横浜ベイエリアで乗りもの三昧【親子で東京往復記2020年11月編その2】

2020/11/16 - 2020/11/16

　「第３波」の中、我が子の診察は無事に終了。気晴らしに、密を避けつつ横浜のベイエリアにお出かけしてみました。

エリア 横浜(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

　新横浜グレイスホテルで、２日目の朝を迎えました。
　「看板の裏」しか見えない部屋かと思いきや、目を凝らすとランドマークタワーを発見！

新横浜グレイスホテル 宿・ホテル

　ヨメさんが外出準備をしている間、僕は我が子と、朝のお散歩に出かけました。
　新横浜駅は、見上げんばかりの立派な駅ビルです。新横浜周辺で働く人も多いようで、朝８時台、駅からペデストリアンデッキには人の流れがありました。

キュービックプラザ新横浜 ショッピングモール

　駅前は、整然とした区画にビルが林立。街路樹は緑豊かです。いかにも計画都市といったところで、風情はない分、歩きやすい街並みでした。

　ビル街はものの数分も歩けば終わり、見上げれば広がる秋の空。極めて狭い範囲に、高密度な街が作られているんですね。

新横浜駅前公園 公園・植物園

　はじまったばかりの紅葉を眺められる、気持がいい散歩道です。

　ベビーカーから降ろせば喜んで歩くのかと思いきや、歩道の砂利をひたすら芝生に投げ込むという、凡個性的な遊びに没頭してました。

　築地の病院へは、横浜線で東神奈川に出て、京急～都営を乗り継ぐのが一般的なルート。しかし９時台ではまだラッシュの続きで、密を避けるべく新幹線に逃げてみました。
　券売機のうち２台は、東京・品川方面へのきっぷ専用。枚数すら選択できず、さっと来てぱっと買える券売機です。

新横浜駅 駅

　上り「のぞみ」は乗る人の方が多く、新横浜～品川・東京間の短区間利用は人気があるみたい。朝の時間帯には、指定席の空席も解放されているそうです。
　東京駅まではわずか20分。870円を課金する価値は充分にある「ワープ」でした。

　東京駅からは都営バスに乗って築地へ。11時過ぎには無事に診察を受けられ、今月も異常なしの診断でした。ただただ、ただただ感謝です。
　長蛇の列の会計を済ませば、今回のミッションは終了。展望レストランでランチしました。気持ちも軽くなったところで、気晴らしに行きますか。

国立がん研究センター カフェテリア サンデー グルメ・レストラン

　とはいえ、警戒すべき第３波。電車に乗る時も、いろいろと気遣います。
　築地駅から、日比谷線の最新鋭・13000系に乗車。ドア横の袖仕切りが大型なので、ドア横に座ると周囲からの飛沫が飛んでこない安心感があります。

築地駅 駅

　中目黒駅で、東急東横線に乗り換え。「Ｆライナー」の愛称が付いた特急でした。
　アップダウンのある、上品な雰囲気の住宅街を抜ければ、ミナト横浜です。

中目黒駅 駅

　みなとみらい線に直通し、終点、元町・中華街駅に到着。地下と思えぬボリュームがある、ドーム天井が特徴的です。

元町・中華街駅 駅

　まだまだ新線のイメージがあるみなとみらい線も、2004年の開業からはや16年が経過。トイレは最新仕様にリニューアルが図られていました。
　多目的トイレには、おむつ専用のごみ処理機が設置されていて大助かり。ショッピングセンターや百貨店ならともかく、普通の駅には珍しい設備ですよね。

　都会の並木も、いい感じに色付いてきました。

　道を渡って、山下公園へ。前回、鶴見まで来ながら「横浜らしい」風景に触れられなかったので、今回はミナト横浜を実感できるところまで来てみたかったのです。

山下公園 公園・植物園

　なになに、横浜港観光船？ 周遊コースだけではなく、シーバスなら、みなとみらいや横浜駅までの片道乗船もＯＫというのがいいですなあ。
　みなとみらいまでなら、運賃も440円ととってもお手頃。え、次の船は10分後？

