我孫子市の中峠・中里庚申堂・石仏

2021/01/16 - 2021/01/16

この中峠上庚申塚と、亀田稲荷、中里の庚申塚を南北に結んだ里道で、中峠村が東西に上区と下区に分けられていることが分る。庚申塚や稲荷は、信仰の対象として祀られたものであろうが、一方で村や地区の境をも示している。同様なことは新木村でも言える。新木の葺不合神社前を布佐よりに国道356号を少し進むと、国道の南側に寛文10年2月（1670年）に建立された勢至菩薩の舟形碑が祀られている（初回の発表で、所在不明としたが半年後位に無事もどされ、もとの位置より1m位奥まった所に祀られている）。ここの小字は「セイシ前」で、隣りが「南」。「セイシ前」と「南」の間には、手賀沼方向に向かって里道が通じておりこの里道を境として西側が上新木、東側が下新木で、勢至菩薩の舟形碑は、この里道の入口、角に祀られ境の標ともなっている。我孫子市史研究センター会報　　第１１６号　飯白 和子氏。
参考にさせていただいたブログは下記です。
石仏神心　95　北総石仏　我孫子市の石仏　中峠に詳しく書かれています。
http://sekibutu.blogspot.com/

エリア 我孫子(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田線湖北駅前の大通りの一本西の路地に有ります。

成田線湖北駅。

角に判読不明の石造物があります。

民家の前に有る中里庚申堂。

堂内に正徳元年の青面金剛像塔が祀られています。

小さな石覆屋には大師坐像に地蔵の首を継いで祀っています。

判読不能の石柱。お堂右にも小さな大正元年猿田彦塔が置かれていて昔は庚申塚として存在していた。

破損している二十三夜供養塔。

庚申塔。お堂左には昭和１７年の文字庚申塔。

庚申塔。明治３５年の文字庚申塔。

庚申塚再建記念。昭和５８年庚申塚再建記念碑が住民の信仰の篤さを表しています。