音・石仏

2021/01/16 - 2021/01/16

観音菩薩は多くの人々を救うため相手に応じて３３種類に姿を変えるとされています。 そこから生じた三十三観音も存在しますが、それとは別に六道世界の衆生（しゅじょう）を救うとされた六変化（へんげ）の観音があり、それを六観音と呼びます。六観音の構成は真言宗と天台宗で人間道を担当する観音に違いがあります。 異なる両者の六観音をすべて含めたものが七観音です。真言宗は六道に千手観音（地獄）・聖観音（餓鬼）・馬頭観音（畜生）・十一面観音（修羅）・准胝じゅんてい観音（人界）・如意輪観音（天界）です。天台宗は准胝観音を入れ替え、不空羂索ふくうけんじゃく観音を加えます。両者を合わせた物が七観音です。末法思想の広がりとともに、１０世紀の貴族社会でまず六観音の信仰が始まり、それが１１～１２世紀に七観音の信仰へと変化していきました。七観音に楊柳観音を加えたものは八大観音と呼ばれています。石仏では七体を個別に、または一石に七体を刻むものの２種類があります。これは一石に七体を刻むもので、一石百観音（秩父３４観音、坂東３３観音、西国３３観音）と言う物も有る。数が多ければ御利益も多いのでは。
参考にさせていただいたブログは下記です。
石仏神心　95　北総石仏　我孫子市の石仏　中峠に詳しく書かれています。
http://sekibutu.blogspot.com/

エリア 我孫子(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田線湖北駅前の大通りの一本西の路地に有ります。中峠1118先。

Ｔ字路の角にある覆い屋。

石造物４基が並ぶ。元禄十三年（1700）に安置。

嶺南祖道沙彌霊。墓石。安永。

我孫子で唯一の一石七観音、

深明沙彌。墓石。

同会。墓石。享保十二年