シーバス 乗り物

　あれだけ来たがってた山下公園なのに、滞在数分で終わってしまいました(笑)。
　でも氷川丸を、海から間近に眺められたし…

氷川丸 名所・史跡

　1981年生まれの僕としては、都会の吊り橋といえば、レインボーブリッジより横浜ベイブリッジ。海から眺めると、いっそう構造美が映えます。

横浜ベイブリッジ 名所・史跡

　陸側に目を移せば、大さん橋が見えてきました。まるで土木構造物かのうように、大地に根付いた建築物は、今もって衝撃的です。

横浜港大さん橋国際客船ターミナル 名所・史跡

　そして桟橋には、「飛鳥」が停泊中。コロナ禍で、輪をかけて苦戦を強いらる業態ですが、定員を減らしながら少しずつ運航を再開しているようです。
　シーバスはガラガラで、換気もよく、横浜の風景を安心して楽しむことができました。

飛鳥II 乗り物

　みなとみらいで下船して、臨港パークまで歩いてきました。ベイブリッジを望む、広々とした公園です。

臨港パーク 公園・植物園

　が、我が子はやはり芝をむしり、換気口？に乗せるという凡個性的な遊びに熱中。楽しいなら、まあいいか。
　近隣の保育園の遊び場にもなっていて、保育士さん、「今日は人が多いので、気を付けて遊びましょうね」と呼びかけていました。これでも多いんだ…

　公園からみなとみらい駅までは約700ｍと、やや距離があります。しかもバリアフリーなルートがなく、ちょっと面倒だなと思っていたら…

　なんだかかっこいいバス停を発見。ベイエリアを結ぶ連接バスが走っているらしく、10分後にはバスの便があるようなので、待ってみることにしました。

パシフィコ横浜 (横浜国際平和会議場) 名所・史跡

　待ち時間の間に、２階建てバス現る。しかも２階には向かい合わせのテーブルがあり、食事を楽しむ人たちの姿が。これがウワサのレストランバスってやつか！
　バスなんて揺れるし、メシ食うなら列車でしょ、と思ってましたが、実際に見てみるととても楽しそう。街との距離が近い分「優越感」も強そうです。乗ってみたい！

　定刻から遅れること10分ほどで、ネイビーブルーの車体が姿を見せました。周囲のクールなビル街が背景によく似合う、シックでかっこいい外観です。
　7月23日から走り始めたばかりだそうで、横浜駅から山下公園や中華街までを循環運行しているとのこと。

ベイサイドブルー 乗り物

　うねうねと曲がるバスには、乗り物としての楽しさがあります。

　そしてワイドな窓いっぱいに映るのは、みなとみらいのビル街。いろんなビルを巡って行くので、足は遅いけど、車窓観光を楽しめました。
　横浜駅から山下公園まで、片道でシーバス、片道でベイサイドブルーに乗れば、移動しながら、海から陸からみなとみらいの風景を堪能できそうです。

　横浜駅改札前、という独特な名前のバス停が終着でした。白抜き明朝体の「横浜市営」の文字が、またかっこいいです。

横浜駅 駅

　横浜線でホテルに戻ると、清掃が入り、パリっとしたシーツが復活していました。
　子どもが落ちないよう、壁側に寄せていたマットレスの位置はそのままで、気の利くベッドメーキングに感謝。

　晩ご飯は、新横浜駅ビルのレストラン街にある、自然食バイキング「はーべすと」に来てみました。かなり空いていたし、料理を取る時は手袋必須なので、安心です。
　GoToクーポンが使える旨の掲示はなかったけど、聞いてみれば、紙クーポンのみ使用可能とのこと。電子クーポン対応は申請中で、まぎらわしくないよう、掲示を見合わせていたとのこと。律儀！

自然食バイキング はーべすと キュービックプラザ新横浜店 グルメ・レストラン

　お店の名前通り、体が喜びそうなメニューが勢ぞろい。我が子も、おいしそうに食べていました。
　バイキングレストランは、コロナ禍で打撃を受けた外食産業の中でも、さらに苦しむ業態のひとつ。はーべすとも11月15日まで営業自粛していて、復活したばかりのタイミングでした。

　大きな窓からは、コンパクトながらに明るい新横浜の街並みを見下ろせます。
　第３波とあって、営業再開したばかりにも関わらず、お店はがら空きでした。どうか早く収束して、いろんな業態が元気を取り戻してほしいです。